Em508形、Em509形(Ем508、Ем509)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 03:44 UTC 版)
「地下鉄Em形電車」の記事における「Em508形、Em509形(Ем508、Ем509)」の解説
1970年から1973年にかけてモスクワ地下鉄向けに製造が行われた形式。車体はEm501形、Ema502形、Emkh503形と同型であった一方、電気機器や空気圧縮機などの主要機器はムィティシ機械製造工場が製造していたEzh形(ロシア語版)と同一のものが使用された。編成は先頭車のEm509形(81-509形)、中間車のEm508形(81-508形)で構成され、Em509形には自動運転システムに対応した機器や無線装置が備わっていた。 フィリョーフスカヤ線を始めとするモスクワ地下鉄各線で運用に就いたが2010年までに営業運転から退き、保存車両(Em508形3941)を除き全車廃車された。また1983年以降はEzh形と共に一部車両がバクー地下鉄へ譲渡されたもののこちらも全車廃車となっている。 なお、Em508形の同型車として1974年から1979年にかけてEm508T形(Ем508Т)の製造が実施されている。
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