Em501形、Ema502形、Emkh503形(Ем501、Ема502、Емх503)
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Em形の設計を基にI.E.エゴロフ工場で改良が行われた独自の形式。1969年に試作車1両が製造された後、Em形に代わり1971年から1980年にかけて量産が行われた。自動運転用の機器や無線の操作がしやすいよう運転台に改良が加えられている他、量産車は車体の強度を増すため窓回りのビードの数がそれまでの2本から3本に増加している。 当初は自動運転用の機器を搭載した先頭車のEma502形(81-502形)、自動運転の切り替えスイッチのみが設置された先頭車のEmkh503形(81-503形)、中間車のEm501形(81-501形)が製造されたが、1973年以降に製造された先頭車はEma502形に統一された。また1974年に以降製造された車両には自動運転システムや自動速度制御システム(АРС)を含む総合自動列車制御システムの"KSAUP"(КСАУП)が搭載された。他にも台車中央部の枕バネの強化や軸箱の形状変更など幾つかの改良が実施されている。 製造後はレニングラード地下鉄に導入されたが、一部車両は1979年にキエフ地下鉄への譲渡が行われている。 キエフ地下鉄で運用に就く編成 塗装が変更された車両も存在する(キエフ地下鉄)
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