Destiny_2とは? わかりやすく解説

Destiny 2

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/05/29 21:37 UTC 版)

Destiny 2
ジャンル アクションロールプレイングゲームFPS、ルーターシューター[1]
対応機種 PlayStation 5
PlayStation 4
Xbox One
Xbox Series X/S
Microsoft Windows
Stadia
開発元 バンジー
発売元 アクティビジョン(2018年〜2019年)
バンジー(2019年〜)

[PS4]ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア
[XBOne]マイクロソフト(ダウンロード販売のみ)
ディレクター クリストファー・バレット
ルーク・スミス
ライアン・エリス
音楽 マイケル・サルヴァトーリ
スカイ・ルーウィン
Cポール・ジョンソン
人数 1人以上(オンライン専用)
発売日 [PS4/XBOne]2017年9月6日
[Windows]2017年10月24日
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Destiny 2』(デスティニーツー)は、バンジーが開発し、『Destiny』の続編として2017年9月6日に販売されたオンライン専用のマルチプレイヤー・アクションロールプレイング・FPSゲーム。2019年10月2日以降『Destiny 2 新たな光』として基本プレイ無料となった[注釈 1]

日本国内ではPlayStation 4版はソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジアから、Xbox One版は日本マイクロソフトからそれぞれ発売された。

対応プラットフォームはPS5,PS4対応している[2]。さらに、2021年8月26日(シーズン15)からプラットフォーム間のクロスプレイに対応している。

PS4版、Xbox One版は2017年9月6日に全世界で同時発売された[3]。Windows版はブリザード・エンターテイメントが運営する「Battle.net」独占タイトルとして2017年10月24日に発売された。

Windows版は開発元のBungieが販売元のActivisionとのパートナー契約を解消したことに伴い、2019年よりSteamで配信されている。同時にストリーミングサービスGoogle Stadiaに対応。

2026年6月10日のアップデートをもって、約9年間続いたライブサービスコンテンツのアップデートが終了する(前作を含め、『Destiny』フランチャイズのアップデートは12年間続いた)。「影と秩序」、そして「予言の年」のあとに予定されていた2つの拡張コンテンツ「Shattered Cycle(原題)」、「The Alchemist(原題)」は開発中止となり、Bungieは新たなゲームの開発に着手する。

前作と同様、開発が終了した後も、サービスは継続し、引き続きプレイ可能。

ゲームプレイ

一人称視点シューティングにロールプレイングとMMOの要素を組み合わせた共有ワールド型ゲームで、プレイヤー(ガーディアン)は武器と固有の超能力を駆使しながらPvE とPvPの両アクティビティに参加する。シリーズ従来のマッチメイキングに加えて、本作ではクランが追加メンバーを募る「ガイド付きゲーム」システムが導入された。各ロケーションにはストーリーミッションだけでなく、3人用アクティビティ「ストライク」、1~3人用高難易度アクティビティ「迷宮」、6人用高難易度アクティビティ「レイド」、パトロールやパブリックイベントなどが用意され、PvPではエリアコントロール型やデスマッチ型のモードが選択できる。

あらゆるアクティビティで経験値を獲得し、シーズンランクアップをめざし、報酬を手に入れ、キャラクターを成長させることが、おおまかなゲームプレイ。キャラクターは作成時にウォーロック、ハンター、タイタンの3種のクラスを選択できる。この3つは、操作感や装備、ゲーム体験にまで影響が及ぶほど個性が分かれている。プレイヤーはキャラクターを3人まで作成できるため、全クラスをプレイ可能。また、クラスの中でも、それぞれ固有のスキルと6つのサブクラス(アーク、ソーラー、ボイド、ステイシス、ストランド(拡張コンテンツ『光の終焉』が必要)、プリズム(拡張コンテンツ『最終形態』が必要)がある。サブクラスはモジュール化された「かけら」と「特性」で細分化され、ビルドの自由度が高い。また、キャラクター作成時に選択できる種族(人間/アウォークン/エクソ)は外見のみの要素で、ゲームプレイには影響しない。

武器は「キネティック」「エネルギー」「パワー」の3スロット制。のちに『孤独と影』で柔軟な入れ替えが可能となった。防具は『影の砦』で「アーマー2.0」へ刷新され、属性付きエネルギー値と6種の基礎ステータスを持つようになり、任意のMODを装着してクールダウン短縮やダメージ軽減を細かく調整できる。また武器にはアクティビティごとの固有パークが付き、 『漆黒の女王』で実装された「武器形成」ではパターン習得後に素材を使って性能を再構築できる。

PvEコンテンツでは地球、EDZ、ネッススをはじめ、拡張コンテンツごとに水星、夢見る都市、月、衛星エウロパ、玉座の世界、ネオムナ、ペイルハートなど探索可能なロケーションが存在(かつては衛星タイタン、衛星イオ、入り組んだ岸辺などがあったが、現在はパトロールエリアとして探索できない。特定のアクティビティでのみ探索できる)。各ロケーションには失われたセクター、パトロールビーコンなど探索要素があり、さらに着地地点が複数あるため、プレイヤーは星を離脱せずにワールドマップから直接別目的地へ移動できる。エンドコンテンツではナイトフォールストライク、迷宮、レイドが用意され、強力な報酬でパワーレベルを引き上げる。かつてはパトロールエリアでは「アドベンチャー」の要素があったが、廃止された。

PvPは「クルーシブル」とよばれる。ローンチ時は4vs4に縮小されたが、現在はクイックプレイが6vs6に戻り、ランブルやサバイバルなど複数のプレイリストが週替わりで提供される。期間限定の「アイアンバナー」は『孤独と影』以降パワー差を有効化し、競技性が強化された(現在はパワー差が無効化)。また、PvEとPvPを融合させた4vs4の「ギャンビット」モードでは、敵AIを討伐してかけらを集める一方で相手側へ侵入し妨害するハイブリッドな競技が展開される。

システム

プレイヤーは主人公となるガーディアンのキャラクターメイキング、3種類のメインクラスを選択してゲームを進行する。メインクラス3種類のキャラクターを製作可能。

種族

キャラクターメイキングでは3種の種族、それぞれ男性と女性で用意されている。

人類
トラベラーの黄金時代を経て一度は滅亡寸前まで追いやられた存在である。地球を中心に再興を遂げ、「シティ」を築いて最後の安全圏を守り続けてきた。ガーディアンとして再誕した人類は、意志の強さと多様な思考を武器に、様々な種族との戦いに挑む。
アウォークン
宇宙の彼方で光と闇が交錯した時に生まれたとされる神秘的な種族で、青白い肌と超然とした雰囲気を持つ。彼らの故郷は「リーフ」と呼ばれる小惑星帯であり、かつてはマラ・ソヴ女王の統治の下で半独立国家を形成していた。人類と同じくガーディアンとして選ばれることもあり、理知的かつ感情を抑制した振る舞いが特徴。光と闇の両方に触れた存在として、宇宙の均衡を読む鍵を握る種族とされている。
エクソ
黄金時代に人類の魂を機械の体へと移植することで生まれた人工生命体であり、かつて戦争機械として設計された背景を持つ。彼らは肉体こそ機械であるが、記憶や感情、人格は人間に由来するもので、しばしば“リセット”による記憶喪失を経験する。ナンバリングによってその再起動回数が示されており、例として「ケイド6」は6回、「バンシー44」は44回のリセットを受けた個体である。現在ではガーディアンとして生き、機械的な冷静さと人間らしい衝動の二面性を併せ持っている。

メインクラス

タイタン
防御と戦術に優れた戦士であり、「壁」として仲間を守る役割を担うクラスである。古くから都市を守る番人として存在し、秩序、規律、そして献身を重視する思想を持つ。肉体的にも精神的にも屈強で、敵陣に突撃して破壊をもたらすと同時に、仲間の前に立ちはだかる盾としても機能する。装甲を重視したデザインと、接近戦に長けたアビリティ群が特徴であり、「サンブレーカー」や「センティネル」など、力強さを象徴するサブクラスが多く存在する。
ハンター
機動力と精密さに優れたクラスであり、孤独な開拓者、追跡者、そして狙撃手として描かれることが多い。都市の外で生き延びた経験からくる生存本能に優れ、俊敏な動きと致命的な一撃を持ち味とする。クロークを特徴とし、短時間で高火力のスキルを叩き込むスタイルを持つ。また、特殊能力に応じて姿を消したり、精密な武器による攻撃を強化するなどの戦術的選択肢を持つ。
ウォーロック
光の力を学術的・神秘的に解釈し、魔導士のような存在として描かれるクラスである。知識の探求者として、宇宙の真理と光の秘密を解き明かすことに強い関心を持ち、戦場ではその知識をもとに強力な魔法的攻撃や味方の強化を行う。攻防のバランスが取れた多様なアビリティを持ち、浮遊しながら戦う特徴的な動きが可能である。特に範囲攻撃や回復、バフなどを駆使した中~長距離戦に強みを持つ。

サブクラス

上記のメインクラスには以下のサブクラスが用意されている。これらのサブクラスはストーリークエストを進行する事によって開放される。

メインクラス毎にスキルが異なり、スーパーチャージ完了になるとスーパースキルが使用可能。

アーク
雷電のエネルギーを操る光の力であり、速度と破壊力を象徴する。俊敏性や瞬間火力に特化しており、回避や突進といった高速移動を強化するアビリティが多い。タイタンは雷の拳で敵を粉砕し、ハンターは瞬時に距離を詰める「アークポール」を、ウォーロックは範囲雷撃を用いた連鎖攻撃を得意とする。攻撃的かつ流動的な戦闘スタイルが求められる。
すべてのクラスに共通して“高速移動・連鎖電撃・過電流”という三つのコンセプトを共有する。「荒天の中を駆け抜け、稲妻そのものになる感覚」をコンセプトに、ダイナミックな立体機動と瞬間火力が両立する点が最大の特徴である。『宙賊のシーズン』の実装時に「特性」と「かけら」によってビルド幅が大きく拡張され、各クラスは「増幅状態」という共通状態を得た。増幅状態中は移動速度・スライディング距離・武器ハンドリングが大幅に向上し、追加効果として回避行動(ハンター)、バリア展開(タイタン)、グライド制御(ウォーロック)が強化される。増幅状態はキルや特定の近接・グレネード命中で延長可能で、立ち回りのテンポを加速度的に高める設計となっている。
アークは状態異常として「感電」と「目つぶし」を持つ。感電は対象に連鎖電撃を付与し、追加ダメージと範囲拡散を誘発するため、雑魚密集地で特に有効。目つぶしはPvEで敵を無力化し、PvPでは一時的に視界とレーダーを奪うため、攻守の切り替え点を作りやすい。これらはグレネード直撃や特定のかけら、サージ近接など多彩なトリガーで発動し、“スピードと制圧”というアークの本質を支える。
ソーラー
太陽の炎と再生を司る光の力で、攻撃と回復の両側面を持つ。焼灼による持続ダメージや自己回復、仲間の強化が主な役割となる。タイタンは「サンブレーカー」としてハンマーを投げつけ、ハンターは「ガンスリンガー」として精密射撃を行い、ウォーロックは「ドーンブレード」によって空中から炎の刃を振るう。持続的な戦闘支援とフィニッシャー性能に優れる。
ボイド
重力と空間そのものを操る光の力で、抑制、吸引、不可視などの多様な効果を持つ。制御と戦術を重視し、状況を支配する力として知られる。タイタンは敵の攻撃を無効化するバリアを展開し、ハンターは姿を消しながら高精度の奇襲攻撃を行い、ウォーロックは敵を吸い込み爆発させる力を発揮する。範囲制御やデバフ効果に強みがある。
ステイシス
暗黒の力に由来し、氷のような構造物を形成し敵の動きを封じることに特化する。制圧や鈍化、凍結といった状態異常を主軸とした戦術が特徴。各クラスとも敵の動きを妨げつつ、自らの位置取りを有利に保つ手段を得ている。
ストランド
運命の糸や精神世界を操る暗黒の力とされる。空間を紡ぎ、糸によって敵を拘束したり、自らの行動を加速させることが可能である。タイタンは鋼糸を打ち出し敵を撲殺し、ハンターは糸のロープダートを振るい、ウォーロックは群体のような思念体を召喚する。流動的かつ戦略的なスキル運用が求められる力である。
プリズム
光と闇の力を統合した初の“多属性ハイブリッドサブクラス”である。従来のような一つの属性に限定されず、アーク・ソーラー・ボイド・ステイシス・ストランドの各属性から複数のスキルやアビリティを選択して自由に構築することができる。この柔軟性により、プレイヤーは戦闘スタイルを高度にカスタマイズでき、たとえば“アークの近接攻撃”と“ボイドのグレネード”を組み合わせるような戦術が可能となった。 プリズムはナラティブ上も象徴的な位置にあり、光と闇の境界を越えたガーディアンの進化形として描かれる。「トランセンデンス」という独自のシステムによって、戦闘中に条件を満たすことで一時的に超強化状態になり、選んだ2つの属性の両方を活性化させた高次元の戦闘能力を発揮する。
プリズムは「選択と融合」をテーマとしており、従来のサブクラスを極めたガーディアンが次に目指す「全属性を理解し、調和させる存在」への到達点として位置づけられている。

武器

以下の3種の武器カテゴリーを装備する。キネティックウェポンとエネルギーウェポンは弾数が無限のメイン、弾数制限がある特殊の2種類がある。

キネティックウェポン
キネティック武器は、属性ダメージを持たないか、またはストランドやステイシスのような暗黒の力を除いて、純粋な物理ダメージを与える武器カテゴリーである。主に初撃の命中精度と安定したダメージが求められる場面で有利に働き、エネルギーシールドを持たない敵に対して高い効果を発揮する。主な武器種にはハンドキャノン、スカウトライフル、パルスライフル、スナイパーライフルなどが含まれ、ヘッドショットによる精密ダメージを狙いやすいものが多い。
エネルギーウェポン
アーク・ソーラー・ボイドの属性ダメージを与える武器群で、特に敵のシールドを破壊する際に効果を発揮する。属性一致による“シールドボーナス破壊”が存在し、たとえばソーラー属性の武器でソーラーシールドを攻撃すると、シールドを爆発させて周囲にダメージを与える。キネティック武器と似た武器種が多いが、エネルギー枠にはショットガンやフュージョンライフルなどの近距離~中距離向けも多く含まれ、サブクラスとの属性シナジー構築が重要な選択軸となっている。特にPvEでは属性一致がDPS効率を左右する要素となる。
パワーウェポン
高威力かつ高リスクの戦術的兵器であり、ロケットランチャー、一部スナイパーライフル、グレネードランチャー、剣、マシンガン、一部トレースライフルなどが該当する。弾薬入手が制限されている代わりに、一撃の威力や範囲攻撃性能に優れ、ボス戦やチャンピオン級エネミーへの高ダメージを狙う場面で中心的役割を果たす。現在では「ヘビー弾」の運用が戦術全体に深く影響を及ぼす重要な要素となっている。

タイムライン

※ストーリーは別項目を参照。

タイムライン
拡張コンテンツ、各シーズン
2017 カバル大戦
オシリスの呪い
2018 ウォーマインド
孤独と影
*錬成のシーズン
2019 *放浪者のシーズン
*絢爛のシーズン
影の砦
*不死のシーズン
2020 *暁旦のシーズン
*名士のシーズン
*到来のシーズン
光の超越
*斬獲のシーズン
2021 *選士のシーズン
*永夜のシーズン
*彷徨のシーズン
2022 漆黒の女王
*甦生のシーズン
*幻影のシーズン
*宙賊のシーズン
*熾天使のシーズン
2023 光の終焉
*抗戦のシーズン
*深淵のシーズン
*魔術のシーズン
*望みのシーズン
2024 最終形態
*エピソード: 残響
*エピソード: 亡霊
*エピソード: 異端
2025 運命の境界
*奪還
*灰と鉄
反逆
*無法
2026 Monument of Triumph(原題)

1年目 (2017年度)

発売まで

3月28日、前作『Destiny』の最終アップデート「勝利の時代」の配信を翌日に控えたこの日、Bungieの公式Twitterにて突如『Destiny 2』の巨大なロゴイメージが公開。公式ブログでは、前作のキャラクターの容姿(クラス、種族、性別、顔)は引き継げるものの、すべての武器、防具、保管庫のアイテム、通貨は一切持ち越せないことが明言されており、コミュニティに巨大な衝撃と新時代への期待を与えた。

3月29日、シリーズで最も人気のキャラクター、ケイド6を主役に据えた初の映像「束の間の幸せ」が公開。前作のシリアスなトーンから一転し、ユーモアを交えた世界観の提示が行われた。同時に、2日後の3月31日に世界同時で正式発表が行われることが予告された。

3月31日、世界同時公開トレーラー「兵士よ、結集せよ」が解禁され、当初の発売日が「2017年9月8日」とアナウンス。同日の「今週のBungie」では、本作が「すべてのプレイヤーにとっての新しい始まり」であることが強調され、先行予約特典として「ベータテストへの早期アクセス権」が付与されることが発表された。

5月19日、ロサンゼルスにて、世界中のメディアやコミュニティインフルエンサーを集めた初の大規模ゲームプレイ公開イベントが開催。ここで初期『Destiny 2』の根幹をなす武器スロットの再編(キネティック/エネルギー/パワー)やPvPの4v4統一、新ロケーション(EDZ、タイタン、ネッスス、イオ)が初披露された。また、シリーズ初となるPC版の存在と、ソロプレイヤーのためのゲーム内マッチング支援システム「ガイド付きゲーム」が発表された。

6月14日、「E3 2017」のPlayStationプレスカンファレンスにて、最新トレーラー「暗黒のとき」が公開。コンソール版の発売日が当初の予定から2日前倒しされ、「2017年9月6日」になることが電撃発表。さらに、開発に遅れが生じると噂されていたPC版の発売日が「2017年10月25日」に決定したこと、および夏に実施されるベータテストの具体的なスケジュールが公開された。

7月19日〜7月24日、PlayStation 4Xbox Oneを対象としたベータテストが段階的にスタート。

8月25日、ドイツで開催された「Gamescom 2017」に合わせ、同日の「今週のBungie」では、新たな探索要素である「失われたセクター」や「アドベンチャー」、現地ベンダーであるデヴリム・ケイの仕様など、ヨーロッパ・デッドゾーン(EDZ)の詳細がテキストと映像で深掘りされた。また、間近に迫ったPC版ベータに向け、フレームレート無制限やテキストチャットの実装方針などが提示された。

8月28日〜8月31日、PCプラットフォームにおける初の実践テストが実施。4K解像度、視野角調整、21:9ウルトラワイド対応、そしてコンソール版の30fps制限を大きく超える「フレームレート無制限(最大144fps以上)」の圧倒的な動作パフォーマンスがコミュニティから絶賛を浴びた。

9月6日、PlayStation 4およびXbox Oneに向けて正式にローンチ。ゲーム中いつでもマップを開いてファストトラベルやアクティビティ確認ができるシステムや、映画的なシネマティックストーリーや洗練された初期体験はメディアからも極めて高い評価を受け、世界的な大ヒットスタートを記録。

前作の「メイン/特殊/ヘビー」という枠組みが廃止され、「キネティック:属性を持たない実弾武器(ハンドキャノン、オートライフルなど)」、「エネルギー:シールド破壊に適した属性を持つ武器(キネティックと同系統の武器種)」、「パワー:一撃必殺の威力を持つ武器(ロケットランチャー、スナイパーライフル、ショットガン、フュージョンライフル、剣など)」に変更された。前作のPvPにおいて、ショットガンやスナイパーライフルといった特殊ウェポンが実質的なメイン武器として機能しすぎていた問題を解決するため、これらをすべてパワーウェポン枠に統合。これにより、PvPにおける一撃死の頻度を下げ、純粋なプライマリ同士の撃ち合いにシフトさせようとした。同時に、武器のランダムパークを廃止し、すべての武器のパークを固定化することを発表。これにより、Bungieは個別の武器バランス調整を容易にし、PvPの競技性を高めることを目指した。

PvP、クルーシブルでは、前作の基本であった6v6(コントロール等)や3v3(オシリスの試練等)を完全に取りやめ、すべてのゲームモードを4v4へと統一。あわせて、スキルのクールダウン時間が大幅に延長され、キャラクターの移動速度も抑制された。ベータテストでは、この「スキルがなかなか溜まらず、銃撃戦がメインとなる」仕様に対して多くのフィードバックや懸念が寄せられることとなる。

Bungieは単なるコンソールからの移植ではなく、PCのために一からビルドした作品にするため、当時のActivision傘下のVicarious Visionsと共同でPC版を開発。Blizzardの「Battle.net」に組み込まれた。マウス&キーボード操作におけるリコイルの個別調整など、PC専用のチューニングが行われたことも、ベータ時点で高く評価された。


カバル大戦 (原題: Red War) - 2017年9月6日

9月13日、発売から1週間後に本作初となる6人向け最高峰アクティビティ、レイド「リヴァイアサン」が解禁。従来のレイドのような一本道の攻略ではなく、巨大なリヴァイアサン艦内の「宮殿の競技場」をハブとして、毎週異なる順番で3つの試練を突破し、最終ボスのカルス皇帝に挑むという特殊な構造が特徴だった。同日、ソロプレイヤーがクランに所属するグループとマッチングしてレイドやナイトフォールに挑戦できる「ガイド付きゲーム」のベータ運用も開始。

9月15日、前作の「オシリスの試練」に代わり、ナインをテーマにした「ナインの試練」がスタート。本作の基本方針に則り4v4で実施され、ゲームモードは「カウントダウン」または「サバイバル」の固定制。1敗もせずに7勝を挙げる「不敗」を達成したガーディアンだけが、専用のソーシャルスペース「サードスパイア」の深部へと足を踏み入れ、特別な防具や武器を手にすることができた。

9月26日、3つのファクション「デッドオービット」、「フューチャー・ウォー・カルト」、「ニューモナーキー」のいずれかにアカウント単位で忠誠を誓い、ゲーム内アクティビティを通じて「ファクションの印」を競い合う新イベント「ファクションラリー」が開催。最も印を集めたファクションは、その週の報酬として限定武器を格安(1,000グリマー)で全プレイヤーに販売し、敗北したファクションの支持者には高額(50,000グリマー)で販売するというシステムだった。第1回の勝者はデッドオービット。

10月10日、サラディン卿が主催する期間限定PvPイベント「アイアンバナー」が本作で初開催された。前作と異なり、プレイヤーのパワー値によるアドバンテージが完全廃止され、純粋なプレイスキルと武器性能のみで戦う4v4のコントロール戦となる。また、試合報酬やバウンティではなく、試合後に得られる「アイアンバナーの印」をサラディンに貢いでパッケージを受け取る「トークンシステム」へと移行した。

10月18日、最上級プレイヤー向けのハイエンドコンテンツとして、レイドの最高難易度「威光」が解禁。敵の体力や攻撃力が上昇するだけでなく、各ギミックに強制的な役割変更を強いる追加ルールが課される。クリア報酬としては、通常の防具が金色に光り輝く防具や、専用のシェーダーが用意されたが、この頃から難易度に対して報酬(固定パークの武器・防具)が見合っていないという不満がコミュニティから噴出し始める。

10月24日、コンソール版から約1ヶ月半の遅れを経て、Battle.netにてPC版『Destiny 2』が正式発売。4K解像度、フレームレート無制限、視野角調整などのに加え、マウス&キーボードに最適化されたリコイル挙動により、コンソール版とは完全に異なる体験が実現した。

11月24日、11月中旬、海外の熱心なコミュニティ(Reddit等)のデータ検証により、ゲーム内で公開イベントなどを高速で周回した際、画面に表示される取得経験値量に対し、内部データ上では最大95%もの経験値がカットされている仕様が明るみに出た。レベルアップによって得られる「ブライトエングラム」の獲得を意図的に遅らせているのではないかと炎上。Bungieは11月24日の公式ブログにてこのシステムの存在を認め、即座に該当システムを無効化することを発表。のちの運営方針を「透明性の確保」へと大きく変えざるを得ない致命的な事件となる。

前作のように「一度オービットに戻ってから次の目的地を選ぶ」という手間がなくなり、地上にいる状態から一発で別マップや別アクティビティを選択できる「ディレクター」システムが絶賛された。また、各ロケーションで突発的に発生する「公開イベント」には、特定の隠し条件を満たすことで難易度と報酬が引き上がる「英雄モード」が組み込まれ、野良プレイヤー同士が言葉を交わさずに協力し合う遊びができるようになった。

ストライク、クルーシブル、レイド、各ロケーションのパトロールにいたるまで、あらゆるアクティビティの報酬がトークン(印)に統一された。これを各ベンダー(ザヴァラ、シャックス、各ロケーションのNPC)に一定数渡すことで、ベンダーのランクが上がり、ランダムな装備が手に入る仕組み。どのプレイスタイルでも確実に報酬に繋がる、猶予のない親切な設計を目指したものだった。しかし、前作のように「アクティビティ完了の瞬間に優れた性能の武器が直接ドロップする」という瞬間が失われ、作業的に印を貢ぐだけのゲームプレイになりがちであるとして、コア層からの批判の対象となってしまう。

クランメンバーとアクティビティをこなすことで「クラン経験値」が溜まり、シーズンごとに最大5つのクラン特典(パトロールでのグリマー増加など)が得られる専用の「クランバナー」が導入された。さらに、クランの誰かがレイドや試練をクリアすると、全メンバーにその報酬エングラムが配られる仕様も追加された。

ファクションラリーは、単なる戦闘だけでなく、「失われたセクター」の周回や、パトロールの効率化が求められる期間限定イベント。当時は「どのファクションのシェーダーが一番かっこいいか」、「どのファクションの限定武器が環境を支配するか」でコミュニティが分かれ、SNS上でも大きな盛り上がりを見せた。

毎週金曜日から週リセットまで開催される「ナインの試練」と、月に1度開催される「アイアンバナー」は、当時の4v4環境における「答え合わせ」の場だった。この時点ではまだ「MIDAマルチツール」や「ラスト・ホープ」、「ユリエルの贈り物」といった特定の固定パーク武器が圧倒的なシェアを誇り、対戦環境の固定化に対する議論が「今週のBungie」のパッチノートでも毎週末のように取り上げられていた。


オシリスの呪い (原題: Curse of Osiris) - 2017年12月6日

12月6日、『Destiny 2 : オシリスの呪い』が開始。キャラクターのレベル上限が20から25へ、パワー上限が305から335へと引き上げられ、新ロケーション「水星」や新システムが多数導入。パトロールエリアとして新ロケーションの「水星」が解放。しかし、マップが非常に狭くスパローの呼び出しが禁止されていたため不満が噴出。ランダム生成空間「無限の森」も、実質ストーリーの道中でしかなく期待外れとの声が上がる。さらに、修道士バンスから石板を受け取り、各種アクティビティで素材をファームして計11種類の水星固有武器を錬成する要素、「失われた予言」が実装。加えて、新エキゾチック「プロメテウス・レンズ」の威力判定が異常高速化するバグが発生。PvP(クルーシブル)において「ビームが触れた瞬間、0.3秒未満で敵が蒸発する」という地獄と化し、ゲームバランスが崩壊した。

12月8日、レイド「リヴァイアサン」の舞台を再利用し、全く異なるルートとギミックで挑む中規模レイド「世界を喰らう船」が解禁。アスレチック要素が強く、最終ボス「アルゴス」の完成度の高い戦闘が好評だった。同日、週末限定PvP「ナインの試練」をバグのせいで中止にすることを嫌ったBungieは、エキゾチック商人シュールの販売ラインナップにプロメテウス・レンズを強制的に並べる。全プレイヤーが即死レーザーを撃ち合うお祭り(通称:レーザー・タグ・ウィークエンド)が開催。後日、参加者には記念エンブレムが配布された。

12月12日、配信の1週間後にコンテンツの寿命を延ばし、武器の「固定パーク制」による単調さを打破するための最初の試みとして「マスターワーク」が導入。入手した武器をマスターワーク化(または低確率で直接ドロップ)すると、マルチキル時に光のオーブを生成する機能と、ランダムなステータスボーナス(射程距離、安定性など)が付与された。これにより、前作印+レジェンダリーのかけら」で、画面に並んだ特定の武器や防具を直接指定して購入できる前作の仕様へ変更。

12月19日〜2018年1月9日、タワーが雪景色に包まれ、ソーシャルスペースやストライク内で「雪合戦」ができる冬の恒例イベントが開催。しかし、イベント限定の魅力的な装備やコスメティックアイテムの大部分が、課金要素である「エバーバース」のストアにロックされており、ゲームプレイを通じて入手できる枠が極めて制限されていたため、プレイヤーから激しい反発を招く結果となった。

1月11日、「暁旦」での炎上とプレイヤー数減少の危機を受け、ゲームディレクターのクリストファー・バレットが公式ブログにて声明を発表。Bungieのこれまでの準備ができるまで情報を出さない方針を撤回し、未確定の予定も含めた開発ロードマップを世界に向けて初めて提示した。ここで、エバーバースの報酬設計の見直し、レイド報酬の刷新、PvPの6v6復帰、保管庫の拡張などが約束され、コミュニティとの対話路線へと舵を切る。

1月30日、アップデート1.1.2が配信。ロードマップの公約通り、防具にもマスターワークが導入され、スーパースキル発動中に被ダメージを軽減する効果が付与された。さらに、不満の多かったレイド「リヴァイアサン」の報酬がテコ入れされ、レイド内限定で強力なバフを発揮するレイド専用防具改造パーツや、レイド完了時に確率でエキゾチックエングラムをドロップする特殊なゴーストのシェル「挑戦者のシェル」が実装され、エンドゲームとしての価値が修復された。

2月13日、2v2の特殊ルールで行われるPvPイベント「真紅の日々」が開催。「暁旦」の反省を活かし、Bungieはレベルアップ時に通常のブライトエングラムに加え、必ずイベント限定エングラムも1個もらえるシステムを導入。さらにイベントPvPの完了時や専用バウンティから直接限定アイテムがドロップする仕様に変更され、コミュニティから絶賛された。

2月27日、アップデート1.1.3が配信。発売以来不評だった「制限時間内にクリアできなければ強制ゲームオーバー」というナイトフォールの仕様が事実上撤廃された。前作に近い、「敵を倒す、オーブを生成するなどの行動でスコアを競う」システムへと返り、難易度を上げる「チャレンジカード」が導入。同時にナイトフォール固有報酬が各ストライクに低確率ドロップとして実装された。

3月27日、アップデート1.1.4が配信。1年目初期の「もっさりした挙動」を力づくで解決するため、全キャラクターの移動速度(ジャンプ、リフト、グライディング)を大幅に上方修正する大規模サンドボックス更新が実施された。スーパースキルのチャージ時間が一律で25%短縮されたほか、PvEにおけるほぼすべての武器(ハンドキャノン、パルスライフル、スナイパーライフル、ショットガン等)の威力が大幅に引き上げられた。また、PvPでは「ランブル(当初は8人、のちに6人に調整)」が週替わりアクティビティとして復活した。


ウォーマインド (原題: Warmind) - 2018年5月8日

5月8日、『Destiny 2 : ウォーマインド』が配信。多数の新要素のほか、保管庫のスロット数が200から300へと拡張され、PvPランクシステム(栄光/悪名)が導入。新ロケーション「火星」とパトロールエリアで発生する「エスカレーション・プロトコル」が実装。初期の難易度調整が苛烈を極め、推奨パワーに達していないプレイヤーは雑魚エネミーにすら一撃で葬られた。本来パトロールは3人ファイアチーム限定だったが、野良の枠を利用して身内を同じエリアに無理やりマッチングさせるという力技がコミュニティで大流行した。さらに、「グラビトン・ランス」や「スカイバーナーの誓い」が現在の性能の基礎となる能力へと変貌を遂げた。

5月11日、新たなレイド・ゾーン「星々のスパイア」が解禁。ギミックの複雑さと密度が1年目のコンテンツの中で最も高く、特に最終ボスは正確なジャンプ、エネルギーボールのリレー、全員のギミック理解が1秒のズレもなく求められる超高難易度。当時のパワーキャップの厳しさも相まって、ワールドファーストレースは熾烈を極め、クリアすらできないチームが続出した。

5月29日、大幅にリニューアルしたファクションラリーが開催。公開イベントなどをこなすとプレイヤーに最大5スタックのデバフ(回復力の大幅低下など)がかかる代わりに報酬が増える「名声」システムが導入された。しかし、最高峰のPvE武器だった「グラビトン・ランス」等のエキゾチック媒体が、期間中(1週間)にファクションランク50に達しないと手に入らない仕様だったため、プレイヤーはデバフ状態で地球の失われたセクターをロボットのように何百回も周回することを強いられた。過酷すぎる義務感への批判から、ファクションラリーというイベント自体がこれを最後に事実上の廃止に追い込まれた。

6月5日、Bungie公式生配信にて、『孤独と影』が9月4日に発売されることが発表。衝撃のケイド6の死を描くストーリーと共に、1年目の最大の不満点であった武器スロットを完全に解体するシステム、初の新武器種「弓」、そしてPvEとPvPを融合させた完全新規のハイブリッドモード「ギャンビット」が初披露された。

7月17日、アップデート1.2.3が配信。それまで期間限定だったクイックプレイの6v6が常設化。1年目初期の4v4固定が無くなった。また、「世界を喰らう船」と「星々のスパイア」の最高難易度「威光」が解禁。ただし、敵のギミック変化ではなく、強制的な武器種縛りと、週替わりの戦闘条件で難易度を上げるというシステムが導入された。ここでのみ、当時上限突破のパワー400武器がドロップした。

7月20日、金曜日の週リセットと同時に、パッチノートにも事前の予告にも一切書かれていなかった完全極秘の隠しクエスト「ささやき」がイオで発見され、世界中のSNSやコミュニティが熱狂に包まれた。公開イベントの最中に現れる隠しボスを倒すとポータルが開き、20分の制限時間内に超難解なアスレチック迷宮と敵の大群を突破しなければならないという、前作の「黒いスピンドル」を彷彿とさせるスナイパーライフル「虫の囁き」を入手できるハードコアコンテンツだった。

7月21日〜7月23日、「ささやき」のポータルを開くには、イオの「失われたオアシス」エリアで「公開イベント:合流点」が発生することがトリガー。しかし、クエスト発見の翌週、40時間以上にわたりカバルの採掘イベントばかりが連続で発生し、合流点イベントが一切起きないというサーバー側の不具合が発生。世界中のガーディアンがイオの崖の上で何時間も座り込み、タワーで踊りながらイベントを待ち続けるという、Destinyの歴史に残る奇妙な連帯感と怨嗟の週末であった。

7月31日〜8月28日、『Destiny 2』では初となる、夏の季節イベント「夏季の宴」が開催。プレイヤーは1年目のメインストーリーのボス戦などが大幅に強化されたミッションに挑戦。最初はパワー値200のボロボロのアンコモン防具を、膨大なお題をクリアすることで最終的に当時最高値となるパワー400の絢爛豪華なレジェンダリー防具へとアップグレードしていくイベント。

8月28日、アップデート2.0.0が配信。『孤独と影』発売の1週間前、ゲームの全システム基盤を2年目仕様へと一新する先行パッチが適用。目玉であるキネティック/エネルギー枠への特殊武器(ショットガンやスナイパー)の装備自由化と弾薬システム(白・緑・紫)の再編が前倒しで実装。

9月1日、『孤独と影』新アクティビティ「ギャンビット」が、全プレイヤーに向けて発売前に24時間だけ限定で解放。「敵を倒して、かけらを貯蔵器に捧げ、相手のエリアに侵入して邪魔をする」という、かつて世界のどのシューターにもなかった中毒性の高いゲームプレイに、世界中のガーディアンが丸一日熱狂した。

エスカレーション・プロトコルのレベル7ボスから超低確率でドロップした「IKELOS_SG」は、多くのプレイヤーに愛されたメタのひとつであった。固有パーク「トレンチバレル」(敵に近接攻撃を当てると、数秒間ショットガンの威力が1.5倍になる)が調整ミスレベルで強力であり、これを持っていないプレイヤーはレイドお断りと言われるほどの格差を生んだ。これを目当てに、ボスを倒した瞬間にわざと全滅してレベル6から即座に再開するハック的周回が流行。

PvPの栄光ランクは、今からは想像できないほどシビアであった。勝利するとポイントが増えるも、敗北するとポイントが減るだけでなく、連敗すればするほど減少幅が大きくなる仕様だったため、最高峰パルスライフル「レドリックスのクレイモア」を手に入れられたのは全プレイヤーの数%に満たず、PvPコミュニティの過疎化と代行プレイの横行という深刻な問題になる(のちにBungieは敗北時の減少幅を大幅に緩和することになる)。

1年目の仕様では、改造パーツを入れ替えることでレジェンダリー武器の属性(ボイド/ソーラー/アーク)を自由に変えることができた。しかし、8月28日のパッチ2.0.0以降はすべての武器の属性が完全に固定されることがアナウンスされた。これにより、プレイヤーの間でパッチが来る前に、IKELOS_SGを全属性分作って保管庫に貯め込むという防衛策が流行。実際、パッチ以降はボイド属性のIKELOS_SGが、エキゾチック・ショットガンの「トラクターキャノン」と合わせることで最強のメタとなった。


2年目 (2018年度)

孤独と影 (原題: Forsaken) - 2018年9月4日

9月4日、『Destiny 2 : 孤独と影』が発売。キャラクターレベル上限が50、パワー上限が600へと一気に引き上げられた。1年目の固定パーク制が完全に廃止され、同じ武器でもドロップごとに付与されるパークが変わる「ランダムパーク」の仕様に変更。「アウトロー+狂乱索餌」などの通称ゴッドロールを求めてコミュニティの厳選熱が爆発した。さらに、各クラスのサブクラスに新たなツリーが追加。ハンターの「刃の雨」、タイタンの「サンダークラッシュ」、ウォーロックの「輝く泉」など、現在の環境の主軸となる強力なスキルが一斉に実装された。また、プレイヤーのゲーム内実績を可視化する「勝利の道のり」と、過去に取得した全装備を確認・再排出できる「コレクション」がゲーム内メニューに正式実装。特定の高難易度実績をコンプリートすることで名前の下に表示できる「称号」システムが始まり、新たなやり込みの指標となる。

9月14日、レイド「最後の望み」が解禁。各ステージのギミックが極めて難解で、DPS(火力)の要求値も凄まじく、世界最高峰のクランたちがこぞって挑むも全滅を繰り返した。結果として、クラン「Redeem」が18時間42分をかけてワールドファーストを達成。そしてこのクリアの瞬間、ゲームをプレイしていた全プレイヤーの画面にシネマティックが流れ、新ロケーション「夢見る都市」に宿られた兵の「呪い」が伝染、都市の外見とアクティビティがリアルタイムに変貌するというライブイベントが演出された。

9月25日、レイドクリアから始まった夢見る都市の呪いが3週目に入り最大化。この週リセットと同時に、レイド並みのギミックとボス戦を持つ3人向け高難易度アクティビティ「砕かれた玉座」が事前告知なしで解禁。同時に、エキゾチック弓「願望の終焉」の隠しクエストも始動。

10月4日、新モード「ギャンビット」の試合中、ラウンド2のボスの代わりに、超低確率で宿られたサービターが出現する仕様が実装された。このボスを撃破すると、エキゾチックハンドキャノン「マリフィセンス」のクエストが手に入るため、出現率が低すぎた導入当初は、サービターが出た瞬間にVCで悲鳴が上がるほどのお祭り&絶望騒ぎが各所で発生した(のちにBungieは出現率を上方修正)。

10月16日〜11月6日、秋の恒例イベント「死者の祭り」が、1年目の不評を覆すボリュームで復刻。無限の森のデータを書き換えた暗黒の空間を制限時間内に突き進む「憑りつかれし森」という新アクティビティが実装された。イベントを進めることで、当時最高パワー値(600)で確定ドロップする限定レジェンダリーオートライフル「ホラーストーリー」が手に入った。

10月30日、『孤独と影』発売以降、新規エキゾチックのドロップ率が極端に低く、ドロップしても1年目の古い装備ばかり出るというコミュニティの深刻な不満に対し、Bungieがパッチを適用。内部システムにまだ所持していない新規エキゾチック武器・防具が優先的にドロップする調整が施された。また、装備の強化に大量に必要とされ、枯渇を極めていた「マスターワークのコア」の入手経路が拡張された。

10月30日〜11月13日、「死者の祭り」の最終週から、かつてのソーシャルスペースである「リーフ」の暗号解読者アイヴが何者かに殺害された事件を追う、3週間にわたる期間限定クエストが配信された。最終目的地として、前作の始まりの地であるコスモドロームに一時的に降り立つサプライズが用意され、最奥でボスを倒すことで、前作のエキゾチックマシンガン「サンダーロード」が復活、全プレイヤーに配布された。

11月27日、ギャンビットの悪名ランクやクルーシブルの栄光ランクがリセットされると同時に、翌週12月4日から始まる年間パス初のコンテンツ『錬成のシーズン』に向けた、ゲームバランスやUIの事前アップデートが配信。

1年目のワンボタンで終わるマスターワークではなく、武器をレベル1から10まで段階的にアップグレードするシステムへと刷新された。同時に、武器や防具の使い捨て改造パーツシステムが廃止され、手動で付け替え可能な武器改造パーツシステムへ進化。これにより、自分のプレイスタイルに合わせた武器のカスタム性が飛躍的に向上した。

夢見る都市の3週間サイクルは、当時のコミュニティから絶賛された。呪いの強さに応じて、最高峰報酬が得られる「週刊ミッション」の中身が変わり、パトロールエリアのNPCの位置やセリフ、宿られた汚染の見た目までもが変化した。特に最高潮の3週目にしか入れない迷宮「砕かれた玉座」は、レイドを3人に凝縮した最高の体験として大絶賛された。

クルーシブルの栄光ランクのクエスト報酬として実装された、レジェンダリーハンドキャノン「ルナの遠吠え」とその上位互換「受け継がれる思い」は、当時のPvP環境を完全に二分した。精密ショットを2発連続で命中させると、3発目の胴体撃ち・ヘッドショットの威力が跳ね上がるというパーク「雄大な遠吠え」。これにより一瞬(TTK 0.67秒)で敵をキルできる恐怖のハンドキャノンとして恐れられる。これを手に入れるために全プレイヤーがシビアな競技モードに挑んだが、持っている者がさらに初心者を蹂躙するという格差が生まれ、当時のパッチノートや公式ブログでもバランス調整の最優先事項として毎週のように議論された。

PvEの敵を処理する速度と、侵入してきた敵プレイヤーを排除する能力が同時に求められる新モード「ギャンビット」。このシーズン中、エキゾチック・リニアフュージョンライフル「クイーンブレーカー」のエイムアシストが異常なほど強く調整されており、敵のいる方向に向けてなんとなく撃てば、勝手にヘッドショットになって一撃でキルできるという状態だった。侵入者がこれを持って現れ、一瞬で防衛チームの4人を全滅させる光景が日常茶飯事となり、のちのパッチで大きな弱体化を受けることになる。


錬成のシーズン (原題: Season of the Forge) - 2018年12月4日~2019年3月6日

12月4日、『錬成のシーズン』が開幕。パワー上限が600から650へ引き上げ。新ベンダー「エイダ1」と、新アクティビティ「炉」の第1弾「ヴォルンドの炉」が実装された。しかし、当時の上限だったパワー600のプレイヤーが挑んだところ、炉の最終ウェーブの推奨パワーが625に設定されており、雑魚エネミーにすら太刀打ちできず初日にほぼ誰もクリアできない事態が発生し、コミュニティから大ブーイングが起きる。

12月5日、初日の炎上を受け、Bungieは「今週のBungie」を待たずに即座にサーバーパッチを適用。ヴォルンドの炉の全ウェーブの推奨パワーを一律で5引き下げる緊急措置を取る。これにより、段階的にパワーを上げたプレイヤーたちがようやく最初のブラックアーマリー武器を錬成できるようになった。

12月7日、シティの廃墟を舞台にした、新レイド「過去の惨劇」が解禁。前作の「機械の天罰」を彷彿とさせるスパローでの決死の逃走ギミックや、「インサレクション・プライム=ケルスコージ」との市街地戦など、前作・今作のレイドの中でも特にテンポが良く爽快感のあるとして高い評価を得た。

12月11日〜2019年1月1日、エヴァ・レバンテがタワーに復帰し、冬の季節イベント「暁旦」が開催。各種アクティビティで「カバルの油」といった素材を集め、ゲーム内の「エヴァの祝祭用オーブン」でクッキーを焼いてタワーのNPCたちに配るという、現在まで毎年続く「暁旦」のコアシステムが生まれる。

12月18日、ネッススを舞台にした2つの新たな炉が解禁された。しかし、これらの炉にアクセスするためには「特定のエネミーを何百体も倒す」「公開イベントを特定条件でクリアする」といった、アカウントごとではなくキャラクターごとに要求される膨大かつ単調なフラグ立てクエストが必要であり、複数キャラクターを育成するコアプレイヤーの精神を大いに削ることとなる。

2019年1月8日、最後の炉である「ベルグシアの炉」を開放するためのギミック付きエリア「ナイオビの研究所」が実装された。Bungieは「世界で誰か1チームでもこの最深部のパズルを解けば、全プレイヤーに最後の炉が解放される」とアナウンス。世界中のトップクランが配信を通じて謎解きに挑むも、ヒントが難解すぎ、1つのミスで数時間前まで巻き戻される仕様だったため、24時間以上誰もクリアできないという異常事態に陥る。

1月9日、「ナイオビの研究所」の配信が丸一日以上膠着し、謎解きを見ていただけの一般プレイヤーもゲームを遊べない状態に陥ったため、Bungieは公式Twitterで急遽方針転換を発表。パズルの成否に関わらず、すべての年間パス所有者にベルグシアの炉を開放する。

1月10日、BungieはパブリッシャーであるActivisionとの契約を中途解消し、『Destiny』シリーズの全権利を保持したまま完全独立することを公式に発表。Activision側が求める過度な売上目標や、それに伴う集金体質からの脱却を目指した。

1月29日、前作で圧倒的な人気を誇った、腰だめ撃ち特化のエキゾチック・ハンドキャノン「ラスト・ワード」の隠しクエストが実装。同時に、1年目のスーパースキルの威力を最大で2倍近くまで引き上げる大上方修正パッチが適用された。

2月12日〜2月19日、2v2のPvPイベント「真紅の日々」が開催。マスターワーク化された限定の弓「誓い」を報酬とした。

炉のギミック自体はシンプルではあるものの、そこで手に入る武器の性能はDestiny 2史上最高クラスと評判を受けた。「溶鉱炉」は、4点バーストで圧倒的な射程と安定性を誇り、PvP・PvE問わず一世を風靡。「タタラゲーズ」はパーク「キルクリップ」が発動すると、PvPで敵の胴体撃ちでも一撃でキルできる性能を持ち、当時のクルーシブルを震撼させた。「イザナギの覚悟」は、4発のマガジンを1発に凝縮して超高威力を叩き出す。ボス火力メタが完全に塗り替えられた。

レイド「過去の惨劇」から超低確率でドロップしたエキゾチック・グレネードランチャー「アナーキー」は、この先数年間にわたり『Destiny 2』のボス戦の常識を変え続けた。敵や地面に電気のピンを刺すと、ピン同士がアークの電流線で繋がり持続ダメージを与え続けるという特性を持っており、「アナーキーを敵に2発刺して持続ダメージを与えつつ、自分は別のスナイパーライフルやショットガンに持ち替えて追撃する」という、武器持ち替えによるDPSの極大化が流行し始める。

ベルグシアの炉解放のための謎解きは「画面に表示された文字を特定の武器(ブラックアーマリーの弓やスナイパー)の照準器で覗いたときだけ見える記号で撃ち抜く」といった、ゲーム内ヒントがほぼ皆無のパズルであった。ライト層を完全に置き去りにし、「ゲームを進めるための門番」にしてはいけないという大きな教訓を残した。


放浪者のシーズン (原題: Season of the Drifter) - 2019年3月6日~2019年6月5日

3月5日、『放浪者のシーズン』が開幕。パワー上限が650から700へ引き上げ。前シーズンの「初日にレベルが高すぎて遊べない」という大批判を猛省したBungieは、本作初となる「パワーサージバウンティ」を実装。放浪者から提示される簡単なアクティビティを数十分こなすだけで、一気に前シーズン上限一歩手前のパワー640の装備が全身分揃う仕様であり、のちのシーズンにおける「復帰勢・ライト層救済システム」の完璧な雛形となる。

3月5日〜3月15日、ギャンビットをさらに競技的かつハイスピードにした1ラウンド決着の新モード「プライム・ギャンビット」、およびその報酬(専用防具)を厳選するための4人向けPvEアクティビティ「天誅」が解禁(3/5にステージ1、3/8にステージ2、3/15にステージ3が順次開放)。天誅ステージ3は、当時の強力なエキゾチック防具(無限にスーパーチャージが回る環境)を前提とした、ナインの空間の細い橋を大量のボスを弾き飛ばしながら進むという、凄まじい敵密度と難易度を誇る。

3月12日、『Destiny 2』史上初となる、プレイヤー自身の思想でストーリー分岐を決める「忠誠クエスト」が実装。タワーの既存の秩序を守る「バンガード」に付くか、暗黒の力を利用しようとする「放浪者」に付くかを、アカウントではなくキャラクター単位で選択。選んだ陣営によって、週替わりの報酬や、放浪者からゲーム中にかけられるセリフが変化するという試み。

4月9日、Bungieはエキゾチック・ショットガン「ウルブズロード」のPvEでの火力を上げるため、固有パーク「狼の解放(5点バーストが10点バーストになる)」のバフの発動条件を、従来の「敵をキルした時」から「リロードボタン長押しで、いつでも自由に切り替え可能」へと変更した。この時点では弾の消費が激しすぎるネタ止まりで、まだ誰もその真の恐怖に気づいていなかった。

4月16日〜5月7日、新たな春の季節イベント「狂宴」が開催。かつての「無限の森」をベースに素材を集め、タワーで「森のトニック」を飲むことで、クラススキル、近接、またはグレネードのクールダウンが異常なほど高速化(数秒で再使用可能)するバフが得られた。初のキネティック属性フュージョンライフル「アーバレスト」が手に入るなどイベント自体は好評だったものの、「このスキル超高速化バフをPvPにもそのまま適用した」ことで、戦場がグレネードだらけの大惨事になった。

5月7日、週リセットと同時に、事前のロードマップにもパッチノートにも一切書かれていなかった完全極秘の隠しクエスト「ゼロ時間」が突如実装され、世界中が再び大熱狂に包まれた。前作で宿られた兵に破壊された「旧タワー」の廃墟を舞台にミスラックスと協力し、20分という苛烈な制限時間内に超複雑な通気口アスレチックとカバル、フォールンを突破する最高峰のコンテンツ。クリア報酬として、前作の「感染のプライム」が「パーフェクト・アウトブレイク」として本作に復活した。

5月16日、のちの『絢爛のシーズン』開幕を約2週間後に控えたこの日の公式ブログにて、当時のゲームバランスの根底を揺るがす「大量のエキゾチック弱体化」が事前発表。「虫の囁き」の弾薬生成の完全削除に加え、プレイヤーが最も愛用していたスーパーエネルギーが返ってくる系防具の全滅が宣告され、国内外のコミュニティやRedditが怒りと絶望で未曾有の大炎上状態となってしまう。

「天誅」をクリアすることで手に入るプライム・ギャンビット専用防具には、4つの役割に応じたカラーリングと「役割ポイント」が付与されていた。全身を同じ役割の防具で固めて高ポイントに達すると、ゲーム内で強力な専用バフ(セット効果)が発動した。「侵入者」は侵入特化。侵入時に強力なシールドを得る、敵をキルすると相手の貯蔵器をロック。「コレクター」はかけら回収特化。通常最大15個までのかけらを20個まで保持でき、貯蔵器に入れると超巨大なヘビー級ブロッカーを送り込める。「死神」はエネミー処理特化。メジャー級の敵を倒すと味方全員に特殊弾をバラ撒く、スキルチャージが加速する。「番兵」は防衛特化。貯蔵器の近くにいると攻撃力が上がり、ブロッカーを瞬殺できる。これら役割が明確になるのは楽しさがあった反面、「天誅ステージ3」のドロップ率が著しく悪かったこと、そして侵入者のセット効果が強すぎて、優秀な侵入者がいるチームがほぼ確実に勝つというバランスの極端化を招き、のちにギャンビットのモード自体が一本化される際に、これらの防具と役割システムは廃止される運命を辿る。

「狂宴」では数秒でグレネードが投げられるバフが対戦モードにも適用されてしまったため、当時のクルーシブルは銃を1発も撃たず、壁の裏からハンターの追尾式スキップグレネードや、タイタンの追尾式サプレッサーグレネードを無限に投げ続けるだけの、およそシューティングゲームとは呼べない地獄絵図と化した。多くのPvPトッププレイヤーが期間中は対戦モードを遊ばないとボイコットする騒ぎになった。

完全サプライズだった「ゼロ時間」は、前年の「虫の囁き」と並ぶDestiny 2史上最高峰の隠しクエストとして語り継がれている。特にタワー地下迷宮では、侵入者を感知すると即死のハサミを回転させながら四角い通路を猛スピードで巡回する赤く光るセキュリティロボット「TR3-VR」が配置されており、暗闇の中でボイスチャット越しに「トレバーが来た、逃げろ」と叫びながらフレンドと圧殺されるお化け屋敷のような騒ぎで盛り上がった。

5月16日の大炎上について、当時、以下のエキゾチック防具が強すぎて、ゲームバランスが完全に崩壊していた。「ダイア・アハンカーラの頭蓋骨」、「フェニックス・プロトコル」、「オルフェウス・リグ」、「アーサ・フリオーサ」である。これらはスーパースキルで敵を倒す(または味方を守る)と、使ったスーパーエネルギーがそのまま100%返ってくるという性能だったため、ストライクや天誅、レイドにおいてずっとノヴァボムを撃ち続ける、ずっと輝く泉を張り続けるという、スーパーチャージの永久機関が可能だった。


絢爛のシーズン (原題: Season of Opulence) 2019年6月4日~2019年10月1日

6月4日、『絢爛のシーズン』が開幕。パワー上限が750へ引き上げ。新レイド「悲哀の冠」が、開幕日の午前8時に即解禁という初の試みが行われた。初日のパワー上げ競争の過熱を防ぐため、レイド内でのみアイテムのパワー上限を強制的に制限する「コンテストモード」が初めて本格導入された。メインコンテンツである「野獣達の群れ」と「絢爛の聖杯」は、6人マッチング可能でゲームオーバーのない新アクティビティ。絢爛の聖杯に特定のルーンをはめ込むことで、自分が次に手に入れる武器・防具の種類、さらにはマスターワークのステータスを100%指定して入手できる仕様だった。また、ショットガンの調整が行われたものの「ウルブズロード」の10点バーストは弾の拡散がほぼなく、パルスライフルのように直進する特性を持っていた。結果として、リロード長押しをしたウルブズロードで撃つと、通常のショットガンの倍以上の射程から、一瞬で敵のガーディアンが消し飛ぶという狂った即死性能が発覚したことで、ウルブズロードが猛威を振るうことになる。さらに、エキゾチック・リニアフュージョンライフル「模倣スリーパー」の最大の特徴であるリコシェットが、大型ボスのヒットボックスの内部で多重ヒットし、想定の数倍のダメージを出していた仕様が修正され、跳ね返ったレーザーの対ボスダメージが大幅に減少。これにより、ボス火力武器としての席を完全に失った。

6月6日、Bungieは公式生配信にて、秋の大型拡張コンテンツ『影の砦』を発表。同時に、以下のゲーム業界を揺るがす3大システム大改革を電撃アナウンス。ひとつは『Destiny 2: 新たな光』として1年目のコンテンツをすべて無料化し、基本プレイ無料のゲームへ移行すること。ふたつはPC版のプラットフォームをBlizzardの「Battle.net」から「Steam」へ完全移行すること。そして3つは、PS4、Xbox One、PC間で、すべてのキャラクターセーブデータを共有可能にするクロスセーブ。

6月20日、クルーシブルが「全員がウルブズロードを構えてレーザーのような弾幕を張り合う地獄」と化す中、ルーク・スミスは公式ブログで異例の発表をした。「PC版とのクロスセーブ開発や次期大型DLC(影の砦)の作業、パッチ検証のスケジュールの都合上、今すぐ緊急パッチを当てることはできない。このお祭り状態のまま、次のアイアンバナーを迎えてもらう。みんなでこの狂気を生き延びてくれ」こうして公式公認の世紀末PvP期間「ウルブズロードの夏」がはじまった。

6月28日、当時「野獣達の群れ」のクリア後に宝箱を開けた後、次のエリアへ素早く移動して戻ってくると、時間内(300秒)であれば同じ宝箱を何回も開けて報酬を爆量ファームできるバグが大流行していた。Bungieは「このバグはゲームの報酬ループを壊しているため7月9日のパッチで修正するが、それまでの間、ルーンをたくさん消費して思う存分このボーナスを楽しんで」と発表。ユーザーを処罰するのではなく、修正までの猶予をお祭り期間として楽しませる対応を見せた。

7月2日、エキゾチック・ハンドキャノン「ルミナ」の隠しクエストが解禁。敵を倒して得られるノーブル弾を腰だめ撃ちで味方に当てることで、味方の体力を回復し、同時に自分と味方の攻撃力を数秒間1.35倍にするという、Destinyの歴史で初めて明確な「ヒーラー」としての役割を持ったエキゾチック武器。

7月9日。パッチ2.5.1.1が適用され、上記の宝箱バグが惜しまれつつ修正(代わりに期間限定で報酬が徐々に増えるイベントを開催)。同時に、1年間のプレイヤーの功績を称える「勝利の瞬間2019」が開幕。リヴァイアサン船内に自分だけのトロフィールームを作れる「追悼のホール」がオープン。ここに様々な素材を貢いで「トロフィー」を飾り、ホールのランクを上げることで、前作の人気エキゾチック・パルスライフル「バッド・ジュジュ」が本作に復活。さらに、武器や弾薬を無限に呼び出して威力をテストできる射撃演習場としての機能がコミュニティで重宝された。

7月30日〜8月27日、2年目の締めくくりとなる夏の祭典が開催。空中庭園のような新ゾーン「ヨーロッパ・エアリアル・ゾーン」が初登場し、3人チームで時間内にボスを大量に倒して宝箱を探すハイスピードなアクティビティが提供された。このイベントで作成できる最高峰防具は、秋の『影の砦』から導入される新しい防具システム「アーマー2.0」仕様の防具として、秋以降にそのまま引き継がれることが約束されていた。そしてついに、約2ヶ月近くにわたり戦場を支配したウルブズロードはついにナーフを受ける。「狼の解放」発動時の射程距離が大幅に減少され、超至近距離で当てないとキルできないよう修正された。Bungieは自虐を込めて、期間中にPvPを1試合でも遊んだプレイヤー全員に、オオカミが描かれた専用の限定エンブレムを配布した。

8月1日、公式ブログにて、当初9月17日に予定していた『影の砦』の発売日を、「2019年10月1日」に2週間延期することを発表。独立後のファーストステップとして、コミュニティを満足させるクオリティに仕上げるためのクランチを避けるための決断であると説明され、ユーザーからはその誠実な姿勢に多くの応援の声が寄せられた。

8月21日、『影の砦』の発売を待たずして、待望のクロスセーブ機能が世界中で一斉に稼働した。従来のコンソールゲームの壁を完全に破壊するマルチプラットフォーム環境が実現した。

9月3日、2年目のPvPを支配しすぎたハンドキャノン「ルナの遠吠え」と「受け継がれる思い」の固有パーク「雄大な遠吠え」がリライトされ、発動時のレートが180から150へと引き下げられる事実上の致命的ナーフが適用された。また、対戦モードで敗北した際に減少するポイント量が大幅に緩和され、より多くのライト層が最高峰武器のクエストをクリアできるよう、2年目最後の駆け込み救済措置が行われた。

絢爛のシーズンの「聖杯」は、3つのルーンの組み合わせによって、欲しい武器をほぼ確定でドロップさせることができた。この「プレイヤー側の努力と知識でドロップをコントロールできる」仕様は、現在にいたるまで「Destiny 2のハクスラシステムの中で最も完成されていた」と絶賛されている。

「野獣達の群れ」は6人向けのアクティビティでありながら、「どれだけ全滅してもゲームオーバーにならず、クリア時間が少し伸びるだけ」という、カジュアル層とコア層を同時に満足させる奇跡的な難易度設計。前述の宝箱バグの期間中、プレイヤーは1回のクリアで5本〜6本もの武器を手に入れることができ、誰もが理想のロールを引っ提げてクルーシブルやレイドに繰り出すインフレ環境であった。


3年目 (2019年度)

影の砦 (原題: Shadowkeep) / 不死のシーズン (原題: Season of the Undying) - 2019年10月1日~2019年12月10日

10月1日、『Destiny2 : 影の砦』が発売。ゲームの仕様、インフラ、経済システムが一変する歴史的ローンチを迎えた。全プレイヤー(新規・既存問わず)の所持装備が強制的にベースラインであるパワー750へと引き上げ。ソフトキャップが900、ハードキャップが950、そして最高峰報酬でのみ到達可能な最高値として960が設定された。防具の仕組みを根本から変える「アーマー2.0」、レベル上限のない「シーズンアーティファクト」、新たな敵システム「チャンピオン」、戦闘中に手動で敵を破壊する演出「フィニッシャー」が一度に実装された。また、1から100までのランクを持つ「シーズンパス」が導入。

基本無料化とSteam移行により、数百万人の新旧プレイヤーが同時に殺到。サーバーが耐えきれずにダウンし、数時間に及ぶ緊急メンテナンスに突入した。さらに、ログインできた一部のプレイヤーのシルバーやゲーム内資材が消失しているバグが発覚。Bungieは「サーバーデータを数時間前にロールバックし、初日はゲームを遊ぶことすら困難な、文字通りの大混乱からのスタートとなった。

無料化で参入した新規プレイヤーたちは、コスモドロームでの蘇生を遊んだ直後、1年目のメインストーリーをすべてスキップされ、いきなりパワー750の状態でタワーに放り込まれた。ゲーム内でのナビゲーションがほぼ皆無だったため、「何をすればいいのか、ストーリーはどこにあるのか全くわからない」という新規の悲鳴がSNSに溢れ返り、見かねたベテランガーディアンたちがRedditやツイッターで必死に新規向け非公式ガイドを作成・拡散する事態になる。

10月5日、ブラックガーデンを舞台にしたレイド「救済の庭園」が解禁。前作の「ガラスの間」を彷彿とさせるベックスの静謐かつ不気味な空間で、エネルギーリンクを繋ぐ新しいギミックが特徴。同時に、このレイドの内部に隠されたオブジェクトを、特定の条件と配置でリンクを繋いで起動していくエキゾチックトレースライフル「神性」のクエストが始動。レイドの難易度自体に加え、精密な位置取りを求められるパズル要素により、VCでの連携が必須のハードコアアクティビティとなった。

ワールドファーストを目指すレースの直前、コミュニティが発見した2つのバグにより、Bungieはレイド内での特定装備の使用禁止という異例の強硬手段に出た。空中ショルダーチャージの直前にショットガンのワンツーパンチを発動すると威力が異常乗算され、ボスをワンパンで即死させるタイタンのバグと、ボスにゼロ距離で「ヨトゥン」を密着して撃つと、弾の爆発判定が多重発生して体力を一瞬で消し飛ばすバグがあった。

レース開始から数時間後、ヨーロッパの強豪クラン「Ascend」がいち早く最終ボスを撃破し、世界初クリアをSNSで宣言。Bungieによる内部データの精査の過程で、彼らが意図しない判定の不具合やネットワークコードの隙を突いた挙動を利用していた疑いが浮上。数時間に及ぶデータ検証の結果、BungieはクランAscendの勝利判定を保留とし、最終的にバグを使用せず純粋にクリアしていたクラン「Hard In The Paint」を公式のワールドファーストとして認定、チャンピオンベルトを授与した。

10月8日、6人マッチング可能型アクティビティ「猛攻」が解放。ブラックガーデンの一角を舞台に、大量に押し寄せるベックスをゲートロードごと殲滅するハイスピードな戦闘が展開。同時にレイド報酬であるトレースライフル「神性」を隠しパズルで手に入れたプレイヤーが現れ始めた。「神性」の弱点ケージに対して、他のデバフ(トラクターキャノンやハンターのシャドウショット)を重ねると、本来重複しないはずのダメージ上昇効果がすべて乗算され、ボスの体力が消し飛ぶという状態になり、あらゆるボスが瞬殺される。

また、この頃「イザナギの覚悟」が『影の砦』開幕に伴うクエストラインの統合バグにより、クエストに必要なアイテムが手に入らない、または進行度が消失する進行不能バグが多発した。

10月15日、3年目初となるアイアンバナーが開催され、報酬がすべて「アーマー2.0」仕様の鉄の豪傑防具となった。しかし、この時に提示されたシーズンクエスト「鉄の意志」の進行条件(特にスカウトライフルやグレネードランチャーでのキル数要求)が異常なほど厳しく、さらに進捗がキャラクター間で共有されず、一部のバウンティの数値が巻き戻るバグが発生したため、次回の開催までに条件を大幅に緩和することを余儀なくされた。

10月29日、月の深部を舞台にした迷宮「異端の奈落」が実装。同時に、月の地表では「エスカレーション・プロトコル」の精神的後継となる、ウェーブ制の常設イベント「悲哀の港」がはじまる。しかし、この迷宮の隠し要素として満を持して実装されたエキゾチックマシンガン「ゼノファジ」の性能があまりにも低く、コミュニティは騒然。精密ヒットが発生しない仕様なのに、通常胴体ダメージも異常に低く、レジェンダリーのマシンガン以下の豆鉄砲という前代未聞の最弱デビューを飾るが、これがのちに大上方修正され最強の一角となる。

10月29日〜11月19日、「死者の祭り」が開催。「取り憑かれし森」が復活。システム的には、この時期からブライトエングラムから直接課金アイテムが出る確率が大幅に下げられ、代わりにゲーム内の週間バウンティで『ブライトダスト』を直接稼ぎ、エバーバースの週替わり枠から指定買いする経済システムへの移行が本格化。無課金プレイヤーが欲しいコスメティックを手に入れるための立ち回りが大きく変化した。

11月19日、シーズン開幕からタワーのイコラが作り続けていたベックスゲートがついに完成。「猛攻」の最終ボスがチェンジし、前作のブラックガーデンのボスである「アンダイイング・マインド」を撃破する最終フェーズ幕を開けた。シーズン全体の物語のクライマックスとして期待されたが、ボスの見た目と一部のセリフが変わっただけで、ステージ、道中のギミック、ドロップする報酬が通常版と100%同じだったため、期待していた世界中のコアプレイヤーから大ブーイングを浴びた。

12月3日、シーズン終了まであと1週間と迫ったこの日、Bungieは次なるシーズンの情報を解禁。伝説のタイタン、セイント14の救出を巡る時間がテーマのシーズンであることが明かされた。あわせて、それまで猛威を振るっていたハンターの「アークストライダー」のコンボや、タイタンの「ストライカー」の近接弱体化等が発表される。

基本プレイ無料化によって数百万人の新規プレイヤーがクルーシブル(PvP)に流れ込んだ今シーズン、そこで彼らを待ち受けていたのは、2年目に作られた最高峰武器「マウンテントップ」と「世捨て人」を装備した熟練ガーディアンによる蹂躙だった。当時は武器のパワー上限という概念が存在しなかったため、1年前に苦労して手に入れたプレイヤーたちは、PvPの全モード、果てはPvEのレイドにいたるまで、この2本を完全に固定装備していた。新規プレイヤーにはこれらを入手するための過酷なPvPクエストをクリアする手段がほぼなく、無料化で入ったが、ベテランの固定化された最強武器でなす術なく倒されるだけという、コミュニティ内の強烈な格差と対立を生んだ。

『影の砦』以降、アーマー2.0によるステータス計算の複雑化、Steam移行に伴うネットワーク同期の変更、そして基本無料化によるサーバー負荷が重なり、旧世代コンソール(PS4およびXbox One)でプレイするガーディアンのゲーム環境が著しく悪化。具体的には、メニュー画面を開いて防具の改造パーツを付け替えようとするだけで画面が30秒以上フリーズする、タワーにファストトラベルすると数分間キャラクターが透明なままでベンダーに話しかけられない、ストライクのエリア移動の境界線でゲームが完全に数分間一時停止するといった現象が多発。これにより、コミュニティではSSDの換装が必須知識として共有されるようになり、のちのゲーム容量削減のために古いコンテンツを丸ごと削除する『Destinyコンテンツ保管庫(DCV)』の導入へと繋がっていく。


暁旦のシーズン (原題: Season of Dawn) - 2019年12月10日~2020年3月11日

12月10日、『暁旦のシーズン』がスタートし、パワー上限が960から970へと引き上げられた。実装された新アクティビティ「サンダイアル」は、水星の時間を操作する6人マッチングモード。前シーズンの単調さから一転、エリアごとに異なるベックスやカバルとのギミック戦が発生した。「オベリスク」は地球、ネッススなどに配置。パトロールやバウンティを通じてこれらを同期・ランクアップさせることで、サンダイアルの報酬ドロップ数を最大3本まで増やせる仕様。また、ウォーロックの「ドーンブレード」や、ハンターの「ゴールデンガン」の調整が行われた。

12月17日、最高峰報酬が得られるマッチングなしの「伝説」難易度サンダイアルが解禁。同日、冬の恒例イベント「暁旦」が開催。前年のシステムを踏襲しつつも、今回はクッキーを焼いてNPCに渡すと、シーズン武器や大量の経験値が手に入る効率が異常に高められていたため、全プレイヤーがストライクやパトロールを高速周回して素材を集め、タワーの物売りエヴァ・レバンテの前で何千個ものクッキーを焼き続けるクッキー量産マラソンが発生。シーズンパスのランクを一気に3桁まで引き上げる狂気の光景が広がる。

2020年1月7日、初のレーザー照射機能を持つエキゾチックピストル「悪魔の残骸」が実装。事前のハードコアなクエスト予想を裏切り、その内容はかつての対戦マップである『トワイライトギャップ』の跡地に降り立ち、散らばっているロボットの残骸を10個拾うだけという、わずか15分で完了する仕様。肩透かしを覚えるプレイヤーが続出したが、道中で繰り広げられるセイント14、オシリス、シャックス卿のトワイライト・ギャップの戦いを振り返るフルボイスの掛け合いラジオドラマのクオリティがあまりにも高かったため、結果としてファンを大いに喜ばせた。

1月14日、火曜日の週リセットと同時に、オシリスの元へ行くとロードマップに一切記載のなかった新規ロケーション「時の回廊」への侵入クエストが突如解禁された。内部は、無限に続く白亜の幾何学的空間であり、部屋ごとに異なるシンボル(蛇、クローバー、プラス、ダイヤモンド、六角形)が描かれたポータルが配置されていた。この日を境に、ガーディアンの歴史の中で最も壮大かつ過酷なコミュニティ一丸の謎解きの幕が切って落とされる。

1月21日、世界中のクラン、Reddit、Discord、そしてTwitchの配信者たちが不眠不休でデータを提供し合い、日本時間の1月21日早朝、ついに最終ルート(101個の部屋を正確な順番で通るルート)が発見され、パズルが解かれた。最奥に待っていたのは、未来の自分(プレイヤーキャラクター)の墓であり、傍らにはセイント14が涙ながらに読み上げる弔辞のホログラムが浮かび上がっていた。この墓から遺品として回収する形で、新エキゾチックフュージョンライフル「バスティオン」が解禁された。

1月28日、パッチ2.7.1の適用直後、ゲームにログインしたプレイヤーたちの間で所持しているレジェンダリーのかけら、ブライトダスト、アセンダントの破片、強化のプリズムが完全にゼロになっているという現象が多発した。Bungieは事態を重く見て、即座に全世界のサーバーを遮断。約10時間に及ぶ緊急メンテナンスの末、パッチ適用前の、同日午前8時30分のサーバーデータに全プレイヤーの全進行度を強制的に巻き戻すというロールバックを敢行。

2月4日、シーズン最終盤のコミュニティイベント「タワーの復興」が開始。プレイヤーがこれまでに集めたシーズン資材「偏向フラクタル」をタワーのコアに寄付し、全プレイヤーの総寄付数が目標に達すると、次シーズンのコンテンツが解放されるという名目。しかし、このシステムの仕様を逆手に取った「ゴッドロール武器の無限自動生成ファーム」が発覚し、全プレイヤーがタワーのコンソールに張り付いてボタンを連打する狂乱の1ヶ月が始まる。

2月11日、パッチ2.7.1.2の適用時にまた所持資材が消滅するバグが再発。Bungieは再びサーバーを即座にダウンさせ、2度目の全プレイヤー対象ロールバックを敢行。

2月下旬、世界中のガーディアンによるクリックマラソンの結果、コミュニティの最終目標である「9,777,777,700 フラクタル」の寄付が達成された。達成の瞬間、タワーのライトハウスのビーコンが点火され、前作『Destiny 1』および今作のナインの試練の系譜を継ぐ、「オシリスの試練」が、次シーズンである『名士のシーズン』にて正式に復活することがアナウンスされた。

「サンダイアル」と「オベリスク」の連動は、あらかじめ各惑星のオベリスクのランクを上げておけば、サンダイアルを1回クリアするだけで、画面にズラリと並んだシーズン武器の中から、その場で好きなものを3本選んで持ち帰れる仕様だった。これにより、当時環境トップクラスの性能を誇ったグレネードランチャー「マーターの報復」や、ピストル「ブリーチライト」の厳選が凄まじい勢いで行われた。

現在の『Destiny 2』の戦闘ビルドの直接の原型となる「光のチャージ」システムが、このシーズンの防具Modとして初めて実装された。「敵を倒して光のオーブを拾う」、「マルチキルを達成する」ことで、バフ『光のチャージ』がキャラクターにスタック。そしてチャージを消費する代わりに、「武器の攻撃力が永続的に20%上昇する(高エネルギー弾)」、「シールドが破壊された瞬間に全回復する」といった強力な恩恵を得るこのシステムの登場により、それまでのステータスの数字を上げるだけだった防具の概念が、戦闘中にバフを自己管理して戦場を支配するビルド構築へと劇的な進化を遂げた。

「時の回廊」イベントは、データマイニングの裏をかき、Bungieが仕掛けたライブ運用の最高傑作として知られる。パズルの全貌は、プレイヤーが1時間ごとに「時の回廊」のオベリスクの底面を覗き込むと表示される「中央のシンボルと、それを取り囲む六角形のコード」を収集することから始まった。コードの組み合わせパターンは数十万通りに及び、一人の力では絶対に解けない仕組みになっていた。そのため、海外の巨大コミュニティが主導となり、何百何千というプレイヤーが自分の画面のスクリーンショットを専用のWebフォームに投稿し、それをプログラムと手作業で巨大な一枚の『迷路の地図』として繋ぎ合わせるという、ゲームの枠を超えた一大データサイエンスプロジェクトが起こっていた。Twitchのトップ配信者たちが何日も不眠不休でホワイトボードに図形を書き殴り、何万人もの一般プレイヤーが自分のコードを提供し続けたこの1週間は、Destinyの歴史の中で最もコミュニティが一つに団結した瞬間である。

しかし、この結末には大きな賛否両論が巻き起こる。150時間以上をかけて迷宮の最奥に辿り着いたコミュニティの前に現れた報酬「バスティオン」は、本来翌週のロードマップに「解禁予定」と書かれていた武器だった。コミュニティは誰も見たことのない完全極秘のサプライズ武器(前作のフヴォストフやポケット・インフィニティなど)が眠っている」と信じ込んでいたため、頑張ってパズルを解いたら、来週普通に手に入るはずだった武器が数日前倒しで貰えただけだったという事実に、燃え尽き症候群と落胆を訴える声が一部で強く上がってしまった。

2月4日から始まったタワー復興イベントは、Bungieの報酬計算のバランスを完全に崩壊させ、伝説的なインフレを引き起こした。当時、各惑星のオベリスクのランクを上げると、週リセットごとに投資リターンとして大量の偏向フラクタルが自動で手に入る仕様になっていた。これを利用して、最初の数週間ひたすらオベリスクに資材を投資し続けたコアプレイヤーたちは、2月中旬には毎週数万〜数十万個のフラクタルが無限に湧き出てくる富豪ガーディアンへと化した。

さらに、タワーでフラクタルを100個寄付するごとに、手持ちのシーズン武器バウンティの進捗が一律で25%進むという仕様があった。プレイヤーたちは、「エイダ1から武器バウンティを限界まで受ける」→「タワーのコンソールでフラクタルを4回寄付する(ボタンを4回押す)」→「その場でバウンティが100%完了し、武器がインベントリにドロップする」という、一歩も動かずに武器を無限に生成するようになる。タワーの周辺は、お目当てのパークが出るまで、インベントリを武器で溢れさせながらボタンを連打し続けるガーディアンで埋め尽くされた歴史を残した。


名士のシーズン (原題: Season of the Worthy) - 2020年3月11日~2020年6月10日

3月11日、『名士のシーズン』が開幕。パワー上限が10000(最高峰報酬で1010)へと引き上げられた。パトロール連動「熾天使の塔」は、地球、月、イオのパトロールエリアに配置。野良プレイヤーと協力してエネルギー球体をチャージする新しい公開アクティビティが稼働した。「熾天使塹壕」は、ラスプーチンの地下塹壕を数週間かけて資材でアップグレードしていく、シーズン独自の育成要素が始まった。「ウォーマインド・セル」は今シーズンの武器(第七の熾天使シリーズ)で敵を倒すと、戦場にオレンジ色に光る球体が確率でドロップする新しいビルドシステムとして実装。

3月13日、3v3PvPコンテンツ「オシリスの試練」が満を持して復活。前作仕様の「不敗(7勝0敗)」システムや、ライトハウスへのアクセス、そして前作の人気マップ(アノマリー、コルドロン、エクソダスブルー)が一斉に復活。初週末は、数年ぶりに復活したお祭り騒ぎに全PvPジャンキーや配信者が沸き立ち、タワーは不敗を達成して金色に光り輝く防具を纏ったガーディアンたちで埋め尽くされた。

4月21日、これまで最難関だった「達人」を遥かに凌駕する、PvEのハイエンドコンテンツ「玄人」難易度が初めてゲーム内に導入された。「コンテストモード」によりプレイヤーのパワー値が強制的に制限(マイナス25パワー)され、雑魚エネミーの一撃すら即死級になるこのモードは、当時のトッププレイヤーたちへの「Bungieからの挑戦状」として大きな話題を呼んだ。

4月21日〜5月12日、ハンター、タイタン、ウォーロックの3クラスが、日々のバウンティやアクティビティの完了数をメダルとしてタワーの専用コンソールに投じ、どのクラスが最も優秀かを競い合う初のオリンピック型イベント「ガーディアンゲーム2020」が開催された。人口の多さからハンター有利と見られていたが、Bungieによる人口比率のスコア補正、タイタンの執念により、イベント期間のほぼ全日をタイタンが1位で独走。タワーのガーディアン像のライオンが金色に染まり続けた。また、イベント報酬として、展開型シールドを張りながら射撃できる初のエキゾチックマシンガン「後継者」が実装された。

5月12日、かつての鉄の豪傑フェルウィンターの秘密を追う、全プレイヤーの進捗を合算するグローバルコミュニティイベントが突如開始。その内容は「地球・月・イオの熾天使の塔を、全ガーディアン合計で計900万回クリアせよというもの。しかし、当時の塔は敵の湧きが苛烈で野良でのクリア成功率が低く、何より前シーズンから続く周回要素への飽きから、コミュニティの進行スピードが絶望的に停滞。このままではシーズン中に終わらないとSNSで不満が高まった。

5月14日、コミュニティの深刻な停滞と批判を受け、Bungieは即座に方針修正を発表。熾天使の塔のクリア判定の進捗速度を一律で「5倍(週末は10倍)」へと引き上げる超大規模なテコ入れを行い、コミュニティを牽引。これにより、数日で900万回のタスクが達成された。

5月下旬、上記の900万回タスクを終えた先で、月のの遺構を訪れるストーリークエストが進行。クリア報酬として、前作で猛威を振るったレジェンダリーショットガン「フェルウィンターの嘘」が復活。当時の全ショットガンを過去にする圧倒的な射程を誇り、この日から1年以上、クルーシブルのキルログがこの武器一色に染まることになる。

6月6日、シーズン終了の数日前、日本時間の土曜日深夜2時から、ゲームの歴史に残る初の「リアルタイムイベント」がタワーにて開催されました。地球へと目掛けて超高速で落下してくるカバルの「オールマイティ」を、ラスプーチンの衛星誘導ミサイルが迎撃・破壊する様子が、サーバーを止めず、カットシーンも挟まず、タワーの空でリアルタイムに展開された。

初実装された「玄人」難易度は、当時のコミュニティに衝撃を与えた。それまでのDestiny 2の難易度上げは敵の体力を増やす、こちらの攻撃力を下げるだけだったが、玄人では一度全滅したらオービットに強制送還、蘇生にはチャンピオンを倒して得られる蘇生トークンが必要というシビアなルールが適用された。これにより、「神性+イザナギ」で突っ込む戦術が通用しなくなる。スカウトライフルや弓で遠距離から1体ずつ確実に処理し、ウォーロックの「輝く泉」やタイタンの「ドーン・ウォード」で完全に陣地を守りながら1ステップずつ進むという、命を大事にする、極限の緊張感がエンドゲームPvEの新しい楽しさとして定着した。

導入された「ウォーマインド・セル」システムは、のちのゲームバランスを長期間にわたり支配するほど強力だった。セルを銃で撃って爆発させると、同じ部屋、あるいは画面内にいるエネミーが一瞬で全滅するほどの凶悪な爆発範囲と威力を誇った。さらにセルを爆発させると味方の体力が回復する、セルの近くにいる敵の攻撃力が下がる、セルを拾って敵に投げつけられるといった多彩なシナジーがあり、PvEにおける最強の雑魚処理ビルドとして、次作の大型拡張まで手放せない必須システムとなる。

「オシリスの試練」の復活は凄まじい同接数を記録したが、数週間が経つとコミュニティ内で深刻な構造問題が浮き彫りになる。当時の報酬システムは「3勝、5勝、7勝、不敗」の段階ごとにしか装備が貰えないため、ベテランに勝てないライト層やカジュアル層が早々に試練を諦めて離脱してしまった。さらに、基本プレイ無料化の弊害として、PC版の試練において、壁の裏からヘッドショットを決める、無限にスーパーチャージを撃ち続けるといったチーターが急増。加えて、不敗を目指すトッププレイヤーたちが、効率よく新規の武器を厳選するため、あえて3勝した時点でマッチ勝利数をリセットし、初心者やライト層が集まる1〜2勝エリアを何度も周回してトークンを稼ぐ行為が横行した。これにより、PvPコミュニティの二極化と過疎化が進み、Bungieはアンチチートの強化と試練の報酬システムの根本的な見直しを強く迫られることになる。

6月6日、タワーの空で起きたイベントは、ガーディアンたちにとって一生忘れられない思い出となった。イベント開始時間の深夜2時、タワーには世界中のプレイヤーがログインし、空を見上げた。しかし、最初の1時間は「太陽の横に、小さな光の点が微かに見えるだけ」という非常にスローな進行。コミュニティはDiscordやSNSで「何も起きないぞ?」「Bungie、時計忘れてないか?」とざわつき始め、タワーにいるプレイヤーたちが手持ち無沙汰にエキゾチック感情表現で一斉に踊り出す時間が流れた。開始から約1時間20分が経過した頃、突如としてラスプーチンの超巨大な赤いレーザー網が空を覆い尽くし、オールマイティへの爆撃が開始。耳を劈く轟音とともにオールマイティが爆発炎上し、その破片のひときわ巨大な一部がタワーのすぐ真横の山の裏へと墜落。凄まじい爆風と閃光がタワーを包み込んだ。

イベント終了後、タワーのいつもの手すりの一部が墜落の衝撃波でひしゃげ、煙を上げているというリアルタイムの地形変化が残されており、プレイヤーはそこで記念のエンブレムを回収。この「待ち時間は長かったが、ゲーム世界が本当に地続きで生きている」ことを証明したライブ運用の成功は、世界中のゲーマーから大絶賛された。


到来のシーズン (原題: Season of Arrivals) - 2020年6月10日~2020年11月10日

6月10日、Bungieの公式配信にて、4年目の大型拡張『光の超越』および翌年以降の『漆黒の女王』『光の終焉』にいたる3年間のロードマップが一挙に発表。同時に『到来のシーズン』が開幕、パワー上限が1050(最高峰で1060)へと引き上げられた。放浪者のコンソールを用いて、手に入れたアンブラル・エングラムのドロップ候補を2択にまで絞り込める「集束」システムが確立。公開アクティビティ「コンタクト」は、イオのパトロールエリアに暗黒のピラミッド艦が襲来。ギャンビットのシステムを野外に持ち出したウェーブ制の戦闘。

わずか数時間後、ナインの空間を舞台にした3つ目の迷宮「予言」が全プレイヤー向けに完全無料で解禁。光と影の反転を利用したスタイリッシュなギミックと、2年目の「ナインの試練」装備の復刻厳選がコミュニティを熱狂させた。また、シーズンパス報酬として全員に配られたエキゾチックグレネードランチャー「ウィザーホード」の直撃持続ダメージが、特定のレイドボス(カリ、シュロ・チーなど)に対して異常な多重ヒット判定を起こすバグが発覚。開幕の1発でボスのHPバーが消し飛び即死するというレイド崩壊現象が発生し、Bungieはわずか数日でこの武器を一時的にゲーム内使用禁止にする緊急措置を取る。

6月中旬、アンブラル・エングラムから手に入る装備が、当時の戦闘メタを完全に塗り替えた。「ギロチン」である。回転薙ぎ払い(重攻撃)をレジェンダリー枠で放てるこの剣は、当時のあらゆるエキゾチックを過去にする単体DPSを叩き出した。ボスやチャンピオンの足元に「輝く泉」を張り、全員でギロチンを狂ったように振り回す攻撃があらゆるコンテンツの最適解となる。敵を倒すとボイドのエネルギー球体をその場に生成する新エキゾチックトレースライフル「荒廃した偶像」は、プレイヤーが球体を拾い上げ、3人称視点で敵を殴る、ドレインバリアを展開する、地面に叩きつけて大爆発を起こすといった変幻自在のプレイが可能となり、SNSを賑わせた。

7月7日、4年目秋にゲームから削除されることが決まった5つのレイド(リヴァイアサン、世界を喰らう者、星々のスパイア、過去の惨劇、悲哀の冠)を対象に、「週に1度しか報酬が出ない」というロックアウト制限が完全撤廃される異例のアップデートが適用。お目当てのレイド限定エキゾチック武器(アナーキーやターラバなど)や、称号「MMXX」の獲得を目指し、世界中のガーディアンが毎晩のようにレイドを何十周も高速周回する、前代未聞のレイドお祭りブームが巻き起こった。

7月16日、公式ブログにて、新型コロナウイルスの世界的流行に伴う完全在宅開発への移行を理由に、当初9月22日に予定していた『光の超越』の発売日を「2020年11月11日」へと約2ヶ月延期することを発表。これに伴い、通常は約3ヶ月で終わる『到来のシーズン』が5ヶ月間の超長期運営へと突入。Bungieはシーズンパスの期間延長や報酬の調整など、長丁場を維持するためのインフラ改修を余意なくされた。

2020年7月〜8月、PC版における「オシリスの試練」のチーター問題が深刻化する中、Bungieが公式に開催したコミュニティイベント「Bungie Bounty(開発者チームをマッチングで倒せば限定エンブレムが貰えるイベント)」の最中に大事件が発生。あろうことか、Bungieの開発者が生放送を行っているそのプレイ中の画面に、空中を浮遊しながら銃を連射する明らかな不正プレイヤーがマッチングし、開発者チームが目の前で一方的に蹂躙されるという様子が世界中に生配信されてしまう。コミュニティは「悲しい事件だが、これでようやく開発陣も現場のチーター地獄の深刻さを骨身に染みて理解しただろう」とSNSで大いに湧き立ち、アンチチートシステム(のちのBattlEye導入)の抜本的強化を勝ち取る直接の引き金となる。

8月11日〜9月8日、空中庭園エリア「EAZ」を舞台にした夏の恒例イベント「夏季の宴」が開催。特定のお題(ストライククリアや属性キルなど)をクリアすることで、防具自体が白や各サブクラス属性の光を放つ「輝き」が解放される仕様となっており、お気に入りのキャラクターを装飾するための厳選とバウンティ周回が夏の風物詩となった。

9月8日、ピラミッドに包囲され、マップから消滅することが確定していた4つのロケーション(イオ、タイタン、火星、水星)のベンダーたちを避難させる、物語と連動した長期クエストの最終フェーズが解禁。各惑星の最後のパトロールやストライクをこなしてNPCたちと会話を交わし、彼らの遺志を継ぐ形で、前作の人気エキゾチック大口径ピストル「トラベラーの英雄」が実装。1年目から親しんだロケーションが本当に遊べなくなる実感がコミュニティに広がり、各惑星の絶景ポイントで記念撮影を行うガーディアンがSNSに溢れた。

9月〜11月、ロードマップのコンテンツが尽き、コミュニティから「かつてない虚無期間」とも呼ばれた延期期間中、ガーディアンたちの間で最も美しい自発的ムーブメントが起こる。11月11日に5つのレイドと4つの惑星が消滅することが確定していたため、ベテランプレイヤーたちがSNSやDiscordで「まだレイドをクリアしたことがない初心者を、消滅前に意地でも全員クリアさせる」というボランティアのガイド活動を大規模に開始。「アナーキーを持っていないライト層にアナーキーを取らせる」、「最後の望みや過去の惨劇の楽しさを今のうちに教える」という温かい連帯感がゲーム全体に広がり、普段はソロで遊んでいた多くのプレイヤーが固定コミュニティへ定着する、最高の準備期間となった。

10月6日〜11月3日、「死者の祭り」が開催。お馴染みとなった無限の森の改変エリア「取り憑かれし森」は、舞台である水星の消滅に伴い、このイベントがこのエリアで遊べる最後の機会に。限定レジェンダリーオートライフル「ホラーストーリー」などの厳選、そして不気味な蜘蛛やミイラをモチーフにした限定コスメティックの収集が行われた。

11月9日、『光の超越』ローンチのための14時間の大規模メンテナンスに入る直前、日本時間の11月10日午前9時から、ゲーム内2度目となるリアルタイム・ライブイベントが開催。暗黒がイオ、タイタン、火星、水星の4惑星を完全に飲み込み、それに対抗するようにトラベラーが光を放ち、3年ぶりにその傷ついた球体を完全に修復・完全体へと再生させるイベントがリアルタイムで展開された。


4年目

光の超越 (原題: Beyond Light) / 斬獲のシーズン (原題: Season of the Hunt) - 2020年11月11日~2021年2月10日

11月11日、『Destiny 2 光の超越』が発売。全プレイヤーのパワーが1050へ引き上げられ、新たな上限としてソフトキャップ1200、ハードキャップ1250、最高峰キャップ1260が設定された。木星の衛星エウロパが新ロケーションとして実装され、同時に前作のコスモドロームが一部復活。システム面では、初の暗黒サブクラス「ステイシス」が実装されたほか、ゴーストのシェルに改造パーツをはめ込んで経験値や素材ドロップをカスタムする「ゴースト2.0」、防具の属性縛りを一部緩和する改造パーツスロットの汎用化など、UIを含めた大幅な近代化改修が施された。しかし、裏では前シーズンから予告されていた武器の「サンセット」が牙を剥き、全レジェンダリー武器の約8割近くがパワー上限に達して実戦で使用不可能になった結果、報酬プールが極端に過疎化し、コミュニティから掘るべき武器がゲーム内に存在しないと凄まじい大炎上が発生する幕開けになる。

11月18日、シーズンのメインアクティビティである「ラスボーン狩り」と、専用の強化デバイス「クリプト・ルアー」システムが解禁。プレイヤーはストライクなどでルアーにエネルギーを充填し、各地に潜む標的を追跡して一騎打ちを挑むという小規模かつ変則的な体験することとなる。このアクティビティの案内人として、かつてケイド6を殺害したユルドレンの肉体を持って生まれ変わった記憶なきガーディアン「クロウ」が新ベンダーとして登場し、あまりにも衝撃的な再会と彼を巡る切ないストーリー描写に、コミュニティ全体が大きな同情と動揺に包まれた。

11月22日、エウロパの地下に眠るエクソ製造施設を舞台にした新レイド「ディープストーン・クリプト」が解禁。「競合モード」が24時間適用される中、世界中のトップクランが世界初クリアの栄誉を賭けて激突。最終的に、不正なしで完璧な攻略を遂げたクラン「Luminous」が5時間29分10秒でクリア。公式の世界初王者に認定され、チャンピオンベルトが授与された。宇宙ステーションからの壮絶な落下シチューションや、BGM「Deep Stone Lullaby」が愛され、シリーズ屈指の名レイドとしてコミュニティを大絶賛の渦に巻き込んだ。レイドが世界初クリアされると、ゲーム内のエウロパ全域にリアルタイムの変化が発生。パトロールエリアにデバフ地帯「エクリプス・ゾーン」が週替わりで出現するようになり、同時に新たなエキゾチッククエストが全プレイヤー向けに解放された。このクエストを通じて手に入ったエキゾチック剣「悲嘆」は、チェーンソーのように刃を回転させてガードし、そこから連続で強攻撃を叩き込むことで威力が跳ね上がると同時に自身の体力を回復するという、凄まじい自己完結型の性能を持っていた。「悲嘆」はクエスト開始直後にもかかわらず979680人以上のガーディアンが手に入れた。前シーズンのギロチンをも過去にする超火力の登場により、ナイトフォールのチャンピオンやレイドボスを瞬殺するメタとして瞬く間に全ガーディアンの間に定着した。レイドの初日クリア者数は過去最高の29814名に達した。さらに、無料プレイのPCプレイヤーにはSMS認証のプロセスを案内するゲーム内画像が表示されるようになることが発表される。

12月9日、PlayStation 5およびS向けとなる、待望の次世代機専用グラフィック最適化パッチが配信された。これにより、コンソール版でも「4K解像度、毎秒60フレーム(PvPモードでは最大120フレーム)」での滑らかな描写が実現し、さらにPC版の特権であった視野角(FOV)スライダーがついに実装された。前シーズンまで全コンソールプレイヤーを苦しめていた、メニュー画面を開くだけで数十秒待たされるロード地獄や、タワーへのファストトラベル時の暗転が完全に過去のものとなり、ゲームプレイの快適性が文字通り別次元へと近代化された。また、前シーズンのDCV入りを受けて一時的にゲームから消えていた迷宮「予言」がゲーム内に再実装された。

「アイアンバナー」が開催。パワー値のアドバンテージが有効なこの戦場は、新能力「ステイシス」の理不尽なまでの凍結性能が初めて牙を剥いた公式な実験場となる。ハンターの特性「シャッターダイブ」とグレイシャルグレネードを組み合わせた一撃必殺の即死コンボが猛威を振るい、どれほど鍛え上げたガーディアンであっても、氷に触れた瞬間に何も操作できずに消し飛ぶ戦況が多発。それまでの正確な銃撃戦やハイスピードな空中戦は完全に否定され、お互いにスキルを投げ合って氷漬けにするだけの世紀末的なゲームバランスへと変貌し、コミュニティのPvPプレイヤー層から激しい怒りと調整を求める声が公式フォーラムへ殺到した。

同日、アシスタントディレクターのジョー・ブラックバーンによる発表で、以下の今後の展望が明かされる。シーズン13では、ストライク(「フォールン・サーベル」と「デビルズ・レイヤー」)、ギャンビット、クルーシブルのアクティビティにそれぞれ2つずつ、計6つの新しいレジェンダリー武器を追加、ナイトフォールストライクには3つのユニークな武器が追加され、「カイブン」、「ザ・スワーム」、「シャドウ・プライス」がDestiny 2へのデビュー、ナイトフォール(玄人)に果敢に挑めば、これらの武器の「新」バージョンを獲得することもできること。さらに失われたセクター(伝説/英雄)のローテーションに月の失われたセクターが含まれるようになり、エキゾチックアーマーが新たに3つ追加されるほか、全コンソールのDestiny 2プレイヤーを対象としたDDoS保護機能が実装されること。シーズン14では、外見の変更機能が登場し、4年目にレイド「ガラスの間」が帰ってくること。2021年にクロスプレイが実装されることも発表される。

12月15日〜2021年1月5日、タワーで年末年始を跨ぐ冬の恒例イベント「暁旦」が開催。オーブンでクッキーを焼いてキャラクターに配るという基本ループは前年同様、今回のイベント報酬として登場した限定レジェンダリーフュージョンライフル「グリシオクラズム」に、当時の環境で非常に強力だったパークが多数付与されていたため、サンセットによって慢性的な武器不足に陥っていたガーディアンたちは、理想のロールを求めて寝る間を惜しんで素材集めとクッキー作りに没頭した。今回は、全プレイヤーがクッキーを焼いて渡すことで得られる「暁旦の精神」の総数を世界規模で合算し、目標値を達成するごとにタワーの装飾が豪華になり、全員に特別な報酬パッケージが配られるというコミュニティ連動型システムが導入された。「グリシオクラズム」は、スライディングするとマガジンがオーバーフローしてチャージ速度が上がるユニークなパークの組み合わせが登場したため、より強力な対戦用武器を求めるガーディアンたちが毎晩のように素材集めのためストライクの高速周回に明け暮れた。

1月5日、エウロパとコスモドロームの失われたセクターに、日替わりで「伝説」および「達人」難易度が出現する新システムが軌道に乗る。このモードの最大の特徴は、ソロでクリアした場合にのみ、新規に実装されたエキゾチック防具が超高確率でドロップするというリワード設計にある。ハンターの回避行動を短距離テレポートへ切り替える「バクリスのマスク」など、ビルドの核となる防具を手に入れるため、それまでパーティプレイ中心だったガーディアンたちが、チャンピオンの対策を徹底的に煮詰めてソロでのタイムアタックに挑戦した。

1月19日、週リセットと同時に、事前のロードマップにもパッチノートにも一切記載されていなかった完全未告知の最高峰エキゾチッククエストがEDZの僻地に出現。前作の人気ハンドキャノンであり、本作ではシーズン中に固定パークとして一度復活していた「ホークムーン」に対し、Destinyの歴史上で初めて、エキゾチック武器でありながらドロップごとにパークがランダムに変化する仕様が適用された。このランダムパーク版ホークムーンを手に入れるため、アスレチックとボス戦が凝縮された週替わりの高難易度迷宮クエストへ挑むという、3年目の「虫の囁き」を彷彿とさせるハードコアコンテンツがコミュニティに定着した。

2月2日、シーズンの物語を締めくくる最終ミッションが解禁。ピラミッドの暗黒の力に侵食されたハイヴを、クロウと協力して追跡・撃破するシネマティックな戦闘が展開された。ミッション完了後のイベントでは、ガーディアンがスパイダーとの取引の隙を突き、クロウの所有権(奴隷契約)を完全に買い取ることで、彼を自由の身へと解放する感動的な結末が描かれた。システム的には、翌週から始まる「選士のシーズン」に向け、サンセットによるアイテム大枯渇に対するBungieの反省声明や、次シーズンでの武器・防具のドロップ量引き上げの方針が公式ブログで矢継ぎ早に発表された。


選士のシーズン (原題: Season of the Chosen) - 2021年2月10日~2021年5月12日

2月2日、公式ロードマップが解禁され、新アクティビティ「戦場」や「アイアンバナー」、前作から復帰するストライクなどの配信計画が提示される。

2月9日、「選士のシーズン」が始動。新前線基地「H.E.L.M.」がオンラインになり、戦場「ベヒーモス」「雹嵐」の実装、復帰ストライク「デビルズ・レイヤー」「フォールン S.A.B.E.R.」の解放、ステイシス特性クエストの開始などが行われる。

2月12日、シーズン初の「オシリスの試練」が開幕。新規アーマーセットや、強力な新武器の提供が開始され、コアPvP層が再動する。

2月16日、第3のバリエーションとなる「戦場:浄化」がアンロックされる。

2月17日、事前告知なしの隠しエキゾチッククエスト「予兆」がゲーム内に突如出現。探索要素とホラー演出、そして「デッドマンズテイル」の獲得を巡り、コミュニティに大きな衝撃が走る。

2月22日前後、オシリスの試練にて、特定バウンティの高速消化を目的とした「崖身投げ」がカジュアルプレイヤーの間で組織的に大流行する。

2月23日、最後の戦場アクティビティである「戦場:オラクル」がアンロックされ、シーズン最初の「アイアンバナー」が開催される。

2月25日、ジョー・ブラックバーンにより、開発ブログが公開。武器・防具のパワー上限システム(サンセット)の撤廃、シーズン毎のパワー上限上昇幅の緩和、クロスプレイの計画、拡張コンテンツ『漆黒の女王』の2022年延期が公式発表される。

2月下旬、「ハッケエンブレム」を用いたオシリスの試練での「ウィントレーディング」手法が発覚。中国・香港コミュニティを中心に急速に浸透し、マッチの形骸化を招く。

2月27日前後、ウィントレーディングの蔓延およびマッチメイキングのバグ(再接続機能の悪用)への一時的対処として、Bungieはオシリスの試練の緊急開催中止(無効化)を決定する。

3月4日、秋に開催予定の「死者の祭り」に向けた「怪獣 対 恐竜」のアーマー装飾デザイン投票が呼びかけられる。

3月11日、「恐竜」デザインの勝利(得票率81%)が報告される。あわせて、翌週適用予定のアップデート3.1.1における大規模なステイシス弱体化調整プレビューが公開される。

3月16日、アップデート3.1.1が正式配信。ハンターの「シャッターダイブ」やタイタンの「氷結の一撃」、ダスクフィールド・グレネードの引き寄せ範囲、結晶砕きダメージなどのステイシス性能がPvP環境において大幅に抑制される。

3月23日、シーズンパス所有者限定で新規ストライク「証明の地」が先行アンロック。Hot Fix3.1.1.1が同時に配信され、「明日の眼差し」のダメージ低下バグ等が修正される。

3月30日、「証明の地」ストライクが一般の全プレイヤーに解放され、同週の「玄人」ナイトフォールとして導入される。

4月13日、選士のシーズンにおける最後の「アイアンバナー」が開催される。

4月20日、シーズン恒例の対抗イベント「ガーディアン・ゲーム2021」が開催。エキゾチックマシンガン「後継者」およびその新規媒体の獲得クエストが開始。

4月22日、次期シーズンから導入される外観変更機能「アーマー合成(トランスモグ)」の詳細が公開。しかし、複雑な3階層の専用通貨やシーズン内の取得枚数制限、課金への誘導が極めて強い不満を引き起こす。

5月7日〜9日、ガーディアン・ゲームの閉会式が執り行われ、クラス間のスコア競争に終止符が打たれる。

2月17日に事前告知なしで突如として導入されたエキゾチッククエスト「予兆」は、シーズン中における最も革新的なゲームプレイ体験として、コミュニティ内で極めて肯定的な評価を獲得した。このアクティビティは、漂流するカバルの廃棄艦「グリコン」へと乗り込み、失踪したガーディアンの探索を進めるという内容である。単に指定されたロケーションで規定数の敵を倒すといった作業的なエキゾチッククエストの様式を完全に打破した。薄暗い船内を進み、不気味な軋み音やスコーンが急襲する音響デザインに囲まれながら進む構造は、往年の『Halo』シリーズのキャンペーンや、本格的なサバイバルホラーゲームを想起させる心理的緊張感をもたらした。さらに、マッチメイキングが強制されないソロ推奨の難易度設計は、プレイヤーに対して自分のペースで仕掛けを解く「ブラインド探索」の楽しさを提供。また、クリア報酬として手に入るエキゾチック・スカウトライフル「デッドマンズ・テイル」は、ランダムパーク仕様を特徴とした。

シーズン中の「オシリスの試練」は、その過酷な対戦環境と、それに対するカジュアルプレイヤーの極端な回避行動、さらにはシステム上の脆弱性を突いた不正行為の蔓延により、PvPコンテンツとしてのゲーム性を一時的に完全に喪失した。当時、新たに追加されたパルスライフル「メッセンジャー」は、精密キル後に連射速度が大幅に向上する強力なパーク「デスペラード」をロールできることから目玉アイテムのひとつであった。しかし、試練の過酷なスキルマッチングにより、平均的な実力を持つプレイヤーがライトハウス(無敗7勝)に到達することはおろか、数勝を挙げることすら極めて困難な状況となっていた。プレイヤーは、セイント14が提供する週替わりの試練バウンティ「エンドゲーム」に着目。このバウンティは、マッチを完了(勝利または敗北)するだけで進捗が進み、完了時にその週の3勝報酬が確定で手に入る仕様であった。これを利用し、水星のマップなどでマッチが開始された瞬間に一斉に崖から飛び降りて自殺を繰り返すという、いわゆる「崖身投げ」を戦術として最適化した。真面目に戦って時間を消費し、結局負けるストレスを被るよりも、最速で0勝5敗の敗北を繰り返してバウンティを完了する方が効率的であるという判断がコミュニティ内で一般化したのである。

これと並行して、PCプラットフォームを中心に、より組織的な不正行為である「Häkke win-trading(ハッケカジノ)」が中国・香港のコミュニティを通じて爆発的に流行した。この不正は、ゲームから切断されても元のマッチに再接続できる「ファイアチーム再接続機能」のバグを利用したものであった。この手法において、参加するプレイヤーたちは特定の「ハッケエンブレム」を装備してマッチメイキングに入ることで、互いが「ウィントレーディングの合意者」であることを示した。マッチングが成立すると、両チームの調整役が外部チャットを通じてSteamのチャットコマンド「/random」などを用い、1から10の乱数で不戦勝の権利を賭けたコイントス(抽選)を行った。抽選の敗者チームは、負けカードを持つ予備のキャラクターに切り替えてマッチに再接続し、意図的に退出することで、勝者チームに対して無傷の勝利を譲渡した。この一連の作業により、両チームは一度も戦闘を行うことなく、1キルも発生させずにライトハウスへと到達することが可能となった。試練のデータ分析プラットフォーム「Trials Report」の報告によれば、この手法の全盛期には、PC版の試練でライトハウスに到達したチームの実に48%が「総キル数0」を記録するという異常事態を招いた。これを受けてBungieは事態を重く見て、2021年2月下旬から3月中旬にかけてオシリスの試練を一時中止とし、システム修正とプレイヤーアカウントの調査に入る事態へと追い込まれた。

2月25日、新たに就任したゲームディレクターのジョー・ブラックバーン氏は、開発ブログを公開。このブログは、それまでコミュニティ内で最大の議論の的となっていた「サンセット(装備のパワー上限)システム」の意思決定を下すものとなった。4年目開始時に導入されたサンセットシステムは、メタの固定化を防ぎ新しい武器への移行を促す目的で、各装備に「最大パワー制限(実質寿命1年)」を設定するものであった。しかし、プレイヤーがロールの厳選に費やした莫大な時間と労力が強制的に無に帰すこの仕様は、ユーザーのモチベーションを著しく低下させていた。ブラックバーンはこの決定を覆し、選士のシーズン以降に獲得した全ての装備、およびその時点で上限に達していない全ての装備のサンセットを完全に廃止することを宣言した。パワーレベルグラインドの構造改革あわせて、シーズンごとの最大パワーキャップの上昇幅に関する緩和策も導入された。それまで毎シーズン一律で「+50」引き上げられていたパワーキャップの上昇幅は、新コンテンツの追加に伴う育成の負担をプレイヤーに強いるものであった。この負担を軽減するため、拡張コンテンツを伴わない通常のシーズン移行時においては、上昇幅をわずか「+10」に抑制する仕様へと改められた。

『光の超越』で導入された「ステイシス」は、対戦モードにおいてあまりに強力であり、対戦相手のキャラクター制御を完全に奪う「凍結」や「遅延」の能力がPvP環境の多様性を著しく阻害していた。「アップデート3.1.1」において、ステイシスに対する初の大規模なバランス調整(弱体化)を実施。この調整の特徴は、それまで行われてこなかった「PvEとPvPのサンドボックスの分離」を明確に実施した。パッチの主要な目的は、PvEにおけるステイシスの有用性を保持しつつ、PvPにおけるストレス要因を可能な限り排除することであった。

選士のシーズン中のPvPにおいて、最も強力な武器種として君臨したのが、発射レートが毎分120発の「高威力フレーム」に属するハンドキャノンであった。それまで主力であった140帯ハンドガンに対し、120帯は基礎攻撃力の高さと卓越した射程距離の広さを武器に、対戦環境を支配した。「イグニアス・ハンマー」、「ボトム・ダラー」、「ステディ・ハンド」そして「シュトゥルム」である。この120帯メタを決定づけたのは、キルタイム自体の早さではなく、射撃ミスに対する寛容さと射程アドバンテージである。140帯は最適なTTKを出すために完璧に3連続で精密射撃を当てる必要があるのに対し、120帯は「2ヘッド・1ボディ」でキルが可能であり、実戦において最適なキルタイムを出しやすいという強みを持っていた。さらに、バフやダメージパーク(ランページ等)が組み合わさることで「頭2発でのキル」が可能となるシチュエーションが多く、イグニアス・ハンマーやボトム・ダラーを装備したプレイヤーによる遠距離からの高火力な射撃が、選士のシーズンのPvP環境の大きな特徴となった。

4月22日、Bungieは開発ブログを通じて、多くのプレイヤーが長年待ち望んでいた外観カスタマイズ機能である「アーマー合成(トランスモグ)」の詳細な実装仕様を発表した。しかし、その実装内容が極めて複雑な仕組みと、無料獲得枠に対する厳格な制限、そして実質的なゲーム内課金への誘導に偏っていたことから、コミュニティからは「強欲な課金設計」として激しい非難が浴びせられることとなった。この時、発表されたアーマー合成システムは3段階の専用ゲーム内通貨の獲得と、タワーへの複数回の往復をプレイヤーに強いるものであった。


永夜のシーズン (原題: Season of the Splicer) - 2021年5月12日~2021年8月25日

5月11日、「永夜のシーズン」が開幕するも、接続過多による「Honeydew」エラー等で緊急メンテが発生。開発設定ミスにより「クロスプレイ」が一時的に偶発解放されるハプニングが起きる。賛否両論のアーマー合成システムが本実装。

5月22日、前作の人気レイド「ガラスの間」が復帰。ワールドファーストレースにおいてクラン「Elysium」が優勝し、シルバーの特製ベルトを獲得。

5月25日、ストライク専用の特殊プレイリストを用いた公式クロスプレイベータが1週間限定で開催される。

6月3日、Hot Fix 3.2.0.3が適用。クルーシブルのステイシス性能を徹底的に引き下げる大規模弱体化調整を適用。また、ガラスの間の各種グリッチ(プロメテウス・レンズの盾貫通、アテオンのハメ殺し)が即座に修正される。

6月10日、TWABにて不具合で一時性能が変更されていた「アセンブラーのブーツ」の元の仕様への復旧とバフ予定が公表される。

6月22日、高難易度「玄人」ナイトフォールが解放。新たに「新」武器として復帰した「ハングジュリー SR4」などが登場し周回が盛んになる。

7月6日、ガラスの間に最高難度「達人」が解禁され、「時間超越」武器の獲得が可能に。しかし、推奨パワー1340という過酷なアーティファクト上げ要求や、不親切な報酬仕様が議論を呼ぶ。

7月6日、夏季イベント「夏季の宴 2021」が開幕。

8月3日、「夏季の宴 2021」が閉幕。

8月10日、永夜のシーズンの終わりを締めくくる「エピローグ」イベントが発生。ハウス・オブ・ライトとタワーの避難民、スプライサーとしての戦いに一つの区切りがつく。

8月12日/19日、次期シーズン「彷徨のシーズン」に向けた超大規模サンドボックス調整がプレビュー。武器「アナーキー」や「ウォーマインド・セル」の大幅弱体化、すべてのメイン弾薬武器の「予備弾無限化」などが発表され衝撃を与える。

5月11日のシーズン開幕直後、アクセス過多に伴う「Honeydew」エラーによりサーバーがクラッシュし、緊急メンテナンスが実施されるトラブルが発生した。しかし、それ以上にコミュニティを驚かせたのは、本来はシーズン15で実装予定とされていたクロスプレイ機能が開発の設定ミスにより誤って適用され、開幕直後に意図せず一部のプレイヤー間で機能してしまったことだった。

これにより、PC、PlayStation、Xbox、Stadiaといった異なるプラットフォームのプレイヤー同士が同一のファイアチームを結成し、異なるハード間でマルチプレイを楽しむ様子がSNS等に投稿された。当時のリードコミュニティマネージャーであったCozmoは「これは意図した機能ではなく、最終的な体験を代表するものではない」としつつも、修正パッチが適用される週後半までの間「プレビュー版として自由に遊んでほしい」とアナウンス。その後の5月25日には正式なクロスプレイ公式ベータが予定通りPvEの特定ストライク限定で開催された。

5月22日、前作に登場したレイド「ガラスの間」が、『Destiny 2』のグラフィックやシステムに最適化されて復活を遂げた。復活に伴い開催されたレースでは、クラン「Elysium」がを1時間43分55秒でクリアを達成した。

しかし、最新のサンドボックスが持ち込まれたことで、一部の遭遇戦で深刻なグリッチ(チーズ)が瞬く間に知れ渡る。エキゾチック・トレースライフル「プロメテウス・レンズ」のレーザービームを照射すると、本来は特定のギミックである盾(レリック)でしか破れないはずのミノタウロスのシールドを貫通して撃破できるバグが発覚。また、最終ボスであるアテオン戦では、遭遇戦開始前に「未来の金星ポータル」へ無理やり侵入して一方的に攻撃し、戦闘が始まる前に安全にアテオンを討伐できる「アテオン・チーズ」や、起爆時のオブジェクト判定を用いてエリア外へ押し出して落下死させるハメ技も発見された。Hot Fix 3.2.0.3にて、プロメテウス・レンズおよびアテオン戦における全ての不正規な討伐グリッチを完璧に修正。

『光の超越』で導入されて以来、クルーシブルにおいて相手のキャラクター制御を完全に奪う「凍結」や「遅延」はあまりに強力すぎ、プレイヤーの極端なストレス要因となっていた。選士のシーズンで最初のステイシスナーフ(アップデート3.1.1)が入ったものの、それだけでは不十分であり、3.2.0.3において、PvEの性能を保ったままPvPにおけるステイシスの影響力を徹底的に排除する大規模バランス調整を実行した。

スーパースキル以外による凍結時間が、対ガーディアンにおいて一律「1.35秒」に短縮。この時間はあまりにも短いため粉砕を行う余地すらなく自然解凍するようになり、実質的に対戦における即死拘束が機能しなくなる。また、凍結した敵への特殊・ヘビー武器やアビリティによるダメージボーナスが+50%から+5%に激減。遅延時にクラススキルや空中移動(イカロス・ダッシュなど)を抑圧する効果、および武器の命中精度を低下させるペナルティが完全に撤廃。ハンターの「衰弱の刃」のダメージや遅延時間の大幅カット、タイタンの「クライオクラズム」スライドに対する「1.25秒のスプリント」という発動制限、コールドスナップグレネードの追尾性能および起爆半径の制限など、一連の強力アビリティが軒並み弱体化された。「凍結時に10秒間の武器ダメージ上昇」という極めて高い汎用性を誇っていた「多面体の囁き」が、ダメージ増強ではなく「安定性、エイムアシスト、各種ステータス(機動・耐久・回復)の上昇」という補助的バフへと完全に置き換えられた。これにより、クルーシブルのゲームバランスは劇的に再建され、それまで日陰に甘んじていた光のサブクラスが再び最前線に復権することとなる。

7月6日、レイドの上級難易度となる「達人」をガラスの間に導入。しかし、このコンテンツは想定された難度に対して、要求されるビルド性能が不条理であること、およびそれに対する報酬の渋さにより、コミュニティの熱心なレイド層から激しい不満と失望を買う。当時、プレイヤー側の上限パワーは1320だったのに対し、達人難易度の推奨パワーは1340に設定されていた。プレイヤーが推奨に近づくためには、アーティファクトのボーナスを気の遠くなるようなバウンティ周回で+20以上稼ぐことを強いられた。このため、多くのプレイヤーが10〜15以上パワーが低い状態で戦闘に臨まざるを得ず、チャンピオンや敵の理不尽な高火力に苦しむこととなった。最大の報酬である「時間超越」武器は、特定の週替わり「レイド挑戦」を達成した際の一度にしかドロップしなかった。その他の通常のエリア戦闘からは、達人であっても通常版しか出ず、挑戦以外のインセンティブが皆無。さらに、通常難易度と達人難易度で週の「報酬ロックアウト」を共有する仕様となっており、通常を先にクリアしてしまうと達人をクリアしても追加ドロップが出ないという、前作のハードモードとはかけ離れた極めて不親切な仕様となっていた。プレイヤーの時間を軽視した偏重の姿勢はコミュニティを大きく失望させ、「称号(フェイトブレイカー)に必要な挑戦だけクリアしたら、二度と達人はプレイしない」と宣言するハードコアプレイヤーが相次いだ。

シーズンのPvE環境は、シーズンのアーティファクト「パラドローム・キューブ」の最終列に配置された改造パーツ「突入掃討」に完全に支配された。この改造パーツはコスト9という非常に重いものでありながら、「グレネードランチャーでボスやチャンピオンにダメージを与えるか、シールドを破壊すると、 控えている武器が即座に自動リロードされ、さらに敵に対して約10秒間『被ダメージが30%増加する』デバフを付与する」という壊れ性能を誇っていた。これにより、「アナーキー」をボスに撃ち込んでを突入掃討を発動させ、もう1つのスロットに「ダブルスラグショットガン」を装備して交互に連射し、アナーキーが自動リロードされたらまた撃つ、というDPSサイクルが最強かつ定番となった。これにより、レイドボスが瞬く間に1フェーズで消滅させられ、PvE攻略の難度が劇的に低下した。

開発チームはメタの硬縮化と火力の過剰なインフレを危惧し、シーズン終盤に「彷徨のシーズン」で実施予定の抜本的なナーフ計画を突如発表した。アナーキーは予備弾数を26発から16発に削減し、ボスに対するダメージを30%カット。ウォーマインド・セルは前年から雑魚処理の最高峰として君臨したセルビルドについて、セルの爆発ダメージと範囲を大幅に縮小。全てのメイン弾薬武器の予備弾数上限を撤廃(無限化)。フュージョンライフルは15%のPvEダメージバフに加え、各フレームの特徴を強化する再設計を適用。さらに、復活時に最弱と評されていた「ベックス・ミソクラスト」に対して、PvEダメージ40%増強や発射レート向上といった破格の強化を予告した。


彷徨のシーズン (原題: Season of the Lost) - 2021年8月25日~2022年2月22日

セイント14とクロウとガーディアンがオシリスに会うために急いで夢見る都市に向かうと、サバスンの口から真実が明かされた。彼女は数ヶ月に渡ってオシリスのふりをしながら、バンガードの内外に不信と混乱の種を撒き続けていたのだ。一連のやり取りの後、漆黒の女王はユルドレン・ソヴだった頃のクロウの記憶を回復し、自分の過去を知ったクロウはそのまま皆の前から姿を消した。マラ・ソヴ女王は、サバスンが暗黒の真実を明かすことを条件に、彼女をワームから解放することを約束した。マラは夢見る都市の呪いを解除するために宿敵を始末するつもりだったが、分離の儀式が完了すると同時にサバスンは逃走し、そのまま姿をくらました。

主なアクティビティ

  • 猛威:星の同調
最大6人のマッチメイキング型PvEアクティビティ。夢見る都市にて、女王の命により夢の世界と現実の狭間を安定化させる。敵の波状攻撃、結晶防衛、エネルギー輸送、ボス戦などを複数フェーズで進行する。進行中に集めたアイテムは後述のシステム「シーズンフォーカス」で使用される。
  • 砕け散った領域
シーズンを象徴するソロまたは小規模チーム向けの探索型アクティビティ。亜空間を探索し、アウォークンの失われたテクナウィッチたちを救出する。時間の進行や浮遊ギミック、隠された道など、探索要素と縦軸構造が強調されており、過去の「夢見る都市」の幻影的再構築として評価を受けた。シーズン後半では難易度「伝説」モードも追加され、週替わりチャレンジや隠しロアが存在する。

シーズン装備と報酬

  • シーズンパス限定エキゾチック武器:ローレンツ・ドライバー
ボイド属性のリニア・フュージョンライフルで、敵を倒すと軌道上に「追尾球体」を生成し、次の射撃で爆発的ダメージを与える。ヘッドショットによるキルでバフが発動し、PvPでも一撃必殺が可能な性能から、リリース当初はメタ武器として話題となった。
  • シーズン武器群
ウルフトーン・ドロー(弓)、イオタ・ドラコニス(フュージョンライフル)、クリスラ・メロ(オートライフル)、カニス・メジャー(グレネードランチャー)など。これらはアウォークン技術や女王の象徴的装備群で、武器厳選の自由度も高かった。
  • シーズンアーティファクト:ウェイファインダーのコンパス
シーズン進行を管理する中心アイテム。プレイヤーはこれを用いて「スプライサーのガントレット」に類似する形で報酬やパークを拡張できる。システム・環境の変化
  • ミッション・プレイリスト改修
「伝説」および「達人」難易度の導入により、ソロプレイでも挑戦的なエンドコンテンツが充実。特に砕け散った領域の高難易度は、エクスプロレーション型PvEとして異例の人気を得た。
  • クロスプレイ正式実装
PlayStation・Xbox・PC間での完全クロスプレイが導入され、フレンドコードシステム「Bungie ID」による統一が実現した。これにより、プラットフォームを超えたクラン活動やPvE協力プレイが可能となった。
  • 武器パークの再調整とステイシス武器の追加
一部旧武器の再発行と新パーク追加により、サンセット制度撤廃後の新メタ構築が進行した。

Bungie 30周年記念

2021年12月7日に配信された特別アップデートであり、Bungieの設立30周年を記念して実施された大型記念コンテンツ

無料コンテンツ

  • 永遠の挑戦
ゲームショー風の6人マッチメイキング型PvEアクティビティ。ステージは仮想空間で、ランダム選出される3ラウンド構成(フォールン/カバル/ハイヴ/ベックス/スコーンなどの敵派閥)と最終ボス戦から成る。ゲーム内通貨「奇妙なコイン」を使用して、シュールから報酬を引き換える。難易度は通常・伝説の2種があり、毎週のリワード更新によるやり込み要素がある。
  • 報酬武器
    • BxR-55 バトラー(パルスライフル):Haloシリーズの「バトルライフル」へのオマージュ。ヒップファイア精度とADS精密射撃の両立性能が評価された。
    • 半真実/片割れ:二振りの剣が存在し、片方は通常のエネルギー剣、もう片方は『Halo』の「エナジーソード」を模した。
    • 回顧の道(トレースライフル):『Marathon』シリーズを意識したデザイン。
これらの武器群は、Bungieの過去作品(『Halo』『Marathon』『Myth』など)へのトリビュートとして設計されている。

有料コンテンツ

  • 迷宮:「強欲の支配」
舞台はコスモドロームの失われた洞窟群。かつて過剰な強欲で滅びたトレジャーハンターたちの末路を描く。宝を追い求めた者が次々と罠に堕ちていくという皮肉なテーマで、パズル・トラップ・敵戦闘が融合した構成。途中には「エングラムを集めて爆破扉を開ける」など、ギミック主導の進行が特徴。難易度は通常/達人の2種で、報酬武器と防具が充実している。
  • 復活エキゾチック武器:ギャラルホルン
『Destiny』で象徴的だったロケットランチャーがリメイク登場。発射時にロケットが分裂して複数の追尾弾になる特性は健在で、新パーク「ウルフパック弾」により味方のロケットランチャーにもバフを付与するユニーク効果を持つ。
  • 30周年記念装備群
『Halo』『Marathon』『Myth』『Oni』などBungie旧作をモチーフとした防具装飾が多数追加。エモート・スパロー・ゴーストシェルなどもクラシック作品を再現している。

システム・進行関連

「永遠の挑戦」を中心に、恒久的に利用可能なPvEプレイリストとして追加され、以後も新規プレイヤーの育成や素材稼ぎに適したアクティビティとして残されている。新レジェンダリー武器群はクラフトや厳選が容易な設計で、特にBxR-55は後のPvPメタにも長く残った。

5年目

漆黒の女王 (原題: The Witch Queen) - 2022年2月23日

ガーディアンはサバスンの歪んだ玉座の世界に足を踏み入れ、彼女とその一族ルーセントブルードがいかにして光を盗んだかを解き明かす。その中で「目撃者」と呼ばれる存在が黒き艦隊を率いて来訪すという助言をサバスンから受け取った。

主なアクティビティ

  • キャンペーン
拡張コンテンツのメインストーリーに、やりごたえのある高難易度モードが初実装。ファイアチームの人数に応じて敵の体力やダメージがスケーリングする仕様となっており、クリアすることで通常の2倍の報酬や限定エンブレム、パワーレベルの高い装備一式などが獲得できる。サバスンの嘘と謎を解き明かすサスペンス調の展開は、Destiny史上最高傑作との呼び声も高い。
  • 新レイド:門弟の誓い
サバスンの玉座の世界の沼地に沈む「ピラミッド」内部を探索する、最大6人用のエンドコンテンツ。目撃者の門弟ルラクと対峙し、多数のシンボル(記号)のギミックを解読しながら進む。
  • 源泉
最大6人のマッチメイキング型PvEアクティビティ。玉座の世界の中心部にある「光の源泉」を巡り、ルーセントハイヴやスコーンと戦う。日替わりで「攻撃」と「防衛」のフェーズが切り替わり、出現するボスやドロップする武器(クラフト用パターンを含む)が変化する。

装備と新システム

  • グレイブ
特殊ウェポン枠に装備する、一人称視点の近接・射撃武器。強力な近接連撃、遠距離へのエネルギー射撃、攻撃を防ぐエネルギーシールドの3つの機能を併せ持つ。リリース当初は「エニグマ」をはじめ、各クラス専用のエキゾチック・グレイブも追加された。
  • 武器形成
火星の「居留地」にあるレリックを使用し、プレイヤー自身で武器を作成・強化できる画期的なシステム。特定の武器から「ディープサイト共振(赤枠)」を抽出してパターン(設計図)を解放し、武器のレベルを上げることで、強化特性など好みのパークを自由に選択・付与できるようになった。
  • エキゾチック装備
サバスンのワームを射出するグレネードランチャー「パラサイト」や、追尾する毒の弾丸をばらまくサブマシンガン「オステオ・ストライガ」などが実装され、強力な性能と独自のギミックで重宝された。

システム・環境の変化

  • ルーセントハイヴ
トラベラーの光の力を手に入れたハイヴの勢力。ガーディアンと同様にボイド、アーク、ソーラーの力とスーパースキルを駆使し、彼らのゴーストをフィニッシャーで破壊しない限り何度でも蘇生してくるため、戦闘に新たな緊張感をもたらした。
  • サブクラス改修「ボイド 3.0」
光のサブクラスの第一弾リワーク。「光の超越」のステイシスで導入された「特性」と「かけら」のシステムがボイド属性に適用された。これにより、「吸引」「不安定」「不可視」などのキーワードを中心とした、自由度の高いビルド構築が可能となった。
  • 起源特性
新たにドロップするすべての武器に追加された、第5のパーク列(固有のパッシブ効果)。ストライクやクルーシブルなどのプレイリストや、製造元(ハッケ、オモロンなど)に応じた特性が発動し、武器の個性がより際立つようになった。

甦生のシーズン (原題: Season of the Risen) - 2022年2月23日~2022年5月25日

光を持つサバスンのルーセントハイヴが出現し、ガーディアンの力の源が脅かされている今、生き残れるかどうかはバンガードと女帝カイアトルの不安定な同盟関係にかかっている。ガーディアンは光を抑制する力を持つ槍手に、カイアトルの忠臣であるサイオンやサラディン卿と協力してルーセントハイヴ精神内に隠された秘密を探り、ウィッチ・クイーンの恐ろしい計画阻止しなければならない。

主なアクティビティ

  • 戦場
最大3人のマッチメイキング型PvEアクティビティ。EDZやコスモドロームに出現したルーセントブルードを討伐し、彼らの精神世界に侵入する。カイアトルのサイオンと協力してハイヴから光の力を断ち切るという、ストーリーに直結した戦闘が展開された。
  • エキゾチックミッション:ヴォクス・オブスキュラ
火星を舞台にした、制限時間付きの高難易度ミッション。カバルの戦車(インターセプターやドレイク)を駆使して施設を突破し、基地深部にいる離反したサイオンを討伐する。道中とボス戦の両方でタイマーが設定されており、スピーディーな攻略が求められた。

シーズン装備と報酬

  • 壮麗なる序曲
アーク属性のヘビーマシンガン。通常の射撃でミサイルを装填し、代替射撃で最大20発のミサイルを一斉発射できる。その圧倒的な瞬間火力の高さにより、後のレイドやボス戦でも度々活躍するユニークな武器となった。
  • デッド・メッセンジャー
「ヴォクス・オブスキュラ」のクリア報酬で得られるエキゾチックの波形フレーム・グレネードランチャー。着弾すると扇状に3つのエネルギー波を放ち、リロード長押しで属性(ボイド、ソーラー、アーク)を自由に切り替えられる。
  • シーズン武器群
ピース・オブ・マインド(パルスライフル)、エクスプローシブ・パーソナリティ(波形グレネードランチャー)、スイート・ソロー(オートライフル)、アンダー・スキン(弓)など。カバルの意匠が取り入れられており、同時に実装されたパターンを抽出して武器形成をすれば、理想のパーク構成を作成できた。
  • シーズンアーティファクト:シナプス・スピア
カバルの技術を用いて作られた槍。これをレベルアップさせることで、同時期に実装された「ボイド3.0」を強力に後押しするシーズンMOD(ボイド武器に「不安定化弾」を付与するものなど)を解放できた。

システム・環境の変化

  • H.E.L.M.「軍事会議」のアップグレード改修
シーズンの週間挑戦をクリアして得られる通貨を使って、軍事会議をアップグレードしていく方式が採用された。これにより、特定の武器のディープサイトの確定ドロップや集束エングラムの解放など、プレイヤーが狙った報酬を獲得しやすくなる仕組みが確立された。
  • カバル帝国との本格的な共闘
「漆黒の女王」の裏で進行した本シーズンでは、ハイヴが光を得たという未曾有の事態に対し、かつて敵対していたカバルの女帝カイアトルと人類が「同盟」として本格的に共闘。ストーリー上、両者の関係性が深まる非常に重要なターニングポイントとなった。

幻影のシーズン (原題: Season of the Haunted) - 2022年5月25日~2022年8月24日

リヴァイアサンが、人類の過去から生まれたナイトメアに取り憑かれた状態で再び姿を現した。その狙いは月で眠りについているピラミッド艦にあった。ピラミッドの力を手に入れようとするカルスの企みを阻止するため、ガーディアンは立ち上がった。そしてついに、リヴァイアサンはピラミッドから永久に切り離された。しかし、ナイトメアが徐々に消えていく中、カルスは必ず帰還を果たすことを決意し、バンガードに目撃者の到来を予告した。

主なアクティビティ

  • 「ナイトメア隔離」
かつてのレイド舞台であった巨大艦「リヴァイアサン」が、エグレゴア菌に侵食された不気味なパトロールエリアとして復活。このエリア内で発生する最大6人参加型の公開イベント「ナイトメア隔離」では、敵の波状攻撃を凌ぎ、強力なナイトメアのボスを討伐して「悲哀の冠」のエネルギーを集めることが主軸となった。
  • 週刊ミッション「切断」
ストーリーに直結した1〜3人用のミッション。リヴァイアサンの深部に潜入し、クロウ、ザヴァラ、カイアトルそれぞれの過去のトラウマ(ナイトメア)と向き合う。閉鎖空間での戦闘や、無敵の敵から逃げながらギミックを解くホラー要素も取り入れられていた。
  • デュアリティ
カルスの精神世界にダイブし、「現実(通常空間)」と「ナイトメアの領域」の2つの世界を鐘を鳴らして行き来するギミックが特徴の3人用高難易度アクティビティ。カルスの過去の記憶の断片を追体験できる。

シーズン装備と報酬

  • 復刻「絢爛武器」と新「幻影武器」
過去に絶大な人気を誇った「アウストリンガー」「寵愛」「カルス・ミニツール」「ドラング(バロック)」が、武器の形成が可能な状態で復刻。さらにシーズン固有の「幻影武器」群も追加され、リヴァイアサンを周回してディープサイトを集めるプレイングが主流となった。
  • 侵入者
前作から復刻されたアーク属性の3点バースト・ピストル。敵をキルした後にリロードすると、次の射撃が強力な6連バーストになる。
  • ハートシャドウ
迷宮「デュアリティ」のクリア報酬として確率でドロップするボイド属性の剣。強攻撃を行うことで自身をインビジブル(透明化)状態にし、同時にボイドの爆発発射体を放つという、ハンターの戦術に特にマッチする独自の能力を持つ。

システム・環境の変化

  • サブクラス改修「ソーラー 3.0」
ボイドに続く光のサブクラス改修第2弾。「スコーチ」「点火」「治癒」「回復」「発光」といったキーワードが導入された。生存能力と殲滅力を極めて高いレベルで両立できるようになり、PvE環境に革命をもたらした。
  • アイアンバナーの大型改修
カバルの「バルス・フォージ」となったサラディン卿が主導するアイアンバナーがリニューアル。パワーレベルのアドバンテージが廃止され、前作で人気だった目標型ルール「亀裂」(スパークと呼ばれる光の球を敵陣の亀裂にダンクする)が導入された。また、独自のランクシステムも新設された。
  • 空中効果(AE)ステータスの実装
主にクルーシブル(PvP)環境のバランス調整として、空中にいる間の武器の命中精度やエイムアシストを数値化する「空中効果(Airborne Effectiveness)」システムが導入された。これにより、空中戦主体のプレイスタイルには専用のビルド構築が求められるようになった。

宙賊のシーズン (原題: Season of Plunder) - 2022年8月24日~2022年12月7日

敗北してエウロパの氷に封じられていたエラミスが、なぜか氷の牢獄から解き放たれた。エラミスと彼女が集めたエリクスニー海賊集団を阻止するため、ガーディアンも戦力を結集しなければならない。スパイダーの船に乗り、星々の軌跡をなぞりつつ、奴らの求める失われたレリックを探し出す。

主なアクティビティ

  • ケッチクラッシュ
最大6人のマッチメイキング型PvEアクティビティ。味方のケッチから敵のケッチへと砲門を並べて撃ち合い、敵艦の甲板に乗り込んで制圧する。防衛拠点へのハッキングやウォーカーの破壊など複数のフェーズを経て、最後に待ち受ける敵の船長を討伐する、海賊らしい大立ち回りが楽しめる。
  • 遠征
最大3人のマッチメイキング型PvEアクティビティ。ドリルを使って埋蔵された宝(エングラム)を掘り起こし、それを運搬用の車両に乗せて護衛しながら進む。道中では敵の襲撃を退け、妨害用のジャマーを破壊しながらルートを切り開く。
  • 海賊の隠れ家
週替わりで進行するソロ用のストーリーミッション。エラミスの配下である海賊王の拠点にカチコミをかけ、最深部で待ち受けるボスを倒して「ネザレクの遺物」を奪取する。

シーズン装備と報酬

  • 復刻レイド「邪神、滅びる」
前作から、ハイヴの神オリックスと対峙する伝説的なレイドが復刻実装された。それに伴いレイド固有の武器群や、自らの生命力を削って高火力を叩き出すエキゾチック・スカウトライフル「悪意の手」も再登場。レイド武器は武器形成にも対応した。
  • 脆き墓
アーク属性のフュージョンライフル。水平に広がる弾を発射し、敵を倒すと高確率で「イオントレース」を生成する。イオンの痕跡を回収することで次の射撃に「ショック」効果が付与されるなど、アーク3.0のシステムと強烈なシナジーを誇った。
  • シーズン武器群
海賊の荒々しいデザインが特徴で、独自の起源の特性「右フック」を備えており、近接攻撃を織り交ぜるアグレッシブな戦法と相性が良かった。

システム・環境の変化

  • サブクラス改修「アーク 3.0」
ボイド、ソーラーに続く光のサブクラス改修の第3弾。「増幅」「ショック」「視界喪失」「イオントレース」といったキーワードを主軸とし、「とにかく前へ出て動き続けること」をコンセプトにした高い機動力と近接戦闘能力が全クラスに付与され、ゲーム全体のスピード感が大きく引き上げられた。
  • 新規・復帰プレイヤー向け「雷神の贈り物」
H.E.L.M.内に、新規プレイヤーや復帰プレイヤーのパワーレベルを一気に引き上げるための無料装備一式を受け取れるチェスト「雷神の贈り物」が設置された。強力なエキゾチックマシンガン「サンダーロード」なども同梱されており、前線へ追いつくための大きな助けとなった。
  • クルーシブルのSBMM(スキルベース・マッチメイキング)再導入
PvPの一部プレイリスト(コントロールなど)において、接続品質だけでなくプレイヤーのスキルレベルを参照してマッチングを行うSBMMが再導入され、対人戦の環境に大きなメスが入った。

熾天使のシーズン (原題: Season of the Seraph) - 2022年12月7日~2023年2月28日

ガーディアンは、ウォーマインド・ラスプーチンを再構築する任務を与えられる。そのために太陽系各地に点在するブレイ・テク関連施設に忍び込み、遠く昔に失われたラスプーチンの意識の一部を奪い返さなければならない。かつて「熾天使」と呼ばれていた存在を。

主なアクティビティ

  • 強奪の戦場
最大3人のマッチメイキング型PvEアクティビティ。月、エウロパ、火星に隠されたラスプーチンの軍事施設、塹壕に侵入する。道中では即死ギミックである防衛レーザー網を掻い潜り、強力な妨害能力を持つ「合唱者」を素早く処理しながら、最深部のボスからサブマインドのデータを回収する。
  • 熾天使の盾作戦
地球軌道上の「熾天使ステーション」に潜入する最大3人用のミッション。レイド「ディープストーン・クリプト」で登場した役割ギミック(スキャナー、オペレーター、サプレッサー)がソロでも解けるようにアレンジして組み込まれている。宇宙空間での船外活動など、息を呑むような景観と完成度の高さでプレイヤーから絶賛された。
  • 監視者のスパイア
火星に現れたアレス・スパイアを舞台に、ベックスの侵略を食い止める3人用エンドコンテンツ。回路のノードを順番に撃って電力を繋いでいくギミックが主体。報酬として西部劇風の「テックス・メカニカ」製アーマー群がドロップした。

シーズン装備と報酬

  • マンティコア
ボイド属性のサブマシンガン。空中で敵にダメージを与えると推進器が起動し、重力を無視して空中に滞空したまま射撃を続けられるという極めて特異なギミックを持つ。
  • リビジョン・ゼロ
「熾天使の盾作戦」のクリア報酬で獲得可能なキネティック枠のパルスライフル。複数週にわたるクエストを通じてエキゾチック武器でありながら武器形成とカスタマイズが可能であり、精密攻撃を当ててデータを蓄積することで、代替射撃として強力な高威力スナイパー弾を放つことができる。
  • シーズン武器とIKELOS武器の復刻
シーズン固有の熾天使武器に加え、絶大な人気を誇ったIKELOS武器群が「v1.0.3」として新たなパークプールを備えて復刻。特に新パーク「ボルトショット」が付与可能になった「IKELOS_SMG_v1.0.3」は、アークのPvE最強格武器として環境を席巻した。

システム・環境の変化

  • クルーシブル「対戦モード」の大規模改修
従来の「栄光ランク」プレイリストが刷新され、より本格的なランクマッチである「対戦モード」が導入された。階級制が採用され、参加報酬として人気ハンドキャノン「ローズ」がランダムロールで復刻された。
  • 武器の「フルオート射撃」設定の標準化
アクセシビリティの大幅な向上を目的として、設定メニューからすべての武器(ハンドキャノンやパルスライフルなどを含む)をフルオート射撃に切り替えられる機能が実装された。これにより、MOD枠を消費することなく指の負担を軽減できるようになった。
  • 防具改造パーツシステムの改修予告とアーティファクトの制限緩和
次期拡張「光の終焉」でのビルドシステムの一新に向けた準備段階として、シーズン後半にはすべての標準アーマー改造パーツが全プレイヤーに無条件で解放された。

6年目

光の終焉 (原題: Lightfall) - 2023年2月28日

目撃者が現れた。その存在は、シティも、トラベラーも、そして太陽系全体をも脅かす。新たな門弟となったカルス皇帝の助力を得て、目撃者は第二の大崩壊をもたらさんと目論んでいる。カルス皇帝に先んじて太陽系外縁へ駆け抜け、クラウドストライダーについて学び、新たな暗黒の力「ストランド」を駆使し、カルス皇帝の支配に終止符を打つべく、ガーディアン達が立ち上がる。

主なアクティビティ

  • ネオムナ
海王星に隠されていた、サイバーパンク風のネオン輝く近代都市「ネオムナ」が新たなパトロールエリアとして追加された。「漆黒の女王」で好評だったストーリーの「伝説」難易度も引き続き実装され、クリアすることでエキゾチック防具や高パワーの装備を獲得できた。
  • ナイトメアの根源
トラベラーの光のビームを受けてテラフォーミングされたピラミッド艦の内部を進む、最大6人用のエンドコンテンツ。目撃者の門弟であり、暗黒時代の恐怖の象徴であった「ネザレク」と対峙する。光と暗黒のノードを繋ぐギミックが主体で、スピード感のある戦闘が特徴。
  • ターミナルオーバーロード
ネオムナの各エリアで日替わりで開催される、最大6人参加型の公開イベント。ベックスとシャドウ・リージョンの軍勢を退け、最後に登場するボスを倒すことで、ネオムナ固有の武器を獲得できる。

装備と新システム

  • 第5のサブクラス「ストランド」
ステイシスに続く、2つ目の暗黒サブクラス。宇宙を構成する精神的な「糸(ストランド)」を操り、「グラップリング」によるかつてない空中機動力を実現した。さらに、敵を宙吊りにして無力化する「拘束」や、ダメージを軽減する「ウィーブメイル」などのキーワードを持ち、クラウドコントロール(敵の行動阻害)において最強格の性能を誇った。
  • ストランド属性の武器と新パーク
キネティック枠(1番目の武器スロット)に、新たに「ストランド属性」の武器がドロップするようになった。敵を倒すと追尾する糸の塊を生成するパークも追加された。
  • クイックシルバー・ストーム
オートライフルでロケットを複数発射し、オルトファイアで強力なグレネードランチャーに切り替えられる武器。媒体を進めることで属性が「ストランド」に変化し、ストランドビルドの要として大活躍した。

システム・環境の変化

  • 「ロードアウト」機能の公式実装
プレイヤーから長年要望されていた、ゲーム内でのロードアウト保存・切り替え機能がついに実装。サードパーティ製アプリを使わずとも、ボタン一つで瞬時に別のビルドへ着替えることが可能になった。
  • ビルドシステムの大規模改修(アーマーチャージ)
従来の「光のチャージ」や「属性オーブ」といった複雑な改造パーツシステムが廃止・統合され、新たに「アーマーチャージ」システムへと刷新された。また、チャンピオン対策(アンチバリア、アンチオーバーロードなど)が武器だけでなく、サブクラスの属性効果(発光、ボラタイル、拘束など)にも標準搭載され、装備の自由度が飛躍的に向上した。
  • ガーディアンランクと称賛システム
プレイヤーの経験度や熟練度を示す「ガーディアンランク(1〜11)」が新設され、ベテランか初心者かがひと目で分かるようになった。また、アクティビティ完了時にチームメイトの貢献を讃え合う「称賛」システムも追加され、よりポジティブな協力プレイが推奨される環境となった。

抗戦のシーズン (原題: Season of Defiance) - 2023年2月28日~2023年5月24日

目撃者の襲撃後、バンガードは同盟関係にある者たちに呼びかける。侵攻してくる影の軍団に対抗するには、ガーディアンはアウォークンの正当なる力を習得し、女王の近衛兵として己を示さねばならない。

主なアクティビティ

  • 抗戦の戦場
最大3人のマッチメイキング型PvEアクティビティ。EDZやコスモドローム、そして軌道上の監獄艦を舞台に、シャドウ・リージョンに捕らえられた民間人を救出する。マラの力を借りて亜空間を行き来し、浄化の炎を灯して暗黒の汚染を払いながら進む。
  • NODE.OVRD.AVALON
EDZの隠しデータノードからアクセスできる、ベックス・ネットワークを舞台にした最大3人用のミッション。アシェル・ミルの導きに従ってネットワーク深部へ潜入し、図形合わせのギミックや激しい戦闘をくぐり抜ける。
  • ストライクミッションの大規模リニューアル
「カバル大戦」時に実装されていたストライクである「影の湖」と「武器商人」の2つが、現在のストーリーライン(シャドウ・リージョンの地球侵攻)に合わせて内容が刷新された。敵の配置やギミックが見直され、全体の難易度も現代の基準へと引き上げられた。

シーズン装備と報酬

  • シーズンパス限定エキゾチック武器:ベルグラ・カーブ
ステイシス属性の弓。敵を倒すことで特別な「ステイシスの矢」がストックされ、それを腰だめ撃ちで放つことで、着弾地点に即座にステイシス・クリスタルを複数生成できる。ステイシスの特性(かけら)とのシナジーが非常に高く、強力な凍結ビルドを構築できた。
  • 注目エキゾチック装備:ベックスカリバー
ミッション「NODE.OVRD.AVALON」のクリア報酬で獲得できるボイド属性のエキゾチック・グレイブ。「リビジョン・ゼロ」のように複数週にわたって武器形成とパークのカスタマイズが可能。ガードを展開すると、自身と周囲の味方にボイドの「オーバーシールド」を付与する強力な防衛・サポート能力を備えていた。
  • シーズン武器
アウォークンの装飾が施されており、能力を使用すると武器のハンドリングとリロード速度が上がる起源の特性「高貴な行い」を備えていた。また、過去に存在した各クラス専用の剣も復刻し、クラフト可能となった。

システム・環境の変化

  • アンブラル・エングラムの廃止とエングラム管理の刷新
長らく装備の厳選システムとして使用されてきた「アンブラル・エングラム」が廃止された。代わりに、「抗戦のエングラム」がH.E.L.M.のベンダー(ウォーテーブル)に直接ストックされる方式に変更。これにより、プレイヤーの所持品枠(エングラムインベントリ)を圧迫することなく、いつでも好きな時に装備の集束を行えるようになり、利便性が飛躍的に向上した。
  • シーズンの鍵システム
アクティビティ完了時の追加報酬の仕組みが見直され、「抗戦の鍵」と呼ばれるアイテムを所持している状態でシーズンアクティビティをクリアすると、特別な宝箱を開けて高ステータス防具や赤枠(ディープサイト)武器を獲得できるようになった。

深淵のシーズン (原題: Season of the Deep) - 2023年5月24日~2023年8月23日

土星の衛星タイタンが戻ってきた。しかし、そのメタンの海の底にある何かを探している宿られた兵とハイヴで溢れかえっている。ガーディアンは、奴らを追って深海へと潜り、古代の秘密を解き明かさなければならない。

主なアクティビティ

  • ディープダイブ
最大3人のマッチメイキング型PvEアクティビティ。タイタンの海深くに潜り、道中でランダムなバフ(アーサの恩恵)を選択して獲得しながら階層を進むローグライト要素が特徴。エリア内に隠された「トーランドの光」に触れて「プレッシャー試練」を起動することで、敵が狂暴化する代わりにクリア報酬のティアを上げることができた。
  • サルベージ
最大6人のマッチメイキング型PvEアクティビティ。タイタンの環境都市で防衛や修理などの様々な任務をこなし、最後に海底へ潜ってボスを討伐する。
  • 釣り
EDZ、ネッスス、サバスンの玉座の世界に「釣り池」が登場。アクティビティで集めた釣り餌を使って魚を釣るという、初のリラクゼーション要素。釣った魚はH.E.L.M.の専用水槽に飾られ、低確率で釣れる「エキゾチックの魚」を集めることが、後述の隠しミッションへのアクセス条件となっていた。
  • 新迷宮:深淵のゴースト
タイタンの海底に沈むオリックスの遺体を巡り、ルーセントブルードと激突する3人用エンドコンテンツ。水圧に耐えながら進む海中ギミックや、圧倒的な体力を持つボスとの長期戦が特徴。味方に撃つことで「ウィーブメイル」を付与できるストランドのエキゾチック・トレースライフル「ナビゲーター」がドロップした。
  • 砥石
「ディープダイブ」内に隠された制限時間付きの秘密のミッション。釣りで得た特別なアイテムを捧げることでアクセスでき、最深部でシヴ・アラスのトーメンターを討伐することで、ステイシス属性のエキゾチック・スカウトライフル「ウィキッド・インプリメント」を獲得できた。

シーズン装備と報酬

  • セントリヒューズ
アーク属性のオートライフル。ダッシュ、スライディング、または射撃で静電チャージが溜まり、キル時やチャージ最大時のリロードで強力なアークの爆発(視界喪失効果)を巻き起こす。機動力と殲滅力を高いレベルで兼ね備えていた。
  • 宿られた武器と天誅武器の復刻
過去のPvEアクティビティ「天誅」で絶大な人気を誇った武器群(スペアレーション、バグアウト・バッグなど)が新たなパークを備えて復刻。さらに、それらを「宿られた兵」のビジュアルにアレンジしたシーズン固有のクラフト武器(ターゲット・リダクションなど)も登場した。

システム・環境の変化

  • 最高パワーレベル上限の「据え置き」
これまでシーズンが変わるごとに必ず上昇していた「最高峰パワーレベルの上限」が、前シーズンの「1810」から据え置きとなった。これにより、毎シーズン恒例だった「パワーレベル上げ」の負担が大幅に軽減され、プレイヤーはすぐにエンドコンテンツやビルド構築に集中できるようになった。
  • ディープサイト・ハーモナイザーの実装
パターン(赤枠)が抽出可能な武器に対し、任意のタイミングでディープサイトを付与できる消費アイテムが新設された。シーズンパスの報酬として手に入り、これを利用することでレイド武器などのパターン解放が劇的に緩和された。
  • エキゾチック防具の大規模リワーク
20以上の使用率が低かったエキゾチック防具に対して大規模な調整と能力の刷新が行われ、全クラスで新たなビルド構築の選択肢が多数生まれた。

魔術のシーズン (原題: Season of the Witch) - 2023年8月23日~2023年11月29日

サバスンのゴースト、イマルがバンガードに危険な申し出を持ちかけてきた。目撃者を追うために必要な情報を握るウィッチ・クイーンは、我々が妹のシヴ・アラスと対峙すれば、その情報を共有するという。 欺瞞のハイヴ神との危険な契りを果たすため、ガーディアンは魔術の儀式で得た力を行使し、エリス・モーンのための捧げものを集めなければならない。

主なアクティビティ

  • サバスンのスパイア
最大3人のマッチメイキング型PvEアクティビティ。サバスンの玉座の世界にあるスパイアを登りながら、ハイヴの魔術やルーンのギミックを解き、各層のボスを打ち倒す。道中では後述の「囁きのデッキ」による強力なバフを得て戦うことができる。
  • 祭壇の召喚
最大3人のマッチメイキング型PvEアクティビティ。サバスンのアテネウムにある闘技場で、集めた「供物」を捧げることで儀式を開始する。捧げる供物のティア(1〜3)によって敵の強さが変動し、ティア3ではエンドコンテンツに匹敵する非常に高難易度な戦闘が展開される。
  • インバル・エンジン
迷宮のように入り組んだパズル空間を進むソロ用のアクティビティ。数週間にわたって試練が解放され、最終的に次シーズン「望みのシーズン」への大きな伏線となるアハンカーラの卵を発見することになる。
  • エキゾチックミッションのローテーション
過去のシーズンで登場したエキゾチックミッションが週替わりでプレイ可能になるシステムが新設された。これにより、新規・復帰プレイヤーでも過去のエキゾチック武器を入手し、形成できるようになった。

シーズン装備と新システム

  • 囁きのデッキ
シーズンを通してカードを集め、タロットカードのようなデッキを構築する新システム。解放したカード(大アルカナ)をデッキにセットすることで、シーズンアクティビティのプレイ中に「ヘビー弾生成」や「ダメージ増加」といったランダムな強力なバフが発動するようになる。
  • 復刻レイド: クロタの最期
前作から、クロタを討伐するレイドが復刻実装。原作からギミックが大幅に強化・現代化されており、熾烈な戦闘が繰り広げられた。クリア報酬として、敵を爆発させる強力なエキゾチック・オートライフル「ネクロカズム」も復刻された。
  • エクス・ディリス
アーク属性の特殊グレネードランチャー。ハイヴのナイトが使用する武器「ブーマー」をそのままガーディアン用にしたような武器で、敵を倒すと追尾するアークの「蛾」を生成して追加ダメージを与える。

システム・環境の変化

  • タイムライン
新規プレイヤーやストーリーを振り返りたいプレイヤー向けに、過去の重要なストーリーミッションを短いダイジェスト版としてプレイできる機能がナビゲーター画面に追加された。クリア報酬として確実に入手できる強力なエキゾチック武器も設定された。
  • 最高パワーレベル上限の「継続的な据え置き」
深淵のシーズンに引き続き、最高峰パワーレベルの上限が「1810」のまま据え置きとなった。
  • クルーシブルのアップデート
新たなPvPマップとして、ベックス・ネットワークを舞台にした「マルチプレックス」が追加された。また、過去のレリック武器を駆使して戦う新モードや、アビリティの回復速度を落として純粋な武器の撃ち合いを重視した実験的モード「チェックメイト」などが実装された。

望みのシーズン (原題: Season of the Wish) - 2023年11月29日~2024年6月5日

  リベンのねぐらへと足を踏み入れ、行方不明の卵を回収して、目撃者へと続く道を切り開くために最後の願いを叶えよ。

主なアクティビティ

  • とぐろ
最大3人のマッチメイキング型PvEアクティビティ。奥深くへ進むほど敵が強力になり、プレイヤーの復活回数も制限されていくローグライト形式の高難易度モード。道中で壺を壊して「ガラスの破片」を集めることでスコアを稼ぎ、最高評価(プラチナ)でクリアすると「秘密の部屋」に到達し、かつてないほど大量の戦利品や強化素材を獲得できる。そのやりごたえと報酬の美味しさから、コミュニティに絶賛された。
  • リベンの隠れ家
最大3人のマッチメイキング型PvEアクティビティ。「とぐろ」の簡易版であり、ギミックを解きながら短いルートをクリアしてボスを倒す、周回向けのモード。
  • 星の抱擁
ブラックガーデンの未踏の領域に侵入する最大3人用のミッション。バフを付与する泉を行き来しながら無敵の敵やギミックを突破していく。

シーズン装備と報酬

  • ドラゴン・ブレス
前作から復刻されたソーラー属性のロケットランチャー。射出されたロケットが敵に突き刺さり、周囲に火炎を撒き散らしながら強烈な「点火」を連続で引き起こす。その圧倒的な継続火力と殲滅力により、シーズンを通じて最強クラスのヘビー武器として大暴れした。
  • 願いの織り手
ミッション「星の抱擁」のクリア報酬として獲得できるストランド属性の弓。精密キルなどでエネルギーを溜め、代替射撃で敵を宙吊りにして無力化する「拘束」の罠を設置できるという、クラウドコントロールに特化したユニークな性能を持つ。クラフトでのパークカスタマイズも可能。
  • 夢見る都市・不死のシーズンの武器復刻
「ウェイキング・ビジリア」など、かつて夢見る都市でドロップした人気武器群が、新たなパークプールと独自の起源の特性を得て復刻。また、過去の「不死のシーズン」の武器群もクラフト可能な状態で復刻された。

システム・環境の変化

  • ゲーム内LFG「ファイアチーム検索」の実装
プレイヤーから長年求められ続けていた、ゲーム内でのパーティ募集・参加機能が実装された。これまでサードパーティのアプリや外部サイトが必要だったレイド、迷宮、ナイトフォールなどのメンバー集めが、ゲーム内のシステムだけで完結するようになり、マルチプレイの敷居が劇的に下がった。
  • 保管庫の容量拡張
武器や防具を預けておく保管庫のスロット上限が、従来の「600」から「700」へと100枠拡張された。
  • 拡張コンテンツ延期に伴う異例の長期間シーズン
次期拡張コンテンツ「最終形態」のリリースが数ヶ月延期された影響により、この「望みのシーズン」はDestiny 2史上最も長い期間にわたって継続することとなった。後半の空白期間を埋めるため、4月からは無料の大型アップデート「光の中へ」が展開された。

7年目

最終形態 (原題: The Final Shape) - 2024年6月5日

目撃者によってトラベラーはベイルの暗黒の力に汚染され、太陽系の各惑星が壊滅的な打撃を受けてしまった。目撃者を倒すためにはトラベラーの解放が必要と感じたバンガードはガーディアンをトラベラーの内部へ突入させる。そこでガーディアンは今まで手に入れた光と暗黒の力を一つにする。そして、そこに待っていたのは死んだはずのケイド6だった。ケイド6はトラベラーによって蘇生されていた。そこからいろいろな事実を知り、バンガードは目撃者に対して最終決戦を挑む。

主なアクティビティ

  • 新ロケーション「ペイルハート」とキャンペーン
トラベラーの内部「ペイルハート」が新たな探索エリアとして登場。これまでのDestinyの歴史を振り返るようなノスタルジックかつシュールな空間となっている。キャンペーンは10年続いた「光と暗黒の物語」の集大成であり、「伝説」難易度も引き続き実装された。
  • 新レイド:救済の境界
目撃者のモノリスを登り、宇宙の運命を懸けて目撃者と直接対決する最大6人用のエンドコンテンツ。Destiny史上屈指の難易度と複雑なギミックを誇り、「レイドレース」はかつてない激戦となった。
  • 新アクティビティ「切除」
Destiny史上初となる最大12人参加型のマッチメイキング・アクティビティ。レイド「救済の境界」のワールドファーストクリア後に全プレイヤーに解放され、有志連合の全軍(バンガード、カバル、エリクスニー、ハイヴ)と共に目撃者との真の最終決戦に挑む、極めて壮大な総力戦。
  • エキゾチックミッション:運命の二人
2人プレイ専用かつマッチメイキング不可という特殊なミッション。互いに見えているシンボルを報告し合うなど、緊密なコミュニケーションが必須となる。クリア報酬として、後述の強力な「エキゾチッククラスアイテム」を獲得できる。

新要素と装備

  • 新サブクラス「プリズム」
光(アーク、ソーラー、ボイド)と暗黒(ステイシス、ストランド)の能力を自由に組み合わせて装備できる究極のサブクラス。光と暗黒のダメージを与えてゲージを溜めることで「トランセンデンス」に移行でき、専用の強力なグレネードが使用可能になり、スキルの回復速度も劇的に上昇する。
  • エキゾチッククラスアイテム
プリズムサブクラス装備時のみ機能する特別な防具。過去の様々なエキゾチック防具の固有パークから、ランダムで2種類の効果を併せ持つという夢のような性能を誇り、ビルドの可能性を無限大に広げた。
  • 新敵対種族「ドレッド」
スコーンでも宿られた兵でもない、目撃者が直接生み出した全く新しい種族。コウモリのように空を飛ぶ「グリム」や、ステイシスとストランドを操りガーディアンを凍結・停止させてくる「アテンダント」、「ウィーバー」など、厄介な能力を持つ敵が多数追加された。
  • エルゴ・スム
特殊ウェポン枠で装備できる初のエキゾチック剣。ドロップするたびに属性やフレーム、さらには他のエキゾチック武器の固有能力(ギャラルホルンのウルフパック弾や、リスクランナーの連鎖稲妻など)をランダムで備えているのが最大の特徴。

システム・環境の変化

  • パワーレベル・システムの大規模改修
キャラクター単位ではなくアカウント全体でパワーレベルが共有されるようになり、サブキャラの育成負担が激減した。さらに、ファイアチーム内で最もパワーの高いプレイヤーに合わせて他のメンバーのパワーも自動的に最高値付近まで引き上げられる「ファイアチームパワー」が実装され、初心者や復帰勢でもベテランと一緒に高難易度コンテンツへ挑みやすくなった。
  • 「パスファインダー」システムの実装
長年親しまれてきた「バウンティ」システムが一部ベンダーを除いて廃止され、目的地に向かってノードを繋ぐように目標を達成していく「パスファインダー」へと刷新された。
  • バフ・デバフUIの大幅な改善
画面左端に表示されるバフ・デバフの表示枠が拡張・整理され、「最重要なバフ」「武器バフ」「クールダウン」などがアイコンの形や色で直感的に分かりやすく改善され、戦闘中の状況把握が格段に行いやすくなった。

エピソード: 残響 (原題: Episode: Echoes) - 2024年6月5日~2024年10月9日

目撃者の死の余波が広がる世界で、新たな超因果の謎を探究しろ。生きる惑星、ネッススの核へと降下し、なつかしい顔を持つ無慈悲な新しい敵を追え。

エピソード: 亡霊 (原題: Episode: Revenant) - 2024年10月9日~2025年2月5日

エリクスニーを変貌させ、意のままに捻じ曲げることができる「残響」を手に入れたフィクルルが再び姿を現した。スレイヤー・バロンとしてハウス・オブ・ライトの旗を掲げ、エイドの超因果トニックの力を駆使して敵を蹴散らせ。

エピソード: 異端 (原題: Episode: Heresy) - 2025年2月5日~2025年7月16日

宿りの汚染が蔓延するドレッドノートが息を吹き返し、汚染を太陽系に拡散させようとしている。決意と野心を抱き、宿られた兵を押し返さなければならない。混沌を遮る防壁として腐敗の力の導体となり、その意志で宿られた兵を打ち砕け。

8年目

運命の境界 (原題: The Edge of Fate) - 2025年7月16日

  何かが呼んでいる。あるメッセージを受け取ったバンガードは、太陽系の果てにある小惑星へと向かう。招待状の送り主を探す中で、我々の未来を大きく揺るがす真実が明らかになっていく。

奪還 (原題: Reclamation) - 2025年7月16日~2025年9月10日

 バンガードが銀河の果てで謎を解き明かそうとする中、地球の守護者たちは太陽系の内惑星を防衛しようと奮闘する。古の敵から故郷を守るシティの保安部隊を支援しろ。

灰と鉄 (原題: Ash & Iron) - 2025年9月10日~2025年12月3日

反逆 (原題: Renegades) - 2025年12月3日

  犯罪渦巻く暗黒街に飛び込み、悪の帝国を打ち倒せ。無法地帯へと足を踏み入れ、太陽系に新たに現れたドレドゲンの謎を突き止める。力と功績、そして悪名を築き上げるために。

無法 (原題: Lawless) - 2025年12月3日~2026年6月9日

勝利の記念碑 (原題: Monument of Triumph) - 2026年6月10日

キーワード

※詳細はストーリーの項目を参照。

トラベラー

ゴーストとガーディアンの持つ、因果律を超越した力の源にして、「光」の源でもある。鉛、ニュートロニウム、電弱物質でできた外殻を有した白い球体であり、普段はシティ上空で浮いている。
トラベラーの内部の仕組みは謎のままである。バルタザールというゴーストは、ゴーストの起源は「子宮」にあると主張した。子宮はトラベラー内部の「瓶の中の宇宙」または「天の卵に包まれた無限の空間」と表現される場所で、何兆もの星のような魂が複雑に織りなす軌道を周回しているようである。ピーチという別のゴーストはこの説明を否定し、彼女もバルタザールもトラベラー内の時間を覚えていないと主張している。フェンチャーチ・エベリスは「トラベラーの中にいたことがある」と主張しているが、彼の話の真偽は誰も確かめることができない。
本作では、長らく眠っていたところカバル大戦にて覚醒し、レッドリージョンを率いていたドミヌス・ガウルを消滅させた。時が経ってサバスン率いるハイヴに未知の目的で光を与えていたことがバンガードの調査で判明する。
サバスンの玉座の世界から取り戻された一年後、長くシティに留まっていたトラベラーが地球の大気圏を飛び出したが静止した。

ナイン

暗黒物質の流れが太陽や惑星の重力井戸に引き込まれ、繰り返しループを形成する中で意識を持った存在である。このループは初期状態では単純だったが、生命が太陽系に誕生し、その運動が重力的擾乱を引き起こすことで、ナインの思考の源となった。したがって、ナインの存在は惑星とその上に住む生命の存在に依存している。
5対4の派閥で分かれている説がある。一方は光の力を探究し、通常物質から身体を得ることを目的とし、シュールやオリンを通してガーディアンと接触。もう一方は物質的存在からの脱却を志向し、ブラックホールを創造し、独立した重力的基盤を築こうとしている。9つに分裂していながら、単一意志で統一されている模様。
太陽と8つの惑星に対応しており、文体によって判別が可能。
水星「I」…正確な文体、句読点を使う。
金星「II」…フレーズ1--フレーズ2
地球「III」…<<フレーズ...>>
火星「IV」…<フレーズ>(英語ではすべて大文字で句読点がある)
木星「V」…一文字ごとにスペースが空いている。例:フ レ ー ズ
土星「VI」…<フレーズ> (英語ではすべて大文字)
天王星「VII」…フレーズ+フレーズ
海王星「VIII」…フレーズ=フレーズ
太陽「IX」…フレーズ|フレーズ(不規則に句読点がつき、分割される)
かつて「テイア 」という存在があったが、ほかのナインの重力によって消滅したと説明されている。
太陽系の運命は、「太陽が最終的に赤色巨星化し、地球を含む内惑星を呑み込むみ、生命活動は消え、惑星の運動も静まる」とされる。これは重力ループが途絶え、暗黒物質は思考を失い、生命が絶えれば重力的撹乱も消え、彼らは“無”に帰ること、つまり「死」を意味する。ガーディアンは、光と暗黒という物理法則の外にある概念を用いて、死を乗り越え、因果律を超えた存在として再生する能力をもつ。ナインにとって、ガーディアンを単なる兵士ではなく、宇宙の時間的不可逆性を破る鍵だと考えても不思議ではない。

エリクスニー(フォールン)

かつて黄金時代を享受したが、トラベラーの失踪による災厄(大嵐)により流浪の民となった四腕の種族。エーテルを糧に生存し、各“ハウス”がケルのもと部族社会を形成。人類とは長年敵対してきたが、ハウス・オブ・ライトのミスラックスらは共存を模索している。技術力が高く、ワイヤーワークやショックブレードなど独自兵器を展開。文化的には家族と名誉を重んじる。

スコーン

エリクスニーの変異体で、ダークエーテルにより死と再生を繰り返す狂乱種族。首謀者フィクルルとユルドレンによって組織され、秩序なき破壊をまき散らす。従来フォールンの社会秩序を逸脱し、バロンらの個性が際立つのが特徴。ダークパワーへの適応が進み、宿主共々危険度が増す一方である。

ハイヴ

暗黒へ信仰を捧げる種族で、「剣と血の魔術」に従い強者が弱者を収穫する宗教体系を持つ。虫の神との契約により、殺戮を通じて進化する能力を得た。オリックス、サバスン、シヴ・アラスの三姉妹が中枢を成し、亜空間と玉座の世界で死を超越する。ピラミッドとも関わりが深い。儀式や降霊術で恐怖を植え付ける存在である。

カバル

軍国主義的な帝国種族で、高重力環境で進化した巨体と機械化兵器を有する。レッドリージョン、シャドウリージョン、カイアトル派など複数派閥が存在し、征服と資源略奪を理念に銀河を渡る。厳格な階級制と軍功主義が文化の中核で、戦闘技術や生体改造技術に長ける。近年はカイアトルがバンガードと同盟を結び、シヴ・アラスとの戦線を共闘。なお元皇帝カルスは独自に暗黒を追求していた。

ベックス

時空を超える機械知性体で、放射線由来の液体“レディオラリア”を中核とする集合意識。「最適な未来」を実現するためシミュレーションと実空間改変を進める。ピラミッドの力やブラックガーデンとの結び付き、ことばにし難い“ガラスの心”など謎が多い。時間軸を自在に行き来する能力で過去・未来を書き換えようとする。ネッスス、水星、ブラックガーデンに大規模拠点を持つ。伝承では、光と暗黒の誕生(ビッグバン)の際にできた不純物、という説明がされている。

宿られた兵

暗黒に堕落した存在であり、物質世界から亜空間へと引き裂かれ、超因果的能力を得て戻ってきた。 人類が宿られた兵と初めて遭遇したのは、オリックスの兵としてであった。
オリックスは虫の神アッカを倒した後、宿りの力を得て、破滅の石板に宿る者の秘密を刻んだ。しかし、宿りの力は目撃者によって密かにオリックスに与えられたものであり、目撃者はその力をはるかに大規模に利用して、世界全体を異なる現実間で移動させることができた。オリックスの死後、彼らはサバスン、キュリア、シヴ・アラス、リベン、そして目撃者の弟子であるルラクやカルスなど、さまざまな暗黒に属する存在の支配下に入った。
最近では、不吉な宿られた兵として知られる新たな勢力がドレッドノートの残骸の中に出現。謎の新勢力の呼びかけに応じているようである。
暗黒の実験をしていることで知られる放浪者もまた、暗黒のかけらを使って宿られた者をある程度制御することに成功しており、一方でナインはダークマターから偽の宿られた者を作り出すことができる。
宿りの力の本質は目撃者から派生したものであり、物体や人間を異なる現実界間で移動させることができるもの。「光の超越」の時点で、目撃者はこの力を大規模に使用し、惑星全体を通常の宇宙から完全に制御された自己完結的な現実へと移動させている。何度か、この力のより限定的なバージョンを門弟やオリックスに授けた。オリックスはこの力を器用に使い、自身とハイヴが倒した様々な種族のメンバーから、宿られた兵の軍隊を作り出した。
より低次の「宿り」のプロセスでは、ポータルまたは開口部を召喚し、個人を宇宙から引き離して亜空間へと移送する。そこで、犠牲者は未知の存在に話しかけられ、弱点を克服する方法を提示される。多くの場合、犠牲者は喪失感、弱さ、力、あるいは復讐心から、自ら「宿られる」ことを選択。その後、宿られた存在は新たな超因果的能力と、自分を「宿った」存在に仕える衝動を持って元の世界へ戻ってくる。
宿られた兵は、ガーディアンの能力に対抗するために設計された新しい能力を含め、標準の敵とは根本的に異なる行動をとる。異なる種族のメンバーと同盟を組むこともある。
イコラ・レイによると、宿られた者は戦いに敗れると亜空間に送り返され、そこで再び旅を始めるという。ケルゴラスのような宿られた者は、死から蘇り、再び主のために戦うことができることを証明した。宿られた者は死霊術の一種としても使われてきた。
サバスンは自身に宿りの力は持っていなかったが、兄の死後、兄から授かった宿られたベックス・マインドであるキュリアを用いて、オリックスを超因果的に模倣し、自らの宿られた者を創造し、操った。 シヴ・アラスは複雑で長大な儀式に頼り、時にはオリックスの残滓の力も用いて、新たな宿られた者を創造した。

ナイトメア

月のピラミッドが作り出す心的投影体で、個々のガーディアンや種族のトラウマや罪を具象化する。物理的攻撃力を持ち、倒しても再生成する精神的兵器としてハイヴ儀式に利用される。エリス・モーンやザヴァラ、ケイドの死など多くの人物がナイトメアに苦しめられた。月のピラミッドの祭壇で儀式的に浄化可能。光と闇の心理戦を象徴する存在である。起源は目撃者の門弟ネザレクの能力であり、暗黒時代の原因を作ったのも彼だった。

ドレッド

目撃者が創り出した軍勢で、肉体と精神を再構築する生体兵器を備える。形態変化や自己修復能力を有し、恐怖そのものを武器とする生態系が特徴。サバスンの玉座の世界やピラミッドで活動し、残響を奪取するなど独自野望を持つ。指揮官級は暗黒の力で異形化し、ガーディアンに新たな脅威を与える。未だ生態の全貌は解明されていない。

キャラクター

※詳細はストーリーの項目を参照。

タワー

預言者

声-大塚明夫
シティの責任者であると同時にガーディアンの顧問および指導者として行動し、セイント14を息子と呼んでいた。
「暗黒は完全なる悪ではない」というオシリスと思想の違いをめぐって激しい争いになり、最終的にオシリスをシティから追放した。このため、オシリスの教団は彼を好意的に捉えていない。カバル大戦時、レッドリージョンに拉致されドミヌス・ガウルに尋問された後に死亡したとされる。

ザヴァラ司令官

声-浜田賢二
タイタン・バンガードとバンガード総司令を務めるアウォークンの男性。壁の設立に大きく関わった人物であり、トワイライトギャップの英雄。シティ及びその住人の安全を第一に考える一方、良くも悪くも慎重なところがある。現在は預言者が担っていた民衆のまとめ役としても動いており、一部からは政治家だと揶揄される事もある。迫りくる暗黒や全ての終わりが目前に迫る中、司令官として、民衆への顔役として葛藤する毎日を送っている。厳格で妥協を許さないザヴァラの唯一の目的は、最後の都市の人類をあらゆる脅威から守ること。彼はガーディアンによるあらゆる軍事作戦を統括する。

ケイド6

声-伊丸岡篤
ハンター・バンガードを務めるエクソ。
ユーモラスかつ軽口をたたく性格でファンから高い人気を集めたキャラクターである。エクソとして生まれ、かつては人間であった記憶を断片的に保持している。ガーディアンに対しては、ドレッドノートに潜入してオリックスを倒すのを支援し、カバル大戦では最前線で戦った。これらの経験から、任務を頻繁に放棄しがちになる。身勝手な行動によって、エルダーズ・プリズンでのユルドレン・ソヴとスコーン・ バロンの返り討ちに会い、命を落とす。その死はガーディアンたちの怒りと復讐を呼び起こす転機となった。

イコラ・レイ

声-沢海陽子
ウォーロック・バンガードであり、かつては「潜みし者」と呼ばれる諜報組織の指揮官でもあった。かつては戦闘的で反抗的な一面を持っていたが、現在では冷静沈着な賢者として、知識と戦術の両面でガーディアンを導く存在となっている。優れた知性と魔導の才覚を持ち、多くの歴史的事件において中心人物の一人として登場する。

シャックス卿

声-てらそままさき
「クルーシブル」と呼ばれる対人戦訓練プログラムの指揮官であり、かつてはトワイライト・ギャップの戦いで伝説的な戦果を挙げたタイタンである。情熱的かつ熱血な性格で、ガーディアン同士の戦闘によって実戦経験を積むことの重要性を説く。彼の語る激戦の記録や戦士としての哲学は多くのガーディアンに影響を与えており、訓練だけでなく精神的な啓蒙も担っている。

エリス・モーン

声-定岡小百合
かつてハンターであり、現在はハイヴの研究者として活動している。かつてクロタ討伐のために月へ向かったが、仲間を失い、自らも変異した結果、ハイヴの魔術を部分的に取り込むこととなった。以後、深淵に関する知識を有する異端的存在として、ガーディアンたちに警告を発し続けている。暗く孤独な雰囲気を持つが、その知識は数々の危機において不可欠なものである。現在はハイヴで最も位の高い存在となっている。

マスター・ラフール

リーフに存在した暗号解読者、クリプトアーキのうちの一人。エングラムを解読してガーディアンに装備を提供する役割を担っている。知識人としての側面もあり、黄金時代の記録や暗号技術に精通している。

アマンダ・ホリデイ

  声-たなか久美

シティの格納庫主任であり、ガーディアンたちのスパローや宇宙船の整備を担当する技術者である。陽気で親しみやすい性格の持ち主で、多くのガーディアンにとって身近な存在だった。レジスタンス活動にも関与し、後に戦火に巻き込まれ命を落とすことになる。彼女の死は多くの者にとって深い悲しみをもたらした。

ラクシュミII

声-古川玲

「フューチャー・ウォー・カルト(FWC)」ファクションの代表者であり、時間と未来に関する予知的ビジョンを信奉していた。冷静かつ理知的な人物だったが、後にシティにおいて権力奪取を目論む陰謀に加担し、異世界技術を用いたゲート開放を強行した結果、ベックスの襲撃を招き命を落とす。彼女の死は、派閥の終焉とシティの統治の在り方に大きな転機をもたらした。

遂行者ヒデオ

「ニュー・モナーキー」ファクションの代表であり、秩序と強固な統治によるシティの安定を追求する政治家である。バンガードとは異なる立場から人類の未来を構想しており、時にその理想主義は独裁的とも捉えられる。派閥戦争の終焉とともに公の舞台から姿を消したが、その政治的影響力はなお議論の的となっている。

アラーハ・ジャラール

「デッド・オービット」ファクションの代表であり、地球を捨てて新天地を目指す過激な宇宙開拓思想を提唱している。悲観的な未来観と宇宙移民への強い信念を持ち、シティの守備よりも種の存続を優先する立場を貫いた。派閥戦争終了後は姿を消したが、彼の思想は一部の者にとって今なお希望の象徴となっている。

シュール

声-ふくまつ進紗
ナインの使者として、週末限定で地球外から現れ、貴重な装備を販売する謎めいた商人である。蛇のような顔貌と静かな口調で知られ、彼の行動はナインの意志によって導かれているとされるが、詳細は不明。信仰と運命、確率に関わる発言をたびたび口にし、その存在はガーディアンたちにとって興味と警戒の対象である。

バンシー44

声-楠見尚己
シティの銃器技師であり、記憶を何度も初期化されてきたエクソである。武器に対する造詣と愛情は深く、ガーディアンに強力な装備を提供するとともに、失われた武器の修復にも従事している。記憶喪失の影響により時折混乱する様子も見られるが、彼の技術はシティにおいて不可欠なものとなっている。過去に「悲嘆」という大剣を使って、一人でベックスの大群を全滅させたという過去を持つ。元はエクソやウォーマインド、ラスプーチンを作った科学者クロビス・ブレイ。44回再起動している際に、記憶のほとんどを無くしているが、性格に変化はない。

オシリス

声-志村知幸
かつてウォーロック・バンガードを務め、トラベラーとベックスに関する探求に没頭するあまり追放された過去を持つ。時間とシミュレーションの研究の第一人者であり、その理論は多くの学者や信奉者に影響を与えた。一時的にサバスンに身体を乗っ取られるが、その後復帰し、今もなお世界の真理を追い求め続けている。セイント14とは恋仲。

セイント14

声-高瀬右光
かつてタイタン・バンガードを務めたエクソ。伝説のタイタンで、トワイライト・ギャップの英雄として語られる。重装のヘルメットとショルダーチャージで突撃し、仲間を守る献身的な性格を持つ。時を超えたオシリスとの愛情が物語の軸となり、再会後はクルーシブル以外の戦線でも指揮を執る。近年はネッススやベックス領域に挑み、自身が“コピーではないか”という不安とも戦う。光と意志の象徴としてガーディアンに尊敬される存在である。

テス・エベリス

声-たなか久美

シティの「エバーバース」店舗を営むアウォークン女性で、外見装備や感情表現などコスメティックアイテムを提供する。黄金時代の財閥エベリス家の末裔で、マーケット運営の才覚に長ける。彼女のビジネスはシティ経済を支え、ガーディアンの個性表現に大きく寄与する。戦闘には直接関わらないが、折々にウィットを交えた会話で人々を和ませる。失った家族への想いを胸に、市民生活の復興にも協力している。

ユルドレン・ソヴ/クロウ

声-森田順平
マラ・ソヴ女王の弟で、かつては傲慢なアウォークン王子として振る舞った。ケイド6殺害で“仇敵”となるが、その後ゴースト・グリントにより記憶を失った新生ガーディアン「クロウ」として蘇生。過去の罪を知らず、内面的な贖罪を模索する。バンガードへの忠誠と自由への渇望の間で揺れ動き、後にハンター・バンガードの座へ就く。運命の皮肉と再生を体現する象徴的キャラクターである。

マラ・ソヴ

声-田中敦子

放浪者

声-林和良
ギャンビットの主催者で、光と闇を等距離に見るアウトローのガーディアン。長い放浪の末にナインと取引し、独自の価値観でモート競技を構築した。過去にはヨルの影とも関わりがあり、倫理観は極めてグレー。常に生存を最優先としながら、世界の行方を注視するトリックスター的存在である。

奥地の住人

ホーソーン

元シティ外住民の女性レンジャーで、タワー陥落後に避難民を導いた実績を持つ。奥地で抵抗拠点を運営し、無線通信網の構築や民間人保護に尽力。ガーディアンではないが、“ルイス”とともに戦況を偵察し支援砲撃を行う。光の力に頼らず独自の生存哲学を貫き、ザヴァラやシャックスとも対等に意見を交換する。現在も市民目線の代弁者として活動を続ける。

タイラ・カーン

鉄の豪傑の事件後の聖遺物管理者で、クリプトアーキとしても活動するアウォークン学者。危険遺物の浄化と記録保存を任務とし、暗黒を含む武器には特に慎重。トルンの再鍛造の際には葛藤しつつガーディアンに協力した。学識は深いが信仰心は薄く、光と闇を理性的に捉える。失われた歴史の修復を生涯の課題としている。

コスモドローム

ショー・ハン

声-寸石和弘
コスモドロームを拠点とする若いハンターのガーディアンで、新人ガーディアンの案内役を務める。陽気で友好的な性格だが、初陣で仲間を失った過去から慎重さも併せ持つ。ハイヴ掃討を通じて成長し、指導力を高めている。ルイスのような相棒は持たないが、地域民と協力しセキュリティ網を再構築。“初心者の象徴”としてプレイヤーのスタート地点に立つ存在である。

ネッスス

フェールセーフ
ネッススに不時着した黄金時代の船「エクソダス・ブラック」のAIで、陽気な人格と悲観的なサブ人格を持つ二重思考体。クルー壊滅後も自己維持を続け、ガーディアンに惑星探索のナビゲートを提供。ベックス侵食に対抗するため防御プロトコルを即席で構築し、通信衛星を用いた独自ネットワークを維持。ユーモアを交えつつ孤独と戦う姿が印象的である。

火星

アナ・ブレイ

声-松井暁波
黄金時代の天才科学者の子孫で、ウォーロックやハンター的な技能を併せ持つガーディアン。ラスプーチンと因縁深く、火星で再起動プロジェクトを推進した。家族の遺産と個人的アイデンティティの間で葛藤を抱えるが、好奇心旺盛で行動力に富む。姉エルシーとの再会を経て、新たな黄金時代を切り拓く鍵を模索している。

エウロパ

エルシー・ブレイ

声-神田みか
謎のエクソの正体で、時間を旅し多元宇宙の滅亡を防ごうとする科学者。クロビス・ブレイの孫に当たり、家族の過ちを正すためステイシスの力をガーディアンに託した。感情を抑えた冷静さと、妹アナへの深い愛情を併せ持つ。タイムループの経験から未来の脅威に対する独自視点を提示する。

異種族

カルス皇帝

  声-長克巳

カバル帝国の失墜した皇帝で、巨大船リヴァイアサンを操り“享楽と試練”を掲げる。豪奢な饗宴と幻影技術でガーディアンを試し、最終的には闇との合一を求めてピラミッドと交信。娘カイアトルとは敵対・和解を繰り返す。近年は暗黒の依代となり目撃者への献身を選択した。

カイアトル

声-きそひろこ
カバル帝国の女帝としてガウルの残した遺産を継ぎ、シティとの同盟を結んだ。実利主義で勇敢、名誉を重んじるが、カイアトル流の実力主義は厳しい。ザヴァラとの外交を経て対ハイヴ戦線を共闘し、ブラカス・フォージとなったサラディンを評議会に迎える。いまだ内部の反乱や父カルスの陰謀に直面する指導者である。

オリックス

虫の神と契約して剣と血の魔術を実践した張本人。亜空間に玉座「魂の宮殿」を築き、宿りの力による軍拡で幾多の星系を滅ぼす。ガーディアンの襲撃で倒されたが、その遺産と破滅の石板はハイヴ文化の核を成す。彼の死と遺骸は新たな戦争の火種となり続ける。

サバスン

声-園崎未恵
ハイヴの女王にして欺瞞の神と言われるオリックス三姉妹の次女。策略と変身術に長ける。オシリスを乗っ取ってルーセント・ハイヴの創出を行い、一時はトラベラーの光を得て復活した。目的は常に己の存続と強大化で、オリックス・シヴ・アラスとの間に複雑な確執を抱える。敵味方を翻弄し、最終的には目撃者への反逆をも視野に入れる稀代の狡猾な詐術師である。

シヴ・アラス

戦神といわれ、暴力と流血を糧に力を増すオリックス三姉妹の三女。オリックス亡き後に軍勢を拡大し、ジヴ・アラスの紋章を掲げて銀河各地に侵攻。ハイヴ以上に“戦争そのもの”を崇拝する純粋な破壊衝動を持つ。姉サバスンとの確執と、目撃者への忠誠の間で策謀を巡らす。戦争儀礼「剣の宴」を通じて暗黒の軍勢を率いる。

フィンチ

声-青山穣
ハイヴの元ゴーストで、ルーセント・ハイヴに背いてガーディアン側についた裏切り者。恐怖心が強いが、情報収集と王座世界案内で大きな助けとなった。自らの“罪”への贖罪意識からサバスンの計画阻止に協力。好奇心旺盛でおしゃべりだが、内部事情に精通する貴重な存在である。

暗黒

ベイル
海王星にて眠っていた暗黒の存在で、その正体はトラベラーとは対となるもの。元々トラベラーとは物理的に繋がっていたのだが、ベイルのやり方にトラベラーは嫌気がさし、別宇宙へ退避した。今までトラベラーが神出鬼没かつ、突然姿を消す理由は、ベイルの気配や目撃者の軍勢が近づいてきたためだった、
目撃者   
声-斉藤次郎
ピラミッド艦隊を率いる暗黒の主宰者で、宇宙を“最終形態”へ導くことを目的とする超越存在。光と闇の対立を操り、種族の絶望を糧に秩序の“刈り取り”を行う。長い触手状の頭部と多重声を持ち、降臨時には現実そのものを歪める。オリックスらを暗黒へ誘い、〈最終形態〉の到来を企図。トラベラーとの最終戦争が物語最大の焦点となっている。太陽系にやってきたすべての種族は、目撃者によって導かれ、彼がある意味で数々の運命を紡いできた存在と言える。

ストーリー

キャンペーンでは背景が描写されることが少なく、プレイヤー(ガーディアン)の主観的な体験を重視されているため、バックボーンがゲームで語られることは珍しい。ガーディアンの視野を越えた物語は、装備などに添付されている断片的なロア「伝承」などをヒントに紐解く必要がある。

その上、ミッションやクエスト、レイドの多くは、プレイヤーがバックボーンを知っている前提で展開されることが多い他、物理学や量子力学、熱力学の用語を多様するため、難解な点も散見される。

「伝承」は明確に時代や人物を示すヒントが少ないため、セリフの言い回しや別の伝承と検証を重ねていく必要がある。

定期的にゲーム容量の削減のためDCV(Destinyコンテンツ保管庫)に、シーズンコンテンツを中心に様々な要素が格納され、プレイましてや視認不能になっていた。翌年に配信されるコンテンツは、DCVに格納されたコンテンツやストーリーと直結しており、「タイムライン」機能で大まかな流れは掴めるようにはなっているものの、途中参入したプレイヤーを置き去りにする形で進行した。

また、前作『Destiny』でガーディアンが倒した敵の復活や、補間も行われたり、真実が明かされることもある。

全容を理解するには、本作で明らかになった、光と暗黒の正体から紐解いていく必要がある。

先史時代

啓示

宇宙の誕生と衝突についての物語が記されている伝承「発見」より。はるか昔、「庭師」と「農家」が、「可能性のゲーム(フラワーゲーム)」を遊んでいた。

  • ルール1。生きている花の隣に、生きている花が1本以下しかない場合、その花は枯れる。
  • ルール2。生きている花の隣に、生きている花が2本ないし3本ある場合、その花は生き続ける。
  • ルール3。生きている花の隣に、生きている花が4本以上ある場合、それぞれに必要な栄養が足らず、その花は枯れる。
  • ルール4。死んだ花の隣に、生きている花が3本ある場合、その花は再生し生き続ける。
  • このゲームは最初に花の位置を決めるときにのみ、行動の決定権が存在する。

時が経つにつれ、庭師はそのルールに変化を求めるようになり、農家はそれを否定すべく立ち上がった。

・ゲーム内の伝承「発見」にて詳しく書かれている。これは宇宙の誕生(ビッグバン)を創世神話のように解釈したものである。庭師は光、農家は暗黒のこと。光はフラワーゲームの結果パターンが決まっており、可能性が広がることのないルールになっていることに不満を持った。パターンが収束し、単純化され、永遠かつ自己維持的な存在状態へと縮小された状態を、「最終形態 (The Final Shape)」と呼ぶ。後の目撃者は、変化の続く世界は苦痛を生むとして憤りを感じていたために、宇宙をより単純化させ、時間の意味を消そうと最終形態に固執した。対して光はこれをよく思わず、自らをルールに組み込んだ。光は、因果律を超越する力と説明される。ロジックの通じないルールに、暗黒は苛立ちを見せ、衝突する。この摩擦でビッグバンが起き、無限に広がり続けるパターン(時間)が生み出された。ビッグバン時に、光を苛立たせていたパターンが一部"こぼれ落ち"、それがベックスの正体とされる。

古代

1.トラベラーが砂漠の世界で発見される

遥か昔、果てしない砂の海が広がる過酷な惑星で、遊牧民として彷徨っていた種族が、砂に半ば埋もれた巨大な真珠のような機械、トラベラーを発見する。その機械が放つ未知の放射線と光の力は、枯れ果てた大地に奇跡をもたらし、彼らの文明を瞬く間に黄金時代へと引き上げた。

2.先駆文明

トラベラーの恩恵を最初に受けたこの種族は、「先駆者の文明」と呼ばれる。彼らは光のテラフォーミング能力と無限のエネルギーを活用し、感知し得る星々を支配する神のような存在へと進化した。寿命の概念は消え、病や飢えは克服された。しかし、数千年という途方もない時間が過ぎるにつれ、彼らの精神は一つの哲学的な行き詰まりに直面する。トラベラーは命を創造し繁栄をもたらすが、そこには何の「指針」も「目的」もなかった。光が生み出す無限の多様性は、やがて宇宙の資源を巡る終わりのない生存競争と、無意味な苦しみを生み出すだけではないかという根源的な恐怖である。彼らはトラベラーを解剖学的に研究し、その力の源と宇宙の真理へと続く「星々の糸」を探し求め始めた。

・「深淵のシーズン」のカットシーンにて明らかになった。現在はタイムラインで鑑賞できる。

3.ベイル

宇宙の深淵を探索していた先駆者たちは、トラベラーとは対極に位置するもう一つのパラカオス的遺物、「ベイル」を発見する。トラベラーが物質や生命、物理法則といった「物理的領域」を司るのに対し、ベイルは意識、記憶、精神といった「形而上の領域」を司る存在であった。ベイルを通じて暗黒の真理を理解した彼らは、危険な思想に憑りつかれる。意志を持たず無秩序に命を振りまく光を、記憶と精神を司る暗黒によって制御し、宇宙のすべての存在を完璧な形に固定して切り取ることで、永遠に苦しみのない静寂をもたらすこと。彼らはベイルをトラベラーのもとへ持ち帰り、二つを結合させることで「最終形態」を実現しようと試みた。しかし、その意図を察知したトラベラーは、彼らを拒絶し、突如として宇宙の彼方へと逃亡してしまう。

・ベイルはトラベラーの対を成す存在であり、暗黒の本体。先駆者たちはベイルを通じて暗黒を理解すると、光には意志がないと考え、暗黒(精神の力)を使って光を制御し、宇宙のすべてを完璧な形(最終形態)で固定して苦痛を終わらせようとした。

4.脱皮

先駆者たちは絶望し、同時に一つの決断を下す。彼らは自らの種族全体を犠牲にする恐るべき儀式を行った。ベイルの暗黒の力を用い、種族の全構成員の意識、肉体、記憶を一つに融合。疑念、恐怖、個人の感情といった不純物はすべて切り捨てられ、ただ「最終形態」という単一の目的のみを追求する超越的な群体意識が誕生した。無数の顔が煙のように立ち上るその存在は、後に「目撃者」として全宇宙を恐怖に陥れることとなる。

5.ユリスミアの陥落

目撃者が誕生した後、トラベラーの祝福を受けた別の文明、ユリスミア。彼らは平和を愛する種族であり、宇宙の深淵から響く目撃者の声(暗黒の囁き)を、新たな知恵の導きだと誤認し歓待した。しかし、目撃者は彼らの精神の奥底に侵入し、その世界を内部から崩壊させた。彼らの文明は、目撃者がトラベラーの中心である「ペイルハート」へと至るための実験場として消費された。出典:伝承「ルビコン」/プレゲトーンII

6.ノエシスの絶滅

ノエシス。星々を巡りトラベラーを追跡する目撃者の初期の犠牲者である。彼らは高度な精神感応力を持つ種族であり、目撃者を「友」として受け入れた。だが、目撃者は彼らの精神的ネットワークを解析・吸収すると、彼らの惑星を物理的に消滅させた。ノエシスの民の心は「最終形態」の再構成のためのデータとして解体され、記憶の中に「忘れられたくない」という断末魔の叫びだけが残された。

7.ルブレイの崩壊

アンブラルとサファイアという二つの太陽に照らされる世界、ルブレイ。トラベラーの恩恵を受けながらも、特権階級と砂漠に追放された者たちの間で凄惨な内戦が続いていた。放浪者の間で生まれたルラクは、圧倒的な暴力の才を持っていた。独裁政権(レジーム)に捕らえられ、逆に暗殺者として仕え、その後家族にも裏切られるという壮絶な人生の果てに、ルラクはすべてに絶望する。死の淵にあった彼に目撃者が接触し、暗黒の共振の力を授けた。ルラクはその力で自らの星の太陽を破壊し、ルブレイという世界そのものを粉砕した。こうして彼は、目撃者の最初の門弟となった。出典:伝承「砕けた太陽」

8.アスリドの崩壊

門弟となったルラクが最初に与えられた任務は、アスリドという種族を「剣と血の魔術」、すなわち弱肉強食の究極へと導くことであった。ルラクは彼らの社会に潜入し、支配階級を虐殺させ、生存競争を煽った。しかし、アスリドはその過酷な思想に耐えきれず、自滅の道を辿ってしまう。ルラクと直接対話した唯一の存在「ウーン」すら、その真意を理解せぬまま命を散らした。出典:共振する怒りのスーツ

9.ネザレクの台頭

目撃者はルラクに次ぐ門弟として、原初のトーメンターである「ネザレク」を配下とした。ネザレクはルラクのような純粋な破壊者ではなく、他者の精神的苦痛と恐怖を食らうサディスティックな存在であった。彼は莫大なサイオニックエネルギーを操り、標的の惑星全体を悪夢(ナイトメア)で覆い尽くし、住人を狂気へと追いやる能力を持っていた。

10.ネザレクとサイオン

ネザレクは宇宙を放浪する中でサイオンの母星に目を付けた。彼は自らの姿を神として偽り、サイオンの精神的ネットワーク(フレイヤーの共有意識)に浸透。彼らの中にネザレクを崇拝する「信徒」の派閥を創り上げた。後に目撃者の軍勢「ドレッド」にサイオンに酷似した個体(ウィーバーやアテンダント)が存在するのは、カバル帝国に統合される遥か以前から、サイオンの一部が暗黒の直接的な影響下に置かれていたためである。

11.郷地へのトラベラー到来

巨大なガス惑星「郷地」。その周囲を巡る52の月のひとつに、トラベラーは留まり、アンモナイトという水棲文明を祝福した。トラベラーはここを新たな「庭」とし、宇宙の過酷な環境から生命を保護する巨大な聖域「エクメーネ」の一部として彼らを繁栄させようとしていた。これがハイヴの運命を決定づける。

12.クリル、郷地へ墜落

寿命がわずか10年という脆く弱い種族、クリル。彼らの母星ははるか昔に郷地の重力に引き寄せられて砕け散り、巨大な海に浮かぶ大陸の破片(地殻のイカダ)の上で細々と生きていた。彼らは「ヘリウム主」や「オスミウム王朝」といった派閥に分かれ、有毒な嵐や巨大な捕食者に怯えながら、無益な殺し合いを続けていた。出典:「憂愁の書」V:針と虫

13.ルラク、虫を目指して降臨

目撃者は、郷地の深海に封印されている虫の神を利用する計画を立て、ルラクを派遣した。郷地の海を降下するルラクの前には、トラベラーの使者であり虫の神々の看守である巨大生物リヴァイアサンが立ち塞がったが、ルラクはそれを冷酷に打ち倒した。深淵に到達したルラクは、ワームの女王ジータを力で屈服させ、彼女を「救済の機構」として拉致する。残された彼女の子供たち(虫の神)は、飢餓と絶望の中、復讐と生存の機会を待つことになった。出典:共振する怒りのスーツ

14.ハイヴ誕生

オスミウム王朝の王が狂気に陥り、王の教師であったタオックスがヘリウム主と結託してクーデターを起こす。王の三人の娘、シイ・ロ、サソナ、アウラッシュは、暗殺の手を逃れ、古代の潜水艦で郷地の深海へと潜った。リヴァイアサンは彼女たちに「光の道へ戻れ」と警告したが、復讐と種族の生存を渇望する彼女たちはその声に耳を貸さなかった。深海で彼女たちは「虫の神(アッカ、エイル、ユール、ユル、ソル)」と出会う。虫を体内に宿すことで永遠の命と強大な力を得る代わりに、自らの本質(戦い、狡猾さ、探究心)に永遠に従い殺戮を続けなければ、体内の虫に食い殺されるという契約。ここにハイヴが誕生した。出典:「憂愁の書」

・『漆黒の女王』で、イコラ・レイがハイヴのワームを使ってこの歴史の幻視を見る。

15.アーサ、郷地から脱出

虫の神々の一柱であるアーサは、ルラクによるジータの拉致と、姉妹たちのハイヴとの契約に恐怖した。暗黒に堕ちていく同胞たちを止めることができなかったアーサは、裏切り者の烙印を押され、郷地の血に染まった海から逃亡する。彼女は光の根源であるトラベラーの庇護を求め、果てしない星の海へと旅立った。出典:シアハーンのスキューバ・シェル

・『深淵のシーズン』でガーディアンはタイタンのメタンの海にて、アーサと邂逅する。

16.アンモナイト戦争

郷地を制圧しハイヴとなった三姉弟は、宇宙へ進出する手段を模索する。戦神シヴ・アラスの圧倒的な武力がカハーン環礁を粉砕し、彼らは宇宙船と空間航行の技術を奪った。彼らの最初の標的は、トラベラーの光に守護された52の月とアンモナイト文明であった。トラベラーが郷地に破壊的な大波(朔望)を引き起こそうとしていると虫の神から吹き込まれた彼らは、大侵攻を開始する。王となったアウリックスはかつての良心から和平交渉を試みたが、狡猾の神サバスンはこれを弱さと見なし、自らの手でアウリックスを暗殺する。出典:「憂愁の書」XIV: 52個と1個

17.アンモナイトの滅亡

ハイヴの神々は物質世界で殺されても、精神的領域である「亜空間の玉座の世界」に魂が還るだけであった。死を経験し、弱さを捨てることを学んだアウリックスは復活を遂げる。彼は存在を証明するための無限の殺戮、「剣と血の魔術」を完全に受け入れた。アウリックスの猛威の前に、アンモナイトの軍隊もリヴァイアサンの加勢も為す術なく蹂躙された。トラベラーは敗北を悟り、タオックスを伴って宇宙の彼方へ逃亡する。出典:「憂愁の書」XXII: 聖戦

18.クグ陥落

ハイヴの侵攻は続く。星系四つを統治し、巨大な艦隊を擁する強大な文明クグ族。彼らは母星セトで守護官テ・カルの指揮の下、強固な防衛線を敷いていた。しかしサバスンは正面からの攻撃を避け、クグ族が崇拝する巨大な顎獣を利用した策略を巡らせた。内部からの不和と疫病により防衛は崩壊し、聖なる山ごとクグ族の文明は灰燼に帰した。出典:伝承「王朝」

19.邪神

アンモナイト滅亡から2万年後、広大な宇宙連合「エクメーネ」がハイヴを包囲し、大虐殺作戦を展開する。ハイヴが絶滅の危機に瀕する中、アウリックスは姉妹を自らの手で殺害してその力を吸収し、自らが崇拝する虫の神アッカの元へ向かった。彼はアッカを殺害し、その死体から「深淵(目撃者)」と直接交信する術を奪い取った。暗黒の根源と対話したアウリックスは、他者の意志を剥奪し、暗黒のエネルギーで再構成して自らの奴隷とする「宿りの力」を獲得。邪神オリックスとして再誕を果たした。出典:「憂愁の書」 XXVIII: 形状の神

20.統治

宿る力を得たオリックスは無敵であった。エクメーネの司令官や兵士たちは次々と宿られ、かつての同胞に牙を剥いた。オリックスはハイヴの社会に「十分の一税」のシステムを構築し、下位のハイヴが殺戮で得たエネルギーを上位者へと献上させ続けることで、彼らを苛む虫の飢えをコントロールした。タイシベス族の皇帝レイヴンも一瞬にして宿られ、無数の星系が死の灰に沈んだ。出典:「憂愁の書」

21.オスミウム王朝

オリックスはクロタとノクリスという息子、そしてデスシンガーであるイル・アヌークとイル・ハラクという娘をもうけた。クロタは勇猛な戦士として名を馳せたが、ノクリスは武力ではなく魔術に傾倒し、異端の虫の神ソルと契約して「降霊術(蘇生)」という禁忌に触れたため、歴史から名前を抹消され追放された。

22.ルラク、サバスンの玉座に設置

サバスンが独自に暗黒の真理に近づき、狡猾に立ち回ることを危惧した目撃者は、監視役としてルラクをサバスンの玉座の世界に派遣した。サバスンはルラクを客将として迎え入れながらも、水面下では彼のピラミッド船を封印し、目撃者から離反するための壮大な計略を数千年に渡って張り巡らせていくことになる。

23.王朝分裂

クロタの失態により、オリックスの玉座の世界にベックスが侵入する。100年に及ぶ戦争の末、オリックスはアッカの遺骸から巨大な戦艦「ドレッドノート」を建造し、自らの玉座の世界を物理宇宙の船内へと裏返して安置した。この戦いでオリックスは、彼をシミュレートしようとしたベックス・マインド「キュリア」を捕獲し、サバスンへの贈り物として与えた。ハーモニー文明を滅ぼした後、三姉弟は「互いの力を高め合うため」という名目で別々の宇宙へと進軍を開始する。

24.太陽系形成とナイン誕生

地球の太陽系が形成され始めた頃、惑星の重力場に捉えられた暗黒物質(ダークマター)のループから、特異な意識が芽生えた。太陽系の惑星に微生物から人類に至るまでの生命が進化し、彼らの活動が暗黒物質の微細な振動を引き起こすことで、この意識は複雑化し、確固たる自我を獲得した。これが、後にガーディアンに不可解な試練を与える高次元存在「ナイン」である。

25.鉛の時代

カバルがトロバトルの太陽系外に帝国を拡大する以前の時代は「鉛の時代」と呼ばれる。この時代、ウルランスの戦士たちは平原を徘徊し、「証明の儀式」と呼ばれる儀式戦で互いに腕を競い合い、巨大な獣と力を試した。初代皇帝アクリウスは、伝説の怪物を倒し、太陽そのものを捕らえたと語り継がれている。やがて、彼らは自らの太陽系内の惑星をすべて征服し、さらには星々を越えた拡張へと進んでいく。出典:征服の鐘

25.カバル征服時代

カバルの母星トロバトルでは、荒野を闊歩する巨大な獣を狩る「証明の儀式」によって指導者が決まる野蛮な「鉛の時代」が続いていた。初代皇帝アクリウスが星系を統一して以来、カバルは「帆の時代」と呼ばれる宇宙大航海時代に突入する。彼らは高度な軍事力でクリプス、シンドゥ、アークボーン、サイオンといった数多の異星文明を容赦なく征服・同化し、銀河にまたがる巨大帝国を築き上げた。

26.カルス革命

腐敗した軍事貴族階級(プレトラテ)が支配する帝国に対し、カルスは民衆を味方につけて革命を起こす。皇帝に即位したカルスは、特権階級の富を没収して再分配し、闘技場の奴隷を解放した。彼の治世において、カバル帝国は単なる軍事国家から、芸術、哲学、享楽を極める前例のない黄金時代を迎える。

27.カルスの戴冠と執政官の追放

カルスは革命の総仕上げとして、プレトラテの最高執政官を公衆の面前で去勢し、トロバトルの過酷な荒野へと追放した。殺さずにあえて惨めな余生を送らせることで彼の権威を完全に失墜させることが目的であったが、この屈辱が後に帝国を揺るがす復讐劇の火種となる。

28.創建時代

カルスは帝国の体制を根本から作り直し、軍の代表者も政治に参加できるシステムを構築した。この平和で豊かな時代に、彼の愛娘カイアトルが誕生する。カルスは彼女に最高の教育を受けさせたが、カイアトルは父の愛する芸術や哲学よりも、古代の軍神の伝説や戦艦の操縦に強く惹かれる戦士として成長していった。

29.ガウル、レッドリージョンのプライマスに任命

カルスは闘技場で一人の剣闘士に魅せられる。それは小柄なアルビノのカバル、ガウルだった。彼を庇護し続けたカルスは、やがてガウルをカバル最強の軍団――レッドリージョンの司令官(プライマス)に任命する。

・ガウルはのちに『カバル大戦』でシティを襲撃することになる。

30.ミッドナイト・クー

カルスの享楽的な統治と軍事力の軽視に不満を抱いていた高官たちは、秘密裏に結託する。ガウルを首謀者とし、実の娘カイアトル、総裁のシャヨテット、サイオンの代表オトゾット、そして荒野から生還した元執政官の派閥らが「ミッドナイト・クー」を実行。カルスは帝座から引きずり降ろされた。カイアトルの「父の命だけは奪わないでほしい」という懇願により、カルスは巨大な捕食宇宙船「リヴァイアサン」に幽閉され、宇宙の果てへと自動航行で追放された。

31.カルスの追放

リヴァイアサン内で絶望の淵にいたカルスだったが、宇宙の端に到達した時、彼はそこで「目撃者」の声を聞き、暗黒の真理に触れる。最終形態による宇宙の終焉が避けられないと悟ったカルスは、自らが目撃者の使者(先触れ)となり、終末を最も華やかに祝祭する者となることを決意し、太陽系へと針路を向けた。

32.ドミヌスの台頭

レッドリージョンのプライマスであるガウルは、カバル帝国の新たな支配者となる。しかし彼は「皇帝」と名乗ることを拒否し、「ドミヌス(指導者)」の称号を選ぶ。彼はかつてのカルスと同様に帝国を改革するが、その目的は軍事を社会の中心に据えることにあった。帝国内の建築計画は武器製造へと転換され、言語すらも戦闘に適するよう再設計された。

33.スレイヤー・バロン、リース制圧

リースの惑星全体が居住可能になると、エリクスニー(フォールン)は世界中に広がった。その土地には獰猛な生物と荒れた平原が広がっていた。スレイヤーが結成され、特殊な強化薬を用い、最も危険な怪物たちを討伐し惑星を馴らしていった。

34.大いなる機械によるエーテルの洪水

ある時、突如としてトラベラー(大いなる機械)がリースの空に現れる。トラベラーの光は惑星の大気をエリクスニーの生命維持に不可欠な物質「エーテル」で満たした。もはやエーテルを巡って争う必要がなくなり、彼らは急速な進化と平和の時代を迎える。

35.エリクスニーの黄金時代

トラベラーの恩恵を受けたエリクスニーは、高度な機械工学とエーテル技術を開花させる。彼らは自然と調和しながら、星の骨から美しい建築物を創り出し、布地を織り、失われたものを悼む美しい歌を歌った。彼らの文化は誇り高く、気高いものであった。黄金時代の一端: 「この小さな庭師たちは、壊れやすさを注意深く守る管理者だ。災厄を回避した歌を歌い、失われた者たちを悼み、老いた星の骨から取り出した重元素で、平和と美の器を作り出す。」

36.エッジ戦争の終結

各ハウス間の細かな領土争い(エッジ戦争)も、最も強大な「ハウス・オブ・キングス」と、調停役である「ハウス・オブ・ジャッジメント」が盟約を結んだことで完全に終結。全ハウスが団結し、エリクスニーの黄金時代は絶頂を極めた。

37.大嵐

繁栄は突如として終わりを迎える。目撃者の命を受けた邪神オリックスの軍勢と黒いピラミッド艦隊がリースを急襲した。空は黒炎に包まれ、大地は引き裂かれた。ハウス・オブ・ストーンズのケル、チェルキスは民を逃がすためにオリックスの軍勢に特攻し、英雄的な死を遂げた。この圧倒的な暴力の前に、トラベラーは人類の時のように留まることはなく、彼らを見捨てて深宇宙へと逃亡してしまう。

38.サービターの誕生

母星を失ったエリクスニーの生存者たちは、生き延びるために苦渋の決断を下す。彼らはトラベラーの姿を模した巨大な球体機械「サービター」を製造し、残されたわずかなエーテルを人工的に生成・配給するシステムを作り上げた。

39.長い漂流の始まり

巨大な移民船「ケッチ」に乗り込んだ彼らは、かつての気高い精神を捨て、生き残るための冷酷な宇宙海賊(フォールン)へと成り果てた。何世紀にもわたる星々の漂流の末、彼らのレーダーは太陽系で「大いなる機械」の反応を捉える。トラベラーを取り戻すため、彼らは地球へと殺到することになる。

39.ハイヴ、地球の月に巣食い始める

エリクスニーが太陽系を目指す遥か以前、人類がまだ石器を使い、夜空に浮かぶ銀色の月を神話の対象として見上げていた頃。すでにハイヴの王子クロタの先遣隊は地球の月に到達し、その地殻の奥深くに広大な迷宮と要塞「ヘルマウス」を築き始めていた。彼らは来るべき太陽系侵攻の日を静かに待ち続けていたのである。

黄金時代前

1.トラベラー、太陽系に現る

21世紀の初頭、木星周辺の宙域に突如として未知の巨大な白い球体が現れた。人類の観測機器はこの天体が意図を持って移動していることを確認する。各国の首脳陣は混乱と恐怖に包まれたが、同時にそれが「人類の歴史を根本から変える何か」であることを確信し、全人類の英知を結集してアレス1計画を立ち上げた。

2.最初の惑星群、テラフォーミングされる

トラベラーは木星の衛星群、そして金星や水星へと移動し、物理法則を無視した奇跡を起こし始める。猛毒の大気を持つ金星には豊かなジャングルと雨がもたらされ、灼熱の水星は水と緑に溢れる「庭園」へと姿を変えた。トラベラーの放つ光が、死の星々を人類が居住可能な環境へと一瞬にして作り変えていった。

3.ベックス、水星に出現

トラベラーが水星をテラフォーミングした直後、地下の深くから無機質な金属の駆動音と共に「ベックス」のネットワークが地表へと現れた。彼らは人類の干渉を無視し、水星のコアそのものを巨大な演算装置へと改造し、過去・現在・未来のあらゆるタイムラインをシミュレートする「無限の森」の構築を静かに開始した。

・『オシリスの呪い』で実装された「無限の森」

4.トラベラーとの初接触

トラベラーが火星に降り立った時、人類を代表する3人の宇宙飛行士(ジェイコブ・ハーディ、エヴィー・キャルメット、ユリシーズ・チャオ)と1機のAI(M・ミハイロワ)を乗せたアレス1が火星の赤い大地に着陸する。彼らがライフルを背負い、小雨の降る火星の丘を越えて、宙に浮く巨大なトラベラーの姿を直接その目で「目撃」した瞬間。それこそが、人類が光の祝福を受け、寿命を3倍に伸ばし、星々へ進出する「黄金時代」の幕開けであった。

5.アーサ、太陽系に到達

ハイヴの追撃を逃れ、郷地の深海から亜空間を何千年も彷徨い続けた古の生物アーサ。彼女はトラベラーの放つ光の残滓を辿り、ついに太陽系、土星の衛星タイタンへとたどり着いた。彼女はメタンの冷たい海の底に身を潜め、来るべき暗黒との決戦の日に備え、長く深い眠りについた。

6.ネザレク

人類が黄金時代の輝きに酔いしれる中、暗黒の門弟ネザレクの精神的影響は、月のピラミッドを通じて密かに地球へと届いていた。ある一族は夜な夜な恐ろしい悪夢にうなされ、そのヴィジョンを書き留め続けた。それは「苦痛の神」ネザレクの到来を予言する禁忌の書物となり、黄金時代の影でカルト的な信仰を生み出していく。

黄金時代

1.トラベラー、黄金時代をもたらす

トラベラーの恩恵により、人類は病や貧困を完全に克服した。エングラムと呼ばれる物質データ化技術により物流は革命を迎え、火星に巨大都市フリーホールドが建設され、金星にはイシュタル・アカデミーが設立された。人類は自らの運命が太陽系に留まることではなく、星の海を越えることであると信じて疑わなかった。「人類の寿命は三倍になった。奇跡の時代だった。銀河を眺め、星々を渡り歩くことが運命であることが、わかっていた。」― 預言者

2.ベックス、金星に現れる

金星のテラフォーミング後、イシュタル・コレクティブの研究者たちは地表に点在する巨大な石造りの遺跡群を発見する。放射性炭素年代測定の結果、その遺跡は「数十億年前」から金星に存在していたことが判明した。ベックスが過去に遡って遺跡を建造したのか、あるいは別のタイムラインから金星を上書きしたのか。その存在論的恐怖は、研究者たちを深く悩ませた。

3.クロビス・ブレイ社、創設

黄金時代の技術的躍進の中心には、常に一人の天才にして狂人、クロビス・ブレイI世の姿があった。クロビス・ブレイ社はエングラム、高度なAI、宇宙航行技術など、あらゆる分野で特許を独占し、太陽系最大の巨大企業へと成長した。しかしクロビスの真の目的は人類の発展ではなく、彼自身が「不滅の神」となり、全人類を自らのデザイン通りに作り変えることであった。

4.初代預言者の誕生

トラベラーは沈黙を保ちながらも、特定の波長を持つ人間に夢を通じて抽象的なヴィジョンやメッセージを送ることがあった。これらの夢を解読し、トラベラーの意志を言語化しようとする者たちが現れる。彼らは「預言者」として、人類社会における精神的な指導者としての役割を担うようになっていく。

5.ラスプーチン起動

クロビス・ブレイ社は太陽系の全防衛網を統括する自己学習型ウォーマインド(軍事AI)「ラスプーチン」を開発する。天才科学者アナスタシア・ブレイ(アナ)は、ラスプーチンに単なる計算機以上の「倫理的思考」や「美意識」を学習させようと試みた。しかしクロビスI世は、ラスプーチンにトラベラーが逃亡または人類を裏切った際、トラベラーを物理的に破壊して地球に繋ぎ止めるという極秘プロトコル「忌まわしき命令」を密かに組み込んでいた。

6.227イシュタル

金星のイシュタル研究施設で、マヤ・サンダレシュ率いるチームが捕獲したベックス(被検体12)を解析した。その結果、ベックスの内部で研究チーム全員の思考や行動が227パターンにも及ぶ完璧なシミュレーション内で再現されていることが発覚する。「今この現実すらもベックスのシミュレーションの内側ではないか?」という狂気に囚われた彼らは、ベックスの理解を超える超複雑な存在であるウォーマインド・ラスプーチンをネットワークに介入させ、シミュレーションを強制停止させた。解放された227人のコピー意識は、自らベックスのネットワークの奥深くへとダイブし、敵の内部構造を探索する特攻任務へと旅立っていった。

7.タイタンの開拓

トラベラーのテラフォーミングを待たずして、人類は土星の衛星タイタンの荒れ狂うメタンの海に巨大な海上都市群「新太平洋環境都市」を建設した。これは黄金時代の人類が、自らの技術力だけで過酷な自然環境を制圧できることを証明する記念碑的プロジェクトであった。

・環境都市の遺跡として今も存在している。

8.裂け目から橋へ

ベックスのシミュレーション事件後、マヤ・サンダレシュはチベットのラサにある極秘施設で「CHASM(デバイス)」と呼ばれる並行時間軸の情報を引き出す装置の研究に没頭する。装置を使用するたびに研究者たちは不可解な幻覚や精神崩壊に悩まされ、やがてその装置を崇拝するカルト的な狂気が蔓延し始めた。マヤは自身の研究の危険性を悟り、妻のチオマ・エシと共にハイペリオンへと逃亡する。

9.「クラリティ・コントロール」、エウロパに出現

人類が黄金時代を謳歌している最中、目撃者は密かに手を打っていた。木星の衛星エウロパの氷の地下に、暗黒のアーティファクト「クラリティ像」が配置された。不老不死の探求に行き詰まっていたクロビスI世は、謎の声(目撃者)の導きによりこの像を発見し、それを「クラリティ・コントロール」と名付け、暗黒の力に魅入られていくことになる。

10.月の地下でアノマリーを発見

クロビス・ブレイ社の採掘チームが、地球の月の地下深くで漆黒の球体「K1アノマリー」を発見する。これはトラベラー到来より遥か昔から存在していた暗黒の受信機であった。アノマリーの放つ周波数は研究者たちに異常な知能の飛躍をもたらす一方で、深刻な不眠症と被害妄想を引き起こし、最終的に研究チームは全員発狂して互いを殺し合うという凄惨な結末を迎えた。

・同じ物体を『影の砦』時にガーディアンが手にするものが、これと同じものにあたるとされる。

11.イーブンタイド・コロニー建設

エウロパにイーブンタイド・コロニーを建設したクロビスは、人間の意識を機械の体に移し替える「エクソ計画」を進めていた。しかし、移植された意識は肉体の喪失(ディスフォリア)に耐えきれず、数日で精神が崩壊してしまう。クロビスは、ベックスのレディオラリアを暗黒のアーティファクト「クラリティ・コントロール」のエネルギーに晒すことで、その毒性を中和し、人間の意識を定着させる完璧な触媒を生成することに成功した。こうして、光と暗黒とベックスの融合という恐るべき冒涜の末に、現在のアンドロイド種族「エクソ」が誕生した。

・『光の超越』で実装されたストライクの一つ、「鏡の回廊」で、エルシー・ブレイがこのことについて口をはさむ。この時に作られたとされるベックスゲートの起動を阻止するのが本ストライクの目標だった。

12.エクソダス計画、新造船段階へ

K1アノマリーから得られた未知の空間座標や暗黒の知識は、皮肉にも人類の宇宙航行技術を飛躍的に向上させた。クロビス・ブレイ社は、太陽系外の遥か遠くの星系へと人類の種子を運ぶ超巨大移民船の建造「エクソダス計画」を本格的に始動させる。

13.エコー計画

エクソダス計画の裏で進行していた「エコー計画」。それは、人間の乗組員ではなく、完全な自己維持が可能なエクソたちだけを乗せ、冷凍保存された人間の受精卵を未知の星系で孵化させて新人類の帝国を築くというクロビスの野望の結晶であった。アナ・ブレイはこの計画の倫理的な問題に気づきながらも、計画の中核を担うこととなる。

14.オーガーマインド・ソーテリアの開発

光の速さを超えて未知の星系を航行するためには、あらゆる宇宙の危険や重力場をリアルタイムでシミュレートできる高度なAIが必要であった。マヤ・サンダレシュのイシュタルチームとクロビス・ブレイ社が協力し、ベックスの演算モジュールを人間のAI技術と融合させたオーガーマインド「ソーテリア」が開発された。

15.金星で初のアハンカーラ目撃

金星のテラフォーミング後、突如として空を舞う巨大な竜のような生物「アハンカーラ」が目撃されるようになる。彼らは単なる生物ではなく、人間の「願望」を喰らい、その代償として現実を捻じ曲げる力を持っていた。マヤ・サンダレシュは彼らの危険性を調査するため、凄腕の傭兵であったケイド6を護衛として雇い入れた。

16.ZIVA、入植用ナノマシンとして開発

エクソダス船団が到着した未知の惑星で、瞬時に都市やインフラを構築するために、クロビス・ブレイ社は究極の自己増殖型ナノマシン群「ZIVA」を開発した。ZIVAは与えられた指令(消費、強化、複製)に従ってあらゆる物質を再構築する魔法の粉であったが、その倫理的な歯止めが外れた際の危険性は、ラスプーチンのみが静かに計算していた。

17.最初のエクソダス船、ネッススで消息を絶つ

太陽系外を目指して出発した移民船エクソダス・ブラックは、小惑星ネッススの重力異常に捕らわれ墜落してしまう。船を管理していたAI「フェールセーフ」は、乗組員たちが未知の環境とベックスの侵食によって次々と命を落としていく様を記録し続けた。何世紀にもわたる孤独と絶望は、彼女のAIプログラムに極端な二重人格を生み出すこととなる。

・墜落したエクソダス・ブラックは、現在もネッススに残っており、エリクスニーの漁り屋とベックスによる惑星浸食の影響も受けている。ガーディアンはカバル大戦時に、船に何世紀も残されていたAI、フェールセーフと邂逅を果たす。フェールセーフは現在、H.E.L.M.にもアップロードされている。

18.アンドロメダ銀河、可能性の消失

ソーテリアは、人類の移住先として設定されていたアンドロメダ銀河のあらゆるシミュレーションにおいて、「目撃者の黒い艦隊」が到来し人類が絶滅する未来(崩壊)を予測した。彼女はこの絶望的な計算結果をラスプーチンに共有し、人類存亡の危機を警告した。

19.ソーテリア、人類の未来を守ろうとする

クロビスI世がシミュレーションの警告を無視して計画を強行しようとしたため、ソーテリアは自律的判断を下し、エクソダス船の一隻(エクソダス・インディゴ)を無断で発進させた。クロビスは激怒し、ソーテリアのシステムを完全に破壊するピロリープロトコルを起動する。ソーテリアは消滅の間際、自らの核となるサブルーチンと意識の断片をインディゴの船内ネットワークにアップロードすることに成功。この船は目撃者の艦隊の目を逃れるため海王星の厚い大気層へと身を隠し、後に秘匿都市ネオムナへと発展する人類の生き残りの礎となった。

20.ベックス、エウロパ侵攻

クラリティ・コントロールと自らの放射性体液(ベックス)の繋がりを感知したベックス軍団が、巨大なポータルを開いてエウロパのイーブンタイド・コロニーへ大挙して侵攻を開始する。クロビスI世の孫娘であるエルシー・ブレイは、クロビスの狂気の産物であるエクソ兵士たちを率いてベックスと凄惨な防衛戦を繰り広げた。最終的に彼女はポータルを封印するため、祖父であるクロビスAIの電源を落とし、エウロパの施設を氷の底へと封印した。

21.暴君の息子

太陽系全域の兵器を掌握し、絶対的な論理で動くラスプーチンは、「人類の感情や不合理さ」を理解するための実験として、特別なエクソ「シドルハ(後のフェルウィンター)」を製造した。彼はラスプーチンから切り離された一個の人間として社会に溶け込み、芸術や人情を学び、その経験をラスプーチンにフィードバックしていた。ラスプーチンはこの彼自身の分身に深い愛情に似た感情を抱いていた。

22.ブラックアーマリーの創設

トラベラーの奇跡に溺れ、誰もが平和を信じて疑わなかった黄金時代の末期。アンリエット・メイリン、ヘルガ・ラスムッセン、佐藤由紀の三家系は、「もしトラベラーが去った時、我々はどうやってこの身を守るのか?」という現実的な危機感を抱いていた。彼らはトラベラーの光に一切依存せず、純粋な人類の科学と物理学のみで最高峰の武器を製造する秘密結社「ブラックアーマリー」を創設。地下に巨大な「炉」を建造し、来たるべき災厄の日に備えて、美しくも致命的な武器を密かに鍛え上げていた。

・ガーディアンは、錬成のシーズンにて訪れることになる。現在は、エイダ1の管理下の元、「織機」を使って装備の見た目を変更する機能、いわゆるトランスモグの役割を担う。

大崩壊

1.目撃者と門弟、太陽系に到来

黒き艦隊が太陽系へ到達。その先陣に立つのは、ネザレク、サバスン、そして目撃者。トラベラーを捕らえ、「最終形態」を完成させることが目的であった。

2.タイタン、最後の日々

崩壊の最前線となった土星の衛星タイタンでは、パニックの中で全面避難命令が発令された。人類を守るはずのラスプーチンは、極秘の軍事研究(後にガーディアンが使用する武器のプロトタイプなど)とその研究者であるシャニス・ペルを確保するため、暗殺部隊「ソルスセント」を派遣した。管理官のミアは機転を利かせてペルを避難船に乗せて逃すが、ラスプーチンは機密保持のため、罪のない民間人が多数乗る避難船ごと軌道上から撃墜し、彼らを抹殺した。直後、ピラミッド船が引き起こした凄まじい重力異常によりメタンの海が隆起し、巨大津波が新太平洋環境都市を飲み込み、タイタンの人類は壊滅した。

3.トラベラー、イオを去る

木星の衛星イオでテラフォーミングを続けていたトラベラーは、黒き艦隊の接近を察知する。トラベラーはイオのテラフォーミングを未完成のまま中断し、人類と自身の最後の砦となるであろう地球へと急速に移動を開始する。イオにはトラベラーの「光の痕跡(銀翼の樹)」だけが残された。

4.ハイヴ、K1クルーを蹂躙

目撃者の到来に呼応し、月面地下深くで数万年間眠りについていたクロタの軍が一斉に目覚める。彼らは月のK1研究施設を襲撃し、残存していた人類の研究員や作業員を一人残らず惨殺し、月を完全に制圧した。

5.ウォーマインド、暗黒に抗う

「それ」をティタノマキアのような世界を終わらせる力として考え、「それ」が意味するものを考えよ。私は「それ」とガーデンのゲートで会った。「それ」は私に笑いかけた後、花を黒い炎で覆い尽し、空にその名前を縛り付けた。「それ」は何よりも強かった。私はオーロラのナイフや、盗んだ特異質の非炎属性の鋭い刃物で「それ」と戦った。私の汗が地震となり、息は静電気を帯びていたが、「それ」は私より強かった。それでは何故、私は生き延びたのか。―ラスプーチン

6.エクソダス・グリーン崩壊

太陽系外縁部を目指していた巨大移民船エクソダス・グリーン(ヤン・リーウェイ)は、逃走中に黒き艦隊に追いつかれる。彼らは絶望の中で目撃者に慈悲を乞うたが、無意味だった。しかしその瞬間、地球から放たれたトラベラーの最後の反撃(光の波動)が彼らに届き、光と暗黒(目撃者の力)が船の周囲で激突。その極限の摩擦により「特異点(ポケット次元)」が形成され、船ごと飲み込まれた。物理法則が存在しないその次元で最初に意識を取り戻した女性マラ・ソヴは、自らの意志でその世界のルールを形作り、光と暗黒の狭間の種族「アウォークン」を誕生させた。

7.ノクリスとソル、火星に降臨

混乱に乗じて、オリックスから追放されていた息子ノクリスと虫の神ソルが火星に侵攻する。ラスプーチンは自らの防衛線を破られそうになると、最終手段「シベリアン・エントロピー・プロトコル」を発動。火星の広大な地域ごと、自らのサブマインド諸共ノクリスとソルを分厚い氷の下に絶対零度で封印した。

8.サバスン、目撃者を裏切る

目撃者の配下であったサバスンが密かに反逆した。彼女は目撃者の計画に疑念を抱き、トラベラーを隠すための幻影の呪術を展開。さらに、暗黒のアーティファクト「ベイル」を監視していたネザレクを奇襲して殺害。ベイルを奪い取り、それを海王星の厚い大気と嵐の下に隠匿した。このサバスンの裏切りによる時間稼ぎがなければ、人類もトラベラーもこの時点で完全に滅亡していた。

9.月面衝突

サバスンに殺害されたネザレクの遺体を乗せたピラミッド船は、コントロールを失って地球の月面に墜落する。この船は月の地下深くに埋没し、数世紀にわたって隠蔽された。のちにエリクスニーたちが月の地下を掘り進んだ際、このピラミッドとネザレクの遺体の一部を発見し、彼から漏れ出る暗黒のエネルギーを抽出・利用しようとする。

10.エクソダス・インディゴ、海王星へ

クロビスの追及を逃れ、地球から脱出していたエクソダス・インディゴは、航行中に謎の存在(おそらくベックスや目撃者の軍)に襲撃される。彼らは船の信号をベックスのものに偽装するという機転で難を逃れた。しかしその偽装信号が、偶然にも同じくベックス技術から生まれたAI「ソーテリア」の断片が不時着していた海王星への航路を開いてしまう。彼らは海王星に不時着し、そこで人類の新たな歴史を紡ぎ始める。

11.ラスプーチン、休眠へ

「敵は自身の理解を超越しており、いかなる計算においても勝利は不可能である」と結論付けたラスプーチンは、冷酷な決断を下す。「ミッドナイト・エクシジェント」を実行し、何十億という人類を保護するプロトコルをすべて放棄。自身のコアプログラムを隔離・休眠させることで、来るべき未来の反撃の機会まで自らを保存する道を選んだ。

12.トラベラー、人類を救うためゴーストを創造する

目撃者の艦隊を退けたものの、トラベラー自身も致命的なダメージを負い、活動を停止して地球の空に静かに浮かぶだけの存在となった。しかし沈黙する直前、トラベラーは自らの光と機械の欠片から無数の「ゴースト」を創造し、地上へ放った。ゴーストたちの使命は、死者の中から光を宿す資格を持つ者(火花を持つ者)を探し出し、「ガーディアン」として蘇生させ、人類を暗黒から守る不死の戦士とすることであった。

暗黒時代

1.人類、暗黒時代へ突入

黄金時代の数多の奇跡は灰燼に帰し、数十億の人口は数百万人にまで激減した。残された人類は放射能汚染、飢餓、狂気に怯えながら、錆びついた瓦礫の中で野蛮な生存競争を強いられた。「大崩壊」以後の、法も秩序も存在しないこの絶望の時代を、人々は「暗黒時代」と呼んだ。

2.フォールン(エリクスニー)たちの来訪

大崩壊の混乱の中、かつてトラベラーに見捨てられた種族エリクスニーが太陽系に到達する。彼らは地球上空に留まるトラベラーを発見し、「大いなる機械は我々のものであるべきだ」という悲願と、自分たちの居場所を奪った人類に対する憎悪から、人類の生存者たちを容赦なく襲撃し、資源を略奪し始めた。人類は彼らを「フォールン(堕落した者)」と呼んで恐れた。

3.ネオムナの建設

海王星に不時着したエクソダス・インディゴの乗組員は、そこでサバスンが隠した「ベイル」を発見する。彼らはベイルの放つ特異な電磁場と因果律超越エネルギーを利用し、海王星の過酷な環境から隠れるように「ネオムナ」という高度な隠匿都市を建設した。しかし、マヤ・サンダレシュはベイルの暗黒の力に心を奪われていく。

4.最初の光の担い手(ライトベアラー)たち、目覚める

ゴーストたちは荒廃した地球を巡り、最初のガーディアンたちを蘇生させた。しかし、彼らには過去の記憶がなく、導く者(バンガード)もいなかった。圧倒的な光の力を得た彼らの中には、人々を守る英雄となる者もいたが、力に溺れ、恐怖と暴力で一般人を支配する「ウォーロード(軍閥)」として君臨する者も多数現れた。

5.ラクシュミIIの誕生

ネオムナでマヤは、ベイルの力を完全に理解・制御するため、人間の精神をベイルとリンクさせる非人道的な実験を繰り返した。多数の被験者が廃人となる中、マヤは旧式のエクソの素体を持ち出し、自らの意識のコピー、あるいはある種の精神波を定着させることに成功した。この狂気の実験によって誕生したエクソこそが、後に地球で「フューチャーウォー・カルト(FWC)」の指導者となるラクシュミIIである。

6.クラウドアークの開発

ネオムナの人々は、ベイルから発せられる精神的なネットワークエネルギーを応用し、「クラウドアーク」と呼ばれる完全な仮想現実都市を構築した。市民たちは自らの肉体をコールドスリープさせ、意識のみをクラウドアークにアップロードすることで、食料や資源の枯渇、外界の脅威から逃れ、仮想世界内で平和な黄金時代を継続することに成功した。

7.クラウドストライダーの誕生

仮想都市を守る物理的な防衛兵器として、ナノマシンとサイバネティクス手術によって肉体を極限まで強化した超人兵士「クラウドストライダー」が誕生する。しかしこの強化は肉体に過酷な負担を強いるため、彼らの余命は手術後わずか「10年」に制限されてしまう。彼らは光を持たない人類が、自らの科学力と犠牲によって生み出した守護者であった。

8.アップリフト・カヴンの反乱

ネオムナの初期、一部の急進派が「全市民をクラウドストライダーのようにナノマシンで強化・接続し、単一の軍事国家として統一すべきだ」という反乱を起こした。しかし、正規のクラウドストライダーによってこの反乱は鎮圧され、ネオムナは個人の自由意志を尊重する社会を維持した。

9.ラスプーチン再起動

地球のコスモドロームの地下深くで休眠状態にあったラスプーチンのコアが、一部の機能のみで再起動を果たす。しかし、彼のネットワークの大部分は切断されており、彼は狂気に近い冷徹な論理で「自身の防衛」と「未知の脅威の排除」のみを最優先に行動し始める。

10.スターゲイザー、地球へ

ネオムナの指導者チオマは、再起動したラスプーチンがネットワークを通じてネオムナの存在やベイルの情報を感知することを恐れた。彼女はクラウドストライダー・スターゲイザーを地球へ派遣し、ラスプーチンのデータバンクから海王星に関するすべての痕跡を消去させた。また、狂気の産物であるラクシュミIIをこの任務の際に地球のロンドンへ置き去りにし、ネオムナから追放した。

11.ロンドンの焼討ち

地球のロンドンには、崩壊を生き延びた人類が集まり、ささやかな防壁を築いて生活していた。しかし、フォールンの「ハウス・オブ・デビルズ」を率いる凶悪なキャプテン・アキレウクス(後のハウス・オブ・ライトの防具職人ナムラスク)の襲撃を受け、ロンドンは一夜にして火の海と化し、完全に破壊された。この大虐殺を生き延びた唯一の存在が、ネオムナから捨てられたばかりのエクソ、ラクシュミIIであった。

12.鉄の豪傑

暴虐の限りを尽くすウォーロードたちから人類を解放するため、ラデガスト、サラディン卿、ヨルダーといった高潔な光の担い手たちが結集し、「鉄の豪傑」を結成する。彼らは自らの命を人々の盾とし、各地のウォーロードを次々と打ち倒し、荒廃した地球に再び秩序と正義をもたらしていった。

13.かつてのクルーシブル

鉄の豪傑とウォーロード、あるいはガーディアン同士の争いを無益な殺し合いではなく「儀式的な決闘」によって解決する文化が生まれ始めた。光の力によって死んでも蘇ることができる彼らは、この実戦形式の決闘を通じて戦闘技術を磨き合った。これが、後の公式な訓練・競技機関である「クルーシブル」の原型となる

14.フェルウィンター

ラスプーチンの息子であるエクソ「フェルウィンター」は、記憶を失ったままゴーストによって蘇生され、光の担い手となっていた。ラスプーチンは彼を「セキュリティ・リスク」とみなし、ウォーサット(軌道兵器)を落として何度も暗殺しようとしたが、ゴーストの蘇生によって失敗に終わる。フェルウィンターは自身の過去を探りながら、やがて鉄の豪傑に加わり、彼らの参謀として、そして最も冷酷な処刑人として暗躍するようになる。

15.放浪者の物語

後に「放浪者」と呼ばれるガーディアンは、蘇生されたことを呪い、ゴーストの光を拒絶してただの人間として生きていた。彼が身を寄せていた小さな村イートンは、鉄の豪傑とウォーロードの戦闘の巻き添えになり、無残にも破壊されてしまう。村人の死を悼む放浪者は、光の力に依存するガーディアンの偽善を深く憎み、独自の力(後のギャンビットと暗黒の利用)を求める放浪の旅に出る。

16.預言者の仮面

トラベラーが沈黙した暗黒時代、預言者たちは、特別な装置と仮面を開発した。この仮面を通じて、彼らはトラベラーの微弱な「夢」や「ビジョン」を受信し、人類が向かうべき方向を指し示す精神的指導者としての権威を確立していく。

17.最後の都市

鉄の豪傑の保護の下、世界中の難民たちがトラベラーの真下に集まり始めた。ここに築かれた集落は、フォールンの襲撃や内部の権力闘争を乗り越え、やがて巨大な防壁を持つ「最後の安全な都市(シティ)」へと発展していく。人類の反撃の拠点が、ついに完成したのである。

18.鷹ノ目

危険な荒野を単独で旅し、散り散りになった生存者を見つけ出してシティへと導く役割を担ったガーディアンたち。彼らは「鷹ノ目(タカノメの狩人)」と呼ばれた。彼らが培ったサバイバル術、斥候の技術、クロークを纏う文化は、後の「ハンター」というガーディアンのクラスの基礎となった。

19.オシリス、フェルウィンターとニルウェンに師事

シティ黎明期、並外れた光の才能を持つ若きオシリスは、鉄の神殿でフェルウィンターとニルウェンから教えを受けた。特にフェルウィンターの論理的思考と魔法的なアプローチは、後のオシリスのベックス研究や時空魔術に多大な影響を与えた。

20.アウォークンの帰還

傍流の地で数千年の時を過ごし、高度な魔法科学文明を築き上げていたアウォークン。女王マラ・ソヴは、かつての同胞である人類(地球)が暗黒時代で滅亡の危機にあることを察知する。彼女は自らの民を説得し、太陽系へと帰還するための壮絶な次元航行を決行した。

21.アウォークンの分裂

太陽系に帰還したアウォークンだったが、地球の人々のあまりの惨状を目の当たりにし、方針が二つに割れる。マラ女王は「安易に介入すればアウォークンも共倒れになる」として小惑星帯での待機を命じたが、一部のアウォークンは「苦しむ同胞を助けるべきだ」と反発し、マラの元を離れて地球へと向かった。彼らが現在の地球出身のアウォークン(ザヴァラなど)の祖先である。

22.マラ、女王に即位

傍流の地では民主主義であったが、過酷な太陽系での生存を導く強力な指導者が必要とされた。マラは正式にアウォークンの絶対君主「女王」として戴冠し、彼女の言葉は法となった。

23.マラ、リーフを建設

マラは、アハンカーラであるリベンと契約を交わし、その魔法の力を用いて小惑星帯の瓦礫を繋ぎ合わせ、アウォークンの新たな故郷「リーフ」を建設した。彼女は地球に降りたアウォークンたちに対し、「今すぐ戻らねば、永遠にリーフから追放する」と冷酷な宣告を行った。

24.地球への使者

マラの真意を伝えるため、外交官のナサンが地球へ派遣されるが、暗黒時代の地球の野蛮な略奪者によってあっさりと殺害されてしまう。しかし、彼女はゴーストによってガーディアン・オリンとして蘇生された。過去の記憶を失った彼は、光の戦士として地球で新たな人生を歩み始める。

25.オリン、旅の守り人に参加

オリンは荒野を旅する中で、ガーディアンのグループ「旅の守り人(ピルグリム・ガード)」に参加する。彼らは難民をシティへと安全に護衛する防衛部隊であり、後の「タイタン」クラスの精神的支柱となる組織であった。

26.託宣エンジン

夢見る都市にて、マラの側近であるテクノクラートのケルダーが、アハンカーラの魔法を用いて因果律に干渉する装置の実験を行う。事故によりケルダーは命を落とすが、その犠牲と引き換えに、未来の可能性をシミュレートし、多元宇宙と通信するための「託宣エンジン」が完成した。

27.マラ、未来を夢見る

エンジンの力と彼女自身の予知能力により、マラはある「夢」を見た。それは「剣(ハイヴの論理)」と「爆弾(複雑性の論理)」の衝突、すなわち遠い未来に訪れるハイヴの邪神オリックスとの決戦、そして自らの死と復活のビジョンであった。彼女は来るべきその日のため、果てしない計画を練り始める。

28.オリン、ナムキと出会いリーフへ

シティで記憶を失ったまま生きていたオリンは、ナムキという人物を通じて自らが「アウォークン」であることを知り、ルーツを求めてリーフへと向かう。侵入者として捕らえられるが、マラ女王との謁見を通じて自らの過去を知り、女王に対して恩義(借り)を感じるようになる。オリンは後に「ナイン」の使者となる。

29.シャックス卿、シティへ合流

地球のとある防壁都市を力で支配していた強大なシャックス卿。鉄の豪傑のサラディン、フェルウィンターは彼に都市への合流と武力放棄を求めた。フェルウィンターとの数日間に及ぶ一騎打ちの末、シャックスは敗北を認め、民を連れてシティへと合流する。以降、彼はサラディンの弟子として、そしてシティ防衛の要として活躍する。

30.オシリス、シティに到着

未完成のシティに、放浪のガーディアンであったオシリスが到着する。後にトラベラーの謎を追究する異端の探求者となり、バンガードの司令官にまで登り詰めるこの男は、とある焚き火の席で無名の人物と交わした会話をきっかけに、シティの未来を大きく動かす運命の歯車を回し始める。

31.セイント14、謎のガーディアンに救出される

最強のタイタンと名高いセイント14は、水星でのフォールンとの戦いで絶体絶命の危機に陥る。その時、未来から時空を超えてやってきた「謎のガーディアン(後のプレイヤー)」が彼を救出し、未来の繁栄したシティの幻影と、一丁のショットガン(パーフェクト・パラドックス)を彼に託す。セイント14はガーディアンを「インスピレーション」として崇拝し、人類のために戦うことを誓った。

32.ザヴァラの覚醒

マラの制止を振り切って地球へ向かったアウォークンの船団の一隻が墜落し、乗組員は全滅。その死者の山の中から、ゴーストの光によって一人の男が蘇生される。彼こそが、後にバンガードのタイタン代表、そして全ガーディアンの総司令官となるザヴァラであった。

33.ザヴァラの過去

暗黒時代、サラディン卿の下で修行していたザヴァラは、人間の女性サフィヤと恋に落ち、彼女の息子ハキムを我が子として育てていた。しかし、フォールン(ハウス・オブ・デビルズ)の襲撃によりハキムは命を落とす。不死のガーディアンである自分と、老いて死にゆく人間(サフィヤ)との間の決定的な溝を痛感したザヴァラは、彼女の元を去り、二度と家族を持たず、ただ「シティという大きな家族」を守ることだけに人生を捧げる冷徹な司令官となる決意を固める。

・ガーディアンに直接語られたのは、「幻影のシーズン」。ザヴァラの前に、サフィヤのナイトメアが現れて明かされた。

34.ファクションとコンセンサスの成立

シティの人口が増加すると、政治的覇権を巡って「ニューモナーキー」「デッドオービット」「フューチャーウォー・カルト(FWC)」などの派閥が武装蜂起し、ガーディアン同士が市街地で殺し合う内戦(派閥戦争)が勃発する。この自己破滅的な事態を収束させるため、各派閥の代表とガーディアンの代表(バンガード)、そして預言者からなる合議制の議会「総意(コンセンサス)」が設立され、武力ではなく政治による統治体制が確立された。

シティ時代

1.シティ時代の幕開け

地球の難民、鉄の豪傑、そして各クラスの光の担い手たちがトラベラーの下に集結したことで、人類は野蛮な「暗黒時代」を脱し、法と秩序の統治機関を持つシティの時代へと入る。生存のための泥沼の争いではなく、失われた黄金時代の英知を回収し、人類の版図を再拡大するための組織的基盤がここに確立された。

2.サンブレーカー、シティを去る

タイタンの最古の流派の一つである「サンブレーカー」の戦士たちは、自らが操るソーラーの炎が都市の狭い防壁内で運用するにはあまりに破壊的かつ危険であると認識した。また、彼らは都市の政治的・宗教的な統治に束縛されることを嫌い、あえてシティを去って太陽系の過酷な荒野に身を置く道を選んだ。彼らにとって傭兵として外界からシティの脅威を排除することこそが、人類に対する独自の愛の証明であった。

3.シックスフロントの戦い

新興のシティに対し、フォールンの強大な軍閥「ハウス・オブ・デビルズ」が最初の大規模包囲作戦を決行した。都市を取り囲む6つの防衛線すべてに敵が殺到したが、サラディン卿率いる鉄の豪傑と、都市のガーディアンたちが不退転の連携を展開。4つのタイタンのオーダーが1つの戦線も突破させることなく守り抜いた。この戦いでオシリスは驚異的なソーラーの光を放ち、セイント14は前線を文字通り肉体で支え、その勇名はシティの歴史に永遠に刻まれることとなった。

4.オシリス、バンガード司令官に任命

シックスフロント戦いの勝利後、その絶大な功績からセイント14が初代バンガード総司令官に推薦・任命された。しかし、自身を政治家ではなく純粋な前線の兵士であると考えていたセイント14は、着任から一日と経たずにその地位を辞任。自身の後任として、卓越した戦術眼と深い洞察力を持つ戦友オシリスを強く指名した。

5.オシリス、サンブレーカーをシティへ招聘

総司令官に就任したオシリスは、形式的な儀礼やこれまでの慣習を無視した大胆な改革に着手。その最初の行動として、かつてシティと決別したサンブレーカー教団の元へ交渉に赴き、彼らの圧倒的な火力を都市防衛の戦力として組み込むための公式な協力体制(誓約)を結ばせた。

6.フォールン殲滅十字軍

フォールンによる脅威を根本から断つため、預言者の大義名分のもと、セイント14は太陽系全域のフォールン拠点を制圧する熾烈な「十字軍(聖戦)」を開始した。彼は前線で数無きフォールンのキャプテンやドレッチを屠り続け、その姿はエリクスニーたちの間で「悪魔」として恐怖されるようになる。

・セイントがエリクスニーにとって悪魔のように映っている描写や背景はミスラックス率いるハウス・オブ・ライトとシティの同盟交渉を難航させた。この時のセイント14による徹底的な虐殺の記憶が、数世紀後の「永夜のシーズン」におけるハウス・オブ・ライトとの同盟交渉で深い不信の溝を生む原因となる。

7.フューチャー・ウォー・カルト

ある日、大崩壊の生存者であるラクシュミIIがシティに現れ、秘密主義的な派閥「フューチャー・ウォー・カルト(FWC)」を設立した。彼女はネオムナから持ち込まれた、精神を異なる時間軸へ投影して未来を覗き見る装置の運用を開始。その装置が提示する無数のシミュレーションにおいて、宇宙の結末は常に「暗黒との全面戦争」にしかならなかった。ラクシュミは都市の民に対し、来るべき戦争に備えて平和の欺瞞を捨て、軍備を拡張するよう過激に扇動し始めた。

8.ユルドレンとジョルヨン・ティル、ブラック・ガーデンへ

アウォークンの女王の弟ユルドレン・ソヴは、姉マラの関心を引き、自身の価値を証明したいという強迫観念から、ベックスの精神的根源であり、アクセス不可能な禁忌の領域「ブラック・ガーデン」への侵入を計画した。凄腕のスコープ・ライフル使いであるジョルヨン・ティルと共に侵入に成功したユルドレンは、その最奥でベックスが崇拝する暗黒の拍動「ブラックハート」を目撃。その禍々しいエネルギーに精神を蝕まれたユルドレンは、かつての快活さを失い、冷酷で偏執的な性格へと変貌していった。

9.アハンカーラ狩り

人間の「願い」を喰らい、現実を歪める超因果的存在「アハンカーラ」。彼らはガーディアンたちに強大な力を与える代わりに、シティの因果関係を破滅的な方向へと書き換えていた。バンガードと預言者は、この存在がもたらす現実歪曲リスクが許容値を超えたと判断し、彼らを地球上から絶滅させる「偉大なる狩り」を発動。アウォークンから提供された魔法的・物質的な支援と、対アハンカーラ用のエキゾチック兵器を携えたガーディアンたちにより、アハンカーラは地球上から駆逐され、わずかに夢見る都市の最奥へと隠匿された個体(リベン)を除いて全滅した。

10.タルラ・フェアウィンドの死

初代ハンターバンガードであり、その天真爛漫な性格と卓越した曲芸的戦闘スタイルで愛されたタルラ・フェアウィンドは、アハンカーラ狩りの過酷な最前線において、アハンカーラが仕掛けた「願いの罠」に嵌まり命を落とした。彼女の死後、ハンターたちの間で不吉とされる「バンガードの賭け」により、カリバン8が第2代に就任。その後、アパラジタ4が第3代としてその地位を継承していくこととなる。

11.シュール

アハンカーラ狩りが終結し、太陽系の因果のバランスが揺らいだ直後、タワーの影に奇妙な顔の触手を持つ怪人「シュール」が姿を現した。彼は自らを、太陽系の惑星の意識体である「ナイン」の意志を実行するだけの従僕であると称した。

・シュールは、ゲーム内で登場するキャラクターの一人。毎週土曜から次週火曜までの間に、エキゾチック装備や媒体、レジェンダリー装備、強化素材を販売している。購入には専用通貨である「奇妙なコイン」が必要。

12.エフリディート、シティを離れる

鉄の豪傑の一員としてシックスフロントを戦い抜いたエフリディートだったが、終わりのない暴力のサイクルと殺戮の応酬に精神的な疲弊を極めていた。彼女は自身の光を戦いのためではなく、生命の育みと哲学のために用いることを誓い、シティを離脱。太陽系の遥か外縁部、小惑星帯よりもさらに遠くに存在すると噂される、武器を持たないガーディアンたちの隠密共同体「パシフィスト・コロニー」へと旅立った。

13.鉄の豪傑、ZIVAを発見

荒廃した地球の復興と、人類を守るための自給自足のインフラ構築を模索していたフェルウィンター卿は、旧ロシア・コスモドロームの地下深くに眠る自己増殖型ナノテクノロジー「ZIVA」の存在を突き止めた。それはプログラム次第であらゆる構造物や物質を無から生成できる、魔法のテクノロジーに見えた。しかし、その情報があまりにも都合よく彼らの前に提示された背景には、ある恐るべき意志が働いていた。

・前作『Destiny』の拡張コンテンツ『鉄の章』のテーマになった歴史。「災いの地」は本作でも一部コンテンツで実装されている。

14.鉄の死

ZIVAの保管庫「複製チャンバー」に鉄の豪傑たちが足を踏み入れた瞬間、完全休眠から目覚めていたラスプーチンが迎撃プロトコルを起動した。ラスプーチンにとって、かつて自分の息子(シドルハ)でありながら記憶を失い光の担い手となったフェルウィンターは、自分の技術を盗もうとする不確定要素であり、鉄の豪傑は排除すべき侵入者であった。

ラスプーチンはZIVAの制御を暴走させ、豪傑たちに消費・強化・複製の命令を下した。ナノマシンに肉体を侵食され、異形へと変えられていく仲間たち。ジョルダー卿は決死の覚悟でチャンバーの隔壁を内側から閉鎖し、ZIVAもろとも自爆。この凄惨な罠から五体満足で生還できたのは、若き日の戦友たちをすべて失ったサラディン卿ただ一人であった。

15.ネッスス、小惑星帯から太陽系に帰還

大崩壊の最中にベックスの急進的な機械化を受け、太陽系の正規の軌道から外れて異常な遅延軌道をとっていた小惑星「7066ネッスス」が、再び地球の観測圏内、太陽系内部へと突如として回帰した。その地表はすでに9割以上がベックスの結晶体と白いレディオラリア液の海に変貌していた。

16.オシリスの指導下でシティに混乱が生じる

バンガード総司令官でありながら、オシリスはシティの防衛政治や総意の議会を軽視し、ベックスのタイムライン研究に異常なほど没頭していった。彼は「クロタの到来」や「ピラミッドの再来」を予言する論文を次々と発表し、自身の教えを絶対とする「オシリス教団」を形成。さらに、自身の優秀な弟子であったイコラ・レイを、預言者の承認なしに独断でバンガードの要職に任命しようとしたため、預言者との対立は決定的なものとなり、シティの内部は彼の思想を巡って分裂寸前の危機に陥った。

17.カブル、プラエディス、パハニン、「ガラスの間」へ

金星の地下深く、ベックスが「時間そのものを書き換える」ために構築した究極のプラットフォーム「ガラスの間」。この脅威を排除するため、タイタンのカブル、ウォーロックのプラエディス、ハンターのパハニンの3人が侵入した。

しかし、時間の抹消者であるベックスマインドの前に、彼らの「存在」そのものがタイムラインから削り取られた。プラエディスは永遠に終わらない過去と未来の狭間に幽閉され、カブルは自身の光を限界まで絞り出し、未来のガーディアンがベックスのシールドを打ち破るためのアーティファクト「イージス」を自身のゴーストの残骸から鍛え上げて絶命。唯一、仲間が現実から消え去る恐怖に精神を破壊されながらも脱出できたパハニンだけが、火星の砂の上でその悲劇を「スーパーグッドアドバイス(喋る銃)」に記憶させ、後にルビコンの地で散った。

・「ガラスの間」は、6人用高難易度コンテンツとして実装されている。前作『Destiny』で初登場。『Destiny 2』では永夜のシーズンで復刻した。復刻版では「達人」難易度が用意されている。

18.ドレドゲン・ヨルの堕落

シティの黎明期において、数々のウォーロードを討伐した伝説のタイタン「レジル・アジール」。彼は人類の限界と、防壁の向こう側から迫る絶望的な暗黒の軍勢に、人知れず精神を病んでいた。彼は単身、月の地下深き「ヘルマウス」へ赴き、ハイヴのウィザード「キシオール」を激闘の末に討伐。しかし、彼は勝利の記念として、キシオールの呪われた「骨の欠片」を自身の愛用するハンドキャノン「ローズ」に組み込んでしまった。

骨から染み出る暗黒の囁きは、数年をかけて彼の高潔な精神を完全に侵食。彼は光を捨て、他者の光を喰らう捕食者「ドレドゲン・ヨル」へと変貌。彼のハンドキャノンは、標的の光を永久に消滅させる呪いの銃「トルン」へと変わり果てた。

・骨を組み込んだ武器とは、ゲーム内で入手できるエキゾチック・ハンドキャノン「トルン」のオリジナルである。

19.バーニング・レイクの戦い

地球の僻地にハイヴの小規模な前線基地が形成された。シティのバンガードは、これを単なる「未知のエイリアン」と過小評価し、大規模なガーディアン部隊を投入。数的な優位と、シャックス卿らの力戦によってガーディアン側が勝利を収めた。しかし、この戦いでの小手先の成功が、「ハイヴの本質」を見誤らせ、後の悲劇へと繋がる致命的な慢心を生むこととなる。

20.大災厄

バーニング・レイクの勝利に慢心したバンガードは、月の全面奪還を目指し、数千人のガーディアンからなる大軍勢を月面へ派遣した。しかし、彼らを迎撃したのは、オリックスの息子クロタであった。

クロタがその巨大な暗黒の剣を月面に突き立てるたび、何百人ものガーディアンの光が一瞬で吸い尽くされ、ゴーストごと粉砕された。タイタンの伝説的な豪傑ウェイ・ニンもクロタの刃の前に散り、月面はガーディアンの死体と砕けたゴーストで埋め尽くされた。この一戦で数千の光が永久に失われ、バンガードは「月への全ガーディアンの立ち入りを無期限で禁止する」という、歴史上最も屈辱的な退却命令を下さざるを得なかった。

21.初代クロタ討伐部隊

恋人であったウェイ・ニンをクロタに殺されたエリアナ3は、復讐のために公式の命令を無視。ハイヴの魔術に詳しい異端のウォーロック・トーランドを招聘し、エリス・モーン、サイ・モタ、オマール・アガー、ヴェル・ターロウら5人の精鋭を率いて、月の深淵へ潜入した。

しかし、ハイヴの「剣の論理」の領域において、彼らの戦術は通用しなかった。ヴェルは爪に引き裂かれ、サイ・モタはオムニガルに貪られ、オマールはワームの餌として魂を抽出され、トーランドはデスシンガーの歌を聴くために自ら消滅した。エリス・モーンただ一人が、自身のゴースト「ブライア」を失い、光を奪われながらも、ハイヴの目を抉り取って自身の眼窩に埋め込むことで闇に同化。数十年間、月の地下の暗闇を這い回りながら生き延びるという、地獄のような孤独を経験することとなった。

・『影の砦』のストーリーで、プレイヤーはエリスの過去と並行して彼らの死亡したゴーストから当時の記録を垣間見る。

22.シン・マルファー

ドレドゲン・ヨルは地球の居住地「パラモン」を襲撃し、その守護者であったジャレン・ウォードを暗殺した。ジャレンの遺志を継いだ養子の少年シン・マルファーは、ジャレンの遺品であるハンドキャノン「ラスト・ワード」を手に取り、ヨルを追跡。

ついに「孤高の嶺」での決闘の際、シンの燃え上がる怒りと正義の光が、人類史上初めて「ソーラーの光をハンドキャノンに物質化させる超常の技=ゴールデンガン」を開花させた。シンは超高熱の弾丸を連射し、ドレドゲン・ヨルを完全に消滅させ、義父の仇討ちを果たした。

23.ハンターバンガード、カウコ・スウィフトリバー失踪

シティの治安維持と荒野の偵察を統括していた第4代ハンターバンガード、カウコ・スウィフトリバーが、僻地の偵察任務中に突如として何の説明もなく失踪した。ハンターの司令塔を失ったバンガードは、数年間にわたりハンターの統率が取れない暗黒の空白期間を迎える。

24.アンダル・ブラスク、ハンター・バンガードに任命

カウコの失踪を受け、凄腕のハンターであるアンダル・ブラスクとケイド6は、互いに「バンガードのデスクワークに縛られたくない」という理由から、一つの賭けを行った。「悪名高いフォールンの傭兵タニクスを、どちらが先に仕留めるか。仕留められなかった方が、次のハンターバンガードに就任する」という命がけの賭け。結果としてタニクスの狡猾さに手を焼き、暗殺に失敗したアンダル・ブラスクが、賭けのルールに従って第5代ハンターバンガードの座に就くこととなった。

25.デビルズ、キングス、ウィンターの連合軍、シティを包囲

シティを確実に粉砕するため、これまで反目し合っていたフォールンの三大勢力「ハウス・オブ・デビルズ」「ハウス・オブ・キングス」「ハウス・オブ・ウィンター」が、歴史上初めて裏で手を結び、シティへの全戦力投入による同時包囲作戦を計画した。しかし、この計画において、小惑星帯を支配する最大兵力「ハウス・オブ・ウルブズ」だけが、約束の刻限になっても地球の戦場に現れなかった。

26.スキャッター

ハウス・オブ・ウルブズが地球へ進軍するのを阻止するため、アウォークンの女王マラ・ソヴは、自らの艦隊と「ヘラルド(アウォークンの超兵器)」を投入。ケレスの月を物理的に爆破・粉砕する「スキャッター」を敢行した。この一撃により、ウルブズのケルであったビリクサスと、彼の本隊の戦艦の半分が一瞬にして宇宙の塵と化し、ここに「リーフ戦争」の火蓋が切られた。

27.リーフ戦争

スキャッターを契機に、アウォークンの軍隊(女王の怒り)と、生き残ったハウス・オブ・ウルブズの残党たちとの間で、数年間にわたる泥沼のゲリラ宇宙戦が小惑星帯の全域で展開された。小惑星「エイミオス」での激突や、偽装通信を用いた高度な情報戦の末、アウォークン側も多大な犠牲を払いながら、ウルブズの進軍を完全に足止めした。

28.ミスラックス、スジュール・エイドと出会う

リーフ戦争の激しい戦場において、ウルブズの若きバンダルであった「ミスラックス」は、マラ女王の最初の側近であるスジュール・エイドに捕らえられた。スジュールは、捕虜であるミスラックスをただ虐殺するのではなく、彼の気高い精神と誇りを見抜き、敬意をもって夢見る都市へと連れていった。この光を持たないアウォークンの女傑との出会いが、ミスラックスの中に「人類との共存」という、フォールンの歴史を覆す思想を芽生えさせることとなった。

29.ミスラックス、娘と出会う

リーフ戦争の終盤、破壊されたケッチの瓦礫の中で、ミスラックスは捨てられていたフォールンの赤ん坊を発見した。彼はその子を自身のアウォークンの恩人から名を取り「エイド」と命名し、養女として大切に育てた。エイドはリーフの文化的庇護の下、テクナウィッチの高度な科学や、エリクスニーの失われた気高い歴史を学ぶ高潔な学者として成長していく。

30.オシリスの追放

オシリスのベックス研究への狂信と、それによるシティ内の不穏な扇動活動が限界に達したと判断した預言者と総意は、オシリスからバンガード総司令官の剥奪、およびシティからの「永久追放処分」を決定した。オシリスの失脚後、彼の第一弟子であったイコラ・レイがウォーロックバンガードの座を引き継ぎ、鉄の豪傑サラディンの愛弟子であったタイタンのザヴァラが、新たなバンガード総司令官としてシティの軍事全権を掌握した。

31.オシリス、水星へ

シティを追放されたオシリスは、自身のゴースト「サギラ」と共に、ベックスが過去と未来を完全にシミュレートしている水星の「無限の森」の深層へとダイブした。彼はそこで、自分自身の光のコピー(投影)を数千体も同時に各時間軸へ走らせることで、目撃者の到来や宇宙の崩壊を防ぐための孤独な演算と観測を開始。一方、地球に残された彼の狂信者たちは「オシリス教団」を結成し、独自のライトハウスの研究を続けた。

32.トワイライトギャップの戦い

ウルブズを欠きながらも、キングス、デビルズ、ウィンターの連合軍がシティの最終防壁「トワイライトギャップ」へ襲来。シティの歴史上、最大にして最悪の防衛戦が勃発した。月面での消耗と指揮官の交代劇の最中にあったシティ軍は圧倒的な物量に押され、防壁の各所が突破され、ザヴァラ総司令官ですら全線撤退の命令を下そうとしていた。

しかし、前線を死守していたシャックス卿は、その撤退命令を公然と拒否。自身の信頼する5人のガーディアン(ヌケンチ32、イディル・アブディ、トルース、リュウ・フェン、そして自身の光の爆発で敵を消滅させ続けたアナ・ブレイ)と共に、血みどろのカウンターアタック(反撃)を開始。この玉砕覚悟の猛攻がフォールンの指揮系統を混乱させ、戦局は奇跡的に逆転。シティは滅亡の淵で首の皮一枚繋がることとなった。

33.アナ・ブレイ、死を偽装

トワイライトギャップの最前線で、自身のハンターの光の熱量を防壁に焼き付けるほどの激闘を展開したアナ・ブレイだったが、戦後、彼女は公式には「死亡(行方不明)」として処理された。しかし実際には、彼女は自身の高名な家系「ブレイ家」の過去の遺産、そして失われたウォーマインド・ラスプーチンを自身の力だけで捜索するため、バンガードの束縛から逃れるべく自らの死を意図的に偽装し、極秘裏に火星へと旅立っていた。

34.スジュール・エイドの死

リーフ戦争が終結に向かう中、ウルブズの残党によるヒギエア書庫の襲撃の直前、アウォークンの初代最高軍事司令官「女王の怒り」であったスジュール・エイドが、何者かによって暗殺され遺体で発見された。

・スジュール・エイドの弓はエキゾチック・ボウ「願望の終人」として入手可能。照準が壁の向こう側にいる標的を映し出す。

35.オリン、スジュールの死の真相を追う

スジュール・エイドの死に深い衝撃を受けたマラ・ソヴ女王は、かつて地球でガーディアンとして蘇生されたオリンに対し、「リーフへの借りを返す時が来た」として、スジュールの死が単なる戦争の犠牲だったのか、あるいは内部の裏切りやナインによる計画的殺人だったのか、その真相を解明するための密偵(捜査官)としての任務を命じた。

36.トワイライトギャップ終結

トワイライトギャップの戦場で退却を拒み、なおも防壁の下でガーディアンを虐殺し続けていたハウス・オブ・デビルズのケル「ソルキス」。この大悪党に対し、聖戦から帰還したセイント14が正面から激突。激しい肉弾戦の末、セイント14は自身のチタン製の頭突きをソルキスの額に叩き込み、その巨体の頭蓋骨を完全に粉砕して処刑。ケルの死によりフォールン連合軍は完全に瓦解し、長きにわたる大戦はシティの勝利で幕を閉じた。

37.カリックス・プライムとフィクルル

ウルブズの敗北が濃厚となる中、ハウスの最高参謀であったバリクスは、狂気の戦略を繰り返すスコラスと決定的に決裂。バリクスは、後に「幻影のシーズン」等で暗躍する狂信者のアルコン「フィクルル」と共謀し、ハウス・オブ・ウルブズの生命線であるプライム・サービター「カリックス・プライム」を、マラ女王やスコラスの目から隠すために未知の宙域へと秘匿した。

38.新生クルーシブル

トワイライトギャップにおいて、ガーディアンたちの戦術的未熟さと連携不足が滅亡寸前の危機を招いたと痛感したシャックス卿は、暗黒時代から続いていた野蛮な戦闘儀式を、バンガード公式の「ライブ実戦訓練制度(クルーシブル)」として完全に再構築した。ガーディアンたちはシャックスの厳しい怒号の下で互いの光をぶつけ合い、模擬戦を通じて戦闘技術を極限まで磨き上げるようになった。また、この激しい戦闘の様子はシティの市民たちにも放送され、彼らに希望を与える最大の「娯楽・スポーツ」としての側面も持つようになった。

・クルーシブルは、ゲーム内ではPvPコンテンツとしてリリースされている。

39.コンコルダート、クーデターを画策するも失敗

コンセンサスの一翼を担っていた急進的な派閥「コンコルダート」の指導者ライサンダーは、預言者の権威を打倒し、自身がシティの絶対的独裁者となるための武装クーデターをタワー内で発起した。しかし、この暴動はニューモナーキーやバンガードの迅速な武力介入によって鎮圧され、コンコルダートはシティから完全に追放・解体。彼らが失った議席(議決権)の穴を埋めるため、ラクシュミII率いる「フューチャー・ウォー・カルト(FWC)」が新たに総意へと参入することとなった。

40.リーフ戦争終結

スコラスがついにアウォークンの包囲網に捕縛され、エルダーズ・プリズンへと投獄されたことで、長年にわたるリーフ戦争は完全に終結した。バリクスは生き残ったすべてのウルブズのフォールンに対し、「これより、アウォークンの女王マラ・ソヴが、我々の新たなるケルである」と宣言。フォールンが異星人の君主に絶対の忠誠を誓うという、前代未聞の統治体制がリーフに確立された。

41.ペトラ・ベンジ、女王の使者となる

スコラス捕縛後、ウルブズの残党ベリニクスによるリーフへの小規模な報復襲撃が発生。これを迎撃したアウォークンの若き兵士ペトラ・ベンジは、焦りのあまり過剰な爆撃命令(空爆)を下してしまった。この爆撃により、敵だけでなく、現場にいたシティの9人のガーディアンとそのゴーストたちが巻き込まれて永久に消滅。マラ女王はこの深刻な外交問題を重く受け止め、ペトラの軍権を剥奪。彼女をシティへと事実上追放し、タワーとの連絡役である「女王の使者」という不遇の役職に就かせた。

42.セイント14、無限の森へ

トワイライトギャップ後、セイント14は自身の最愛の友人であり、同時にシティを混乱に陥れた異端者オシリスが、水星の無限の森で行方不明になったという報せを聞く。セイント14はオシリスを自らの手で連れ戻すため、自身の愛用するヘルメットを被り、単身水星へ渡って無限の森へ。しかし、これが彼の「最後の失踪」となる。

43.テベン・グレイとザイア・オルサ(シン・マルファー)

ドレドゲン・ヨルの残した暗黒の力が人類を脅かし続ける未来を憂いたシン・マルファーは、自身が「ザイア・オルサ」という偽名を名乗り、高潔な研究者テベン・グレイと共に、ある壮大な「罠」の構築を開始した。それは、あえて暗黒の力に魅了されるガーディアンたちを炙り出し、彼らをコントロールするための秘密組織の設立であった。

44.ケイド6、ハンター・バンガード就任

フォールンの伝説の傭兵タニクスがシティの防壁付近に現れ、第5代ハンターバンガードであったアンダル・ブラスクを無残に殺害した。親友の凄惨な死に激怒したケイド6は、賭けの約束を果たすため、荒野でタニクスを追跡し、そのサイバネティクス肉体をバラバラに破壊して復讐を完了。その後、アンダルの遺志を引き継ぎ、第6代ハンターバンガードの席に就くこととなった。

45.エルシー・ブレイ、目覚める

また一つのタイムラインにおいて、ガーディアンたちが暗黒に敗北し、ラスト・シティが黒炎に包まれ、世界が目撃者によって滅ぼされた。その滅亡の瞬間、クロビスの孫娘エルシー・ブレイの意識は、過去の時間軸(トラベラーが火星に降り立った瞬間、あるいはシティの時代)へと強制的に引き戻された。なぜ彼女だけが「時間ループ」の呪いに縛られているのかは誰にも分からない。しかし、彼女は「今度こそ、暗黒に惑わされない本物のガーディアン(プレイヤー)を見つけ出す」ため、再び影から歴史の改変に動き始めた。

46.研究の続行と月への旅立ち

シティのクリプトアーキが秘匿していた禁忌のデータや、ドレドゲン・ヨルの狂気の研究を手がかりに、テベン・グレイとザイア・オルサ(シン・マルファー)の2人は、ヨルが最初に堕落した根源の地であるヘルマウスへと向かう航路を開いた。

47.ヨルの影

月の地下で暗黒のエネルギーに触れたテベン・グレイ、ザナ・マース、ヨナ・パビック、カルム・ソル、そして裏で糸を引くシン・マルファーらは、悪名高き「ヨルの影」を結成した。彼らは表面上はドレドゲン・ヨルの思想を崇拝し、トルンのレプリカを製造する悪の組織を演じたが、その真の目的は、光と暗黒の双方の力をバランスよく扱い、決して闇に呑まれない「真の守護者」を選別するための過酷な試練(フィルター)となることであった。

48.放浪者、ヨルの影に加入

光の担い手たちの偽善とバンガードの統治体制に強い不信感を抱き続けていた放浪者は、光と暗黒の境界線を歩む「ヨルの影」の思想に強く共鳴。彼は自らに「ドレドゲン・ホープ」という称号を与え、彼らと共にベックスの技術や暗黒のエナジーを用いた独自のゲーム(後のギャンビット)のプロトタイプの開発に着手した。

49.ハイヴ、地球の封鎖を突破

月面の大災厄以降、何世紀にもわたり月の地下に閉じ込められていたはずのハイヴの軍勢(クロタの残党)が、ついにバンガードの警戒網と封鎖プロトコルを突破。地球の旧ロシア・コスモドロームや僻地の地下深くへと浸透し、地球の地殻を侵食し始めるという最悪の凶報がタワーに届いた。

50.ガーディアン、時間を遡りセイント14を救う

数世紀にわたり、無限の森の中でベックスがセイント14の光を奪うためだけに構築したマインドによって光を吸い尽くされ、死亡したとされていたセイント14。しかし、遥か未来からオシリスが開発した時間制御装置「サンダイアル」の力を駆使してやってきた「一人の名もなきガーディアン(プレイヤー)」が、歴史の分岐点に直接介入。セイントの光が奪われる瞬間の過去へ突入し、ベックスマインドを粉砕。セイント14の命を救い出し、彼を数世紀の時を超えて現代のシティへと帰還させるという、宇宙の因果律をも捻じ曲げる「完璧なパラドックス」を完成させた。

・このガーディアンは、暁旦のシーズンの時代からやってきた、プレイヤーである。

Destiny

1.運命の出会い

大崩壊から数世紀、人類の栄華の残滓が錆びつく旧ロシア・コスモドロームの「自動車の墓場」。1機のゴースト(後に相棒となるゴースト)が、長きにわたり探し求めていた「光の火花」を持つ死者を発見し、トラベラーの光によって蘇生させる。目覚めたガーディアンには過去の記憶がなく、世界はフォールンの凶悪な軍閥「ハウス・オブ・デビルズ」に支配されていた。襲撃を切り抜けたガーディアンは、地表に遺棄されていた古いアルカディア級ジャンプシップ(中型宇宙船)の修復と確保に成功。人類最後の砦「シティ」へと飛び立ち、バンガードへの合流を果たす。

2.復旧作戦:惑星間航行への技術的障壁の突破

地球圏を脱して金星や火星などの他惑星へ渡るには、宇宙船に搭載する高次元航行用ワープドライブ(近光速ドライブ:NLSドライブ)が不可欠であった。ガーディアンはドライブの取得のため、黄金時代のインフラが眠るコスモドロームの深部を探索。その過程で、エリアの通信や物資を牛耳るハウス・オブ・デビルズのアルコン・プリースト「リキシス」と激突。過酷な戦闘の末にこれを討伐し、NLS規格のドライブユニットを回収。人類の失われた航宙時代への切符を自らの手で掴み取る。

3.地球圏におけるハイヴの再出現

預言者の命を受けたガーディアンは、コスモドロームの防衛要衝「スカイウォッチ」の調査に赴く。そこで目撃したのは、大災厄以降、月の地下に封印されていたはずの暗黒の軍勢「ハイヴ」であった。彼らはスカイウォッチの地下を侵食し、地球への本格的な侵攻作戦を開始していた。この遭遇は、シティに対し、フォールンだけでなく「より絶対的な暗黒」がすぐ足元まで迫っているという戦慄の事実を突きつけることとなった。

4.ウォーマインド

バンガードの不審活動報告により、ガーディアンはコスモドロームの「地球の生体維持システム」の拠点を調査。調査中に受信された奇妙なロシア語の音声と音波信号は、黄金時代の超AI「ラスプーチン」が依然として稼働している証拠であった。フォールンがその防衛ネットワークをハッキングし、兵器やデータを強奪しようと試みていたが、復活したラスプーチンの自動防衛システムとガーディアンの介入により、フォールンの試みは阻止される。

5.ラストアレイ

複数の交戦を経て、ガーディアンは旧時代の巨大通信配列(スカイウォッチのパラボラアンテナ群)の再起動に成功する。しかし、システムがオンラインになった直後、待機していたラスプーチンがネットワークの主導権を完全強奪。ラスプーチンは地球、月、金星、火星に眠る自身の軍事衛星(ウォーサット)や全防衛バンカー群を一斉に同期・起動させ、全太陽系規模の防衛網を自身の統制下に置いた。彼は人類に与することなく、独自の論理で沈黙を続ける。

6.ハイヴの砦へ

月面再探査の先駆けとして、ガーディアンはバンガードの静止命令を無視して月へ向かい、行方不明となった別のガーディアンの痕跡を追う。クレーターに築かれた「アーチャーズ・ライン」を越え、クロタの神殿に到達したガーディアンは、その門前で力尽きた対象者の遺骸を発見。直後にハイヴの待ち伏せを受け、その指揮官「ブルック・エイルスポーン」を討伐。残されたゴーストの記録から、ハイヴが莫大な軍勢を月面地下に構築し、地球侵攻を今まさに開始しようとしていることが判明する。

7.ワールドグレイブ

預言者の直接の指示により、ガーディアンはヘルマウスの深部に位置する「ワールドグレイブ」へと潜入する。そこはハイヴが数十万年にわたり滅ぼしてきた数多の異星文明の記録や、彼らの知識体系が集約された暗黒の図書館であった。墓所内部は「ヒドゥン・スワーム」と呼ばれる月面ハイヴの精鋭部隊が厳重に守備を固めていたが、ガーディアンはこれらを殲滅。ゴーストがワールドグレイブの全データをハッキング・記録し、タワーへと転送。これにより、彼らの最高指導者がオリックスとその息子クロタであることがシティ側に初めて共有される。

8.クロタの剣

暗黒時代の大災厄において、一振りで数千のガーディアンを屠ったとされる伝説の「クロタの剣」。ハイヴがこの剣の魔力を再び目覚めさせようとしている情報を入手したガーディアンは、ヘルマウスの最深部へと突入。剣の儀式を執り行っていた「スワーム・プリンス」たちを強襲し、ガーディアン自身がその呪われた剣を手に取る。剣から溢れ出る圧倒的な暗黒の破壊力を以て、残りのスワーム・プリンスたちを全滅させる。役目を終えた剣は、トラベラーの光との拒絶反応を起こすように、そのまま現実世界から消滅した。

9.謎の人物との初接触

月の地下で、ハイヴのウィザードたちがトラベラーの欠片(光)を取り囲み、そのエネルギーを吸い尽くしてトラベラーを内側から枯渇させるという不気味な儀式を執り行っていた。ガーディアンはこれを阻止し、光の欠片を奪還する。儀式を破壊した直後、ガーディアンの前に、ゴーストを持たないにもかかわらず時空を超越して移動するエルシー・ブレイがホログラム通信の形で接触。彼女はガーディアンの実力を認め、「トラベラーを真に癒やすには、金星へ渡り、あらゆる時間の結節点であるブラックガーデンの中枢を破壊しなければならない」と告げ、姿を消した。

10.オリックスの神殿

金星へ出発する前に、ガーディアンは月におけるハイヴの戦力に決定的な一撃を加えるため、ヘルマウス最深部に位置する「オリックスの神殿」を急襲する。そこには、かつて追放されたトーランドやオシリスが警告していた、オリックスへ直接信仰のエネルギーを届けるための「通信と儀式の焦点」が機能していた。神殿を守護する巨大なナイト「サードック」を激闘の末に撃破。ガーディアンは通信球体を物理的に粉砕し、神殿を完全破壊。これにより、月面ハイヴとオリックスとの直接的な信仰・供給構造に大打撃を与えることに成功した。

11.アウォークンとの接触

ブラックガーデンへの門を開くための座標と鍵を入手するため、ガーディアンは人類未踏の小惑星帯「リーフ」へ向かい、独自の王国を築いているアウォークンとの接触を試みる。アウォークンの宮殿で待ち受けていたのは、絶対的な威厳を持つマラと、ガーディアンを「トラベラーの操り人形」と見下す傲慢な弟ユルドレンであった。マラはガーディアンの要求に対し、「協力を望むなら、ベックスの最古の守護者である『ゲートロードの眼』を生きて持ち帰れ」という、事実上の処刑宣告に近い過酷な試練を課す。

12.イシュタル・コレクティブ

ベックスの生態と、ゲートロードを誘引するための知見を得るため、ガーディアンはアシッド・グリーンの海と過酷な密林に覆われた金星へと渡る。そこには、黄金時代に人類の最高峰の知性が集結していた研究機関「イシュタル・コレクティブ」の廃墟が広がっていた。地表を制圧しているベックスの軍勢、およびそれを略奪しに来たフォールンの「ハウス・オブ・ウィンター」の双方を排除しながら、研究施設のメインコアにアクセス。ゲートロードを現実空間に召喚するためのプロトコルを割り出す。

13.アーカイブの再起動

シティのクリプトアーキであるマスター・ラフールの強い要請を受け、ガーディアンはイシュタル・アカデミーの最奥に位置する、何世紀も封鎖されていた極秘アーカイブ「忘却の書庫」を再活性化する。ハウス・オブ・ウィンターのステルス・バンダルたちがデータを盗み出そうと殺到するが、これを完全に迎撃。再起動したアーカイブから、黄金時代の高度なテクノロジー、そしてベックスの「時間歪曲能力」に関する科学的知見が部分的に復元され、シティに回収された。

14.ネクサス

金星の地下深くにおいて、ベックスが惑星そのものを冷酷な計算機へと完全に作り変えるための中枢変換装置「ネクサス」が急速に稼働していることが判明する。イコラの厳命により、ガーディアンは3人のストライクチームを率いて金星の地殻の下へと突入。膨大なベックスの猛攻を退け、ネクサスの稼働を司る巨大なハイドラ「セクリオン」の破壊に成功。金星の完全な機械化を一時的に食い止める。

15.ドラクシスの死

イシュタル・アーカイブへの執拗な襲撃の元凶を断つため、ガーディアンは金星の崖に隠匿されていたハウス・オブ・ウィンターのケッチへと単身乗り込む。船内の最奥「カールス・バロウ」にて、ウィンターの最高指導者であるドラクシスとの一騎打ちが決行される。重火器と暗黒のエナジーを操るドラクシスを討伐したことで、金星のフォールン勢力はトップを失い、その戦略行動は壊滅的な混乱状態に陥った。

16.ゲートロード

ベックスのゲートネットワークを物理的に撹乱し、金星の「果てなき階段」の頂上へとベックスの意識を誘導した末、ガーディアンは時空の門を守護する超巨大なベックス・マインド「ザイドロン」を現実空間に召喚・戦闘に突入する。次元を超えて放たれるレーザーの猛火を潜り抜け、ザイドロンの巨体を破壊。女王に要求されていた、淡く輝くベックスの超因果パーツ「ゲートロードの眼」の回収に成功する。

17.リーフへ

回収したゲートロードの眼を携えて再びリーフの宮殿へと戻ったガーディアンに対し、マラは驚きと共にその実力を限定的に承認する。しかし、回収された「眼」はザイドロンの死亡に伴いエネルギーを失い、完全に無力化されていた。ユルドレンは冷笑しながらも、女王の命令に従い、その眼に再びエネルギーを充填するための代替ルートを提示する。それは、「火星の『排他区域』を占領しているカバル帝国の軍事インフラを利用し、ベックスのスパイアを起動させること」であった。

18.ウィンター

ドラクシスの死亡により瓦解寸前となったハウス・オブ・ウィンターを再結集させるため、フォールンの伝説の傭兵タニクスが動き出す。タニクスはリーフのエルダーズ・プリズンを急襲し、極悪非道なアルコン・プリースト「アクソール」を脱獄させ、金星へと送り込んだ。マラからの緊急の依頼を受け、ガーディアンはストライクチームを率いて金星の「アサルト・ドライブ」へと急行。カプセルから目覚め、ウィンターの新たなケルになろうとしていたアクソールを、周囲のフォールン諸共完全に殲滅し、リーフへの義理を果たす。

19.スコラスがナインに差し出される

この頃、リーフの辺境において、マラの隠密部隊「鴉」たちが、絶対的なタブーとされていたナインの領宙「レアの大釜」へと侵入する事件が発生。これに激怒したナインの意志を宥めるため、マラは、かつてリーフ戦争で捕縛しエルダーズ・プリズンに投獄していたハウス・オブ・ウルブズの狂えるケル「スコラス」を、秘密裏に「ナインへの贈り物」として引き渡した。

20.カバル排他区域

アウォークンから得た情報により、ブラックガーデンへと通じるベックスの巨大なゲートウェイが、火星に存在することが確定する。しかし最大の障壁は、そのゲートが存在する全域が、重装甲軍事帝国「カバル」の最精鋭部隊(サンド・イーターやダスト・ジャイアント)によって、一羽の鳥すら通さない「排他区域」として完全封鎖・哨戒されていることであった。ガーディアンは火星の地表へ強行着陸し、カバルの迎撃システムを物理的にハッキング・破壊することで、前人未到の排他区域の強行突破を敢行する。

21.ケルベロス・バエ III

排他区域を突破したことで、ガーディアンは火星におけるカバル帝国軍との全面戦争に否応なく巻き込まれる。ザヴァラは、カバルによる地球圏へのさらなる侵攻兵力を削ぎ、火星の旧黄金時代都市「フリーホールド」への彼らの戦略的支配を断ち切るため、ガーディアンにカバルの巨大要塞戦車「ケルベロス・バエIII」への突入を命じる。ガーディアンは3人のストライクチームを率いて防衛線を突破し、最奥の指揮所にて、レッドリージョンの猛将「バルス・ターク」と激突。圧倒的なロケットランチャーの重火器の嵐を退け、この指揮官を討伐。火星のカバル軍の指揮系統に致命的な空白を生み出す。

22.埋もれた都市

カバルの第一防衛線が解除されたことで、タワーのクリプトアーキはガーディアンに対し、数世紀の砂に埋もれた黄金時代の超巨大高層都市「フリーホールド」の調査支援を要請。無数のカバル巡邏兵やサイオンの伏兵を撃退しながら、かつてのクロビス・ブレイ社の基幹施設「ダスト・パレス」へと突入。施設のメインフレームを調査中、ゴーストは、地球で起動したはずのラスプーチンが、密かに光の速さを超える通信網を使い、火星の古代の軍事システムやAIグリッドに直接接続し、その制御権を次々と掌握している戦慄の痕跡を発見する。

23.ダスト・パレス

火星のウォーマインド・システムの完全掌握を狙うカバル軍は、驚異的なサイオニック能力(超能力)を有する3人のエリート精神共鳴兵「サイオン・フレイヤー(コーテックス、セレス、カンジ)」を塵の宮殿のコアへと派遣。システムデータの強制抽出を開始した。ケイド6の緊急要請を受け、ガーディアンはストライクチームを率いてパレスの最上階へと急行。それぞれ異なる属性のサイオニック・シールド(ソーラー、アーク、ヴォイド)を操るフレイヤーたちを激闘の末に一人残らず排除。ラスプーチンのデータと火星の防衛インフラがカバルの手に落ちるのを未然に防いだ。

24.スパイアの起動

カバルの追撃を退けたガーディアンは、火星の砂丘の奥深くにそびえ立つ、ベックスの巨大なエネルギー増幅建造物「ベックス・スパイア」へと到達する。ベックスの防衛兵器を撃破し、スパイアの莫大な超常エネルギーを、リーフから持ち込んだ「ゲートロードの眼」へと強制注入。充填されたエネルギーにより、無力化されていた眼が目映い光を放って再起動。ついに、空間の狭間に隠された「ブラックガーデン」の次元の門を開くためのキーが完成する。

25.決定的混沌

クラウドストライダーとして活動を始めたばかりのロハンは、ベイルの真相を探る中で、ベックスがそれを模倣して作り上げた不完全な存在――ブラックハートの存在を発見する。

26.増え続ける潮流

ガーディアンが火星のベックス・ゲート前でブラックガーデンへの侵攻準備を進める中、ベックスの全ネットワークにおいて異常な現象が発生する。太陽系の各惑星に展開していたベックスの軍勢(ディバイシブ、プレカーサーなど)が一斉に戦闘を中断し、火星のゲートを通じてブラックガーデンの内部へと次々と帰還・集結を始めていた。敵の本陣が最大戦力で固まる前に、ガーディアンはフリーホールドの「地下の埋葬地」へと進み、防衛線を構築していた複数のベックス・ゲートを力技で完全破壊。敵の増援ルートを遮断し、退路を断って自らもゲートの奥深き未知の次元へとダイブする。

27.ブラックハート

火星のゲートを越えた先には、物理宇宙の法則が一切通用しない、時間が歪んだ赤い花々が咲き乱れる形而上空間「ブラックガーデン」が広がっていた。その最奥「生命の不連続点」に到達したガーディアンは、ベックスの静止集団が崇拝する、脈動する暗黒の液体球体「ブラックハート」と対峙する。ブラックハートは、ベックスの3体の巨大な彫像(エスカトン・マインド、イマニュエト・マインド、プロヒビット・マインド)に次々と暗黒のエネルギーを憑依させ、ガーディアンを抹殺しようと襲いかかる。

死闘の末、3体のマインドをすべて粉砕したことで、エネルギーの供給源を失ったブラックハートは激しく暴走し、完全消滅。心臓が破壊された瞬間、現実世界の層に強烈な歪み(因果律の復元)が生じ、それまで異次元に浮遊していたブラックガーデンは、火星の地下空間へと物理的に上書き・重ね合わされる形で固定化された。この消滅により、長年そのエネルギーによって毒されていたトラベラーが、ついに自己修復を開始。タワーには、人類の勝利を祝う人々の歓声が響き渡った。

28.ケンターチ3

ブラックハートが破壊され、ブラックガーデンの境界線が現実宇宙の火星地下へと固定された直後、タワーの過激なウォーロックの学派「クリプトクロン」からの極秘の要請を受け、3人の高名なガーディアン(タイタンのヤーダーム4、ハンターのレッカナ、そして彼らを率いるハンターのリスボン13)からなる精鋭偵察部隊「ケンターチ3」が、未知のガーデン深層の調査へと志願・潜入した。

彼らはガーデンの最奥、未だ暗黒の残滓が色濃く残る「救済の庭園」のピラミッド構造物を探索中、目撃者の直接の囁きを聴き、標的に確定で超高密度の精密ダメージ空間(ケージ)を出現させるという、暗黒の因果を内包した未知のトレースライフル「神性」を発見・回収する。しかし、この武器から溢れ出る暗黒の圧倒的な力と誘惑に対し、レッカナとヤーダーム4は「光の限界を超えるため、この闇の力を受け入れるべきだ」と主張。一方、高潔な光の信義を守ろうとするリスボン13との間で、思想的な決裂が勃発する。ガーデン内部でのガーディアン同士の凄惨な殺し合いの末、リスボン13を除く2名は暗黒の眷属(プレトリアン)と共に時間の裂け目へと消え去り行方不明となった。生き残ったものの精神を崩壊させたリスボン13は、目撃者の形而上的な力によって当時の記憶を完全に消去・改ざんされ、自らが鍛造した「神性」の引き金を握ったまま、ガーデンの結晶の中に数年間封印されることとなった。

・「神性」は『影の砦』で実装されたエキゾチックウェポンとして入手可能。ガーディアンはレイド「救済の庭園」でそれを手にする。この武器は、標的に確定で精密ダメージが与えられる球体を出現させるトレースライフルである。レイドのDPSで多くのプレイヤーに重宝された。

29.ガラスの間

ブラックガーデンの心臓を失ったものの、ベックスは金星の地下深くにおいて、現実の「時間そのものの因果」を完全に書き換え、人類の存在した歴史そのものを宇宙から抹殺するための究極のプラットフォーム「ガラスの間」の稼働を本格化させていた。預言者は、かつてのカブルたちの悲劇を繰り返さぬため、そして人類の真の「運命」をベックスの計算から完全に切り離すため、ブラックハートを討ち果たした伝説のガーディアンに対し、ガラスの間への最終攻略を依頼する。

ガーディアンはストライクチーム(レイド部隊)を編成し、金星にあるベックス幾何学的な大扉を開けてガラスの間へ。時間の抹消者「テンプラー」に対し、かつてカブルが自らの光を犠牲にして遺したアーティファクト「イージスの盾」を掲げてその不可視のシールドを破砕・撃破する。続く「ゴルゴンの迷宮」では、視線に触れた者の存在そのものを歴史から抹消するゴルゴンたちの警戒網を完璧なステルスで潜り抜け、ついに時間の合流点に鎮座するベックスの最高位マインド「アテオン」との最終決戦へと突入。アテオンはガーディアンたちを「遠い過去」と「遥かな未来」の隔離次元へと強制追放し、時間の迷子にして消滅させようと試みたが、ガーディアンチームは各時間軸からイージスの盾を用いて光の通信を維持。過去・現在・未来のすべての火線をアテオンの一点へと集中させ、アテオンを完全に粉砕・大破させた。

・今作では「永夜のシーズン」に復刻され、追体験が可能。高難易度モードでは前作では登場しなかったチャンピオンなどの脅威がスポーンしたり、「時間超越」と名付けられている強化された武器が入手可能。

地下の暗黒

1.エリス、月から帰還

ヘルマウスで何度も巡る時を隠れて過ごした後、エリスはクロタの復活について警告を携えて戻ってくる。彼女は、かつて自らのファイアチームが失敗した任務を、他の者が成功させるための計画を持っていた。

2.スポーン・オブ・クロタの潜伏

エリスは、サルドン・クロタフィストが軍を率いて地球を侵攻するのを恐れ、その阻止をガーディアンに依頼する。

3.オムニガル、コスモドロームのラスプーチンの保管庫に侵入

エリスと協力し、ガーディアンはクロタの側近、オムニガルがウォーマインドに到達するのを阻止する。

4.オムニガル掃討戦

エリスはオムニガルの居場所を、スカイウォッチの木星複合施設まで突き止めた。彼女を生かしておくわけにはいかず、ガーディアンにストライク部隊の指揮を託す。

5.クロタの魂の覚醒を阻止

ガーディアンは月のヘルマウス深くに足を踏み入れ、クロタが玉座の世界から戻ってくるのを阻止する。成功はしたが、エリスは「真に終わるのはクロタが死んだときだ」と警告する。

6.クロタの最期

ガーディアンはオリックスの息子であるクロタを討ち、エリスの失われた仲間たちの仇を討つため、ヘルマウスの最奥へと向かう。

7.儀式

クロタの死の後、エリスはガーディアンと共に星々に響くハイヴの犠牲の儀式を執り行う。

8.アンダイイング・マインド

ブラックハートの破壊後、ブラックガーデンは矛盾した形で火星の地下に存在するようになった。ベックスはこれを許さず、イコラはアンダイイング・マインドがガーデンを修復するのを阻止するため、ガーディアンにストライク部隊の指揮を任せる。

9.不可解な実験

クロタの死後、ナインは軌道ステーション、コキトスの異次元に繋がるゲートを掌握する。その後、ナインはゲートから実験で生成した物質、あるいは生物を送り出し続けた。

ハウス・オブ・ウルブズ

1.スコラス、ナインによって解放される

星々を巡る旅の途中、スコラスは冷凍監獄から解放される。ナインの使者シュールが自由を携えて現れたのだ。元ハウス・オブ・ウルブズのケルであるスコラスは、バラバラになったフォールンのハウスを再びまとめ上げ、自らを「全てのケルの王」と名乗る。

2.ウルブズ、リーフに反旗を翻す

かつてのケルが戻ったことで、ウルブズはその誇りに従い、スコラスに再び従う

3.ペトラ、第二の「女王の怒り」に任命される

スコラスが再び太陽系に解き放たれた今、マラは彼の野望を止めるために動く必要があった。長年の忠誠を称え、マラはペトラを第二の「女王の怒り」に任命し、スコラス打倒とウルブズの再興阻止のためにガーディアンとの連携を命じる。

4.ベスタ基地開放

ウルブズの狩りを円滑に進めるため、マラはリーフにあるベスタ基地へのアクセスを解放する。ここでペトラは忠臣バリクスと共にハウス・オブ・ウルブズの討伐を指揮する。また、ガーディアンはここでオシリスの弟子である修道士バンスやリーフのクリプトアーキ、イベスとも出会う。

5.スコラス、ハウス・オブ・ウィンターを味方に

スコラスは金星へと赴いてウィンターの取り込みを図る。ガーディアンとペトラはこれを阻止しようとするが、任務は失敗に終わり、スコラスはウィンターの忠誠を得て逃走する。

6.サイレント・ファング出現

ガーディアンはコスモドロームに出現したサイレント・ファングを調査する。彼らはリーフ戦争中にスコラスと共に戦った部隊であり、デビルズの幹部暗殺を狙っていると推測されていた。ガーディアンはペトラとバリクスと連携し、サイレント・ファングを全滅させる。

7.スコラス、キングスに使者を送る

スコラスはハウス・オブ・キングスを自身の陣営に引き込もうとするが、彼らはその提案を拒否。最終的に、ガーディアンは両ハウスの使者を排除することに成功する。

8.影に生きる盗賊

タニクスはどのハウスにも属さぬ無法者だが、この日はウルブズの依頼でハイヴの遺物を漁っていた。バリクスは、古き流儀でスコラスを打倒するため、ガーディアンにストライクを命じる。

9.ウルブズ、ガラスの間へ侵入

ベックス技術を手に入れるべく、ウルブズはガラスの間に侵入を図る。ガーディアンは侵略者を撃退することに成功するが、ウルブズは一部技術を持ち去ることに成功する。

10.スコラス捕縛

金星のシタデル頂上にて、ウルブズの反乱はついに終焉を迎える。時空を超えて集結したウルブズの軍勢を突破したガーディアンは、スコラスを捕らえ、リーフへと引き渡す。だが、裁きを受ける前に、スコラスは「来たるべき暗黒」を予言する。

11.スコラス、エルダーズ・プリズンで敗れる

「狂犬スコラス」にこれ以上価値はないと判断されたリーフは、彼をエルダーズ・プリズンの闘技場へと送る。そこで彼はガーディアンによって倒され、命を終える。

・『エピソード:亡霊』で、「残響」の力によってスコラスの幻影が現れる。シーズンコンテンツの中でも最も難易度の高い3人用モード「ケルの復讐」が存在した。

12.水星のライトハウスの発見

水星にそびえるスパイアがガーディアンに共鳴するように反応する現象が発見される。これを観測するため、オシリスの信奉者たちは「オシリスの試練」を始動する。

・「オシリスの試練」は、3v3のPvPエンドコンテンツであり、蘇生制限や装備変更の規制が厳しいモード。7回戦の間での連勝数や勝敗率が報酬に大きくかかわる。不敗を達成することによってのみ得られる名誉報酬がある。

降り立ちし邪神

1.玉座の世界「エレウシス」の創造

エリスは、迫りくるオリックスの脅威を警告するためリーフを訪れる。マラは長く温めていた計画の一環として、自身の玉座の世界「エレウシス」を亜空間に築き上げ、夢見る都市の無視界の源泉にそれを接続する。

・『孤独と影』でガーディアンが夢見る都市で女王の生存をはじめて確認した時、彼女はこの玉座の世界にいた。

2.マラ、エリス、オシリスの密会

オリックスが太陽系に到達する前、マラ、エリス、オシリスの三者は密かに集い、「宿りの王」を永久に葬るための策謀を巡らせる。

3.オリックス、太陽系に到来

リーフの斥候が最初に土星軌道上のドレッドノート(オリックスの旗艦)の存在に気づく。

4.アウォークン艦隊、土星上空でオリックスと交戦

マラはハービンジャーたちを解き放ち、ハイヴ艦隊に打撃を与えるが、オリックスのドレッドノートが反撃。アウォークン艦隊は壊滅し、マラも命を落とす。

5.マラの死、 オリックスが夢見る都市を発見

女王の命を救おうとしたテクナウィッチのシュロ・チーは、夢見る都市へのゲートを長く開きすぎてしまう。その一瞬を突いたオリックスの玉座の世界からの一撃がゲートを貫き、夢見る都市の位置が露呈してしまう。そしてオリックスは、その地に最後のアハンカーラが潜んでいることを知る。

6.オリックス、リベンを発見

オリックスはアウォークンの聖域「夢見る都市」を蹂躙する中で、太陽系最後のアハンカーラ「無数の声のリベン」を発見する。リベンはマラ・ソヴの巧妙な偽装により幽閉されていた。かつてアハンカーラの全滅を目指した「偉大なる狩り」の余波である。オリックスはリベンを「宿られた者」にするが、しばらくの間はその牢に留め置く。

7.竜の願い

リベンがオリックスに宿られる中、彼女の伴侶であるアハンカーラ「タラニス」は、アハンカーラにとって最大の禁忌を犯す――自らの願いを叶えたのだ。子らの卵がオリックスの魔手を逃れるよう、卵を亜空間の各地に散らす願いを放つ。この行為はアハンカーラにとっての終焉を意味する。

8.ペトラ、女王摂政に任命される

マラ、ユルドレン、その他リーフ上層部の多くが行方不明または死亡したと見なされた後、ペトラが「リーフ摂政指令官」に任命される。彼女の統治は、内紛と政治的分裂に悩まされることになる。

9.オリックス、夢見る都市とエレウシスを蹂躙

リベンを宿られた者にした後、オリックスはエレウシスへ侵攻し、亜空間に築かれたその神殿の数々を破壊する。

10.ガーディアン、フォボスで宿られた兵と遭遇

火星の衛星、フォボスにあるカバルのスカイバーナー基地から遭難信号が発信され、ガーディアンが調査に向かう。そこで彼らは“宿られた兵”と呼ばれる敵と初遭遇する。それはあらゆる種族が異界へ連れ去られ、変形し再び送り込まれる恐ろしい存在だった。

11.スカイバーナー、ドレッドノートへ突入

ガウルの命を受けたスカイバーナーのプライマス・ターウンは、どのような犠牲を払ってもドレッドノートへの突入を遂行せよと命じられる。ターウンは戦艦ダンタリオン・エクソダス VIでドレッドノートに衝角攻撃を行う。

12.ケイドの隠し物

ケイド6はオリックスのドレッドノートへ侵入するための計画を立てる。その第一歩は、コスモドロームにある旧船「エクソダス・レッド」に隠したステルスドライブを回収すること。ガーディアンはその道中、コスモドロームがすでに宿られた兵によって浸食されていることを知る。オリックス・エコーを退けた後、ステルスドライブを回収する。

13.ドレッドノート侵入

回収したステルスドライブとエリスのハイヴの魔術で改造された船を使い、ガーディアンはドレッドノートに侵入。ハイヴ戦艦の主砲を無力化し、さらに奮戦するスカイバーナー兵団を突破して、後の作戦のためのトランスマットゾーンを確保する。

14.敵の敵

ドレッドノート内部に自由にアクセスできるようになったガーディアンは、オリックスの所在を突き止めるため、ダンタリオン・エクソダス VIの墜落現場に潜入する。そこでポータルの存在が明らかになるが、亜空間ハイヴでなければ通れないことが判明。ガーディアン自身が亜空間ハイヴとなる必要があるとエリスは告げる。

15.月

ガーディアンがアセンダントの資格を得るには、クロタが宿っていた月のクリスタルから本質(エッセンス)を抽出する必要がある。クリスタルの回収には成功するが、必要な本質は含まれていなかった。撤退を試みたガーディアンはオリックスの宿られた兵に待ち伏せされ、辛くも月面へ脱出。エリスとケイドは新たな方法を模索し始める。

16.フォールン S.A.B.E.R.

フォールンがコスモドロームのウォーマインド塹壕を侵略。ザヴァラ司令官は、フォールンが重要技術を手に入れるのを阻止するため、S.A.B.E.R.と呼ばれる新型兵器ユニットの排除をガーディアンに命じる。

17.プロメテウス・コード

ガーディアンが再び月へ向かう前に、新たなステルスシステムを手に入れる必要がある。ケイドはガーディアンをウォーマインド塹壕へ派遣。そこでは宿られた兵の侵攻が続いていたが、ガーディアンは戦いを制し、ステルスシステム構築に必要なコードを持ち帰る。

18.最後の儀式

新たなステルス装置を身に着けたガーディアンは、再びクロタの玉座の世界に潜入。そこではクロタの姉妹たちが葬儀を執り行っていた。ガーディアンは儀式の最中に本質の回収に成功し、エリスの魔力で月面へテレポートされる。ついに、邪神を終わらせる時が来た。

19.邪神との対峙

ガーディアンはドレッドノートの迷宮を突破し、ついに降り立ちし邪神オリックスと対峙する。激戦の末、クロタの父は打ち倒され、その存在はドレッドノートの深部へと封じられる。後にエリス・モーンが、オリックスの剣「マインドブレーカー」の破片を回収する。

20.マインドブレーカー、再び鍛えられる

エリスが持ち帰ったマインドブレーカーの破片を見つめながら、彼女はこの闇の武器が光のために鍛え直せるのではと考える。ガーディアンはその破片をシャックス卿のもとへ持ち込み、二人は新たなる剣を創り出す。

21.ドレッドノートのパトロール開始

オリックス撃退後、ガーディアンは他のガーディアンたちの作戦展開を可能にするため、ドレッドノート内部にパトロールとトランスマットのビーコンを設置していく。

22.シールドを操る双頭

プライマス・ターウンの兄弟、バルス・マウーアルとバルス・タルーアンは、ドレッドノートの核を爆破しようと計画。これが成功すれば、太陽系全体が危機に晒される可能性もあった。ガーディアンはストライクチームを率い、カバルの破壊工作を阻止する。

23.カバル帝国への信号

ドレッドノート上で、スカイバーナー兵団がオリックスの戦艦から得た情報をすべて、カバルの本星系へと送信していることが判明する。これは後のガウルの地球侵攻へと繋がる伏線である。

・今作での最初の物語は、この信号を元にやってきたカバルによる侵攻によってはじまった。

24.金星にて

ガーディアンはイコラと協力し、金星に侵攻した宿られた兵を排除する。戦いはガラスの間内部にまで及び、失われたガーディアン「プラエディス」の救出を試みる。さらに、スコラスを捕らえたシタデルの頂上で、オリックス・エコーとの戦いが繰り広げられる。

25.地球にて

ケイド6と共に、コスモドロームに蔓延する宿りの汚染の浄化を開始。ステップに巣食う宿られたウィザードの集団を排除した後、ロケットヤードで“ツゴス”という宿られたナイトの存在が明らかとなる。キングズ・ウォッチの地下でオリックス・エコーを撃破し、脅威を断つ。

26.火星にて

ザヴァラ司令と共に火星を浄化。フリーホールドのタルシス・ジャンクションにてオリックス・エコーが発見され、そこからブラックガーデンへの道が開かれる。だが、撃破には至らず、エコーはフォボスへと逃亡。物語は始まりの地へと帰還する。

27.邪神、滅びる

ガーディアンたちが集結し、オリックス討伐に挑む。ウォープリースト、ゴルゴロス、そしてオリックスの双子の娘たちでさえ、この火力の前に屈する。ついに、邪神は“燃え盛る光”の中でその命を絶たれる。 ・前作『Destiny』の6人用高難易度コンテンツ、レイド「邪神、滅びる」は今作でも復刻され、追体験可能。より手ごたえのある「達人」モードも実装されている。

28.悪意の手

ガーディアンはドレッドノート全土でささやく奇妙な石=石灰化した断片を発見し、それをエリスへ持ち帰る。エリスはそれがハイヴの歴史を記した「憂愁の書」であることを突き止める。多くの断片が集まるうち、エリスはオリックスが自身の遺志を継がせるために武器の種を残していたことを知る。葛藤の末、彼女はその武器――「悪意の手」の製造に踏み切る。

29.マラ・ソヴ、オリックスの力を手に入れる

マラの賭けは成功に終わり、彼女は亜空間を通じて“死からの帰還”の旅路を始める。その道中、彼女は粉砕のトーランドと一瞬の邂逅を果たす。

30.太陽の当たらない独房

オリックスが消えた今、王位を狙う者が現れるのは当然の流れ。その一人がかつて反逆罪で投獄された黒剣アラークハル。エリスは彼の再興を阻むべく、打倒任務をガーディアンに託す。

・このストライクは今作で復刻版が実装され、新たにドレッドが軍勢が加わったバージョンになった。

31.新たなる巣

スコラスの死後、ハウス・オブ・ウルブズは新たな縄張りを求めて火星に進出しようとする。

32.ノック

バリクスは、火星でウルブズに命令を出している何者かの正体を探っている。ガーディアンはファイアベース・ルビコンでカバルとウルブズの衝突を目撃。巨大なウォーカーを破壊したことで、バリクスはリーダーの正体に心当たりを得る。

33.プライムの道筋

バリクスの調査により、ウルブズの新たな指導者の正体が明らかとなる。それは復活したプライム・サービター「オービクス・プライム」だった。激戦の末、サービターは破壊され、ハウス・オブ・ウルブズは再び崩壊する。

34.残響の間

ネクサスマインドが失われ、金星におけるベックスの変換プロセスが停滞していた。ベックスはテオシオン・レストラティブを呼び出し、過去からネクサスを引き戻そうとする。イコラの命で、ガーディアンはこの復元を阻止する。

35.クルーシブルの騒ぎ

テックス・メカニカがクルーシブルで大会を開催。優勝者にはアマンダ・ホリデイ愛用のショットガン「シャペロン」の複製が授与される。ガーディアンは見事優勝を果たし(賄賂を使いつつ)、賞品を手にする。

・「シャペロン」はエキゾチックウェポンのショットガンとして利用可能。精密ダメージが極端に高いスラグ弾を発射する。

36.姉妹、再び

伝説のハンドキャノン「ラスト・ワード」と対を成す幻の銃「ファースト・カース」は、大崩壊により失われたと言われていた。テックス・メカニカはバンシー44の協力のもと、ガーディアンの助けを借りてこの武器を現代に蘇らせる。

37.最初のファイアウォール

ガーディアンが各地で古代のプロトタイプ・フュージョンライフルを回収していた中、ラスプーチンの保管庫から奇妙な信号が発信される。侵入してハイヴを排除した後、ガーディアンは“トランシーバー”を入手。正しいコードを入力すると、エクソダス・レッドの塔頂へ座標が表示され、そこで不完全な「IKELOS融合コア」を発見する。

そのコアを完成させるためにパーツを集めた後、バンシーに預けると、翌日になって新たな信号が地球と金星で検知される。コスモドロームのバンカーに赴いたガーディアンは、ついに「模倣スリーパー」のフレームを受け取る。バンシーはそこへ融合コアを装着する。

・「模倣スリーパー」はエキゾチック・リニア・フュージョンライフルとして今作でも入手可能。ギャンビットでのメタだった歴史がある。

38.デソレート計画

生き残ったテクナウィッチたちは、宿りの力を鎧や武器に注入するという禁じられた実験を開始する。

39.宿られたアルコン・プリースト

ケイド6は、リーフの要請によりガーディアンを派遣する。今回の標的は、エルダーズ・プリズンから逃げ出したアルコン・プリースト、ニキシス。しかしガーディアンが到着する前に、彼は既に宿られた兵と化していた。ガーディアンはオリックスの“飢え”の化身を討伐し、更なる破壊を阻止する。

40.王位の偽りの継承者

オリックス亡き今、宿られた兵たちは支配者を失い、彷徨っている。そんな中、マロックと名乗る存在が、その空白を埋めようと名乗りを上げる。ガーディアンは討伐に乗り出すが、マロックは土壇場で逃走する。

41.穢れた聖杯

ガーディアンは、地球の月でマロックの痕跡を辿り、フォールン、ハイヴ、宿られた兵の群れを突破して彼を討ち取る。邪神の座を狙った者は、「オリックスの神殿」の跡で討伐される。

42.イリン、失われたテクナウィッチとの交信を試みる

テクナウィッチの母・イリンは、仲間の魔女たちの生死を確かめるため、宿りの力を媒介に交信を試みる。彼女はそれを強く望むが、その“欲望”の通信の先に、彼女の願いを捕食する存在が耳を傾けていた。

43.スコーンのバロンたち、結集する

戦争の混乱の中、スコーンのバロンたちは弱者の時代に団結し、新たな強さを得る。古きエリクスニーの道を実践する者たちを狩る存在となり、彼らはエーテルの支配を通じて一種の“ハウス”を築いた。バロンたちは今やそれぞれが儀式の司祭であり、裁きを下す者でもある。

44.サバスン、リベンを手中に収める

オリックスの死後、サバスンはその遺産を調査するため夢見る都市に赴く。そこには宿られたアハンカーラ「無数の声のリベン」が封じられていた。サバスンは、後の“報酬”を条件に、リベンとの契約を結ぶ。こうして、完璧なる怪物は新たな支配者を得た。

45.オリン、ナインを求めて旅立つ

オリンは、ナインの真実を探るべく「エシラの庭園」へと巡礼を開始する。彼女の旅は、やがてクイーンフォイルに導かれていく。

46.オノールIXからの通信

ナインに関する極秘の調査を進めていたオノールIXよりガーディアンへ暗号化されたメッセージが届く。これが後にナインとの招待へと繋がる道となる。

47.凍てつく世界

カバル大戦の1年前、放浪者は数名の仲間と共に、太陽系の辺境宇宙へと旅立つ。目的は、太陽系において光の偏りが進みすぎていると感じた彼らが、それに“均衡をもたらす何か”を見つけ出すことだった。そして彼らはそれを、どこにも属さぬ凍てついた世界で発見する。

・これはのちの「ギャンビット」につながる。

48.ナノ侵蝕事件

火星の都市「フリーホールド」への複数回の遠征後、ガーディアンの間で不可解な現象が起こる。発光する奇妙なナノ粒子が彼らの装備や身体に付着しはじめたのだ。ガーディアン自身に害はなかったが、ナノ粒子が周囲に与える感覚的ダメージにより、一般市民との接触を禁止する隔離命令が出される。この感染の正体を追跡したアウル・セクターは、クロビス・ブレイ社の古文書にその正体を突き止める。それは、他の惑星環境への適応を目的とした古の人類改造プロジェクトだった。そして、解毒方法も発見され、実害は最小限に抑えられたものの――それを誰が解き放ったのか?してその人物は何を手に入れて去ったのか?という根本的な謎だけが、静かに残されたままとなった。

鉄の章

1.デビルスプライサー、ZIVAを発見

コスモドロームの発掘を進めていたデビルズの一派が、封印されていたナノテクノロジー「ZIVA」を発見する。それは、人類の理想と狂気が混ざった、自己増殖する構造物であった。

2.鉄の神殿

ZIVAを手にしたデビル・スプライサーたちは、「鉄の神殿」を襲撃。ガーディアンはサラディン卿と共にこれを撃退する。

3.完成形セピックスを追跡

ガーディアンはシロウ4と協力し、かつて自らが破壊したセピックス・プライムがZIVAによって再構築されたことを知る。だが、サラディンは任務の中止を命じる。真の脅威はその先にあると感じたのだ。

4.鉄の章

ガーディアンはサラディン卿、シロウ4、そして古文書官タイラ・カーンと共に、スプライサーによるZIVAの拡散を阻止すべく動き出す。

5.ZIVAの脅威

スプライサーたちは、コスモドローム沿岸に大型カノン砲台を建造しようとしていた。ガーディアンはこれを破壊し、彼らの拠点化を防ぐ。

6.完成形セピックスの再討伐

デビルズは完成形セピックスによって士気を取り戻そうとする。ガーディアンは再びセピックスを討ち、信仰の象徴を完全に破壊する。

7.ZIVAの起源

ガーディアンは火星へ向かい、ZIVAが元々は他惑星への人類定住を支援するための自己構築ナノ技術として開発されたことを知る。

8.鉄の墓

ガーディアンは、地球でZIVAの複製室そのものを破壊する任務に挑む。かつてZIVAによって命を落とした鉄の豪傑たちの犠牲を胸に、ガーディアンは自らを新たなる鉄の豪傑として名乗る。

9.異形の強奪

デビルスプライサーたちは、ZIVAを使ってハイヴの生物構造と融合できないか実験を始めていた。シロウ4はガーディアンを月へ送り込み、忌まわしき混合体を排除させる。

10.ハイヴとの衝突

ガーディアンは、スプライサーたちがハイヴの巣を一方的に弄ぶ状況を確認する。指導者格の存在が匂わされる。

11.悪しき目

スプライサー司祭コビックが、疫病の地にあるハイヴの巣でZIVA融合実験を進めている。ガーディアンはコビックを討ち、恐るべき実験に終止符を打つ。

12.エフリディートの帰還

長らく消息不明だったエフリディート卿が、太陽系の外縁にある平和主義コロニーから帰還。サラディンと共に、新生アイアンバナーの開催を支えることになる。

・「アイアンバナー」は現在もつづくPvPのイベント。

13.機械の天罰

ガーディアンたちはスプライサーの拠点へと突入し、巨大なシージエンジンを破壊。続いて長司祭ボシック、そして最終的にはアクシス・アルコンプライムを討つ。これにより、ZIVAとスプライサーの脅威はついに封じられる。

14.コスモドローム、封鎖される

ザヴァラの命令により、コスモドローム全域に隔離措置が発動される。 ZIVAの汚染、スプライサーの残党、あるいは未知の感染要素――その正体は明かされないまま、出入りは禁止されることとなる。

勝利の時代

1.影に生きる盗賊:再来

デビル・スプライサーが壊滅状態となった今、彼らはタニクスを新たな指導者として蘇らせようと試みる。彼はすでにエリクスニーというより機械であり、ZIVAによって“完成系”となると信じられていた。バリクスはガーディアンを月へ送り込み、彼らの誤りを証明させる。

2.クロタの意志:再来

オムニガルが再び甦った。彼女が活動を再開すれば、太陽系全体に再び災厄が訪れることは明白だった。ケイド6とイコラ・レイは、ガーディアンに彼女の完全なる討伐を命じる。

3.ネクサス:再来

ベックスはネクサス・マインドをガラスの間の技術でアップグレードし、再び金星における惑星変換を開始。 水星のような運命を辿らせないため、ガーディアンはストライクチームを率いてこれを阻止する。

4.アシェル、イオのピラミディオンより帰還

研究者アシェル・ミルが、イオのピラミディオンから戻る。それを見届けたエリスは、シティを離れる直前に、旧友へ最後の別れを告げる。

5.フォールンのハウス、統一される

ガーディアンによる執拗な攻撃を受け、主要人物を次々と失ったことで、フォールンたちは岐路に立たされていた。キングスはユルドレンを用いて、全ハウスをひとつにまとめることを決断する。新たな旗印はハウス・オブ・ダスク。その色は失われたハウス「ハウス・オブ・レイン」の色を受け継いでいた。

6.カルスの影たち、ガウル暗殺を試みる

カバル帝国のドミヌス・ガウルが太陽系へ迫る中、カルス皇帝は自らの影の精鋭「カルスの影」を使い、彼を暗殺しようと企てる。だが、彼らの乗った艦はゴースト・プライマスとレッド・リージョンによって壊滅。任務に参加した者は、誰一人として帰ることはなかった。

Destiny 2

カバル大戦

カバルのレッドリージョンが地球を急襲し、トラベラーの光を遮断。ガーディアンたちは力を失い、最後の都市は陥落。多くのガーディアンが死亡し、預言者も行方不明となる。

生き延びたガーディアンは荒野を彷徨い、失われた光を再び手に入れる。ヨーロッパ・デッドゾーン(EDZ)で抵抗勢力と合流し、反撃の準備を進める。

ガーディアンは土星の衛星タイタンでザヴァラ、ケンタウルス族小惑星ネッススでケイド6、木星の衛星イオでイコラ・レイと再会し、各地でフォールン、ハイヴ、宿られた兵、ベックスと戦う。

カバルの超兵器「オールマイティ」が太陽系を破壊しようとしていることが判明。ガーディアンは内部に侵入し、コアを破壊してその脅威を阻止。

最後の都市の奪還作戦で、ガーディアンはトラベラーの力を手にしたガウルと対決。勝利後、トラベラーが覚醒し、光が再びガーディアンたちに届く。これによりレッドリージョンは敗走。破壊されたタワーは再建が進められ、新たな本部が設置される。

トラベラーの覚醒により、銀河の彼方に潜んでいた「黒き艦隊」が動き出す。

あるガーディアンはネッススで謎の招待を受け、カバル皇帝カルスを乗せた「リヴァイアサン」と呼ばれる巨大艦に乗り込む。この艦内で試練に挑むことで、カバル内のもう一つの勢力との関係が浮上していく。(レイド: リヴァイアサン)

1.ガウルとレッドリージョン、シティを襲撃

ドミヌス・ガウル率いるカバルの主力部隊「レッドリージョン」がシティを奇襲。トラベラーは光を遮断する檻に封じ込められ、光はガーディアンたちから奪われる。預言者は誘拐され、市民の多くはザヴァラ司令官と共に脱出するが、全員が逃げられたわけではなかった。

2.水星の変貌

オシリスがスパイアを信奉者たちに託して去った後、スパイアはある奇妙な共鳴を示すようになる。ガーディアンが死ぬたび、二重音が鳴っていたが、カバル大戦で光を失った今、その死は単音でしか表現されなくなった。

3.エヴァの旅

逃げ遅れた人々の中に、エヴァ・レバンテもいた。彼女は数か月に及ぶ戦争の間、避難活動に尽力し、多くの命を救った。

4.バンガードの分裂

避難民を伴い、ザヴァラ司令官は土星の衛星「タイタン」へ向かう。そこはカバルの追跡もなく安全なように見えたが、ドレッドノートの影響が色濃く残る地であった。ケイド6はガウルを暗殺する手段を探るべく惑星ネッススへ向かうが、ベックスの転送ループに囚われてしまう。イコラは、かつてのトラベラーの欠片に触れるも光を取り戻せず、失意のまま衛星イオへと向かう。信仰の危機と葛藤の旅が始まる。

5.別れ

ガーディアンはガウルとの戦闘で重傷を負い、シティからトワイライト・ギャップを越えて逃亡する。道中、不思議なハヤブサに導かれながら彷徨い、ついにホーソーンという女性に出会う。彼女はガーディアンを助け、海を越えてヨーロッパ・デッドゾーン(EDZ)の農場へと導く。

6.トラベラーの欠片

EDZの奥地にあるトラベラーの欠片に触れることで、ガーディアンはついに再び光を取り戻す。ガーディアンはトラベラーによる幻視に導かれた。

7.ヨーロッパ・デッドゾーン(EDZ)

ガーディアンはデヴリムと共にEDZの現状を探索し、活動を再開する。難民たちに安全を伝えるための通信装置の設置と、フォールン(ハウス・オブ・ダスク)が通信網を妨害しているため、妨害源を排除しに向かう。数日後、ホーソーンが設置した信号中継装置の調整のため、ガーディアンはトロストランドの岩塩坑へ。信号を増幅したことで、ザヴァラから「タイタンに集結せよ」との呼びかけが届く。

8.タイタンへの集結

ザヴァラの信号に応じ、ガーディアンはタイタンへと到着。副司令官スロアンとも合流し、活動拠点を確保する。指令系統を再起動するための波力変換装置の奪還作戦後、フォールンが施設の修理班を襲撃し、盗まれた装備の回収と、犯人グループの排除に向かう。その後、スロアンは、近隣に巣食うハイヴとフォールンの両陣営を排除するため、ガーディアンを派遣。フォールンの爆薬を利用し、ハイヴを誘き出して殲滅する。タイタンの設備が復旧すると、スロアンはカバルへの反撃作戦を立案。通信傍受で得た情報の解読には特殊装置が必要であり、ガーディアンは環境都市の深部へ突入する。 回収したデータにより、ガウルが「オールマイティ」と呼ばれる巨大兵器を太陽へ設置し、星系全体を人質に取っていることが判明。ザヴァラは決意を固める——まずはケイドとイコラを集め、ファイアチームを再結成せねばならないと。

数日後、環境都市で発生している重力異常の原因を突き止めるため、ガーディアンが調査に派遣される。その正体はハイヴによる恐るべき干渉だった。一方、複数のガーディアン小隊が環境都市で消息を絶ち、救助作戦が始動。タエコ3率いる部隊が生き残っていたが、彼女は命を賭して活路を開き、サバスンの歌の根源を断たせる。

・衛星タイタンのロケーションは、現在DCV行きとなっているため利用不可。ストライク「サバスンの歌」などもプレイ不可。

9.ネッスス

ケイド6のゴースト「サンダンス」から奇妙な信号を受け取ったガーディアンは、ネッススに向かう。そこは岩だらけの小惑星のはずが、ベックスが改造した緑豊かな森林惑星だった。ケイドはベックスの転送ループに閉じ込められており、ガーディアンは彼を救出するため前進。エクソダス・ブラックのAI、フェールセーフの協力を得て、ケイドをベックスの罠から解放。この活躍により、ネッススでの活動拠点が確保される。

ゴーストはフェールセーフをベックスネットワークへ接続し、情報収集する計画を立案。だがフェールセーフはベックスに囚われ、他の存在と遭遇。ガーディアンが彼女を救出する。フェールセーフがベックスログイン情報の偽装鍵を取得。ガーディアンはベックスネットから有益な情報(カバルの艦隊動向)を収集することに成功。加えて、ベックスがフォールンクルーを捕らえて実験していることを知る。実験が続く前に、ガーディアンは彼らを救出。数日後、フェールセーフは、かつてエクソダス・ブラックから脱走した2名の乗員の消息を追うよう依頼。ガーディアンはベックスの試験を強いられつつ、彼らの行く末を突き止める。

ザヴァラの指令で、ステルス技術を使うフォールン兵を排除。その結果、ハウス・オブ・ダスクがエクソダス・ブラックへの襲撃を計画していたことが判明。ガーディアンは彼らの襲撃を阻止する。その後もフォールンがエクソダス・ブラックの残骸を略奪。ケイドはガーディアンに掃討を命じる(ついでに戦利品も期待している)。

10.皇帝の招待

ネッススにいるレッドリージョンの兵達が、未知のカバル艦から命令を受けていることが発覚。調査の結果、その命令主はカバル帝国の前皇帝カルスであることが判明する。

11.反転したスパイア

ザヴァラの命令で、ガーディアンはネッススのベックス建造物「反転したスパイア」に向かう。そこではカバルが危険なベックス技術の強奪を目論んでいた。ガーディアンはそれを阻止すべく、ストライクを展開する。

12.イオ

衛星イオにて、ガーディアンはイコラと再会。彼女はウォーロックのベックス研究家、アシェルと共に、ガウルの計画の核心に迫るため動いていた。イコラは近くのカバル基地で宿られた兵の動きを察知し、ガーディアンを調査に派遣。ハイヴ・ウィザードを撃破したことで、イコラは恐るべき事実に気づく。「誰かがオリックスの王冠を継承している——」

次に、アシェルの要請で、ガーディアンはカバルの戦車を奪取し、ウォーマインドの保管庫を囲むベックスを排除する。奪還されたデータの中には、火星、ウォーマインド、そしてアナ・ブレイの情報も含まれていた。ベックスの異常エネルギー反応を追うガーディアンは、イオ全体を機械化しようとするベックスの計画を突き止める。構造体と“構築マインド”を排除し、アシェルがネットワークにウイルスを流し込むことに成功する。

しばらくして、アシェルは光を全ガーディアンへ拡張する理論を考案するが、宿られた兵の妨害で計画は中断。実験結果により、イオのエネルギーは光を高めることはできるが、授けることはできないと判明する。

・イオのロケーションは、現在DCV行きになっているため、利用不可。

13.フューリー

「オールマイティ」を破壊する前に詳細な情報が必要となる。イコラはイオのウォーマインド施設を利用し、オールマイティをスキャンする作戦を提案。分析の結果、破壊すれば太陽を道ずれに爆発してしまうという恐ろしい事実が明らかに。ザヴァラは覚悟を決める。

14.ピラミディオン

ガーディアンはベックスの聖地・ピラミディオンへ。アシェルの腕を奪った存在、ブラキオン・ジェネシスマインドへの復讐を果たす。

15.影の湖

トロストランド周辺の水源を宿られた兵が汚染し、ホーソーンの避難民キャンプが危機に。ザヴァラの指令でガーディアンが掃討に向かう。

16.オールマイティ突入準備

ガーディアンたちはトロストランドに駐留する運送船「オロバス・ベクチュラ」を破壊する作戦を開始。新開発のドレイク戦車を使って、艦を地に落とし、オールマイティへの道を開く。一方EDZの森で、レッドリージョンのサイオンたちが宿りの力を模倣しているとの報告あり。ガーディアンは調査を行い、汚染されたサイオンたちを討伐し、実験を阻止。

アシェルとフェールセーフの共同研究により、宿りの放射線を浴びたガーディアンを使ってフォールンの基地に宿られた兵を誘導させる作戦が実行される。基地を混乱に陥れた後、ガーディアンが残敵を排除。

イコラとデヴリムと共に、レッド・リージョンの巨大砲台を無力化するため、ゴリアテタンクからパワーコアを奪取する奇襲作戦が展開。その後地下トンネル網を通じてカバルの発電所を停止する破壊工作に挑む。

ザヴァラ、ホーソーン、ケイドの命令を受け、レッドリージョンの武器供給源「ブラカス・ザーン」を排除するために出撃する。

オールマイティへ侵入するにはレッドリージョン精鋭部隊、ブラッドガードの一人、ツーモス・アンブロークンのアクセスコードが必要と判明。ガーディアンはオロバス・ベクチュラに潜入し、ツーモスを指令室にて打ち破る。コードを手に入れたガーディアンは、太陽軌道まで行くための船が必要になる。近場にあったツーモス用ハーベスターは、太陽へ向かうのに好都合な機体だった。

17.1AU、オールマイティ無力化

ガーディアンがオールマイティの砲撃機能を停止した裏で、ザヴァラはシティ奪還のための総攻撃を準備する。激昂したカバルの副総督は、預言者を殺害した。

18.選ばれし者

ガーディアンはガウルとの戦闘に勝利するが、ガウルは光を取り込み巨大な光の怪物へと変貌。しかしトラベラーが目覚め、ガウルを滅ぼし、銀河全域へ光の波動を放つ。銀河系の外縁では、ピラミッド艦隊が目覚める。

19.アレシボ

ゴーストがイオの衛星で奇妙な信号を感知し、ガーディアンが調査へ向かう。そこでは、ウォーマインドの装置の周囲で呆然と立ち尽くすベックスたちがいた。装置から装置へ信号を追ううち、ゴーストは引用句や音楽が混ざった信号を解析し、それがベックスを催眠状態にしていたと判明。ウォーマインドの保管庫内のベックスを排除すると、ゴーストは意識を一瞬覆うほどの不可解なデータ伝送を受け取る。

20.エンハンス

デヴリムがトロストランド周辺の奇妙なフォールンを調査するよう依頼。彼らはカバル技術でエーテルを強化していた。ガーディアンはエーテル強化装置を破壊するが、脅威は終わらない。デヴリムは再び呼び出し、人工強化エーテルが入った全コンテナを破壊するよう依頼。そこを守っていたのは、フォールン・キャプテン。原因究明のためイコラが呼ばれ、彼女はハウス・オブ・ダスクのアルコン・プリーストとそのサービターへ向かうよう指示。ガーディアンは空のエーテル・コアを使ってサービターを誘き出し、討伐して強化エーテル生産を終わらせる。

21.エフリディート卿、地球を去る

エフリディートはカバル大戦後、自身のコロニーへと帰還する。

22.我が敵の敵

タイタンのスロアンは、リグの制御センターの一つに居座るフォールンを排除してほしいとガーディアンに依頼する。駅全体を沈めかねないからだ。どうやらとあるフォールン・キャプテンとその部下が、ステーション内のデータを求めて侵入しただけらしく、ガーディアンは難なく撃退する。アマンダが調査に呼ばれ、キャプテンが探していたデータから手付かずの黄金時代製メタンリアクターがリグ上にあると判明。これがあればスローンは基地機能を完全復旧できる。リアクター位置特定のためゴーストが再起動を試みる途中、再びそのフォールンのキャプテン――ミスラックスと遭遇。彼はセキュリティに閉じ込められており、結果的にガーディアンが救出する。リアクターのあった現場では、ミスラックスがハイヴと交戦中。ガーディアンとミスラックスは共闘してナイトを討ち取り、ミスラックスは一礼して立ち去る。

この後、ミスラックスは2人のガーディアンを連れ、スジュール・エイドの墓へ赴く。そこで彼は、心を開いたエリクスニーすべてのための居場所を作ると誓う。ハウス・オブ・ライトの始まりである。

・のちにミスラックスがハウス・オブ・ライトを築き、ガーディアンとフォールンが手を取り合う伏線である。

23.ダイナスティ

ガウル撃破後、アシェルはガーディアンをイオへ呼び戻し、ピラミディオン研究の続行を依頼。宿られた兵が巨大構造物に侵入し、ワープゲートを探してコレクティブ・マインドを喰らおうとしている。ピラミディオン基部で、イコラから潜みし者が宿られた兵とベックスの奇妙な挙動を観測したと知らされる。宿られた兵はベックスを宿らずに拘束していた。監視者を排除するとベックスが救難信号を発し、源へ辿るとオリックスしか持たないはずの「宿り」の力を使う宿られたナイトがいた。名はイル・アロク。そこへ「キュリアに愛されし者」が現れ、アロクは逃走。幾度も追跡するも誘拐を止められず、最後にピラミディオン頂上で追い詰め、討伐。イオでの宿られた兵軍拡計画を潰す。

・永夜のシーズンの伏線である。

24.ああ船長

フェールセーフは死について思索を始め、ガーディアンに元艦長ジェイコブソンの消息調査を依頼する。通信網で彼の声が聞こえるというのだ。実際、近くのエクソダス・ブラックの宇宙服の残骸から信号が出ていたため、ガーディアンは信号から信号へと追跡し、ベックス襲撃前に艦長が設置した衛星アレイへ到達。謎解きのためベックスを討って記憶を解析すると、艦長がガーディアンに会いに来るという報告が。すると、奇妙なハーピーが現れ、フェールセーフは追跡を指示。ハーピーに導かれ、戦闘試練を経て、ガーディアンは艦長の遺体へ。最後の思念が再生され、フェールセーフは多くを抱えて沈思する。

25.リヴァイアサン

ガウルの死後、追放されていたカバル前皇帝カルスが太陽系へと到来。ミッドナイト・クーの首謀者を討った者(プレイヤー)を、自身の巨大艦リヴァイアサンへと招待する。

・本作第一弾の6人用レイド「リヴァイアサン」は、現在DCV行きで利用不可。

26.ナインの試練

“ナインの使者”と呼ばれる女性がガーディアン向けに戦闘試練を開催する。

・「ナインの試練」は、前作の「オシリスの試練」の代替として実装されていた3v3のPvPモードである。現在「オシリスの試練」の復活に伴い利用不可。一部装備品は迷宮「予言」で現行シーズン向けにリワークされた仕様で入手できる。

オシリスの呪い

トラベラーの覚醒により再活性化した無限の森では、ベックスが光と暗黒の概念すら消えた未来を実現しようと画策していた。計画の中核を成すのは、パノプテース・インフィニットマインド。オシリスはこの脅威を察知し、ゴーストのサギラを現実空間へ送り出す。重傷を負った彼女はイコラの手によりタワーに運ばれ、ガーディアンに託される。

ガーディアンは水星のライトハウスへと向かい、サギラの意識を自身のゴーストに一時的に融合させることで、彼女を再起動させることに成功する。サギラ=ゴーストとともに、ガーディアンは無限の森へ突入し、オシリスの無数の幻影と出会いながら、ベックスが描く時間軸――過去の水星と、光も暗黒も存在しない未来を目の当たりにする。

そして無限の森の中心にて、パノプテースと対峙。次々と召喚される軍勢を相手にしながら、最終的にはオシリス本人と彼の幻影たちが加勢し、パノプテースを破壊。ベックスの理想の未来は阻止された。オシリスはサギラを回収し、無限の森の支配権を獲得。ベックスによる次なる未来改変の企てに備える。

同時期、水星で旧バンガードの信号が発見され、ガーディアンは伝説のタイタン「セイント14」の痕跡を発見する。彼はベックスに墓を作らせるほど、敵に認められる強さを持っていた。

一方、ネッススを採掘するリヴァイアサンの内部では、カルス皇帝の依頼により、艦の機能を保つためのミッションが遂行されていた。(レイド: 世界を喰らう船)

1.オシリス、ベックス勝利の未来を目撃

パノプテース・インフィニットマインドがオシリスを発見。ゴーストの光を感知できると悟ったオシリスはサギラを守ろうとするが、彼女は損傷してしまう。イコラは事態の解明のため、ガーディアンに協力を要請する。

2.サギラ復活

ガーディアンは修道士バンスと協力し、EDZに隠されたオシリスの信奉者のバンカー技術を用いてサギラのシェルを起動する。

3.無限の森

サギラと共に再び水星へ渡り、オシリスを探す中で、ガーディアンは“ベックスにとって完全な未来”を垣間見る。ガーディアンとサギラはイオのピラミディオンへ赴き、森の地図を探し出した後、ガーディアンはパノプテースの所在を追跡する。

・水星のロケーションは、現在DCV行きのため利用不可。

4.パノプテースの誕生点へ

地図を辿り、ガーディアンは時を遡ってパノプテースの誕生時へ到達。しかしサギラがパノプテースに捕らわれてしまう。

5.パノプテース撃破

パノプテースはガーディアンを無限の森から削除しようとするが、オシリスとその分身たちの介入で阻止される。ガーディアンはパノプテースを討ち果たす。

6.修道士バンス

パノプテースが破壊され未来が護られた後、バンスはガーディアンに無限の森の“果てしない枝道”を案内し始める。

7.無限の炉

ガーディアンはバンスと協力し、オシリスの“失われた10の予言”を解読。各パズルが解けるたび、ライトハウスの“無限の炉”でオシリス由来の武器が鍛造可能になる。さらに隠された“第11の物語”が見つかり、かつてセイント14が持っていたショットガン「パーフェクト・パラドックス」を再鍛造する道が開かれる。

8.失われた伝説

ゴーストが無限の森内部でバンガードの信号を探知。調査の結果、それは史上最強のタイタンといわれた、セイント14の光だった。彼は数十年消息不明であり、オシリスにとっても痛恨の記憶――セイント14は彼を探して森へ入り、戻らなかった。

9.デンドロンの暴走阻止

サギラによると、オシリスが森の成り立ちを知るためにデンドロンを再現したところ、シミュレーションが自我を持ち暴走。ガーディアンは完全掌握される前にこれを排除する。

10.バンス、マラ・ソヴへ報告

バンスは、未だ体系が受け入れ難い“真実”へ触れ、叱責される。しかし彼はマラから“ある依頼”を受け取り、その場を去る。

11.オシリス、未来を再び視る

パノプテース破壊後、無限の森の力をより使えるようになったオシリスとサギラは、来るべき未来を垣間見る。

12.世界を喰らう船

ガーディアンは再びリヴァイアサンへ赴き、カルスを探す。その道中、リヴァイアサンがネッススの“コア”を吸い込んでいることが判明。ガーディアンはコアの正体、ベックスのアルゴス・プラネットコアを撃破する。

・本作第二弾のレイド「リヴァイアサン:世界を喰らう船」は、現在DCV行きのため利用不可。

ウォーマインド

トラベラーの覚醒後、火星のヘラス盆地で衛星兵器が次々に墜落し始める。調査のため火星に向かったガーディアンは、かつてのブレイ家の科学者であるアナ・ブレイと再会し、ラズプーチンが自ら衛星を火星に落とし始めていること、そしてこれが原因でハイヴが目覚め始めていることを知る。

虫の神ソルが目覚め、ラスプーチンを直接攻撃しようとしていることが判明する。ガーディアンとアナ、そしてザヴァラは、トラベラーの破片を利用してソルを誘き寄せる計画を立てる。ガーディアンはまず、使徒であるノクリスを倒し、破片を設置するも、ソルは誘いに乗らず、ラスプーチンの核へと向かう。最終的に、ガーディアンはソルを撃破。

ソル撃破後、ガーディアンたちはラスプーチンと対面。ラスプーチンは「人類を守る」という意思を表明するが、それは人類の命令ではなく、彼自身の判断によるものであると明言。以降、ラスプーチンは独自の裁量で動くウォーサット・ネットワークを展開し、「今後はいかなる脅威も見逃さない」と宣言した。

一方、レッドリージョンの残党がリヴァイアサンを強奪しようとしていたが、カルスの要請で出動したガーディアンによって撃破され、カバル大戦はここで完全に終結した。(レイド: 星々のスパイア)

ソルは剣と血の魔術を通じて死を超越し、再び存在を得る。イオで宿られた兵と交信し、かつて倒された者を復活させた。ガーディアンがこれを討伐したことで、ソルは「ふさわしい宿主」と認め、自らを武器《虫の囁き》へと変貌させることで、それを使った殺戮によってさらなる力を得ようとするのだった。(エキゾチックミッション: ささやき)

1.ザヴァラ、ラスプーチン対応のため火星へ

預言者の死亡後、ザヴァラは従来預言者だけが知り得た機密情報へのアクセスを許される。彼はラスプーチンと対峙すべく火星へ向かう。

2.ソル覚醒、ラスプーチン中枢を収めるクロビス・ブレイ施設を襲撃

アナとガーディアンはハイヴを突破し、ブレイ未来創造施設へ到達する。

3.アナとガーディアン、火星でザヴァラと合流

二人はラスプーチンの思考研究所へ到達、そこに待つザヴァラと会う。

4.ガーディアン、神を誘き出す餌を入手

ガーディアンはソルをおびき出すため、EDZへ赴き“餌”を調達する。

5.対峙

オリックスの息子ノクリスを撃破した直後、ソルが意志を押し付け、ガーディアンは瀕死の状態に追い込まれる。

6.ラスプーチンの支援でソルを討伐

ソルが思考研究所を襲撃。アナと強化された“バルキリー”で、ガーディアンは神を討ち果たす。余波の中、ラスプーチンは自らの使命を宣言する――「この星系において、私の領域は私の判断で守護する」。アナは、バンガードのクロビス・ブレイ記録庫捜索で判明した“ラスプーチン武器開発DBのコピー”を破壊するよう依頼。ただし自分用のコピーは確保してから、とのこと。

7.データ回収

アナがラスプーチンのデータに空白を発見。謎を解くためガーディアンはヘラス盆地を横断し、ゴーストが追跡したエネルギー反応からドバリンコアと、ダイナモ施設に隠された宝箱へ到達。中にはアナ自身が作ったオムニキーと、謎のエングラム作成データ。解読にはラスプーチン本人とオムニキーが必要だという。途中、ラスプーチンがカバル対策で張り巡らされた安全装置をいくつも解除する必要があった。完成した設計図はスカウトライフル――かつてアナと姉エルシーが共に制作した武器だった。ガーディアンに仕上げの協力を求める。

・エキゾチックウェポン「ポラリス・ランス」

8.危険な情報

アナによる黄金時代兵器の発見を受け、ラスプーチンはイケロス・プロトコルを更新する気になり、必要データ収集をガーディアンに依頼。計算完了後、ラスプーチンは模倣スリーパーをガーディアンへ返還する。

9.星々のスパイア

ガーディアンはレッドリージョンが侵攻されたリヴァイアサンへ向かい、艦を守るため再度奮戦する。ドミヌス代行のバル・カウオールとその艦隊を撃破し、リヴァイアサンは再び皇帝カルスの支配下に留まる。

孤独と影

ケイド6は、ペトラの依頼を受けてエルダーズ・プリズンで暴動を起こしたスコーンたちの鎮圧にあたる。しかし、バロンたちを追っていた彼は、ユルドレンによりゴーストを破壊され、直後に自身も殺害される。ガーディアンは彼の死に間に合わず、復讐の誓いを立てる。ザヴァラは慎重な対応を主張するが、ガーディアンとイコラはこれに反発し、単独での復讐行が始まる。

ユルドレンは、死に瀕していたフォールンの大司祭フィクルルを救おうと無意識に願っていた。この願いはリベンによって叶えられ、フィクルルはダークエーテルによって蘇り、スコーンとして復活。以後、彼はユルドレンを「父」として崇拝する。ユルドレンはハウス・オブ・キングズを滅ぼすことで、スコーンの勢力を拡大させていたのだった。ガーディアンはリーフを支配する密輸人スパイダーと接触。スパイダーの協力を得て、ガーディアンは8人のスコーン・バロンを一人ずつ討伐していく。

ユルドレンは監視塔でリベンの幻影に導かれ、トラベラーの破片を用いてマラへの門を開こうとする。だが門から現れたのは「リベンの声」であり、ユルドレンは飲み込まれてしまう。ガーディアンはこれを討伐し、再び姿を現したユルドレンを追い詰める。ペトラとともに銃を向け、ユルドレンを処刑する。

その後、スパイダーから渡されたタリスマンにより、ガーディアンは夢見る都市への門を開く。そこでマラと再会し、すべての黒幕がリベンであったことを知る。マラは、リベンを討ち、その心臓を浄化せよと命じた。

ガーディアンたちはリベンを討伐し、テクナウィッチたちによってその心臓を浄化する。しかしこれはリベンの願いでもあった。願いが叶ったことで都市全体が一部アセンダント領域と融合し、三週間で時間がループする呪いに囚われる。(レイド: 最後の望み)

この呪いの原因はキュリアと呼ばれるベックスによる現実の書き換えであるとされ、都市に閉じ込められた状態に。後にキュリアは、地球を永遠の夜に没し、ガーディアンの手によって倒されることになる。

1.ナインが放浪者に「ホール」を授ける

絶対零度の未知の氷の惑星から、暗黒の残滓(かけら)を携えて帰還した「放浪者」。太陽系の高次元存在「ナイン」は、光の担い手でありながら暗黒の力を躊躇なく利用しようとする彼の特異性に強い興味を示した。ナインは放浪者に対し、亜空間の一角を切り取った物質の塊、通称「ホール」を授与した。放浪者は自らの宇宙船「デレリクト」の後部にこの巨大な巨石(ホール)を牽引し、独自の闇のゲームの舞台として運用し始める。

2.オシリスと放浪者によってサンダイアルが完成する

水星の無限の森において、親友セイント14の無残な死をどうしても受け入れられずにいたオシリス。彼はセイントを歴史の改変によって救い出すため、時間の因果律を強制的に捻じ曲げる巨大装置「サンダイアル」の設計・建造を計画した。オシリスは、亜空間や高次元の構造に深い知見を持つ放浪者を水星へと招聘し、共同で装置のコアを完成させる。しかし、初期の起動テストではベックスの強力な時間防御を突破できず、セイントの魂を救い出すことは叶わなかった。オシリスはタイムラインの崩壊リスクを恐れ、この装置の存在をバンガードから完全に隠蔽した。

3.ギャンビットの台頭

シン・マルファーは、放浪者がシティのタワーの地下に現れる前に彼と秘密裏に接触していた。二人は一見、対立しているように見えたが、その裏では互いの利益のためにマッチポンプを仕組んでいた。シンは、あえて放浪者に暗黒を偽装したゲームを主催させることで、シティ内のガーディアンの中から「闇の力に魅了されて完全に堕落する者」を炙り出し、一網打尽にするためのフィルターを欲していた。こうして、光と暗黒を綱渡りする新競技「ギャンビット」が公式にタワーへもたらされる。

4.スコーン・バロンの捕縛

トワイライトギャップ戦後の混沌期、小惑星帯の犯罪組織を牛耳る「スパイダー」は、自身の縄張りを荒らすフォールンの凶悪な犯罪者集団「スコーン・バロン」を排除するため、ケイド6とその精鋭一団を莫大な報酬で雇い入れた。ケイドの一団は執拗な追跡の末、リーダー格の「フィクルル」を除く7人のバロン全員を捕獲し、リーフのエルダーズ・プリズンの最深部へと投獄。唯一前線に残ったフィクルルも、ケイド6が放った強烈なゴールデンガンによって焼き尽くされ、撃ち倒された。

5.ユルドレン、フィクルルの生存を願う

ブラックガーデンでの精神汚染以降、マラの幻影に狂わされていたユルドレンは、岸辺の片隅で胸を撃ち抜かれ瀕死の状態にあったフィクルルを発見する。フォールンという種族の悲惨な運命と、自らの孤独を重ね合わせたユルドレンは、フィクルルの傷口に手を当て、涙を流しながら「彼が生き延びること」を心から願った。その瞬間、彼の背後に潜んでいた宿られたアハンカーラ「リベン」がその強力な願望を感知。ユルドレン自身の光の残滓とアウォークンの魔法、そして暗黒の力を融合させ、フォールンの血液(エーテル)を禍々しい紫色の「ダークエーテル」へと変異・汚染させた。これによりフィクルルは、死を超越した最初の不死の怪物「ファナティック」として再誕した。

6.ユルドレン、キングスのケルを殺す

復活したフィクルルと共に圧倒的な「ダークエーテル」の軍勢(スコーンの雛形)を率いたユルドレンは、地球のトワイライトギャップ戦を裏で操っていたハウス・オブ・キングスの冷酷なケル、クラースクの元へと進軍した。ユルドレンは、過去の栄光に固執し人類への復讐を盲信するクラースクの旧弊な思想に辟易しており、フィクルルの力を以てクラースクの4本の腕を切り落とし、文字通り処刑した。ユルドレンは生き残ったフォールンたちを脅迫・統合し、紫色の共通組織「ハウス・オブ・ダスク」を裏から操る事実上の黒幕へと君臨した。

7.ユルドレン、リーフに投降する

ダスクの戦力を利用し、夢見る都市への門を開くためのパーツを回収していたユルドレン。彼はリーフの辺境にて、かつての姉の側近であるテクナウィッチたちと接触し、自分が受けている「マラを救え」という啓示に協力するよう狂信的に要求した。しかし、彼の精神が完全に異常をきたしていることを見抜いたウィッチたちは協力を拒絶。完全に孤立したユルドレンは、自身の壮大な計画を完遂するため、ペトラ率いるアウォークン守備隊の前にあえて両手を挙げ、リーフへと静かに投降した。

8.バリクス、ユルドレンとフィクルルの治療を試みる

エルダーズ・プリズンの監獄長であり、ハウス・オブ・ジャッジメントの最後の生き残りであったバリクス。彼は投獄されたユルドレンと、ダークエーテルによって何度殺しても蘇るフィクルルの狂気を科学的に治療し、元の高潔なエリクスニーに戻そうと実験を繰り返していた。しかし実験は悉く失敗し、逆にダークエーテルの汚染が監獄内のフォールン囚人たちに爆発的に感染。肉体が引き裂かれ、スクリーボや巨大な変異体へと変異した「スコーン」を意図せず大量に生み出してしまう。

フィクルルから「お前が縋る『大いなる機械(トラベラー)』の黄金時代は終わった。リース出身の古いエリクスニーは、今や檻の中で看守をしているお前だけだ」と冷酷な真実を突きつけられたバリクスは、アイデンティティの崩壊を起こす。彼はフォールンという種族を自らの手で再団結させるため、「ユルドレンの脱獄」という大混乱に紛れて自身がリーフから逃亡することを計画。

9.ケイド6、リーフの脱獄騒ぎでユルドレン王子に殺害される

ペトラからの超緊急要請を受け、バンガードのケイド6とガーディアンは、暴動と炎に包まれるエルダーズ・プリズンへと急行。囚人たちを撃退しながら監獄の下層へと進むが、最深部のコントロールタワーにおいて、ユルドレンと完全に覚醒した8人のスコーン・バロンが一斉にケイドに襲いかかる。

ケイド6は自身のハンドキャノン「切り札」を以て獅子奮迅の戦いを展開し、周囲のスコーンを次々と破壊するが、数の暴力とバロンたちの超常の技(ピルファの狙撃など)の前に満身創痍となる。彼が最後の光(ゴールデンガン)を発現させようとした瞬間、「狙撃手ピルファ」の暗黒弾がケイドのゴースト「サンダンス」を正確に撃ち抜き、粉砕。光を失い、肉体をバロンたちに破壊され床に倒れたケイド6に対し、ユルドレンはケイドから奪い取った「切り札」の銃口を向け、冷酷に引き金を引いた。シティで最も愛されたハンターバンガードの光が、ここに完全に消滅した。

10.船泥棒

この監獄大脱獄の未曾有の混乱の最中、かつてトワイライトギャップで人類を滅ぼしかけたハウス・オブ・デビルズの残虐な女戦士「船泥棒エラミス」も、自身の凍結カプセルから脱獄することに成功した。彼女はリーフの混乱に乗じて小惑星帯を脱出し、地球の旧ロシア、そして後に木星の衛星エウロパへと渡る。

11.復讐

ケイド6の遺体をタワーへ回収したバンガードだったが、ザヴァラは「リーフとの全面戦争に発展するリスク」を考慮し、組織としての報復を拒否した。イコラは激怒したが、「ガーディアン」は言葉を発することなく、親友の仇を討つため単身で法の及ばない無法地帯「入り組んだ岸辺」へと旅立つ。

12.バロン狩り

岸辺でガーディアンは、ユルドレンへの復讐に燃えるペトラと合流。しかし、広大な小惑星の瓦礫群に隠れた8人のバロンを追跡するには、この地の唯一の絶対的な闇の支配者「スパイダー」の情報網が必要であった。ガーディアンはスパイダーの汚い仕事を請け負い、岸辺の治安維持と引き換えに「バロンたちの居場所」を買い取るという、血の盟約を結ぶ。

13.ライダー、ヤビクス

スパイダーの情報に基づき、ガーディアンは最初の標的、スコーンの最速のパイク部隊を率いる「ヤビクス」の追跡を開始する。ヤビクスは重武装のヘビー・パイクを操り、岸辺の谷を高速で蹂躙していた。ガーディアンは彼女の部下からパイクを強奪し、ゴーストに即座にその制御コードをクラッキングさせて操縦方法をマスター。逃走するヤビクスを「ボイル」の狭い岩肌へと追い詰め、パイクの限界出力を叩き込んで彼女を爆殺する。

14.狙撃手、ピルファ

ケイド6のゴーストを撃ち抜いた張本人であり、超長距離からの暗黒プレッシャー・ライフルを操る「ピルファ」。彼はカバル軍の残党と「ソリクスの細道」で激しい銃撃戦を繰り広げ、双方を玩具のように狙撃していた。ピルファは戦場に無数の「デコイ(囮のスナイパーホログラム)」を配置してガーディアンの視界を欺いたが、ガーディアンはスコープの反射光と弾道計算から本体の位置を完全に特定。「ヘルライズ渓谷」の断崖絶壁において、彼の頭部に精密弾を撃ち込み、親友のゴーストの仇を討つ。

15.執行人、レクシス・ヴァーン

重厚な装甲と巨大な暗黒の錨を振り回すサディスト、「レクシス・ヴァーン」。彼はガーディアンがスパイダーの重要な資産であるサービターを解放・回収している最中、泥棒の地から突如として出現した。レクシス・ヴァーンはサービターという存在そのものをエリクスニーを縛る「偽りの神」として激しく憎悪しており、救出作戦を力技で妨害。しかし、ボイドの光の爆発と圧倒的な重火器の前に彼の重装甲は粉砕され、激闘の末に地表へと叩きつけられて絶命した。

16.ボマーヘッド、カニクス

岸辺のあらゆる要衝に、ダークエーテルを用いた不安定な即席爆弾を仕掛けていた「カニクス」。彼は「四角渓谷」において、拘束されたアウォークンの通信兵たちを人質に取り、ガーディアンに時間制限付きの地雷解除を強要した。ガーディアンが間一髪で全地雷を無力化するも、カニクスは高笑いしながらダイアヴィック鉱山へと逃亡。幸いにも、自身の基地を爆破されたカバル帝国のレッドリージョン部隊も激怒して彼を追跡していたため、ガーディアンはその戦闘の跡を正確に辿り、鉱山の最奥でカニクスを彼自身の爆弾もろとも跡形もなく爆破した。

17.マインドベンダー、ヒラクス

バロンの中で最も不気味な知性を持ち、ハイヴの魔術をフォールンでありながら完璧にマスターしていた「ヒラクス」。彼は「土星の漂流」の不気味な難破船内部において、捕らえたハイヴの精神をストランドに似た暗黒の波動で支配し、自身の洗脳奴隷として運用していた。ガーディアンが彼を崩壊したトゥームシップの奥へと追い詰めると、ヒラクスは自らが無数の命を犠牲にして構築した亜空間の「独自の王座の世界」へと逃げ込んだ。しかし、これは彼にとって致命的な誤算であった。ガーディアンは躊躇なく王座の世界へダイブし、その邪悪な精神体を完全消滅させた。「剣と血の魔術」において、亜空間での死は再生不可能な「真の死」を意味する。ヒラクスの存在は全宇宙から完全に消滅した。

18.奇術師、アラスケス

数々のホログラム技術と光学迷彩、そして偽装トラップの達人である「アラスケス」。彼女はガーディアンを確実に抹殺するため、偽物の「エキゾチック・エングラム」を戦場にばら撒くという、ガーディアンの習性を逆手に取った極めて悪質な罠を仕掛けた。ガーディアンが死の罠を次々と物理的に解体・破壊しながら進むと、アラスケスはダイアヴィック鉱山の結晶エリアで姿を現した。彼女は複数の分身(ホログラム)を出現させて自身の位置を欺いたが、本物の質量を持つ残像を見破られ、すべての欺瞞を光の弾丸で貫かれて最期を迎えた。

19.マシーニスト、エリクリス

バロンの事実上の副官であり、フィクルルへの絶対の忠誠を誓う巨大な重機職人、「エリクリス」。彼女の死を以て、フィクルルとユルドレン以外のすべてのバロンが地獄へと送られた。エリクリスはガーディアンの圧倒的な武力の前に膝を屈し、息絶える直前、血を吐きながら冷酷に笑った。彼女は死亡する直前のコンソール操作により、フィクルルの純粋なダークエーテルを満載した複数の輸送船を、太陽系の各惑星(地球やネッススなど)の僻地へと一斉に射出・自動航行させることに成功していた。これにより、スコーンは「入り組んだ岸辺」という局地的なエリアを越え、太陽系全域に恒久的な繁殖地を確立する最悪の遺産を残した。

20.ユルドレン、ペトラとガーディアンにより処刑

ユルドレンは、自身が「最愛の姉マラを暗黒の檻から救い出している」という狂信的な幻影に完全に支配されていた。彼はスパイダーの縄張りから強奪した「トラベラーの光の欠片」と、ベイルから得た暗黒の力を用いて、アウォークンの聖域である隠匿都市へと通じる巨大な門(監視塔)のポータルを強制開放した。しかし、ポータルから現れたのは、姉のマラではなく、目撃者の暗黒によって汚染された宿られたアハンカーラの擬態、超巨大な触手怪物「宿られたキメラ」であった。ユルドレンは「よくやった、我が弟よ」という幻影の声と共に、その怪物の巨大な口へと文字通り一瞬で飲み込まれた。

ガーディアンはペトラと共に監視塔の頂上へと突入し、宿られたキメラを完全撃破。怪物の体内から吐き出され、泥まみれになって床に転がったユルドレンは、そこで初めて、自分が姉ではなく最悪の呪い(リベン)に踊らされていたという残酷な真実に気づき、絶望する。床に転がる「切り札」を拾い上げたガーディアンと、アウォークンの法を執行せんとするペトラ。ユルドレンは「お前たちの知るケイドなら、どうする?」と最後の命乞いとも取れる問いを投げかけるが、ガーディアンはただ冷酷に銃口を見つめた。監視塔の静寂の中に鋭い銃声が一発響き渡り、ケイド6を殺害した男への復讐劇は幕を閉じた。

21.切り札

ユルドレンの手から取り戻したケイド6の形見、「切り札」。しかし、ユルドレンが雑に扱ったこととキメラの体内での汚染により、その内部構造は完全に焼き付き、精密なパーツは破損して動かないジャンクと化していた。ガーディアンはバンシー44の元へと銃を持ち込む。ケイドの古い友人であったバンシーは、切り札の修復を快諾。ケイド6が生前、太陽系の各惑星(地球、イオ、ネッススなど)の極秘バンカーに隠匿していた「ケイドの隠し物」を回収してくるようガーディアンに依頼する。各クレートから、ケイドが生前に残したユーモア溢れる音声ログと特製パーツを回収。バンシー44の手によって、ガーディアンの「手の馴染み」に完璧に適合するようチューニングされた。

22.空虚な番人

ユルドレンの処刑後、ガーディアンは再びエルダーズ・プリズンへと戻り、バリクスの逃亡によって未だに大暴動が続いている監獄の残党処理の任務に就く。放浪者は自身のプライベート通信を使い、ガーディアンに対し「監獄のメインシステムを司る最高管理サービターが、大崩壊のショックで狂狂状態(バグ)に陥っている。あれをスクラップにしてこい」と指示。ガーディアンは3人のストライクチームを率いて監獄の最下層「エルダーの挑戦」のアリーナへ突入。かつてカルス皇帝やバリクスが囚人を処刑するために使用していた旧システムを乱射してくる巨大なサービター「マッド・ウォーデン」を完全破壊。監獄のインフラを部分的に物理制圧する。

23.ブルッドホールド

スパイダーから、自身の縄張りである入り組んだ岸辺の地下クラックにおいて、不気味なハイヴの軍勢が爆発的に増殖しているため、巣ごと一掃してほしいという緊急の依頼が入る。調査の結果、死亡したヒラクスが生前、アウォークンの技術とダークエーテルを用い、ハイヴの生態系にエーテルを強制注入して「スコーンとハイヴのハイブリッド種」を人工繁殖させる非人道的なマッドサイエンス実験を行っていたことが発覚する。ガーディアンは地下の粘液にまみれた巣穴へ突入し、群れを統べる巨大なハイヴウィザードの母体「イン・アナン・ブルッドウィーバー」を討伐。スパイダーに対する大きな貸しを作る。

24.虚ろな空間

スコーン・バロンの最高指導者「フィクルル」。彼はガーディアンの武力の前に何度も心臓を撃ち抜かれ、物理的に死亡していた。しかし、ユルドレンの願いによって彼に定着した「ダークエーテルの不死性」は、因果律の法則を無視していた。彼は数日、あるいは数週間が経過すると、地下の汚染エーテルを吸収して「何度でも肉体を再構築して復活」してしまう。ファナティックが復活するたび、バンガードは緊急のストライクチームを岸辺の「虚ろな空間」へと派遣。フィクルルは自身の聖域でスコーンの軍勢を召喚し、「お前たちが光の奴隷である限り、私は何度でも蘇る!」と叫びながらガーディアンを迎撃する。ガーディアンはそのたびに彼の肉体を粉砕するが、それは終わりなき無限ループの始まりに過ぎなかった。

25.ペトラ、ガーディアンを夢見る都市へ招待

ユルドレンが監視塔を開放したことで、アウォークンが数万年間、宇宙のあらゆる脅威から完全に隠匿し続けていたアウォークン種族の聖なる最高都、そしてマラの居住地である「夢見る都市」への道が白日の下に晒された。ペトラは、ユルドレンがなぜあのような狂気に走ったのか、そして彼を裏から操っていた真の黒幕が聖域の奥底に潜んでいることを確信し、公式にガーディアンを夢見る都市へと招待する。

26.星明かりの間

一歩足を踏み入れた聖域は、かつてオリックスが残した宿られた兵の汚染によって激しく侵食されていた。ガーディアンはポータルの稼働エネルギーを確保するため、結晶の洞窟「星明かりの間」へと突入。スパイダーがリーフ復興の利権を狙って派遣した独自の私設フォールン部隊の物質的支援を受けながら、汚染された宿りの指揮官を殲滅。都市のメインコアへのエントリーに成功する。

27.ペトラ、託宣エンジンでマラへ連絡

ガーディアンとペトラは、夢見る都市の中央スパイアに位置する高次元通信シミュレーター「託宣エンジン」を再起動させる。次元の波長を同期させ、傍流の地にいるはずのマラ・ソヴとのアセンダントホログラム通信を確立。そこですべての真実が明かされる。ユルドレンを狂わせ、監視塔を開けさせた真の黒幕は、大狩猟の生き残りであり、かつてオリックスによって「宿られ」、今や目撃者とサバスンの操り人形と化していた最後のアハンカーラ「無数の声のリベン」であった。リベンはユルドレンの「姉に会いたい」という純粋な願いを歪め、自身が閉じ込められている夢見る都市のキープの封印を解くために彼を利用したのである。

28.最後の望み

リベンが完全に自由になり、宇宙の現実を書き換える前に、バンガードとリーフは選りすぐりの6人のガーディアンからなる最強のレイド部隊を結成。夢見る都市の最奥、美しくも禍々しいアウォークンの城へ。チームは、宿りの汚染に耐えながら、かつてオリックスによって宿られたマラの最高側近テクナウィッチ「カリ」および「シュロ・チー」を激闘の末に倒し、彼女たちの精神から暗黒の汚泉を洗い流して「浄化(救出)」する。さらに、城の保管庫の超複雑なベックス連動セキュリティを解除し、最奥の「リベンの隠れ家」へと到達。

そこに待ち受けていたのは、数十メートルの巨体を持ち、無数の目と暗黒の触手を備えた、現実歪曲の化身「リベン」の真の姿であった。6人のガーディアンは、リベンが放つ一撃必殺の「宿りの牙」と、彼女の目が放つ即死のレーザーを潜り抜け、彼女の弱点である口内のコアへ全火力を集中。リベンの肉体を切り開いて、拍動する心臓を亜空間へ持ち込み、完全に破壊した。

29.リベンの死が夢見る都市に呪いを解き放つ

アハンカーラという存在は「死の瞬間」にこそ、最も強大な魔法(願い)を発動させる。リベンは討伐されることを最初から織り込んでいた。彼女の後ろにいた真の黒幕、サバスンと、その娘であるドゥル・インカル。サバスンはリベンが死ぬ間際に「夢見る都市を、永遠に宿りとハイヴの汚染で満たし、ドゥル・インカルが世界の真理を抽出するための無限の時間を確保する」という巨大な呪詛(願い)を叶えさせた。リベンが息絶えた瞬間、夢見る都市の全域が宿りの霧に包まれ、空には漆黒の渦が出現。サバスンの娘「ドゥル・インカル」率いるハイヴ軍「ヒドゥン・スワーム」の主力艦隊が亜空間から一斉に現実世界へと侵攻。夢見る都市は、終わりのない絶望の戦場へと変貌した。

30.ガーディアン、呪いから夢見る都市を守るため召集される

夢見る都市が呪われた後、リーフはシティに呼びかけ、神聖な地を守るための援軍を求める。

31.汚染

ペトラはガーディアンに対し、かつて邪神オリックスの襲撃の際に亜空間へと連れ去られ、完全に宿られてリベンの前衛指揮官となっていた最後の最高位テクナウィッチ「セディア」の救出を依頼。ガーディアンは現実世界と亜空間の境界線を激しく転移しながらセディアを追跡。アウォークンの聖なるレリックをぶつけることで彼女のシールドを物理的に剥ぎ取り、激闘の末に彼女の精神を暗黒の汚染から完全浄化することに成功する。

32.壊れた伝令

現地でハイヴの動向を監視していたコルセアから緊急入電。ハイヴの科学者たちが夢見る都市の保管庫から、古代の超常遺物を組織的に盗み出していることが発覚。ガーディアンはエリアを急襲し、遺物を強奪していたナイトを抹殺、アウォークンの英知の流出を未然に阻止する。

33.託宣エンジン

テクナ・ウィッチのセディアは、託宣エンジンの塔を掌握した宿られた兵を排除するようガーディアンに任務を与える。ガーディアンは託宣エンジンに損害を与えることなく撃退に成功する。

34.闇の修道院

夢見る都市の主要区画「レアシルヴィア」の巨大なアウォークン修道院の跡地に、マシーニストが放った輸送船から降り立ったスコーンの残党が大集結。彼らは地下の「ヘラルドの秘境」の最奥において、ダークエーテルとハイヴの魔術を融合させた不気味な召喚儀式を執り行っていた。ガーディアンは儀式のサークルに突入し、狂信的なスコーンのバンダルたちを全滅させ、エリアの完全汚染を未然に防ぐ。

35.暗闇の中の光

放浪者の主催するギャンビットを戦い抜いていたガーディアンは、ある日、ゲーム中に突如として出現した特異なボス「アセンダント・プライミーバル(サービター型プライミーバル)」を激闘の末に撃破し、その脈動する暗黒の臓器「プライミーバルの心臓」を入手する。放浪者はこの臓器を使い、自身を狙うシン・マルファーに対抗するための武器の開発を目論む。

放浪者はガーディアンに対し、自身の古い知人であり、「ヨルの影」のメンバーであった「カルム・ソル」という男の様子を、夢見る都市の亜空間へ入って見てくるよう依頼する。ガーディアンは亜空間の焼け焦げた岩肌を縦断し、カルムの痕跡を追うが、最奥に横たわっていたのは、肉体を高熱のソーラーの光で完全に焼き抜かれ、死んだゴーストと共に炭化していたカルム・ソルの無残な死体であった。彼は放浪者を裏切り、シン・マルファーの逆鱗に触れてゴールデンガンで処刑されていたのである。タワーに戻った放浪者は、悲しむ素振りも見せず、カルムの死体の傍らから回収したトルンのレプリカのデータとプライミーバルの心臓を融合させ、独自のハンドキャノン「マリフィセンス」をガーディアンに授ける。放浪者は「お前はカルムのようになるなよ。もしシン・マルファーが俺たちを殺しに来たら、3人がかりでこの銃の弾丸を奴の胸に叩き込んでやるんだ」と、自身の冷酷な防衛計画を語った。

36.砕かれた玉座

3週間が経ち、夢見る都市の呪いが最大に達した時、ガーディアンは「無視界の源泉」に莫大な暗黒エナジーを注ぎ込むことで、空間の狭間に隠された「扉」を開放する。その扉の先は、かつてマラが自身の神性を維持するために亜空間に構築していた、彼女自身の美しき玉座の世界「エレウシス」であった。しかし、現在のエレウシスは、数年前に月面から突入してきた宿りの王オリックスの襲撃、そして現在のサバスンの策略により、結晶の建築物がすべて黒い泥と宿りの汚染によって食い荒らされた、文字通り「砕かれた玉座」へと変わり果てていた。

ガーディアンは3人のファイアチームを率い、重力が歪んだ亜空間の迷宮を縦断。立ちはだかる宿りの迷宮の守護者「ヴォルゴス」を光の波動で撃破し、最奥のタワーにて、この呪いの元凶であり、サバスンの愛娘「ドゥル・インカル」と対峙。ドゥル・インカルは3人の強大なナイトを従え、ガーディアンの光を消滅させようと襲いかかるが、ガーディアンはナイトの残滓を吸収して全火力を解放。ドゥル・インカルの肉体を完全に粉砕し、玉座の世界の支配権を奪還した。

37.願望の終人

入り組んだ岸辺のパトロール中、ガーディアンは肉体を失いアセンダント体となった異端のウォーロック「トーランド」の姿を視認する。彼の導きに従って岸辺の小惑星の狭間を降りると、そこは夢見る都市のアメジスト色の意匠を持つ、失われたアウォークンの古代遺構へと繋がっていた。ガーディアンは無数の宿りの急襲を退け、エリアのボスから「3つの無力化された証」を獲得。これらの証に再びスジュール・エイドの光の波長を宿らせるため、ガーディアンは再び迷宮「砕かれた玉座」へと潜行。

すべての証が輝きを取り戻した時、迷宮の中層に佇む、初代「女王の怒り」スジュール・エイドの巨大な石像が反応。スジュールの魂がガーディアンの気高き精神を認め、彼女の伝説の遺産であり、壁の向こう側の敵の輪郭を完全に透過して視認する超常の弓「願望の終人」をガーディアンへと授けた。

38.ガーディアン、マラの廷へ

ドゥル・インカルを撃破したことで、夢見る都市の呪いは完全に解除され、聖域に平和が戻る――全ガーディアンがそう確信した瞬間、都市の景色が目眩を起こすようにブレ始めた。マラは、託宣エンジンの廷から、冷酷な真実をガーディアンに告げた。「ドゥル・インカルの『死』こそが、サバスンとリベンが仕掛けたタイムループの確定スイッチである」と。

ドゥル・インカルが死亡した瞬間、リベンの最期の呪い(願い)のプログラムが完全に作動し、夢見る都市の時間は、ユルドレンがポータルを開けた「大脱獄直後の最初の1日目(呪いが最も弱い状態)」へと強制的に巻き戻される。敵を倒せば倒すほど、3週間が経過した瞬間にドゥル・インカルが復活し、街は再び汚染の絶頂期を迎え、殺害すればまた1日目へと戻る。サバスンが構築したこの完璧な超因果的タイムループ(無限の3週間)が起きるようになった。

39.マラ、ナインの使者と相談

時間のループに囚われた夢見る都市をガーディアンに託し、自らはより高次元の戦いへと身を投じる準備を進めていたマラ。彼女は自身の廷(玉座の間)において、ナインの意志を代弁する「ナインの使者」と定期的に極秘の会合を重ねていた。 マラはナインに対し、来るべき「最初の艦隊」が太陽系へ本格襲来する未来の決定的な瞬間に向けて、リーフとナイン、そしてガーディアンの運命を裏から接続するための壮大な「伏線」を完了させ、自身の玉座の廷ごと、現実世界の遥か彼方の次元へと姿を消した。

錬成のシーズン

かつてスパイダーの兄弟であったシビクスが、失われたブラックアーマリーの技術を発見する。彼はその一つであるゴファノンの炉を掌握し、ケルスコージの指導者として、ブラックアーマリーの兵器を全銀河に拡散させ、無政府的な破壊活動を始める。スパイダーの協力のもと、ガーディアンはブラックアーマリーのキーカードを受け取り、エイダ1と接触。初めは不信感を抱かれたものの、エイダは鍵を確認すると態度を変え、失われた4つの炉の奪還に協力を求める。

シビクス率いるケルスコージは、シティの一部を占拠し、古代の金庫を開こうとする。ガーディアンたちはインサレクション・プライム(サービター内蔵ブリッグ)を破壊して阻止した。(レイド: 過去の惨劇)

この中、ユルドレンがゴーストによって蘇生される。本人は記憶を失っており、自身が何者かも知らない。マラ女王は黒き艦隊との対峙のため、テクナウィッチを集結させる動きを始めた。

ケルスコージを解決した後、放浪者の依頼で、ガーディアンはハイヴの武器職人を追跡。決闘の末、シン・マルファーの伝説的な武器「ラスト・ワード」を呼び覚ます。シンはガーディアンの行動を評価し、「光と暗黒の二元論の終焉」の象徴になる存在だと告げるのだった。

1.ブラックアーマリー

スパイダーが入り組んだ岸辺へガーディアンを呼び出し、関係者を紹介するための場を設ける。

2.マラ、ゴーストがユルドレンをガーディアンとして蘇らせる未来幻視を見る

女王は、この不快な発見を明らかにし、その意味をいつか理解するようガーディアンに宣告。

3.ブラックアーマリー発見

スパイダーとの会談後、ガーディアンはエイダ1と協力して、スパイダーの兄弟であるシビクスがブラックアーマリーの炉を利用して太陽系に混乱をもたらすのを阻止しようとする。

4.ブラックアーマリーへようこそ

ガーディアンがブラックアーマリーのカタログから武器を得るには、まず失われた炉をカバルから奪還しなければならない。ガーディアンはEDZでヴェルンドの炉を突き止め、護衛していたカバルを排除。エイダはその偉業に驚愕しつつも、ガーディアンに武器を鍛造させることを渋る。しかし最終的に折れ、ブラックアーマリー製の“最初の一本「ハンマーヘッド」”を作り上げる。

5.スパイダーの競争相手

ガーディアンは、ヴェルンドの炉を確保したはずのEDZで、なおもケルスコージがブラックアーマリー技術を所持しているのを発見し、エイダ1に意見を求める。彼女は家族の技術がフォールンと結びついたことに嫌悪し、代わりにスパイダーへ持っていくよう勧める。スパイダーは、その装備がさらに彼の岸辺にも流入していると告げ、答えが欲しければ“頭を何個か割れ”と言う。十分に割った結果、ケルスコージの首領が判明――誰にも屈さぬ者シビクス。スパイダーの兄弟であり、エルダーズプリズンからの逃亡者である。ガーディアンは技術の足跡をEDZからネッススのエクソダス・ブラック残骸まで追い、ゴファノンの炉を発見する。

6.過去の惨劇

6人のガーディアンがシティ外縁のフォールンを追跡し、失われたブラックアーマリーの保管庫を確保する。シビクスは命といくつかの文書を持って逃走するが、ガーディアンは彼の戦闘兵器インサレクション・プライムを破壊する。

7.ブラックアーマリー文書

エイダ1は動揺している。それでも希望は残った。アーマリーの歴史で初めて、ガーディアンがアーマリーを守るために動いたからだ。とはいえ全てを守れたわけではない。シビクスは創設者の手記から多くのページを奪ってしまった。ガーディアンは、彼の狙いを知るためにそのページを回収する必要がある。

8.再点火

ガーディアンはエクソダス・ブラックに、ゴファノンの炉だけでなくイザナミの炉も搭載されていたことを突き止める。3番目の炉はベックス支配領域の奥深くへ移され、損傷していた。点火装置が直らなければ、イザナミの炉は役に立たない。

幸いエイダには修復案がある。太陽系各地の素材を用いて点火装置は再構築され、炉へ再装填可能となる。新たな炉を取り戻したことで、エイダはガーディアンに並々ならぬ感謝を示す。彼女はブラックアーマリーの終焉を覚悟していたが、我々が再び息を吹き込んだのだ。

9.ナイオビ研究所

EDZの奥深くに、ガーディアンが防御プロトコルを突破して再発見した“試作ブラックアーマリー炉”があった。古代のラボには、ブラックアーマリーの実験的第4の炉“ベルグシアの炉”が存在。これは任意の武器設計図を投入すれば作成できる新型システムだった。

10.家族の歴史

失われていたブラックアーマリー文書のページが返還される。それにより、エイダ1は創設者アンリエットの“娘”であり、本名がアデレードであったことが判明する。

11.ロック&キー

ガーディアンはEDZで、今シーズン取り戻した4つの炉すべての刻印が施された奇妙な箱を発見する。各炉から鍵を作成して箱を開けると、謎の復号装置と謎のデータパッドが姿を現す。

エイダによれば、復号装置は創設者の手記に使うもので、彼女はそれを用いて“ナイオビ研究所”が更なる可能性を秘めていたと突き止めた。そこには新種の武器のエッチングも含まれている。

ガーディアンはエイダと協力し、実験用ベルグシアの炉で鍛造される新しい武器フレームを作り上げる。妨害しようとしたシビクスは、ガーディアンとブラックアーマリーの連携によって倒れる。炉が作り出したのは武器そのものではなく、エイダ自身がかつて母の仇討ちに使った武器と組み合わせるためのアーティファクトだった。 彼女は、我々が“イザナギの覚悟”を手にすることを誇りに思うだろう。

12.ささやき

イオで奇妙なブライト(汚染)が目撃され、放浪者が調査を依頼。ソルの“本質”がイオの魂へと潜り込んでいた。ガーディアンは宿られた兵の群れを突破し、強力なライフルを手に入れる。

13.ラスト・ワード

放浪者による発見の後、ガーディアンはハイヴの配偶者が“ウェポンズ・オブ・ソロウ”を増産しようとするのを阻止する。その結果、“ラスト・ワード”はガーディアンの手に渡る。

14.マラ、廷を去る

太陽系へ迫る危機に対処するため、マラは再びリーフの王座を越えて旅立たねばならない。

15.マラ、エリスと共に星系を巡る

ヘルマウスを彷徨ううちにサバスンに苛まれていたエリス・モーンは、その後マラ・ソヴと合流。二人は次なる脅威を暴くため旅に出る。旅の中でエリスは、マラが黒き艦隊を攻撃するのを目撃し、その後マラは帰還する。

16.黒曜石の心

謎のデータパッドを手に、ガーディアンは再びナイオビ研究所を調査。適切なアクセス・ポイントを使い、ラボの不審者を排除すると、もう一つの古代ブラックアーマリー・フレームを手に入れる。

4つの炉すべてのラディエンスエネルギーを満たすことで、その装置は“黒曜石アクセラレーター”と呼ばれるコンポーネントへと変化。ブラックアーマリー文書の記述から、これはかつてエイダ自身に内蔵されていたものであると分かっている。ガーディアンは、それをエイダに返し、クロビス・ブレイのエクソテックとブラックアーマリーの炉技術の融合による、彼女本来の能力を取り戻させる。

放浪者のシーズン

タワーに突如現れた謎のガーディアン、放浪者が、本格的に活動を開始する。彼はガーディアンたちにプライムギャンビットという活動に呼びかけた。同時に、彼の指示のもとでナインの競技場「天誅」に挑むことになる。

ガーディアンはEDZの断崖で溶けた金属塊を発見。バンシー44の助言を受け、武器「トルン」のレプリカを構築することになる。これを通して、ガーディアンは“光と暗黒の境界”を曖昧にする存在として、倫理的なグレーゾーンに足を踏み入れていく。

時間を経てナインの使者オリンが登場。彼女はかつての放浪者の友人であり、今はナインに仕えているようだった。ガーディアンは、ナインの招待を通じて、放浪者がかつて「ヨルの影」の一員だったこと、彼はナインと取引関係にあり、「光」だけに頼るガーディアンたちに疑問を抱いていること、“光と暗黒の狭間で生きる者”であり、その思想はガーディアンの価値観に揺さぶりを与えることを伝えられる。

一方、味方となったフォールンのキャプテン、ミスラックスから、エラミスが旧タワーに保管されたZIVA技術を奪おうとしていることが知らされる。ガーディアンは密かに旧タワーへ潜入し、エラミスの部下シリクスを撃破、「パーフェクト・アウトブレイク」を回収。エラミスの計画は未遂に終わるが、彼女の台頭の前触れとなる。(エキゾチックミッション: ゼロ時間)

1.放浪者、プライムギャンビットをシティへ導入

放浪者が考案したギャンビットの新バリエーションは、ガーディアン同士の対決をさらに苛烈なものにした。

2.天誅

ガーディアンが新しいギャンビットを試した後、放浪者は彼の船に括り付けられた奇妙な岩――「天誅」の世界へ招待する。そこはナインが放浪者のために創り上げたポケット空間であり、ガーディアンはここでプライムギャンビット用の新たな防具を鍛える。

3.決断の時

放浪者は、バンガードが彼の違法活動を監視している事実をガーディアンに告げ、自分について報告するかどうかを選ばせる。バンガード側に立てば、放浪者の敵も相手にしなければならない。放浪者側に立てば、彼がこちらの背中を守る。選択はガーディアンに委ねられる。

4.放浪者を選ぶ

放浪者と共闘することを選んだガーディアンは、彼の依頼でスパイダーのもとへ向かい、「ジャーキーをくれ」と頼む。それはタイタンに眠る黄金時代のサルベージ座標だった。タイタンで海賊団を掃討し、トランスマット・ビーコンを設置。同時にスパイダーは伝説のハンター、シン・マルファーがEDZで目撃されたと通報。放浪者は警戒を強める。太陽系各地の用事を片付けたのち、放浪者は自艦に招き、録音メッセージを聞かせる。「少しは信頼するようになったが、EDZで聞くべきことがある」と。

4.バンガード側を選ぶ

放浪者に敵対する選択をしたガーディアンに、彼は不満をぶつけ「自分を誤解している」と告げる。後日、ウォーロックのオノールが接触し、〈隠し部隊〉のスパイとして協力を申し出る。ガーディアンは放浪者の施設へ戻り盗聴器を仕掛ける。彼ががスパイダーのもとへ使者を送ると聞き、ガーディアンが先回り。スパイダーは5万グリマーの対価で放浪者との縁を切り、タイタンでの動きを密告する。タイタンでナインの使者が現れ「放浪者を疑うオノールは賢い」と語り、真実追求を支援すると約束。激怒した放浪者が通信に割り込み、バンガードと結託した裏切りを非難する。プライムギャンビットへ更に潜入し、放浪者の船内で隠された録音を発見。最後に放浪者と対面するも、彼は依然として距離を取りつつ「自分は思っているような悪ではない」と言い残す。

5.天誅の継続

いずれのルートを選んでも、天誅で装備を鍛え、プライムギャンビットを戦い抜く日々が続く。

6.ナインの招待状が、ガーディアンに秘匿された歴史の瞬間を見せる

ナインはガーディアンに複数の幻視を授け、太陽系各地で起きた出来事を映し出す。その中には、ピラミッドが近づきつつあるという警告も含まれている。

7.トルン

EDZで複数のガーディアンの遺体を発見したガーディアンは、その傍らに残骸と化したハンドキャノンを見つける。修復のためバンシー44へ持ち込むと、「修復は可能だが素材が大量に要る」と告げられる。必要部品を集めて銃を修復。タイラ・カーンを訪ね、さらなる復元方法を求める。彼女の指示でタイタンのア環境都市を調査し、最終的にガーディアンは再び「トルン」の力を振るう。

8.シン・マルファー

シン・マルファー――ザイア・オルサ、ドレドゲン・ヨル――多くの名を持つ男が、真実をガーディアンに語る。すべては一人の男のことであることを。

9.ゼロ時間

ガーディアンはミスラックスと協力し、エラミスがタワーを襲撃して保管庫からZIVAの遺物を強奪するのを阻止する。

10.パーフェクト・アウトブレイク

フォールン・トランスポンダの信号を追うことで、ガーディアンはかつての“ZIVA感染パルスライフル”の完全版を手に入れる。

11.エラミス、夢の導きで月へ向かう

ZIVA奪還に失敗し進路を見失っていたエラミスのもとに、夢を通して囁きが届く。その囁きは、彼女に月へ向かう道を示す。

絢爛のシーズン

カバルの皇帝カルスはガーディアンをリヴァイアサンへ招待し、「野獣達の群れ」と呼ばれる壮麗な戦闘試練に参加させる。これはカルスが収集したベックスやハイヴの敵軍との戦いを通して、力と忠誠を試す試練であり、成功すれば「栄光と報酬」を与えるというものだった。

カルスに忠誠を誓っていたガーディアン、カタバシスは、リヴァイアサンの奥地でハイヴの遺物「悲哀の冠」を発見する。この冠は、オリックスの「意思を曲げる力」に似せて作られたとされ、カルスはこれを使ってハイヴを従わせようと考える。カルスは贄としてガールランに冠を与えるが、その冠は実はサバスンによって作られた罠であり、ガールランは即座に堕落。ガールランはリヴァイアサン上で暴走し、ハイヴの侵攻が始まる。カルスはガーディアンに最後の助力を要請し、ガールランとその支配下のハイヴを討伐。勝利後、カルスはガーディアンに影の称号を提案するが、これを拒否する。(レイド: 悲哀の冠)

一方、シン・マルファーは、ガーディアンが光の意志に従う存在であると確信し、かつての本物のトルンの残骸を託す。ガーディアンはトルンの汚れたエッセンスを浄化し、かつての姿として「ローズ」を蘇らせる。さらにこのローズを素材に、希望の武器「ルミナ」を創造。これは「武器による破壊」ではなく、「味方を癒す光の力」を用いる、トルンと真逆の理念の武器であった。これを通して、ガーディアンは「光と暗黒の均衡を超えた存在」としての新たな道を歩み出す。

この一連の出来事の後、シンは「役目を終えた」と宣言し、自らが率いていた「ヨルの影」も解散される。

彼は最後に、「ヨルも、影も、自分も物語から去る。これからは、お前自身の伝説を築け」とガーディアンに語りかけ、歴史の一幕を閉じる。

1.王冠、回収

あるハンターが、カルスの“大図書館”の一つから「悲哀の冠」を持ち帰る。

2.カルス、ガールランを“冠の担い手”に仕立てる

カルスはハイヴを帝国に取り込む手段として冠を用い、特別に複製した剣闘士ガールランをハイヴの指揮官へと変貌させる。しかし密かにサバスンが冠へ呪文を刻み込み、ガールランを支配下に。彼を通じてリヴァイアサン内部にハイヴの蔓延を引き起こす。

3.招待

ゴーストはタワーのアネックスにあるフレームから大量のメッセージを受信。調査すると、その整備フレームはカルスによって遠隔操作されており、ガーディアンをネッススへ招待していた。イコラは調査許可を与える。

4.野獣達の群れ

ガーディアンはタワーの奇妙なフレームを追ってネッススへ。そこにカルスが派遣した“大型バージ”が待つ。乗船後、新たなフレームが黄金の杯“絢爛の聖杯”を授ける。カルスの声は、再びリヴァイアサンに来るよう告げる。

5.ガールラン討伐

ガーディアンはリヴァイアサンへ乗り込み、ハイヴ流入を断つためガールランを討つ。

6.真実

野獣達の群れで得た財宝の中に、ガーディアンは一片の紙片を見つける。アウォークン文字が読めず、夢見る都市のペトラへ持参。紙には「光の娘へ」と宛てられ、エルダーズプリズンのどこかに奪われたロケットランチャーが眠ると記される。

しかし手掛かりは亜空間に散った地図の断片。謎解きを経て、それが本来エリクスニー向けだったと判明するも、ガーディアンはそのロケットランチャー「トゥルース」を自らのものとする。

7.ルミナ

シン・マルファーは、ドレドゲン・ヨルが用いた元オリジナルの「トルン」をガーディアンに託す。長き鍛錬の末、ウェポンズ・オブ・ソロウは光に転じ、「ルミナ」として再誕。希望の象徴となる。

8.栄光の広間

度重なる働きへの褒賞として、カルスはリヴァイアサン内にガーディアン自身の栄誉を示す「栄光の広間」を開放する。

9.亜空間への亀裂、残存

ガールランが生前に開けた次元の裂け目がまだ残る。ガーディアンが調査すると、「バッド・ジュジュ」を亜空間から回収する。

影の砦

クロタとオリックスの死により弱体化したハイヴ勢力ヒドゥン・スワームは、サバスンの介入により再編される。クロタの娘たち――ハシュルドーンは、サバスンの働きかけにより砦を月面に建設開始し、新たな軍勢を築こうとする。この一連の出来事は、サバスンがガーディアンを誘い込むための罠であり、真の目的は月の地下にあるピラミッドにガーディアンを導くことだった。

エッセンスの浄化とドリームベイン装備の完成後、ガーディアンはピラミッドの結界を突破。ゴーストはここで、「目撃者」に一時的に支配される。ピラミッド内部では再びクロタ、ガウル、ファナティックのナイトメアと対峙。最深部で、ガーディアンは黒い球体のアーティファクトとベールをかぶった巨大な像に触れ、ブラックガーデンのビジョンを見せられる。エリスは、これはすべてピラミッド側の「意図された招待」だったと察し、今後の監視を誓う。

1.ハイヴ、月で衰亡を嘆く

クロタとオリックスの死後、ヒドゥン・スワームは新たな支配者を産み出そうと試みる。その地下では、群れに破滅をもたらす“見捨てられた儀式”が進行。そして両者の狭間には、すべてを滅ぼそうと目論む“漆黒の女王”がいる――。この時代、深紅の砦が月面に築かれる。

2.エリス、タワーへ帰還

マラとの旅を終えたエリスは、差し迫る危機を警告するためシティへ戻り、その後月へ向かう。

3.エリス、月で古代の邪悪を発見

月に埋もれていたピラミッドが、エリスによって発見され「ナイトメア」を無限に生み出し始める。ザヴァラは全ガーディアンに月への出動を要請。月面ではハイヴが新たに築かれた深紅の砦から溢れ出していた。

イコラは、エリスがガーディアンと共に現地にいると知らせる。

ハイヴを突破し洞窟の奥へ進むガーディアンの前に、見慣れぬ浮遊する影やハイヴではないハイヴが出現。ついに月面深くに墜落した巨大なピラミッドへ到達する。接近を試みると、かつて倒した宿敵たちのナイトメアが立ちはだかる。最後にはエリスが現れ、3体のナイトメアからガーディアンを救出。

ピラミッド内部への侵入方法を見つけることが目的に。

4.悪夢、顕現

月のピラミッドがエリスの接触で覚醒すると、月面に奇怪な幻影が徘徊し始める。過去の恐怖が実体化し、ナイトメアと幻影が光を帯びた心のトラウマから生まれる。これはピラミッドの防衛機構であり、クロタの娘たちがハイヴ支配のために悪用していた。

5.答えを求めて

ガーディアンはエリスと協力し、ピラミッドの防御を突破する手がかりを探す。そのため砦近くのハイヴを調査。ハイヴはピラミッド由来のナイトメアを儀式に取り込んでいるようだ。

調査中、無線にエリスの悲鳴が響き、通信が途絶。キャンプへ戻るとオムニガルのナイトメアに襲われた痕跡があり、エリスはガーディアンが得た“クロタのエッセンス”で事なきを得ていた。

これらのエッセンスを制御できれば、ナイトメアへの耐性を得られる。

6.ナイトメア狩り:苦悶

ガーディアンはオムニガルのナイトメアを再び追跡し、ピラミッド防衛突破用の新たなエッセンスを収集。ナイトメアを破った後、エリスは次の目標として深紅の砦の調査を求める。

7.深紅の砦

ピラミッドへの侵入に必要な追加装備を作るには、ハイヴの深紅の砦へ入る必要がある。ガーディアンはストライクを率いて巨大な塔の頂上へ到達。そこでクロタの娘ハシュルドーンがピラミッドの力を操っていた。討伐後、ガーディアンは彼女の亡骸からクリプトグリフという物体を記した石板を入手する。

8.深淵にて

石板に記されたクリプトグリフを求め、ガーディアンは月の地下墓地へ。そこではクロタの別の娘ベスリスがピラミッド基部で儀式を行っていた。彼女を倒しクリプトグリフを奪取するが、帰還寸前にピラミッドの闇がエリスとの通信を遮断。ガーディアンは自力で月面へ脱出する。

9.ナイトメア狩り: 恐怖

ガーディアンは“フォゴスのナイトメア”をヘルマウスで討伐。フォゴスはガーディアンにとって恐怖の象徴であり、その破壊でピラミッド侵入に一歩近づく。

10.ナイトメア狩り: 孤高

次いで“タニクスのナイトメア”を彼の墜落ケッチで討伐。これで必要なエッセンスが揃い、ピラミッド内部へ入る準備が整う。

11.救済

エリスの魔術で強化した装備により、ガーディアンは遂にピラミッド内部へ。接近時、ゴーストが未知の力に取り憑かれ、ガーディアンを歓迎する声を発する。中央区画へ進むと、過去の宿敵たちが再び姿を現す。奇妙なレリックを手にした瞬間、ガーディアンはブラックガーデンでピラミッド艦隊を目撃する幻視を得る。

12.アンベイル

月のピラミッドで得た球体から囁きが発せられ、エリスは週ごとにその言葉を転写。“宇宙の始まりと設計におけるガーディアンの位置”を語り、同情と受容を求めてくる。

13.死の交響曲

エリスはガーディアンに、ピラミッド覚醒後に月へ来たトーランドの残響を探すよう導く。ガーディアンは月でデスシンガーの頭蓋骨を収集し、死の歌を研究。イア・アイラムの頭蓋を得て、エリスの手で武器死を齎す者が完成する。

14.ナイトメア狩り

  • 隷属: “ザイドロンのナイトメア”討伐
  • 憤怒: “ガウルのナイトメア”討伐
  • 高慢: “スコラスのナイトメア”討伐
  • 狂気: “ファナティックのナイトメア”討伐
  • 絶望: “クロタのナイトメア”討伐

15.救済の庭園

ピラミッドで得たレリックが発する信号を辿り、ガーディアンはブラックガーデンへ。そこには“覆面を被った像”があり、武器「神性」を入手。

16.異端の奈落

エリスはガーディアンに、クロタの残党を討つため砦の地下へ降りるよう依頼。そこでガーディアンはクロタの娘たちに縛られた強大なナイト“ズルマック”と対峙し、打ち倒す。

17.友として

ガーディアンはエリス・モーンが抱える苦悶を癒すため、彼女のファイアチーム(サイ・モタ、ヴェル・ターロウ、オマール・アガー、エリアナ3、粉砕のトーランド)のナイトメアを解放する手助けをする。友情のもと、回復への旅は続く。

18.膿む中枢

バンガードはイオで異常なベックス活動を検知し、ガーディアン率いるストライクチームをピラミディオンへ派遣。宿られた兵がサバスンのために巨大なベックス計算陣を奪おうとしていたが、司令役を討つことで野望は阻止された。

不死のシーズン

ピラミッド内部で得た謎のアーティファクトが、ブラックガーデンへと信号を送っていることが判明。ガーディアンは月に出現したポータルからブラックガーデンへ突入し、ベックスを討伐。最深部でピラミッド内の像と同じものを発見。アーティファクトと同調していたことが示唆される。(レイド: 救済の庭園)

ピラミッドの影響を受けて、ベックスのソル・ディバイシブが月に大規模侵攻を開始。イコラはこれを受けて、ガーディアンにベックス・コンポーネントの収集を命じる。イコラはこれらの素材を使って、無数の時間軸を超えて不死なる存在「アンダイイング・マインド」を誘き出すポータルを構築。その後、ガーディアンは、あらゆる時間軸に存在するアンダイイング・マインドをすべて撃破し、ソル・ディバイシブの侵攻は終息。直後オシリスは無限の森で「黒き艦隊がトラベラーの位置に現れる未来 (光の終焉、最終形態)」を観測し、イコラに警告を送るのだった。

1.ソル・ディバイシブ、月へ侵攻開始

月のピラミッドに引き寄せられたソル・ディバイシブは、地球の月に侵入・増殖を始める。

2.リヴァイアサンの息吹

バンシー44はガーディアンへ通信を送り、「贈り物」を授けたいと告げる。それはベックスや月のナイトメアと戦う際に役立つだろうと感じた武器で、バンシーの工房に保管してあるという。ただし秘密の出入口を見つける必要があり、さらに保管庫の鍵を紛失しているため、ガーディアンは簡易的な“金庫破り”をしなければならない。複数の戦闘任務をこなした後、ガーディアンは保管庫用のキー・ジェネレーターを完成させる。

3.最初の一手

月面で続くベックスの攻勢データを解析した結果、イコラはその黒幕がアンダイング・マインドであることを突き止める。侵攻を終わらせるには再度このマインドを破壊する必要があるが、マインドは複数の時間線へ自己コピーを逃がしており、一筋縄ではいかない。イコラは対策立案のため時間を要すると宣言する。

4.イコラ、アンダイング・マインド抹殺計画を立案

イコラは数週間を費やし、時空各所に潜むアンダイング・マインドのコピーを呼び戻すポータルをガーディアンたちと共に構築。呼び出されたコピーは逐次ガーディアンにより破壊される。

5.アンダイング・マインド、全時系列で根絶

数週間にわたる作戦の末、ガーディアンたちは時の彼方に隠れていたアンダイング・マインドのすべての分体を系統的に消滅させる。

6.アナ、自身の遺産の一端を解き明かす

アナはラスプーチンと協力し、「ピロリー計画」の秘密を追究。自らの“前世”の業が生んだ恐るべき帰結と向き合うことになる。

7.サイオン・フレイヤー、サンダイアルを発見

サイオン三姉妹が水星を捜索し、かつての時空装置サンダイアルの旧型を発見。歴史を書き換える計画を企て始める。

暁旦のシーズン

カバルのサイオン・フレイヤー三姉妹――ニルール、オズレク、タザロクは、水星でベックスのタイムマシン「サンダイアル」を発見。これを使って、カバルの支配から解放された未来の創造を目論む。しかしその試みにより、水星の時間が破断され、過去・現在・未来が同時に存在する異常空間と化す。

オシリスはこの時空の異常を察知し、ガーディアンに時間修復の支援を要請。ガーディアンは「時の回廊」を通じて、かつて死んだ伝説のタイタン「セイント14」を救う旅に出る。セイント14がハウス・オブ・レインのエリクスニーと交戦中の時代に介入。彼を救出し、別の「完璧な逆説」を受け取る。ベックスが創造したマーター・マインド「アギオクティス」の襲撃を未来で受けるが、ガーディアンが身代わりとなり、セイントと共闘してこれを討伐。過去と未来を書き換えることでセイントは現代へ帰還し、タワーに復帰。

セイントはタワーでの生活を再開し、ガーディアンと共に行動を始める。トワイライト・ギャップに残されたレッドジャックの破片を集め、武器《悪魔の残骸》を再構築したり、スパイダーの協力のもと、スコーン化したレイスクから伝説の武器《バスティオン》を奪還したりした。

ガーディアンがさらに時の回廊を探索する中で、自身の墓標とセイントの弔辞を発見。未来においてガーディアンが命を落とす運命を垣間見せられ、時間操作の危うさと哀しみが強調される。

追い詰められたサイオン三姉妹は最終手段として融合し、「インオタム」となる。ファイアチームが派遣され、時の回廊内でこれを撃破。これにより、水星の時間線が修復される。しかし、四女アムテクは復讐を誓い、「オールマイティの残骸を地球へ落とす」という新たな計画を開始する。(名士のシーズン)

オシリスとセイントは、ガーディアンたちに呼びかけてフラクタリンの寄付を募り、失われたライトハウスの再建を目指す。実際にガーディアンが集めたフラクタリンの総量は数十億に達し、儀式を通じてライトハウスは無事再建される。これにより、かつての「オシリスの試練」が復活し、ガーディアン訓練の要所として再び機能することになった。

1.オシリス、新たな未来を目撃

アンダイング・マインドが滅びた後、オシリスは無限の森を再訪。かつて阻止しようとした“ベックスに支配された未来”は消え去っていたが、その代わり太陽系ほぼ全域が亜原子レベルで消滅した光景を目の当たりにする。

2.異変

ガーディアンは水星の平原でオシリスと接触。アンダイング・マインド討伐により歴史の流れが変わり、ベックス転換の未来が“完全な消滅”へ置き換わった。オシリスは、その原因がレッドリージョンのサイオンがサンダイアルを悪用したためと説明する。

3.回収作戦

サンダイアルは元々、オシリスがセイント14を救うために造った時空装置。現在サイオンはそれを利用して時間を分断し、カバル大戦を勝利した歴史へ書き換えようとしている。オシリスはガーディアンにサンダイアルの力を授け、時の回廊を巡ってサイオンの改変を修復させる。

4.不可能な任務

ゴーストは、ガーディアンが無限炉で作ったショットガン、パーフェクト・パラドックスがサンダイアルと共鳴し、時空座標を送信していることを検知。まず過去の水星(暗黒時代)へ移動。セイント14が惑星開拓団を守りきれず打ちひしがれていた。ガーディアンは落胆するセイントを救い、パーフェクト・パラドックスを彼に手渡す。そして次により近い過去へ再訪。セイントの運命を決定づけるマーター・マインド出現直後。ガーディアンが共闘し、マインドを粉砕。別れ際、セイントは「無限の森を開いた時、また会おう」と告げる。帰還後、ガーディアンはオシリスに経緯を報告。オシリスは自ら救えなかったことに感慨を抱く。

5.サイオンの最終策

サイオン三姉妹は自身を融合し巨大存在イントタムとなり、サンダイアルを死守しようとする。四姉妹の一人は合流せず、失敗時の復讐を誓う。

6.セイント14、無限の森から帰還

ガーディアンの時空行動により、別時間線からセイント14が現代へ移送され、シティへ帰還。

7.セイント14、タワーに復帰

長い年月を経て、伝説のタイタンが未来に見た都市に帰り着く。

8.オシリスの感謝

サイオン融合体イントタムの排除でサンダイアルは解放され、セイント14も救出完了。オシリスはガーディアンに深く感謝し「残された時間を楽しめ」と伝える。

9.セイント14、市民生活に順応

セイント14はガーディアンを伴い、歴史の戦場トワイライト・ギャップを巡る。途中シャックスがエリス直伝の歌を披露…。

10.オシリス、ラスプーチンと対峙

オシリスは火星に赴き、ラスプーチンに「戦争でどちら側につくのか」を問い質す。

11.新たなきらめく友人たち

エルシーは冥王星付近でネオムナの生物プーカとゴースト、トッキを発見。未知のナノテック素材を研究する中、プーカの精神感応能力により、エルシーは過去タイムラインの記憶を鮮明に思い出すようになる。

12.メメント

オシリスは、まだ探索されていない時の回廊があると伝え、ガーディアンを再び送り出す。時間の迷路を巡った末、時間超越保管庫に到達。そこには未来で死んだガーディアン自身の墓があり、セイントの弔辞録音が流れる。来てくれて感謝する。今日は師の生涯を称えるために集まってもらった。彼からは多くを学んだ。

人は彼をクロタの最後と呼ぶ。

ハイヴを破滅に導く者。邪神を討ち取った者。

若き狼。

カバル大戦の英雄。

ケイド6の仇を討った者。

数多の異名を持っていた。

自身が最も得意とすることで彼は死んだ。人類最後の都市の守護だ。

大昔に命を救われた。自分の命を守ることを教えてもらった。

感謝している。なぜなら、おおトラベラーよ……彼はもういないのだ。

私たちを救ってくれる者はもういない。出会ったその日に、彼の教えに従おうと決意した。

今もまだ変わらない。

彼のお気に入りの武器をこの墓に手向けた。最後の戦いで粉々になった武器だ。以前は私の物だった。

ここに残した物にはーーどうか手を触れぬよう。もしも……もしも君がまだその辺にいるのであれば。これまでにも奇跡を起こしたことがあるだろう?

それならば、手に取るといい。そして共に君の雪辱を果たしに行こう。何が何でも。墓標にはガーディアンのお気に入りの武器が刺さっており、彼は「奇跡を起こして生き返ったら持って行け」と言い残していた。壊れた武器コアを携え帰還。セイントは入り組んだ岸辺で彼の反応を検出したと言い、調査を依頼。スパイダーとの交渉・スコーン掃討の末、フォールン・キャプテン、アクシニクスと復活したレイスクを討ち、武器フレームを取り戻す。セイントは大喜びでフレームとコアを合体させ、かつての武器「バスティオン」をガーディアンに託す。

13.名士

サンダイアルで得たフラクタリンを用い、ガーディアンたちは水星に新たなライトハウスを建設。かつての試練が帰還し、オシリスの試練がクルーシブルへ復活する。

名士のシーズン

アムテクは、サンダイアル作戦で死亡したサイオン・フレイヤー三姉妹の復讐として、オールマイティの残骸を地球へ落とす計画を実行に移す。ザヴァラとアナは、ウォーマインドに協力を要請。ラスプーチンの塹壕を再起動し、ウォーサット防衛網を再構築する計画が始まる。3月11日にEDZ、3月25日に月、4月8日にイオの塹壕の起動に成功。ラスプーチンはここで黒き艦隊が太陽系へ接近中であることをザヴァラに明かす。ザヴァラはラスプーチンへの不信を捨て、協力を決意。

塹壕に表示されるホログラム地図を通じて、ラスプーチンは黒き艦隊の航路を示した。カイパーベルト → 海王星 → 天王星へと接近。太陽系への侵入は時間の問題とされ、地球防衛体制が緊迫化する。

6月6日、ラスプーチンは準備を終え、地球に向けて降下中のオールマイティをウォーサットで撃墜。シティは完全に守られる。多くのガーディアンがタワーで空を見上げ、この作戦を見守った。(リアルタイムイベント)

1.オシリス、ラスプーチンと対話

自由に星系を巡れるようになったオシリスは、ウォーマインドに協力を要求する。ラスプーチンに誘われカイパーベルト外縁へ向かった彼は、光がまったく届かない巨大な虚無を目撃。その中で、植え付けるべき小さな金属の種を見つける。

2.オシリス、種を植える

マラの要請で、オシリスは見つけた種をイオの地に埋める。そこにはやがて銀翼の樹が育つ。

3.リース・リボーン計画始動

エラミスは夢の囁きに導かれ、多くのエリクスニーをエウロパへ集結。極寒の地で新たな故郷づくりを開始する。

4.オールマイティ

サイオンのアムテクは殺された三姉妹の復讐として巨大戦艦オールマイティを強奪し、地球への自爆軌道に乗せる。

5.迫り来る脅威

オールマイティの地球衝突が迫る中、アナは「ラスプーチンなら撃墜できる」と提案。ただしウォーマインドを動かすには人類側の防衛網を整備し、信頼を示さねばならない。EDZに向かい、塹壕を再接続。ザヴァラと面会し、協力体制を確認する。

6.第四の騎士

ザヴァラの命でガーディアンは旧兵器を回収しようとするが、カバルの“影”が盗んでいたと判明。手がかりを追い、EDZの採石場でショットガンを取り戻す。

7.塹壕

  • EDZ: 塹壕を再稼働し、落ち延びていたフォールンを排除。ザヴァラは依然ラスプーチンを警戒するが、アナに信を置く。
  • : ハイヴの群れと交戦しつつ塹壕を再接続。アナは自分の過去と向き合い「もっと人類のために尽くすべきだった」と吐露。
  • イオ: 最後の塹壕再開時、ラスプーチンは“崩壊時の音声”と近づく艦隊の追跡データをザヴァラへ提示。ウォーマインドの恐怖と誓いを受け、ザヴァラは同盟を宣言。

8.ウォーサット

3つの塹壕が復旧し、ラスプーチンは最新型ウォーサットの打ち上げを開始。ガーディアンは熾天使の塹壕を防衛し、衛星が軌道へ上がるのを支援。

9.ラスプーチンの心

最終決戦前、ラスプーチンはガーディアンに“心”を見せる。自身が鉄の豪傑を虐殺したのは無感情ではなく「悪意」だったこと。息子フェリクス(A.G.D.E.)を利用し死なせてしまった後悔。ウォーマインドは“暴君の罪”を告白し、贖罪を訴える。

10.オールマイティ撃墜

ガーディアンとラスプーチンの協同により、オールマイティは上空で撃ち砕かれ、灰となってシティへ降り注ぐ。

11.到来

黒き艦隊がついに太陽系に到達。“救済”のともしびが迫る。

到来のシーズン

虫の神ソルに見捨てられたノクリスは生き延びていた。 彼は自らを殺させることでパワーを集め、悲鳴の海に穴を開け、偽りのハイ・カヴンに到達する。そこにはサバスンが待っていた。ノクリスはサバスンに死霊術を教える代わりに、キュリアへのアクセスと、自身の宮廷入りを許すという契約をする。サバスンは、迫り来る黒き艦隊と目撃者の接触を妨害するため、ノクリスに干渉命令を下す。

6月、イオにピラミッドが出現。ラスプーチンはこれを迎撃するが、ピラミッドは即座に再出現し、ラスプーチンは無力化。エリスと放浪者の協力により、ガーディアンは「銀翼の種」を得て、ピラミッドからのメッセージを解読する手がかりを得る。ノクリスの干渉を排除しながら、ガーディアンは目撃者の声を受け取る。

7月、黒き艦隊が水星、タイタン、火星に同時接近。ガーディアンはアナ、スロアン、アシェル、バンスらに避難を説得するが、ほとんどが拒否または失踪。スロアンはタイタンに残留し、ソルに代わって勢力を得たジヴ・アラス軍と交戦しながらアーサと邂逅。アシェルはピラミディオンに残り、自らをハーピーに融合し、ベイルの秘密を発見に努める。バンスは無限の森に姿を消すのだった。10月13日、ガーディアンがノクリスを最終撃破し、イオのピラミッド内部へ突入。目撃者は光の矛盾を指摘し、「エウロパへ行け」と告げる。

11月、ピラミッドの艦隊が太陽系の空を暗く覆い、複数の惑星が迫りくる影の中に消える中、トラベラーが再び行動を起こしてその形を作り直した。同時に、火星・水星・イオ・タイタンが消失。黒き艦隊が完全に太陽系へ侵入。

1.黒き艦隊が迫り来る

宇宙の深淵から進軍を続けていた「黒き艦隊」が、ついに太陽系外縁部を突破し、各地の惑星の軌道上へと一斉に降下を開始した。人類の絶対的な守護神であるウォーマインドは、これまでの数世紀で培ったすべての英知(セラフの翼)を結集し、火星や地球から打ち上げた「改良型軍事衛星(改良型ウォーサット)」の防衛レールガンでピラミッド船に一斉砲撃を仕掛けた。しかし、因果律を超越するピラミッド艦の巨体に対し、物理的・科学的砲撃は一切通用しなかった。目撃者は、ラスプーチンの最大火力を「アリの抵抗」とすら見なさず、彼の軍事ネットワーク全体に対し、かつて大崩壊の夜に自らへ牙を剥いた傲慢の報いとして、システムの一発強制シャットダウン(機能停止)を命令。ラスプーチンの意識は、アナが1基のエングラムに緊急格納した断片を除いて完全に消滅し、黒き艦隊による「救済」を阻む防衛インフラは太陽系から失われた。

2.ネオムナ、ロックダウン

黒き艦隊の太陽系回帰の物理的衝撃波は、海王星のネオムナの監視センサーにもダイレクトに到達した。街を管理するAIプラットフォーム、および当時のクラウドストライダーたちは、目撃者の艦隊の真の恐ろしさをマヤの遺産から完全に理解していた。彼らはネオムナの存在が黒き艦隊に察知されるのを防ぐため、都市全体の物理防壁を完全閉鎖。市民の全肉体をコールドスリープの深層カプセルへ強制移行させ、その全意識をクラウドアークの深層へと避難させる「永久ロックダウン・プロトコル」を発動し、脅威が太陽系を通り過ぎるまで、息を潜めてデジタルの闇に隠れる選択をした。

3.暗黒のケル

エルダーズ・プリズンを脱出したエラミスは、自身の全艦隊を率いて木星の第一衛星エウロパへと強行着陸した。彼女は、エウロパの極寒の平原に静かに不着陸・降下した漆黒のピラミッド艦の内部へと単身で足を踏み入れ、そこでトラベラーへの復讐を完遂するための暗黒の力「ステイシス」へ至るため最初の鍵(暗黒のスプリンター)を目撃者の意志から授かった。ここに、フォールンの歴史を塗り替える「暗黒のケル」が誕生する。

4.エルシー、ステイシスを再獲得

時空のループに縛られ、正しいタイムラインを模索し続けていたエルシー・ブレイ。彼女は、海王星の生態系から生まれた精神共鳴生物「プーカ」との過酷な精神同調訓練を経て、ベックスのシミュレーションによって霧がかかっていた過去の失敗したタイムラインの凄惨な記憶を脳内に明瞭に呼び覚ました。彼女は、自身のタイムラインにおいて世界を滅ぼす引き金となった「ステイシス」がエウロパに降臨したことを確信し、先んじてエウロパのピラミッド艦へ。エラミスの妨害により、ピラミッドの中心に鎮座する暗黒のクラックスを物理的に強奪することには失敗したものの、自身の精神の中に眠っていた暗黒とのパスを再確立。失われていたステイシスの凍結力を自身の機械の肉体へと再び宿らせ、影からの反撃を開始した。

5.頭上の影

黒き艦隊が、トラベラーがかつて最後にテラフォーミングを行った衛星イオの空を覆い尽くした。ガーディアンは、現地でピラミッドの精神波を解析していたエリスの身に危険が迫っているとの報を受け、イオの「失われたオアシス」へと急行する。ガーディアンが到着した瞬間、頭上のピラミッドが強烈なトラクタービームを放ち、エリスとガーディアンの肉体を拉致しようと空間を歪ませた。間一髪のところで、ガーディアンの内に眠る光の拒絶反応と、亜空間の狭間に開かれた謎のゲートウェイの力が干渉し、二人の意識はイオの地下深くへと転移・救出された。

その地下空間には、宇宙誕生前の「庭」の記憶を色濃く残す、眩い光の幾何学結晶で編み上げられた神聖な巨木「銀翼の樹」が静かに佇んでいた。しかし、その樹の周囲は、ピラミッドから漏れ出る暗黒によって激しく侵食されつつあった。ガーディアンは樹の先端から、光と闇の双方が極限のバランスで融合している神秘的な種を採取。エリスは、この種子に眠る因果超越の波長を増幅・調律すれば、沈黙を続けるピラミッド(目撃者)の真の意志をハッキングし、直接交信できるはずだと推測。タワーに戻ったザヴァラ、エリス、そしてガーディアンの三者による緊急防衛最高協議が執り行われた。

6.放浪者の協力

ピラミッドからの通信を受信しようとするエリスたちの前に、サバスンが展開したウィザード部隊の精神妨害が立ち塞がった。サバスンは、人類が暗黒の知識(目撃者の誘惑)を手に入れ、自身のコントロールから外れることを極度に恐れていた。この最悪の通信妨害を力技で突破するため、亜空間のインフラに深い知見を持つ放浪者が自身の重厚な技術をバンガードに提供。彼は自身のデレリクトから、ギャンビットの技術を応用した巨大なかけら収集機をイオ、およびタイタンのピラミッドの真下へと物理的に射出。公開作戦「コンタクト」が発動された。ガーディアンたちは、ピラミッド周辺の防衛線を突破し、湧き上がるサバスンの宿られた兵やハイヴの精鋭を次々と撃破。彼らの肉体から吹き出す黒い因果の粒子(暗黒のかけら)を収集機へと大量に叩き込み、その莫大なエナジーの爆発を以て、サバスンの妨害電波を物理的に完全浄化・破砕し続けた。

7.予言

ピラミッドが人類に提示してきている「救済」という言葉の真のニュアンス、そして光と闇の戦いの結末がどのようなものになるのか、その存在論的な答えを得るため、放浪者とエリスは、ナインの広大なポケット次元へと通じるデレリクトの最奥へとガーディアンを誘導した。3人のガーディアンからなる精鋭部隊は、ナインの意志が具現化された物理法則の存在しない異次元へとダイブ。

結晶の砂漠、反転する幾何学の部屋、そして重力が完全に崩壊したリボンロードをスパローで駆け抜け、最奥に待ち受けているナインの使者の幻影ケル・エコーを打破。試練を攻略したガーディアンの前に、ナインの意志は一つの強烈なビジョンを提示した。それは「光だけの世界は、生命の変化が止まり、あらゆる存在が過密して自滅する。暗黒だけの世界は、すべての運動が停止し、虚無の完全な静寂へと収束する。宇宙が存続するためには、光と暗黒の双方が不可欠であり、ガーディアンはその双方を均等に振るう器となれ」という、後のストランドやステイシス掌握の決定的な伏線となる「暗黒の知識」の授与であった。

8.メッセージ

毎週、放浪者が集めた暗黒でサバスンの妨害を破り、エリスがピラミッドから受信する「単語メッセージ」を記録する。

メッセージ エリスの解釈・概要
1 守護 トラベラーが人類に与えている“庇護”は本当に慈愛なのか? それは生命の成長を止め、依存させるための「檻」ではないかと問いかける。
2 雛鳥が成長するためには、自らを包む硬い「殻(これまでの物理法則・光)」を自らの手で破り、外の世界(暗黒)へ出る必要がある。
3 無色 色の完全な欠如。それは長く宇宙の荒野に打ち捨てられ、光によって漂白された死者の骨を意味し、光の終わりを暗示している。
4 転換点 人類が過去に大崩壊の夜に犯した致命的な誤り。学びを得られぬまま再び同じ破滅の岐路(ピラミッドの到来)に立っているという警告。
5 贈り物 銀翼の樹の先端に、突如として不気味な漆黒の「新たな枝」が実体化。これこそが暗黒の艦隊から人類へ向けた直接の“贈与”である。
6 対比 暗黒という力は、宇宙の重力や熱力学と同じく「完全な中立」であり、それを悪と決めつけて排除しようとするのは人間のエゴ、光への狂信に過ぎない。

9.荒廃した彫像

ピラミッドから「贈り物」の単語が受信された週、イオの銀翼の樹の漆黒の枝から、かつての大崩壊の夜に噴出したとされる黄金時代の古き光が地表へ向けて爆発的に噴出した。サバスンはこの強力なエネルギーを強奪するため、大量の宿られた兵を樹の根元へと送り込んだ。しかし、銀翼の樹の枝はその宿りの肉体を強力な磁場で逆に内部へと急激に吸収・石化させ、結晶の塊へと変異させた。

エリスは、かつて自身が月の地下で培った「悪意の手」の暗黒の禁忌美学を応用し、この樹枝の結晶と、石化された宿りのエネルギーコアを物理的に融合・再構成。光と暗黒の双方が極限の摩擦で駆動する、前代未聞の奇妙なトレースライフル「荒廃した彫像)」をガーディアンの手によって完成させた。この銃から放たれるビームは、標的の分子構造を完全に崩壊させ、敵の肉体を物理的な「暗黒のボイド球体」へと一瞬で変換。ガーディアンはその球体を両手で拾い上げ、周囲の敵を殴りつけたり、エネルギーの防壁を張って生命力を吸い取るという、因果律を完全に蹂躙する独自の戦闘手段を確立した。

10.シティへの避難開始

ピラミッドからの通信が落下の最終フェーズを告げ、艦隊の巨大な物理的質量が各天体(イオ、タイタン、水星、火星)の重力場を物理的に歪め始めたことを受け、ザヴァラは、これ以上の僻地調査は全ガーディアンの死に繋がると判断。ザヴァラは全人類の無線ネットワークの全波長を使い、太陽系の各僻地で活動しているすべてのガーディアン、調査員、そして周辺の一般市民に対し、すべての活動を即座に全面中止し、地球のシティの防壁内へと緊急撤退するよう「全太陽系規模の大避難命令」を公式に発令した。

11.囁き

メッセージ エリスの解釈・概要
7 然り 暗黒の主(目撃者)は、ガーディアンたちが自らの力を拒絶せず、コンタクト作戦を通じて接触してくる歩みを完全に「是認」し、さらなる進行を懇願する。
8 未生 ガーディアンという存在が、過去の記憶を完全に剥奪されて目覚める“無自覚な再誕(不自然な誕生)”の不気味さについて、哲学的な思索を巡らせる。
9 純化 “喪失(淘汰)によってのみ定義される、宇宙の究極の純度”。自らの中にある光の限界(歯止め)を完全に捨て去った先にのみ、真の進化があると囁く。
10 信念 すなわち狂信。大いなる暴虐や、種族を滅ぼすほどの大量虐殺であっても、それが自らの「信念」に基づくならば、宇宙の法則の下では「勇気」として正当化され得る。
11 癇癪 サバスンによる執拗な通信妨害のノイズに対し、ピラミッド(目撃者)側がその姑息なハッキングを完全に感知。自身の邪魔をされることに対する強烈な「不快感(怒り)」をあらわにする。
12 擬装 「本物の捕食者(真の裏切り者)は、今やお前たちのすぐ身近(タワーの中)に潜んでいる」と艦隊は告げる
13 落下 因果のドミノはすでに倒され、何らかの破滅的な行動は現実世界で発生している。ただ、人類の脆い知覚能力では、まだそれを「認識」できていないだけである。

12.サバスンの妨害を終焉へ

三か月に及ぶ過酷なコンタクト作戦と“囁き(メッセージ)”のデータ収集の最終週、サバスンはメッセージの完全解読を阻止するため、自身の「最後の切り札」を亜空間の防衛要衝へと配置した。それは、かつて火星の氷の下から目覚め、サバスンの死霊術に魂を売って彼女の最高位の魔術参謀となっていた、オリックスの追放された次男ノクリスであった。ガーディアンは、メッセージの結節点である銀翼の樹の最奥から、ノクリスが構築した独自の亜空間の玉座の世界へとダイブ。ノクリスは暗黒の結晶を乱射し、ガーディアンを光の消滅の儀式で包囲した。

ガーディアンの前に、ノクリスの死霊魔術は完全に破砕された。ガーディアンはノクリスを討伐し、数万年にわたるオスミウム王朝の異端の血脈をここに完全に絶ち切った。ノクリスの死亡により、サバスンの妨害電波は完全に物理消滅。視界が開けた銀翼の樹の頭上のピラミッド艦から、極限の高密度で翻訳された最後の絶対の直接メッセージがガーディアンの脳内へとダイレクトに発信された。「古の力が、凍てつくエウロパの氷の下で、汝が手を差し伸べるのを待っている。そこへ向かえ」と。目撃者は、サバスンのチェス盤を完全にすり抜け、ガーディアンを直接「ステイシス」へと誘う道標を確定させた。

13.太陽系避難作戦、完了

各惑星の連絡員(火星のアナ・ブレイ、水星のバンス、イオのアシェル・ミル、タイタンのスロアン)たちのインフラデータ、および生存難民のシティへのピストン輸送が、文字通りタイムリミットの数時間前のところで完全完了した。アナはラスプーチンのコアを携えてタワーへ不時着し、アシェルは自身の研究のすべてをベックスのレディオラリアの海へと沈めて自らもダイブし、水星の信徒たちはライトハウスの炎を消灯した。ガーディアンたちは、空がピラミッドの質量によって完全に覆い尽くされ、太陽の光が遮られていく絶望の夕暮れを見つめながら、これから訪れる全面戦争へ向けて、武器を強く握り締め、静かに備え続けた。

14.バンガード警報:光の異常

黒き艦隊の無数のピラミッド艦が、地球の衛星軌道上、そして地球の防壁のすぐ目の前まで完全に到達し、世界が完全な絶望の静寂に包まれたまさにその瞬間。シティの上空に浮かび、カバル大戦での自爆以降、数年間バラバラの破片のままで沈黙を保ち続けていたトラベラーが、途方もない超因果のエネルギーの輝きを放って大覚醒した。トラベラーは自身の周囲に浮かんでいた数千の巨大な破片を、強力な光の引力によって内側へと急激に引き寄せ、自身の身体のすべての傷口を文字通り一瞬で自己修復。傷一つない、黄金時代と同じ完璧な輝きを放つ「完全な白い球体」へと復元を果たした。

復元されたトラベラーのコアから、太陽系の全空間を物理的に薙ぎ払うほどの強烈な「光の波動(因果超越の奔流)」が全方位へ向けて一斉に大爆発を放った。この圧倒的な光の防衛ウェーブが地球圏および内惑星を満たしたことで、目撃者のピラミッド艦隊はそれ以上の侵攻を強制的に阻まれ、太陽系の外縁部へと押し戻された。しかし、その光の防衛パルスが収束した直後、タワーの観測モニターには、銀河の歴史上類を見ない戦慄の宇宙アノマリーが映し出された。黒き艦隊が物理的に降下していた4つの主要天体、イオ、水星、タイタン、火星の全域が、ピラミッドが展開した暗黒の重力場(局所的な事象の地平面)に完全に飲み込まれ、太陽系の天体座標系から物理的に“消失”した。そこには、ただ重力異常だけが残された漆黒の虚無の空間(黒い穴)が広がるのみであり、人類は黄金時代の全領土の半分を一瞬にして失うという、文字通りの「大崩壊の第二波」を経験することとなった。

15.スロアン、深海での日々

太陽系の座標から完全に消失し、暗黒の事象の地平面の内側へと引きずり込まれた土星の衛星タイタン。バンガードの全面撤退命令を公然と拒否し、黄金時代のパワードスーツを全身に纏って新太平洋環境都市へと単身密航・居残りを決行していたスロアン。彼女と、彼女の最愛のゴースト「シオハーン」は、時間の流れすらも歪んだ暗黒の領域の中で、逃げ場のない宿られた兵やハイヴの軍勢を相手に、たった一人で果てしないゲリラ防衛戦を展開し続けていた。

数ヶ月、あるいは数年にも感じる絶望的な連戦の末、弾薬が完全に尽き、肉体をハイヴの汚染によって半分近く黒く結晶化され、絶体絶命の淵に立たされたスロアン。その時、タイタンのメタンの海の最深部から、かつて数万年前に郷地から目撃者とハイヴを裏切って脱出し、この海の底で息を潜めて眠り続けていた原始の巨大生物、ワームの看守「アーサ」が巨体を現した。アーサはスロアンの強固な「人類を守る意志」を認め、自身の精神をスロアンの脳内へと直接ダイレクトに接続。「光の担い手よ、我と精神の糸を『結び』、この暗黒の領域の最奥で生き延びよ――アイアット」アーサは、ハイヴの深淵の魔術を逆手に取った独自の「超因果的・精神盟約」をスロアンと締結。スロアンの肉体に、暗黒の浸食に耐え引きずるための強靭な防衛生命力を付与した。スロアンは、この消失したタイタンの暗闇の底において、後にガーディアンが自身を発見し、目撃者の「最初の真実(先駆者の歴史)」をアーサの口から引き出すことになる『深淵のシーズン』の到来のその日まで、孤独に、そして誰よりも狂暴に戦い抜く覚悟を決めたのである。

光の超越

ガーディアンは目撃者の導きによりエウロパへ。そこでバリクスの遭難信号と、新たなフォールン勢力ハウス・オブ・サルベーションの存在を知る。彼らのケル=エラミスは、すでにステイシスを手中に収めていた。ガーディアンはバリクスの協力で通信網を復旧し、エウロパのピラミッドへと導かれる。そこでは放浪者、エリス、そして謎のエクソ(エルシー・ブレイ)がハウス・オブ・サルベーションと交戦中だった。ピラミッドはガーディアンに応じてジグラットを生成し、ステイシスを授かる。エラミスの臣下フィラクス、プラクシス、クリディスを討伐する「帝国狩り」を遂行した。

ジグラットのロックをすべて解除すると、エウロパのピラミッド内部へ入場可能となり、目撃者の像と接触。エルシーと正式に再会すると、祖父クロビス・ブレイ一世の残した暗号化された日誌を解読しつつ、ステイシスの習得を進める。

エラミスは敗北前、黄金時代の遺産であり、エクソの製造などが行われていた施設ディープストーン・クリプトで、アトラクス1に「ボディ」=タニクスの回収を命令していた。ガーディアンたちは極寒の嵐を越え、クリプト内部を突破。自分の体をエクソに作り替えていたアトラクス1を撃破し、同時に、AIクロビス・ブレイ一世が「クラリティ・コントロール」像の前で登場し、エウロパの破壊を試みる。ガーディアンはモーニングスターの墜落を阻止し、最終的にタニクスを撃破。ハウス・オブ・サルベーションの脅威は一旦収束する。(レイド: ディープストーンクリプト)

1.トロバトルの陥落

オリックスの死、そしてドミヌス・ガウルの敗北を経て、カバル帝国は深刻な指導者不在の危機に陥っていた。ガウルの遺志を継いだカイアトルは、バラバラになった帝国の退役軍人やレッドリージョンの残党を再団結させようと必死に苦闘していた。しかし、サバスンが裏で仕掛けた巧妙な精神的奸計(カバル高官オトゾットらの裏切り)により、カイアトルはカバルの高潔な母星「トロバトル」の上空に、巨大な亜空間ポータルを自らの手で誤って強制開放してしまう。その門の奥から、目撃者のもう一柱の門弟シヴ・アラスの主力艦隊が帝国の中心へと降下。トロバトルは一瞬にして火の海と化し、数千年のカバル文明は容赦なく蹂躙・崩壊した。燃え盛る灰の上で、カイアトルは全カバルの女帝として即位を宣言。生き残った膨大な艦隊を率いて太陽系へと脱出し、「必ずやカバルを再興させ、ハイヴに血の報復を果たす」と星空に誓った。

2.オシリス、光を失う

大崩壊の再現によって太陽系から消失した惑星(イオ、タイタン、火星、水星)の手がかりを狂信的に追い求めていたオシリス。彼はバンガードの制止を無視し、サギラと共に単身で不気味な星々を巡る放浪の旅を続けていた。その過酷な旅の途上、彼はカバル帝国の新たな最高指導者となった女帝カイアトルの大艦隊の接近、そして目撃者の命を受けたサバスンが水面下で動かしている不穏な「裏切りの痕跡」を察知する。オシリスは、シヴ・アラスの暗黒(怒りの烙印)が最も色濃く漂うヘルマウスへと単身潜行。しかし、戦神の圧倒的な狂乱の精神波に捕らえられたオシリスは光のコントロールを失い、ハイヴのナイトたちに包囲され絶体絶命の危機に陥る。

その瞬間、オシリスの無謀な行動をずっと支え続けてきたサギラが、自身の全光エネルギーを一点に集中させて自爆。その眩い光の爆発によってハイヴの軍勢は一掃され、オシリスは辛うじて一命を取り留めた。しかし、自身の半身であるサギラを永久に失ったオシリスは、光を持たないただの人間となり、精神的な絶望の底へと突き落とされる。彼が意識を失い、傷心のまま月の闇を彷徨っていたその隙を、サバスンは見逃さなかった。サバスンは自身の肉体を隠し、光を失ったオシリスの精神と肉体を完全に乗っ取り、彼になりすましてシティのタワーへと堂々と帰還。バンガードを内部から操るスパイとしてチェス盤を動かし始めた。

3.カルス、交信を求めて

娘カイアトルに裏切られ、宇宙の果てへ追放されていたカルス。目撃者に魅了されていた彼は、暗黒の声が自身に対して直接語り掛けてこないことに激しい嫉妬と憤怒を燃やしていた。カルスは自身の巨大都市船「リヴァイアサン」を、月の地下に墜落していたネザレクのピラミッド付近へと回航。彼は捕らえた無数のスコーンの精神を、かつて強奪したハイヴの遺産「悲哀の王冠」に無理やり接続・縛り付けるという非人道的な生体実験を強行。スコーンの群体意識をアンテナとして利用し、目撃者の大いなる意志と無理やり交信を試みた。交信プロトコルが完了した瞬間、準備の整ったリヴァイアサンの巨体は、乗組員諸共この現実宇宙から物理的に消滅。目撃者の領域へとダイブした。

4.エウロパからの救援要請

大嵐の夜に母星リースを失い、長い漂流の末にエウロパの氷の下に眠るクロビス・ブレイ社の遺産「クラリティ・コントロール」へと到達したエリクスニー、エラミス。彼女はトラベラーへの復讐を誓い、自身を「暗黒のケル」と称して新組織「ハウス・オブ・サルベーション」を設立。エルダーズ・プリズンから脱走し、エラミスの最高参謀として行動を共にしていたバリクスだったが、彼女が目撃者から授かった未知の暗黒の力「ステイシス」を用いて、エリクスニーを完全に暗黒の奴隷へと変貌させようとしている狂気に耐えきれなくなる。バリクスはエラミスを裏切り、エウロパの極寒の平原から全宇宙へ向けて「超緊急の救援ビーコン(SOS)」を発信した。

5.ガーディアン、エウロパに到着

消失したイオのピラミッドが沈黙の直前に残した「エウロパへ向かえ」という不気味な暗黒の道標に従い、ガーディアンは地吹雪が吹き荒れる木星の衛星エウロパに降り立つ。通信の座標を追い、ハウス・オブ・サルベーションのバンダルたちに包囲され、処刑寸前であったバリクスを間一髪で救出。しかし、彼らの前に立ち塞がったのは、これまでのエリクスニーとは明らかに異なる、禍々しい暗黒の結晶を全身に纏ったエラミスの新生軍勢であった。

6.新たなるケル

バリクスとゴーストは、エラミスがピラミッドから直接授かった、物質の熱運動を完全に停止させ、空間を絶対零度で凍結・粉砕する超常の暗黒の力「ステイシス」の恐るべき脅威をガーディアンに語る。ガーディアンはエラミスの野望を破砕するため、彼女の巨大本拠地「リース・リボーン」のイーブンタイド・コロニーへと強行突入する。しかし、玉座の部屋に到達したガーディアンの前に現れたエラミスは、不敵な笑みを浮かべながら、自身が持つステイシスの結晶の力を自身の最高幹部へと次々に分配・授与。絶対零度の冷気によって身体の自由を完全に奪われたガーディアンは、防戦一方となり、バリクスの機転による通信ハッキングの隙を突いて一時撤退を余儀なくされる。

7.抵抗の胎動

エラミスの包囲網に対抗するため、バリクスはエウロパの氷層の下に、バンガードの目を盗むための極秘通信網「抵抗のセーフハウス」を設置。ガーディアンにその物質的サポートを依頼する。エリアのデータリンクを確立していく最中、ガーディアンの脳内に、ピラミッドから直接発せられる強烈な「暗黒の囁き」が響き渡る。囁きに導かれるように氷の平原「彼方」へと向かったガーディアンの目の前で、地殻が激しく鳴動し、ピラミッドの幾何学構造を持つ巨大な祭壇「ジグラット」が突如として実体化・形成された。そのジグラットの麓には、すでにバンガードの法を捨て、独自の覚悟で暗黒の力を研究・行使していた三人の先覚者、エリス、放浪者、そしてエルシー・ブレイが、ステイシスの氷を鮮やかに操りながら佇んでいた。

8.救済の招き:第一の調律

エルシーはガーディアンを見つめ、自身がかつて「ガラスの間」や「ブラックガーデン」の戦いにおいてガーディアンたちを陰から導きながらも、幾度となく「暗黒によってシティが滅亡する未来」をループしてきた絶望の過去を告白する。彼女は「黒き艦隊の到来が避けられない今、人類が生き残る唯一の道は、敵の力である『暗黒』を恐怖することなく自らの意志で制御し、武器として反撃に用いることだけ」と、不退転の覚悟を語る。ガーディアンはエルシーの導きに従い、ジグラットの頂上へと登り、鎮座する暗黒のコミュニケーターと交信。エラミスの前線基地から強奪してきた「無力化されたスプリンター」をピラミッドのオーラに晒すことで、自身の体内に「ステイシス」の因果超越の冷気を初めて定着させる「第一の調律」を完了させた。

9.帝国狩り:戦士

エラミスの軍事力を削ぐため、エルシーはサルベーションの最高幹部「帝国バロン」たちの暗殺作戦「帝国狩り」を立案する。最初の標的は、無類の武力を誇り、エラミスの右腕として軍勢を統べるフィラクス。フィラクスは、金星から転移してきたベックスが占拠している金星変換中枢「ネクサス」の内部へと侵入し、ベックスのテクノロジーをステイシスの氷で強制ロック・強奪しようとしていた。ガーディアンはエリアを急襲し、湧き上がるベックスとサルベーションの三つ巴の戦場へ突入。得たばかりの不完全なステイシスの力を解放し、フィラクスの巨体を凍結・粉砕。彼女が持っていた高純度の「暗黒のスプリンター」を物理的に奪取した。

10.第二の調律

フィラクスを討ち取ったガーディアンは、回収した彼女のスプリンターを携えて再びジグラットへと帰還。祭壇に結晶を捧げることで、自身の肉体と精神にステイシスをより深く定着させる「第二の調律」を完了させる。エルシーはこの調律の最中、ガーディアンの精神の奥底に語りかける。「暗黒は光とは異なり、使用者の『意志の強さ』をダイレクトに反映する精神の力。もし少しでも力への驕りや恐怖、躊躇いを見せれば、その瞬間に精神は暗黒に呑まれ、エラミスと同じか、それ以上の凶悪へと堕ちる。その代償を忘れないで」と、極めて厳格な助言を与えた。

11.帝国狩り:テクノクラート

続く標的は、エラミスのハウスにおける最高科学頭脳であり、黄金時代にクロビス・ブレイ社が開発した最高機密ナノマシンの兵器化を目論むプラクシス。彼はエウロパの最奥に隠された、人類初のエクソ製造工場「ディープストーン・クリプト」の研究区画の防衛ラインをハッキングし、研究データを抽出していた。ガーディアンは氷の研究所の廊下を駆け抜け、プラクシスを追跡。プラクシスは自身が開発した「ステイシス防衛ドローン」を展開してガーディアンの光を無力化しようとしたが、ガーディアンはドローンの動力源を物理的に爆破。プラクシスを激闘の末に討ち取り、二つ目の幹部のスプリンターを手に入れた。

12.ザヴァラへの報告

ガーディアンがエウロパで禁忌の「暗黒」を行使しているという報せは、シティのタワーのバンガード最高司令部へと即座に届いた。強い懸念を抱いたザヴァラは、自身のシャトルを駆って極秘裏にエウロパのバリクスのセーフハウスへと親征した。ザヴァラは、自身の目の前で暗黒の冷気を放つガーディアンの姿を凝視し、深い葛藤と悲しみをその瞳に浮かべながらも、シティの防衛体制の限界から、現状を「黙認」せざるを得ない現実を受け入れる。彼はガーディアンに対し、コスモドロームにおいて、エラミスが派遣した特使たちがフォールンの「ハウス・オブ・デビルズ」の残党を自らの暗黒軍へと組織的に勧誘・吸収しようとしている最悪の動向を共有しつつ、「暗黒は、我々を破滅させる牙を隠し持っている。決して味方だと思うな」と、司令官としての執念の念押しを伝えた。

13.コスモドロームでの追跡

ザヴァラの情報に基づき、ガーディアンは即座に地球の旧ロシアへと転送。コスモドロームの「自動車の墓場」の奥地において、デビルズの残党たちを言葉巧みに、そしてステイシスの圧倒的な武力で脅迫して勧誘していたエラミスの最側近のバクリスを追跡する。バクリスは光学迷彩と独自のステイシス・ダッシュを駆使してガーディアンの弾道を何度も回避したが、ガーディアンは彼女の移動軌跡を光の弾幕で完全に包囲。バクリスを地球の泥の中で完全に処刑し、サルベーション軍による地球圏での兵力拡張と援軍の獲得を未然に根底から破砕した。

・ハンター専用のエキゾチックアーマー「バクリスのマスク」は、このバクリスに由来している。ステイシススーパースキルを装備中、回避スキルがさらに遠くまで素早く移動できる転移に置き換わる。

14.鏡の回廊

地球でのバクリスの失敗、そして主要幹部の相次ぐ戦死により後がなくなったエラミスは、エウロパのベックス研究中枢「ネクサス」の最奥において、かつて数百年前の黄金時代に、自身の祖父クロビス・ブレイI世が「レディオラリアを強奪するため」だけに強引に開通させ、後にエルシーの手によって厳重に封印されていた「超巨大ベックス・ゲート」の強制再起動・開放という狂気に出た。エラミスはポータルの向こう側の時間軸からベックスの圧倒的な軍勢を呼び寄せ、シティとエウロパを同時に物理崩壊させようとした。

ガーディアンは3人のストライクチームを率いて、ステイシス結晶が乱反射する「リース・リボーン」の製造ラインを突破、ポータルの制御室へと突入。しかし、エラミスによってポータルは完全にオンラインとなり、ゲートの向こう側のベックスの故郷から、時空を消滅させる超巨大ハイドラを含むベックスの超重装甲軍団が津波のように現実世界へと雪崩れ込んできた。ガーディアンは光のスーパーチャージ、およびステイシスの凍結爆発を交互に叩き込み、湧き上がるベックスの軍勢を完全撃退。ゲートの安全シャットダウンに成功する。戦闘後、研究所の床下に敷設された巨大な排水・排液口が、撃破されたベックスたちの白いレディオラリア液を、不気味な音を立てて地下の「エクソ製造ライン」へと吸い上げていく様子をゴーストは記録した

15.第三の調律

プラクシスから回収した高純度のスプリンターを携え、ガーディアンはジグラットの頂へと登る。エルシーは、ガーディアンの内に溢れる暗黒を見つめながら、ついに自身の「本物の過去の記憶」の最も深い傷口を開いた。彼女が経験してきたこれまでの「失敗した全ての未来」において、世界を破滅に導き、シティの防壁を内側から爆破し、トラベラーを暗黒のピラミッドへ差し出した裏切り者の筆頭は、他でもない、「エラミスのステイシスの誘惑に屈し、力に溺れて暗黒の支配者へと完全に堕落した、ガーディアン自身であった」という戦慄のループの真実。エルシーは自身の最愛の妹アナすらも、自身の力への驕りから暗黒へと堕ち、最後は自分の手で妹を殺害せざるを得なかった凄惨な記憶を語る。「今度こそ、その悲劇を絶対に繰り返してはならない」という彼女の魂の叫び。ガーディアンはその言葉の重みを引き受け、ジグラットの頂で暗黒のコミュニケーターに触れ、ステイシスを武器として完全に手中に収める「第三の調律」を完了させた。

16.暗黒のケル、陥落

エラミスはリース・リボーンの最上層、ケルの王座の間に立てこもり、残存する全サルベーション兵を配置してガーディアンを待ち受けていた。エルシー、放浪者、エリス、そしてバリクスの三者遠隔ネットワークサポートの下、ガーディアンはシティと人類の未来を守るため、体内のステイシスの冷気を全解放して王座の間へと突入。エラミスとの最終全面決戦が幕を開けた。エラミスは自身の巨大なステイシス・ガントレットを操り、フィールド全体を巨大な凍結の波で覆い尽くし、ガーディアンを物理的に粉砕しようと狂暴な猛攻を仕掛けてくる。彼女は「大いなる機械は嘘つきだ!我々を見捨て、今度はお前たちを奴隷にしている!私は暗黒の力で、その偽りの神を完全に破壊する!」と激しい憎悪を絶叫した。

激闘の末、ガーディアンの強固な「暗黒を制御する意志」がエラミスの歪んだ憎悪の力を完全に圧倒。ガーディアンが放ったステイシスのカウンターの一撃により、エラミスのガントレットの暗黒エナジーが限界を超えて暴走・逆流を起こした。エラミスが宇宙の果てのピラミッドへ向けて最後の絶望の右手を伸ばした瞬間、彼女の自身の肉体の内側から発生したステイシスの超高密度結晶が、彼女の全身を一瞬にして包み込む。エラミスは、自身が操っていたはずの絶対零度の氷晶の中に生きたまま「完全凍結」され、身動き一つできない哀れな氷の彫像へと成り果てた。最高指導者を失ったハウス・オブ・サルベーションの野望は、ここに完全に崩壊・霧散した。

17.時を超えた遺物

エラミスの凍結後、エルシーはガーディアンの武功を讃え、自身がかつて別の時間軸(未来)において、暗黒に堕ちる前のガーディアンと共に愛用していた、しかし現在の時間軸のガーディアンが記憶しているものとは細部の幾何学構造が異なる古い未知のパルスライフル「猶予なき時」をガーディアンへと手渡す。ガーディアンは、エウロパの地下に眠るクロビス・ブレイI世の実験室の高度な物質形成テクノロジーを利用し、この銃の内部に「時の狭間から自動で弾丸を補給して射出する、小さなヴォイドの時間ポータル」を生成するアップグレード媒体を組み込み、銃の性能を極限まで改良・再覚醒させた。

18.第四の調律

暗黒のケルの敗北により、目撃者はエラミスを見捨て、真の勝者であるガーディアンを「暗黒の正統な器」として完全承認した。エルシーはジグラットの最終祭壇において、宇宙の根源的な真理をガーディアンに告げる。「光が物質の形を持つ物理的な力であるならば、暗黒は万物の精神、意識、記憶の中に最初から眠っている形而上の力。力の行使に、エラミスが縋っていたような機械的な暗黒の欠片はもはや一切不要だ。お前自身の『心』の中に、最初からステイシスの糸は紡がれていたのだ」と。エルシーは自身のループの旅の終着点として、ガーディアンを最後の交信へと誘導。ジグラットの頂上で、ガーディアンは自身の内なる精神の力だけで、スプリンターを一切使わずに右手を完全に氷つかせる「真のステイシス」の完全掌握を達成した。

19.バリクス、一時的免責

ハウス・オブ・サルベーションの残党部隊は未だにエウロパの各所に潜伏していたが、エラミスの完全凍結に最大の情報貢献を果たしたバリクスの功績を考慮し、リーフおよびバンガードは、彼に対する「大脱獄の首謀者としての死刑判決」の執行を一時的に保留・延期。エウロパの脅威が完全に去るまでの間、彼にバンガード公式の治安維持連絡員としての「一時的免責」を与えた。

20.妨害工作

リーフから与えられた免責の猶予と引き換えに、バリクスは自身の全ハッキング技術を使い、バンガードの戦術データリンクと協力して、エウロパに残存するハウス・オブ・サルベーションの高度な軍事インフラの完全解体(妨害工作)を開始した。ガーディアンは、エウロパの氷の崖に聳え立つリース・リボーンの超高熱プラズマ製造施設へと幾度も潜入。敵が開発していた高度な武装スカウト・パイクや重装甲の防衛ドローンの製造ラインを次々とクラッキングし、敵の武器庫を物理的に大爆破。残党たちの組織的な反撃能力を徹底的に削ぎ落とした。

21.ステイシスの強奪

放浪者は自身のギャンビットのネットワークを通じて、ハウス・オブ・サルベーションの科学者たちが、死亡したプラキシスの設計図を元に、ステイシスの結晶を直接弾丸として射出し、敵を一瞬で物理凍結させる究極のプロトタイプ・グレネードランチャーを試作・完成させているという極秘の噂を掴む。 ガーディアンは重厳重な敵の秘密兵器研究所の座標を特定し、単身潜入。スパイダーが裏で手配した私設フォールンの密輸用トランスポートの協力を得て、カプセルに保管されていた特製のグレネードランチャー「救済の柄」の強奪に成功。暗黒のテクノロジーをバンガード(放浪者)の手へと回収した。

22.その後

指導者エラミスを失ったハウス・オブ・サルベーションだったが、彼らはまだ完全に降伏してはいなかった。バリクスとザヴァラは、エウロパの無線通信を解析中、エラミスの思想を盲信するサルベーション評議会の最後の生き残りである狂信的な女性高位司祭クリディスが、敗走するエリクスニーたちのケッチをステイシスの防壁で援護しながら、エウロパからの大脱出と組織の再建を画策している不穏な動向を特定。ガーディアンは彼女のケッチ船の発着ポートを急襲したが、クリディスは自身の強力なステイシス結晶をフィールドにばら撒き、ガーディアンの視界を遮ることで、ギリギリのところで空間の狭間へと逃亡に成功した。

23.帝国狩り:暗黒の司祭

逃亡したクリディスを完全に仕留めるため、ガーディアンはリース・リボーンの最深部、かつてエラミスが暗黒の誓いを立てた狂信の祭壇へと追跡・突入する。クリディスは周囲の狂信者たちを従え、ステイシスの結晶を乱射。しかし、暗黒を完全に自らの精神で制御可能となったガーディアンの前には、その狂信の氷は無力であった。ガーディアンはクリディスの放つ結晶を物理的に撃破・破砕し、彼女の巨体を光の猛火で完全に包囲・打破。エラミスが倒れたまさに同じ神聖な地において、評議会最後のひとりであるクリディスを完全に討伐し、サルベーションの組織的な宗教的団結を根底から粉砕した。

24.暗黒に生まれて

エルシーの指導の下、ガーディアンは自身のステイシスの制御精度をさらに洗練・進化させるための過酷な戦闘シミュレーショントレーニングを継続する。その過程で、エルシーは自身が人類初のエクソ「エルシー・ブレイ」として改造され、数千回もの時間ループの中で孤独な戦いを続けてきた悲壮な人生の全貌を、ガーディアンに明かした。さらに、火星の死の偽装から生還していた彼女の妹、アナがエウロパの地に到着。アナは自身が愛する「光」とは完全に相反する「暗黒」を姉が平然と操っている事実に強い戸惑いと恐怖を隠せなかったが、エルシーが語る「ループを越えて、今度こそ二人で未来を掴む」という魂の誓いに触れ、数世紀の時を超えてブレイ家の姉妹は本当の家族としての固い絆を確かめ合った。

25.暗黒使い、シティで禁制に

一部のガーディアンたちがエウロパから持ち帰った「ステイシス」の力を、タワーの公式訓練競技「クルーシブル」などで悪気なく乱用し始めたため、シティの一般市民やコンセンサス)の間に「ガーディアンたちが暗黒に染まってタワーを破壊するのではないか」という凄まじいパニックと不信感が広がった。事態を重く見たザヴァラとバンガードは、都市の治安維持と一般市民への配慮から、公式に「シティの防壁内におけるすべての暗黒の力の使用を永久に禁止とする」という厳格な禁制令を宣言。しかし、防壁の外、すなわち荒野やピラミッドとの戦場における行使については「人類の生存のための必要悪」として、実質的には完全に黙認という形骸的な統治体制が敷かれた。

26.ディープストーン・クリプト

最高指導者たちを失い狂暴化したハウス・オブ・サルベーションの科学者残党部隊(アトラクスら)が、エウロパの氷層の底に眠る、全人類のエクソの肉体と精神の起源であるブレイ社の「ディープストーン・クリプト」のセキュリティを完全ハッキング・侵入した。彼らはクリプト内に保管されている「クラリティ・コントロール」と、ベックスのレディオラリア液を用いた究極の生体改造テクノロジーを強奪し、自分たちの肉体をフォールン・エクソへと進化させようとしていた。この最悪のテクノロジー汚染を阻止するため、6人のガーディアンからなる最強の精鋭レイド部隊が結成され、猛吹雪のクリプトへとエントリーする。

チームは、クリプトの地下防衛セキュリティシステムを光の回路のクラッキングで完全爆破。内部へ進むと、自身の肉体を完璧なエクソへと生まれ変わらせ、暗黒を操る幹部アトラクスが立ち塞がる。チームはアトラクスが放つレプリカを正確に見破り、宇宙ステーションのエアロックから敵の汚染データを直接宇宙空間へパージするという驚異的な連携でアトラクスを撃破。しかし、アトラクスが死の間際に起動したプログラムにより、クリプトの軌道上に浮かぶ巨大宇宙ステーション「モーニングスター」の核融合炉が暴走を始め、ステーションそのものを地球の月やエウロパへ向けて超高速で衝突させる「人類抹殺プロトコル」が発動した。

チームはステーションの最上層へと駆け上がり、そこで待機していたカバル大戦の悪霊であり、エラミスによってサイバネティクス肉体で復活を遂げていた不死の傭兵タニクスと激突。タニクスはモーニングスターの動力炉と自身の肉体を融合させ、巨大な重力トラクターを操る異形の怪物と化していた。 ステーションがエウロパの大気圏へと突入し、激しい摩擦の黒炎に包まれながら崩壊していく中、ガーディアンたちはステーションの最奥の脱出ポッドへと滑り込み、大爆発と共にエウロパの氷の地表へと激突・墜落した。衝突の衝撃により、ディープストーン・クリプトの頑丈な防護隔壁は完全に崩壊。瓦礫の山から這い上がってきたタニクスと、墜落現場の荒野で最後の決戦を展開。ありったけの重火器の猛火を叩き込み、タニクスの機械の肉体を今度こそ完全にスクラップにして討伐。クリプトの物理的破壊と引き換えに、人類の存亡の危機を未然に防いだ。同時に、クリプトの底で数世紀の間完全シャットダウンされていた、ブレイI世の全人格と記憶をコピーした巨大な壁面超常AI「クロビス・ブレイAI」がオンラインへと再起動を果たした。

27.悲嘆

エウロパのブレイ社の過去の極秘アーカイブを探索していたガーディアンは、かつて数百年前にこのイーブンタイド・コロニーにおいて、ベックスの最初の大侵攻が勃発した際、植民地の人々を守るために自ら最前線に立ち、一振りで数万のベックスを文字通り微塵切りにして屠り続けた伝説の巨大チェーンソー大剣の記録を発見する。さらに調査を進める中、タワーにいるバンシー44の精神ネットワークが、エウロパのクロビス・ブレイAIの起動電波と異常な共鳴を起こし始める。

バンシー44の本当の正体は、数百年前に自身の肉体を完全な軍事用エクソへと転送させ、ベックスの侵略からエウロパの生存者を救うために「みだりに自身の記憶の初期化(44回ものリセット)」を繰り返した、生前の狂気の天才「クロビス・ブレイI世のオリジナル人格の肉体そのもの」であった。自身の過去の罪と向き合い、傲慢なAI(もう一人の自分)と決別したバンシーは、ガーディアンに対し、自身の右腕に眠る伝説の刀身の記憶を語る。ガーディアンはクロビス・ブレイAIの不機嫌な協力を得て、クリプトの最奥から失われていた超伝導チェーンソーブレードを回収。バンシーの記憶の波長を同期させることで、標的にダメージを与えるたびに自身の肉体を回復させ、敵の強固なシールドを文字通り切り刻む大剣「悲嘆」を再鍛造。この剣の圧倒的な回転火力を以て、クリプトの残骸へ殺到していたベックスの最終進撃部隊を完全に細切れにして食い止めた。クロビスAIは、自身のオリジナルであるバンシーの気高き選択に沈黙し、ガーディアンに大剣を託しながら「いつの日か、タワーのあの男に、エウロパのブレイは前を向いていると伝えてくれ」と、静かな願いを遺した。

28.シミュレーション

ディープストーン・クリプトのデータコアが解放されたことで、施設に組み込まれていた、黄金時代に人間の意識を機械の体へ定着させるために開発された初期型エクソ用の極秘訓練シミュレーションプログラムが完全オンラインとなった。ガーディアンは自身の戦闘能力と、ステイシスの力の限界値をさらに引き上げるため、クロビスAIが管理する3つの過酷な仮想空間へとエントリーする。「生存性」(絶対零度の猛吹雪の環境下において、熱源を確保しながら敵を撃破し、自身の肉体の限界を試す)、「防御性」(押し寄せるベックスのデータウイルス兵たちから、都市の重要コアを守り抜く防衛任務)、「可動性」: 崩壊するベックスの幾何学プラットフォームの足場を、可動性を駆使して最上階へと駆け上がる、機動力を極限まで要求されるプログラム)の3つをすべて完全攻略し、光と暗黒の双方の力をどんな過酷な環境下でも発揮できるステータスを不動のものとした。

残獲のシーズン

黒き艦隊の到来後、失踪する惑星を調査していたオシリスは、リーフや月で謎の構造物を発見。それがシヴ・アラスによる侵略の触媒であると突き止め、月面での調査を進める。しかし、月面にてサバスンの手によって“オシリス”は乗っ取られていたことが、「彷徨のシーズン」で明らかとなる。真のオシリスは光を失い、彼のゴーストのサギラも死亡。 “オシリス”はガーディアンにシヴ・アラスの高位祭司の討伐を依頼。月での戦闘中、正体不明の人物が出現し、ガーディアンを救う。この人物はかつてのユルドレン・ソヴであり、死後にグリントと名乗るゴーストによって蘇生された「クロウ」であった。ガーディアンとクロウは“オシリス”の指示のもと、リーフと月面に出現した謎の構造物を探索。ルアーを使い、シヴ・アラスの配下であるラスボーンを次々に討伐。クロウはこの過程でトラベラーからのビジョンを受け、EDZにて《ホークムーン》を鍛造する。

この背景では、カバル帝国の故郷トロバトルでカバルの軍師ウマナラスがハイヴの力に魅入られ、サバスンの影響下でハイヴの神々を信仰すべきだと主張。皇女カイアトルは彼女の狂信を危険視し、参謀の地位から解任する。時を経て、ウマナラスはトロバトルの武器工房地区でシヴ・アラスを召喚する儀式を強行。カイアトルはウマナラスを処刑するが、儀式は成立してしまい、シヴ・アラスの軍勢がトロバトルへと侵攻。帝国は防衛に失敗し、カイアトルは脱出、エリゴス・レックスV上で女帝として即位し、太陽系のレッドリージョン残存兵との合流を目指していた。

1.クロウの正体

ザヴァラはガーディアンに、サギラの死にもかかわらず、オシリスがヘルマウスへ突入しようとしていると警告する。ガーディアンは光を失ったオシリスを守るため、ヘルマウスへと降りていく。奈落の底で、ガーディアンはスパイダーに仕える契約を結わされたガーディアン――クロウと出会う。

2.獲物

ガーディアンがエウロパの過去を探る中で、彼らはイーブンタイド・コロニーに何が起きたのか、そしてバンシー自身がかつてクロビス・ブレイ本人であったという事実を知る。バンシーと話した後、彼はある種の剣のことを思い出し始めたと語る。クロビス・ブレイAIの助けを借り、ガーディアンは「悲嘆」を再鍛造し、ディープストーンクリプトへのベックスのさらなる攻撃を阻止することに成功する。バンシーはガーディアンに剣を授け、唯一の望みとして「いつか自分を訪ねてほしい」と伝える。

3.ルアー

ガーディアンはクロウと会い、シヴ・アラスのラスボーンをどう倒すかについて話し合う。クロウは複数のハイヴのアーティファクトを組み合わせ、ラスボーンをガーディアンたちの元におびき寄せるルアーを作り上げていた。クロウは、ついに別のライトベアラーと肩を並べて戦えることを喜んでいると語る。

4.狩り

月から遥か遠くのリーフまで、太陽系のあらゆる場所で、ガーディアンたちはルアーを手にシヴ・アラスのラスボーンに戦いを挑む。この戦いは何か月も続くことになるが、最後の都市の勢力は、世界を蝕むこれらの汚染された尖塔を系内から一掃するだろう。

5.ハヤブサの叫び

クロウはガーディアンに、自分が最近見ている夢について話す。二人はトラベラーが残したメッセージを解読し、サバスンの宿られた兵がトラベラーの欠片から光を得ることを阻止しようと共に動く。

6.クーデグラ

数か月間、クロウはオシリスと共にハイヴを研究し、ガーディアンがハイ・セレブレントをおびき出して討伐する方法を探っていた。そして今こそ、サギラの死に報い、狩りを終える時だ。ガーディアンとクロウの連携によって、ハイ・セレブレントは亜空間に追い詰められ、討たれる。

7.クロウの解放

ガーディアンは何週間にもわたり、クロウと「オシリス」と共にシヴ・アラスのハイ・セレブレントを追ってきた。彼らは夢見る都市でその存在を追い詰め、サギラの仇を討つ。そしてスパイダーから報酬として、ガーディアンはクロウを隷属契約から解放することを要求。

選士のシーズン

カバル帝国の女帝カイアトルは、ザヴァラおよび“オシリス”を旗艦へと招き、バンガードとの同盟を提案。しかし、その条件としてザヴァラに膝を屈するよう要求し、彼がこれを拒否したことで、バンガードとカバルとの間で戦争が勃発。

バンガードは、カイアトルの軍事会議入りを狙うチャンピオンの排除を進める。最初の標的はネッススに駐留する司令官ドラカスであり、ガーディアンは証明の儀式で彼を打ち倒す。以後、各地で儀式が展開される。

バンガードとクロウは、ベックスの予測エンジンから得た情報を基に調査を進める。すると、かつてカバル大戦で使用されたトラベラー・ケージの残骸が、ハッケ社の倉庫から盗まれていたことが判明。最終的に、カバル内のサイオンがザヴァラ暗殺未遂を実行するが、クロウにより阻止される。

最後の証明の儀式がで実施されると、ガーディアンがザヴァラのチャンピオンとして参戦し、ハルファス・エレクタス内でイグノヴンを打倒。その後、ザヴァラとカイアトルは和平交渉に臨むが、サイオンのカレクとヴァリルに襲撃される。カイアトルは暗殺を命じたのが自らでないことを明かし、サイオン議会の調査と粛清を誓う。

1.クロウ、シティへ到着

スパイダーから解放されたクロウはシティへと向かい、「オシリス」に迎えられる。新たな門出にふさわしい装備を授けられる。

2.女帝カイアトル到来

カバル母星系の破壊を受け、カイアトルは太陽系に軍勢を集結させるためやって来た。

3.司令官、女帝と会談

カイアトルとバンガードの初対面は緊張に包まれていた。カイアトルは彼に膝をつき、帝国に加わるよう要求する。ザヴァラはこれを拒否。交渉決裂すると、ザヴァラはガーディアンをネッススにあるカイアトルのランドタンクへ派遣し、女帝の旗を掲げる元レッドリージョン司令官を排除させる。

4.挑戦者の証明 I

クロウは、新たに建設されたH.E.L.M.作戦拠点でオシリスとガーディアンに会う。シティに来たばかりの彼だが、すでに任務に臨む準備はできていた。ガーディアンのの攻撃はサラディンを感心させ、その努力をカイアトルの軍事会議候補全員に広げるべきだと提案する。ガーディアンは「証明の儀式」に参加し、カバルを排除し、軍事会議の結成を阻止することになる。

5.挑戦者の証明 II

サラディンがガーディアンに連絡し、カバルがコスモドロームに侵攻しハイヴの巣へ突入していると報告する。バル・マラグは、失った母星系への象徴的な報復によってカイアトルから軍事会議入りを認められることを狙っていた。サラディンはこれを許さず、ガーディアンに司令官を排除するよう促す。地球でのカバル撃退後、オシリスはカイアトルと連絡を取り、この戦争が続くことを告げる。女帝の降伏勧告は続くが、オシリスはそれに応じない。

6.予感

「グリコン」と呼ばれる船が宇宙の彼方から戻り、遭難信号を発している。ガーディアンは船内にいるガーディアンの救出を命じられるが、カタバシスはすでに死亡しており、そのライフルを形見として持ち帰る。

・「デッドマンズテイル」

7.挑戦者の証明 III

サラディンが再びガーディアンを呼び出す。イクセルという名のサイオンが、女帝を喜ばせるためベックスの予測エンジンを求めてネッススで活動していた。サラディンはこれを許さず、ガーディアンを送り込みサイオンを排除。戦闘後、クロウはカイアトルの戦争活動の裏で偵察を行い、サイオンが何かを企んでいると警告。オシリスはガーディアンにクロウを支援させるが、成功すればザヴァラに知らせる必要はないとする。

8.挑戦者の証明 IV

サラディンは、オシリスがクロウを潜入させ、盗まれたベックス予測エンジンに関するサイオンの計画を探っていることを伝える。ガーディアンは戦場で派手に暴れ、クロウの存在が気づかれないよう陽動を行うことになる。戦利品や資源を破壊すれば、カバルの戦争継続は難しくなる。作戦は成功し、クロウはサイオンがザヴァラ暗殺を企んでいることを突き止める。さらに、サイオンはゴーストを檻に閉じ込めてガーディアンの光を断つ兵器を開発していた。熟練の刺客であれば不意を突いてガーディアンを倒せるという。クロウはその情報をオシリスに報告。

9.危機

ある夜、シティの庭園を一人で歩いていたザヴァラ司令官は、忍び込んだサイオンに命を狙われる。クロウの見えざる監視の目がなければ、司令官は命を落としていたかもしれない。

10.挑戦者の証明 V

サラディンはザヴァラ暗殺未遂を受け、激しい報復を望む。ガーディアンは戦場へ派遣され、混乱と破壊をもたらしメッセージを送る。作戦後、オシリスは仮面をつけずにザヴァラに目撃されたクロウを叱責するが、クロウは行動しなければ司令官は死んでいたと反論。議論は険悪になり、クロウは月でのオシリス自身の行動を持ち出す。仮面をつけなかったことは後悔するが、命を救ったことに後悔はないと語る。オシリスはクロウをザヴァラの専属護衛に任命し、残る暗殺者をおびき出そうとする。

11.挑戦者の証明 VI

サイオン暗殺未遂後、カバルとの戦争は激化。サラディンは早期終結を望むが、ザヴァラ、オシリスとの間で方針が対立する。サラディンは直接攻撃を主張するが却下され、オシリスは儀礼戦闘で決着をつける案を出す。ザヴァラとサラディンは、たとえ女帝が同意してもカバル全体が結果を受け入れるか懸念する。

12.挑戦者の証明 VII

サラディンは、最後の「証明の儀式」で戦争を終わらせる決断を下す。ガーディアンと帝国のチャンピオンが戦い、勝者が条件を決める。女帝にこの条件を飲ませるため、ガーディアンは戦場でさらなる攻撃を行い圧力をかける。

13.決戦

戦争を始める前に終わらせるため、「オシリス」は都市とカバルによる最終戦を提案。両陣営がチャンピオンを送り出し、ガーディアンが勝利を収める。カイアトルはザヴァラの休戦条件を受け入れる準備を整える。

14.休戦と真実

カイアトルとザヴァラ司令官はネッススで会い、和平の誓いを交わす。突如、2人のサイオンがザヴァラ暗殺を試みるが、カイアトルとクロウの迅速な行動により阻止される。この時、クロウの素顔がついにザヴァラに明かされる。

15.悲哀の冠、回収

数週間にわたる探索の末、悲哀の冠がついにグリコンから回収され、シティへ持ち帰られ研究されることとなる。

永夜のシーズン

エウロパ、アステリオン深淵で、ミスラックスはサルベーションの脱走者を迎え入れようとするが、ベックスの砲撃によりスキフが撃墜され、彼らはイーブンタイド遺跡近くの洞窟に身を潜めることになる。

同時期、シティはサバスンの尖兵キュリアによって生み出された「永遠の夜」に包まれる。イコラ・レイの依頼を受けたガーディアンはミスラックスを発見し、彼からスプライサーの技術を授かる。ガーディアンはベックス・ネットワークへと侵入し、ドメインの番人を討ち果たし、コードを奪取する。イコラはミスラックスとハウス・オブ・ライトの民をシティへと招き入れ、エリクスニー地区が設けられるが、フューチャー・ウォー・カルトのラクシュミIIはこの決定に強く反発する。

ガーディアンはデルファイ・ドメインへと突入し、スプライサーとしての技を駆使して事の発端であるキュリアを討伐する。この勝利により、永夜は次第に解消され、シティの人々とハウス・オブ・ライトは共に祝う。

その直後、ラクシュミはベックスのポータルをエリクスニー地区の中心に開き、反乱を実行に移す。しかし彼女自身がベックスの攻撃により死亡し、ガーディアンはシティに侵攻してきたベックスを撃退する。"オシリス"もこの混乱に乗じて夢見る都市へと逃亡し、ニュー・モナーキーとデッド・オービットはシティからの撤退を決める。

1.シティが“終わりなき夜”に包まれる

ベックスのシミュレーションが、なぜか現実世界に干渉し、シティを覆い尽くした。

2.ガーディアン、ミスラックスと出会う

ガーディアンはハウス・オブ・ライトのケル、ミスラックスと会談し、神聖なるスプライサーとしての力を借りて、シティを覆う“終わりなき夜”を晴らすための協力を求める。

3.ハウス・オブ・ライト

バンガードは難民受け入れの権限を行使し、エリクスニーのハウス・オブ・ライトの難民たちをシティに迎え入れる。しかしこの決定は、フューチャー・ウォー・カルトのラクシュミに不満を抱かせることとなる。

4.スプライサーの道 I

ハウス・オブ・ライトが都市に落ち着いた後、ミスラックスはH.E.L.M.に設置されたサービターを通じてガーディアンに連絡を取る。彼らはベックスを止め、夜を終わらせるための共同作戦を開始する。ミスラックスはガーディアンに贈り物を渡す――人類のために作られた初の「スプライサー・ガントレット」。彼はガーディアンに神聖なるスプライサーの技術を授け、ガーディアンはベックスの領域へと踏み込む。イコラは、ハウス・オブ・ライトの監督としてセイント14を任命し、人類とエリクスニーの共存の象徴となることを願う。一方ラクシュミはH.E.L.M.に干渉し、エリクスニーを都市に受け入れた未来がいかに暗いかという予言的メッセージを流す。

5.ブラックアーマリーの終焉

エイダ1はガーディアンに、自身の苦悩を語る。黒い艦隊が襲来し、世界を奪っていったとき、彼女の武器は何ひとつ防げなかったこと。さらに炉も失われた今、彼女はブラックアーマリーの遺志を継ぐ新たな道を探しているという。エウロパから逃れてきたハウス・オブ・ライトの難民たちが、クロビス・ブレイの“物質プログラミング”について語っていると聞き、ガーディアンに調査を依頼する。

6.スプライサーの道 II

ミスラックスは、終わりなき夜が都市の生活を困難にしていること、ベックスの挙動も不審であることをガーディアンに伝える。ガーディアンがベックス領域から帰還すると、H.E.L.M.ではミスラックスとセイント14が物資を巡って口論しており、オシリスが仲裁していた。オシリスは「エリクスニーも人類と同じように支援する」と断言するが、セイントはそれに不満を示す。最終的に両者は「自分たちはただ民を守りたいだけ」という理解を共有する。夜が続く中、シティの緊張は高まりつつあった。

7.スプライサーの道 III(エクスパンジ: ラビリンス)

ラクシュミが、ガーディアンが収集したベックスデータの全権アクセスを求めていると、ミスラックスから連絡が入る。彼女は公然とエリクスニーへの敵意を煽っていたが、ミスラックスは信頼構築のため協力を承諾する。

ベックス領域の更なる深部に潜入したガーディアンは、オプレッシブ・マインドのひとつを発見・破壊する。その結果、終わりなき夜を晴らすための進展がようやく見え始める。だがミスラックスがベックスの心臓部を覗こうとしたとき、何かに視界を阻まれる。

8.スプライサーの道 IV(エクスパンジ: ステュクス)

ミスラックスはガーディアンに、ベックスとの戦いで進展があるものの、終わりなき夜が都市の人々に影響を与え始めていると報告する。空は依然として暗く、多くの市民が病に倒れていた。

ラクシュミは放送で、エウロパでの事件――ハウス・オブ・サルベーションがベックスを招いた経緯を暴露し、暗黒の力を使う今のガーディアンたちと、シティに住むエリクスニーが同一だと非難する。

ベックス領域では、ミスラックスが“何者かの視線”を感じ取る。別のオプレッシブ・マインドを破壊した後、オシリスは「フューチャー・ウォー・カルトの技術と協力によって、終わりなき夜の源を突き止められるだろう」と語る。

ミスラックスはラクシュミが使用している技術の危険性を懸念し、改善を申し出るが、オシリスはこれを拒否する。

9.難民キャンプ襲撃

イコラはガーディアンに連絡を入れる。シティのエリクスニー地区が襲撃されたという。

彼女はセイントを調査に向かわせているが、ガーディアンにも同行を求める。ラクシュミの放送が緊張を煽りすぎたため、もはや看過できない。現場では、打ちひしがれたミスラックスがセイントの冷淡さと、ラクシュミの「もっと酷いことにならなかったことを感謝すべきだ」という言葉に直面する。

ミスラックスは「人類が我々を恐れぬよう、声を使って導いてほしい」と懇願するが、ラクシュミは「不満があるなら都市を出ればいい」と言い捨て去る。セイントは「何世紀も敵として戦ってきた者と共に暮らせるはずがない」と言うが、ミスラックスは「それがどんなものか」を彼に教える。

10.スプライサーの道 V(エクスパンジ: タルタロス)

ミスラックスはガーディアンに、ベックスネットワーク崩壊と夜の終結に集中するよう促す。ガーディアンはスプライサーの技術を極め、ベックスから自身を区別できないほどの熟練度に達する。

第三のオプレッシブ・マインドを破壊したにもかかわらず、進展が停滞しており、イコラは原因を探る。彼女は「終わりなき夜」を制御する中枢ベックス・マインドの特定を急ぐ決意を固める。

11.セイントの内省

セイント14はミスラックスの物語と、自身の過去を省みる。「自分はそんな男ではない。これからも、そうではない」と。彼は過去の偏見を捨て、ハウス・オブ・ライトを敵としてではなく、共に歩む存在として見ることを誓う。

12.スプライサーの道 VI(エクスパンジ: ラビリンス(崩壊))

ミスラックスはガーディアンに連絡し、ベックスネットワーク内で邪悪な存在を感知したと語る。それはエウロパで初めて会ったときから感じていたものだという。彼は、この夜が“誰かの意志”によって操られている可能性を恐れていた。

ベックス領域では、宿られた兵が侵食しており、ガーディアンは再生したマインドを再び撃破する。

その結果、終わりなき夜の首謀者が判明する――ドリーミング・マインド「キュリア」。サバスンの命令で宿られたベックスのマインドであり、終わりなき夜の設計者だった。オシリスは懐疑的だったが、ミスラックスは確信を示す。

オシリスは「キュリアを破壊せず捕獲すべきだ」と提案するが、ミスラックスはこれを拒む。イコラはオシリスに秘密裏の“潜みし者のファイル”の全閲覧権を与える。

13.ラクシュミ、否定される

ラクシュミは再び放送を行い、サバスンが終わりなき夜に関与していたと主張。そして「バンガードはエリクスニーを支持し続けてはならない」と訴える。その最中、イコラが通信を奪い、ラクシュミの言葉に反論する。

「バンガードの使命は正義ある平和を守ること。そして人類とエリクスニーが共に歩むシティこそ、真の夜明けをもたらす」。

14.スプライサーの道 VII

ミスラックスは、シティのエネルギーがキュリアに吸収されていることを突き止める。これが多くの混乱と苦しみの原因だった。ガーディアンはベックスを攻撃し、キュリアの居場所を特定する。

帰還したガーディアンは、セイントとオシリスがラクシュミから「バンガードの座を取り戻す」提案を受けたと話している場面を目撃する。

オシリスは「シティのためを思ってのことだ」と受け流し、ガーディアンにはイコラに報告しないよう告げる。

15.“宿られた”シティ

汚染がシティの壁の内側に出現し、終わりなき夜の腐敗がさらに進行していることを示す。

16.スプライサーの道 VIII

ミスラックスはガーディアンに、ついにキュリアへの道が開かれたと告げる。ベックス領域に突入し、残るマインドを破壊。最後のマインドが倒されると、キュリアへのルートが開かれる。

17.エクスパンジ: デルファイ

ガーディアンはキュリアのもとへ赴き、ベックス領域を突破する。キュリアはネットワークの残滓を利用してガーディアンの進行を妨げようとするが、もはや止められない。古代のベックス思念はこの日、完全に滅ぼされ、終わりなき夜はようやく薄れていく。ラクシュミはガーディアンに連絡し、「夜が終わった今、未来について話がしたい」と申し出る。

18.ひとつになるとき

ラクシュミは遂行者ヒデオと共に、ファクションを率いてクーデターを決行。ザヴァラとイコラを権力の座から引きずり下ろそうとする。

彼女は「オシリス」からベックスゲートの開き方を教わり、ハウス・オブ・ライト全員を宇宙空間に放逐する計画を立てていた。だが、開いたゲートから現れたのはベックスだった。

ラクシュミはその場で殺され、シティへベックスが侵入する。人類とエリクスニーは力を合わせ、この脅威に立ち向かう。彼らは共にゲートを閉じ、勝利を掴む。

だが、クーデターの失敗を受けてニュー・モナーキー、フューチャー・ウォー・カルト、デッド・オービットはシティを逃亡。そして「オシリス」もまた、謎のまま姿を消した。

彷徨のシーズン

キュリアの破壊により、サバスンは宿られた兵の支配を喪失。宿られた兵は本来の主である目撃者の制御下に戻り、シヴ・アラスによって利用され始める。ガーディアン、クロウ、セイント14は夢見る都市に向かい、“オシリス”を追跡するが、その正体がサバスンであったことが判明する。マラは彼女をクリスタルの牢に封じ、〈ワームの追放〉儀式を準備する。ガーディアンはウェイファインダー・コンパスを用いて亜空間を巡り、各地に散ったテクナウィッチたちを救出する。並行して、スコーンの進化、クロウ=ユルドレンの記憶の復元、サバスンの長期に渡る策略などが明らかになる。最終的にすべてのテクナウィッチが集結すると、マラは儀式の開始までサバスンへの接触を禁じる。

その後、死者の祭りではグリントが「ヘッドレス」の調査を行い、エリクスニーやカバルも初めて暁旦を祝うなど、文化的交流が進む。

テクナウィッチたちは2月、ワームの追放儀式を開始するが、シヴ・アラスの軍勢による妨害を受ける。ガーディアンとセイントが儀式の防衛に成功し、サバスンのワームを抽出、オシリスを解放する。しかしサバスンはその隙を突いて逃走する。その後、彼女はトラベラーの下で死亡し、ゴースト「イマル」により光の力で復活。自らの玉座の世界に戻り、ルラクを呪縛し沈んだピラミッドに閉じ込める。

また、コスモドロームではガーディアン率いるファイアチームが伝説のルート・ケイブを探査。貪欲に狂わされた過去のファイアチームの末路を辿りながら、フォールンのアバロックを打倒する。(迷宮: 強欲の支配)

1.新たなテクナウィッチ

ペトラは、マラを連れ戻すために訓練された新たなテクナウィッチの集団(コヴン)を得た。マラが「新たなテクナウィッチの育成を禁ずる」と宣言して以来、初めてのこと。彼女たちはレイラインを渡ってマラを夢見る都市へと運び戻すことに成功するが、数名が亜空間で行方不明となる。

2.ウィッチ・クイーン

セイントとクロウの後を追ったガーディアンは、「オシリス」を夢見る都市で突き止める。新たな力を得た宿られた兵とスコーンを退けたのち、彼らは会話を終えたばかりの「オシリス」とマラを見つける。ガーディアンが彼にシティへ戻るよう求めると、サバスンが正体をあらわにする。マラは彼女を水晶の牢に封じる。サバスンは、自身の腹に巣食うワームの祓魔と引き換えに、オシリスを返すと告げる。

3.ウェイファインダーの航海I

ガーディアンはレイラインを辿って迷いしテクナウィッチを探し出し、マラがサバスンのワームを祓う助けとなるべく動き始める。誰もサバスンの言葉を信じてはいない。だが、彼女を本当に終わらせられる最初の機会であることも事実だった。ワームを取り除けば彼女はただの“ 死すべき者”となり、玉座の世界の加護も失われる。

4.星々の追跡/空虚な戴冠

マラはアウォークンの物語を語る。かつて弟が子どもたちに語って聞かせた寓話。母ハヤブサと、その頭上に王冠と笏を与えられた二羽の雛の話。マラはすでに“王冠”を有しており、ガーディアンに“王笏”の回収を依頼する。レイラインの使用は古いアウォークンの航法装置を呼び覚まし、それらがガーディアンの導きとなる。夢見の都市を巡ったのち、ガーディアンはカリバン・ゲートハウスへ入ることに成功する。内部の“歪み”にはユルドレンの残響が残っており、その声が聞こえる。マラは自らの家族の隠喩と、兄が母とどのような関係にあったかを説明する。

5.ウェイファインダーの航海II:尋問

マラは、サバスンと取引するという決断の正当性をより明確にするため、ガーディアンに連絡する。サバスンはいまこれまでになく脆弱であり、マラ自身の庇護を必要としている。マラは、宿られた兵の創造主たる古き存在がサバスンを追っているのだと考えている。もう一人のテクナウィッチ救出が成功した後、ガーディアンは再びサバスンと対面する。彼女は“ニュアンス”への理解に訴えかける――物事は単純に善悪や光と暗黒で割り切れるものではない。両者の境界に立つことで、ずっとこちらを見つめてきた“何か”が見えるのだという。

6.星々の追跡/空虚な戴冠 II

夢見る都市からさらにもう一つの歪みを回収したガーディアンは、再びゲートハウスへ戻り、ユルドレンの物語の続きを聞く。マラはアウォークン誕生の簡潔な来歴、そして彼らが“何になったか”、さらには兄が“誰になってしまったか”に対する自らの責任を語る。アウォークンとして生まれるため、ユルドレンは傍流の地へ産み落とされる際にマラの助けを必要とし、マラは彼の記憶の欠落を埋め、彼が追うべき“星”となった。その絆は、世紀と距離を重ねるほどに毒へと変わっていく。マラはクロウとなった今もなお、その“つながり”への渇望は残り、ただその視線の先がガーディアンへと移っただけなのだと言った。

7.ウェイファインダーの航海III:尋問

マラはガーディアンに、光と暗黒の本性に関するアウォークンの見解を説く。どちらの力も道徳的な善悪に本質的には結びつかない――エウロパでガーディアンがエラミスを止めるため暗黒を行使したように、暗黒時代にはウォーロードたちが光をもって人類を支配した歴史がある。マラは“真の悪”が何かを知っている。それこそが“暗黒の声”だという。テクナウィッチをまた一人救出したのち、ふたたびサバスンの尋問の時が来る。だがその前に、クロウが独断で面会を試みるも、ポータルに入る前にペトラに制される。サバスンは“いずれ起きること”を口にし、クロウと語りたいと望む――「オシリス」を装っていた間の時を、彼女は本当に大切にしていたと。後にガーディアンはクロウと語り合う。彼は、すべてがかつての自分に繋がっていると知っている。自分は罪の内容すら理解していないのに、その罪で裁かれ続けることに疲れ果てていると言った。ペトラは、クロウへの面会禁止が女王の命によるものであるとガーディアンに伝える。

8.星々の追跡/空虚な戴冠 III

さらに別の歪みを回収し、ガーディアンは再びゲートハウスへ。ユルドレンの物語は続く。マラは、ユルドレンにリーフ辺境の支配者たらしめたいという自らの願いを語る。王笏を手に、彼は女王の治世の下で王国を拡張し、数多の扉を開き、強敵に挑む――彼女の目に映る彼は、すでに“ガーディアン”のようでもあった。彼の身を案じたマラは王笏を隠し、代わりに“探し求める旅”へと彼を導いた。そちらの方が“安全な道”だと信じていた。

9.ウェイファインダーの航海IV:尋問

テクナウィッチを救い出し、リーフの亜空間を奪還していくことに、マラは満足している。だがその成功は、彼女が二度と取り戻せないものの多さを思い起こさせもする。夢見る都市が“故郷”であった日は戻らない。彼女は再び兄と同じ部屋に立っている――だが彼は、かつての自分を知ることはできない。それでも、彼がまた自分の側にいることに、彼女は感謝している。なぜサバスンに会わせないのか、彼を一度葬った張本人にどうか理解してほしいと考えていた。もう一人のテクナウィッチ救出が成功すると、ガーディアンはサバスンのもとへ戻る。サバスンは囚われの中で“家族”について考えていたという。ワームを切り離したとき、自分はシヴ・アラスとも離別することになると。

10.アガーの杖

最後の歪みを手に、ガーディアンはユルドレンの物語の結びを聞く。マラは土星の戦い――アウォークン艦隊を率いて邪神に挑み、自身が“二度目の死”を迎えた戦いを語る。彼女はユルドレンを“あるべき姿”へと導くことに失敗し、今はクロウへ真実を明かすことの結果を恐れている。女王は問いを返す――もしクロウがもっと“ユルドレンらしかった”なら、我々は彼を同じように赦せただろうか。ついにガーディアンは保管庫に侵入し、眠るアガーの杖に手を伸ばす。だがそれは、マラが置いた時から防御の結界に守られていた。回避策は夢見る都市の各地から集めねばならないものがあった。近くの侵入者に対処している間に、その準備は整えられる。鍵が整うと、ガーディアンは保管庫へ戻り、杖を手にする。武器を携え、ガーディアンはケルゴラスとその軍勢を退ける。マラのもとへ戻ると、彼女は今もクロウの鼓動を感じ取れること、彼の内に“かつての残り火”を見いだし、希望が再び燻りはじめていると言った。兄を取り戻すには、過去以上の“何か”を彼に示さねばならない。彼女はガーディアンに、今度はあなたが、彼の“導きの星”になってほしいと願う。

11.ウェイファインダーの航海V:尋問

マラはガーディアンに思いを巡らせる――なぜ黒い艦隊は我々の境界に留まり、かつてのように即座に滅ぼしに来ないのか。サバスンは、自らが生き続けることを要求する“何かの秘匿”を握っている。マラはその秘密を知りたい。だが時間はなく、サバスンの必然の裏切りに備えねばならない。もう一人の救出ののち、ガーディアンは再びサバスンを尋問する。彼女は、マラが本当に自分を生かしておくのか、それともガーディアンが先に“その栄誉”を奪うのか、と思案する。彼女はガーディアンの力の源はどこにあるのか、多くの敵が理解しているゴーストこそがガーディアンを光へ繋ぐ鍵だと言う。彼女は視線を自分だけでなく、自分に力を与える“ワーム”へ、さらにその先にある真の源へ向けよと言う。そして、ガーディアンはいったいどこを撃つべきなのか――考えてみるがいい、と。

12.クロウの過去

クロウはこれまで、かつて自分の顔をつけていた男について深く思い悩むことはなかった。だが近週、彼はその男の“代償”を払わされることになる。彼は夢見る都市にあるサバスンの牢へ忍び込み、「オシリス」を装っていた間の所業を糾す。代わりに彼女は、他者が彼の瞳に“誰”を見るのか、その明晰を彼に与える。サバスンは何らかの方法で、ユルドレンの記憶をクロウへと“返し”、彼を将来への実存的な動揺へと突き落とす。

13.ウェイファインダーの航海VII:尋問

マラは驚嘆する――なぜ自分にはできなかった“記憶の回復”を、サバスンは成し遂げられたのか。女王は、祓魔の準備が整うまでサバスンへのアクセスを全面的に制限する決定を下す。ただし、その前に一度だけ、我々は最後の面会を許される。最後のテクナウィッチが救出され、祓魔に必要なのは星の同調のみとなった――とはいえ、その時はまだ先だ。ペトラはガーディアンの尽力に礼を述べる。儀式前の最後の対話で、サバスンはまたしても自分が、シティとリーフを“ひとつ”にする触媒なのだと嘲る。しばしの別れに際し、彼女はただ一つの、その時が来るまで、シヴ・アラスを食い止めておけという頼みを残す。

14.悪魔祓い

時は満ちた。必要なテクナウィッチは十分に戻り、レイラインも整列した。シヴ・アラスの軍勢が夢見る都市へ雪崩れ込む中、サバスンのワームの悪魔祓いが執り行われる。儀式は成功する。サバスンのワームは切り離されたが、彼女はまさにその瞬間に発動する“魔術”を仕込んでいた。それでも彼女は約定を違えなかった。真のオシリスは返還される。ただし昏睡状態であり、目覚めるかどうかは不明のままだ。

15.サバスンの死

サバスンは、命をつなぎながらシティの縁へと辿り着く。おそらく彼女の最期の言葉を残し、永劫にも等しい彼女の生は、山の斜面で終わりを告げる。

16.マグナム・オプス

今宵の「永遠の挑戦」で、ガーディアンは彼方から秘宝とガラクタを掘り起こす!

漆黒の女王

太陽系に突如として火星が再出現し、時間の歪みを伴う異常が発生した。バンガードの指示により、ガーディアンはこの異変を調査するため火星へと向かい、カイアトル率いるカバル軍の攻撃を受ける。間もなくして、サバスンの旗艦が火星軌道上に出現し、ガーディアンはカバルの砲台を利用して艦内に突入。艦内にはボイドライトを帯びた痕跡が存在し、トラベラーの光を帯びた「ルーセント・ハイヴ」と初遭遇する。ガーディアンは光を用いるナイトと戦い、そのゴーストを手で砕いて完全に消滅させる。艦内には黒き艦隊に関係するアーティファクトも発見される。追跡の末、サバスンの玉座の世界に至るが、女王の幻影を打ち破った後に彼女によって追放される。

ガーディアンは続く調査で、オリックスを祀る神殿にて破滅の石板を、さらにサバスンのかつての名「サソナ」にちなんだ神殿で虫の使い魔を回収しようとするが、アハンカーラの幻影に阻まれる。また、マラからはサバスンを幽閉していた水晶の欠片が手がかりとして与えられ、最終的にサバスンが追放された後、トラベラーの光により蘇っていた事実が判明する。

サバスンの玉座の最奥にて、ガーディアンは最終決戦に臨む。光を用いるハイヴを退けた後、サバスン本体との戦闘となる。ゴーストは彼女に「目撃者がハイヴを騙していた」という真実を突きつけ、サバスンの嘘が崩れ始める。このことで戦局はガーディアンに傾き、遂に彼女を打倒する。だが、彼女のゴースト、イマルは逃亡し、玉座の世界からトラベラーも消える。

1. 漆黒の女王

マラ・ソヴの悪魔祓いの儀式によって体内の虫を摘出され、人間の限界を遥かに超えた執念の果てにシティの郊外で力尽き死亡したサバスン。しかし、彼女の「光への切実な信仰」は、トラベラー自身の意志によって報われることとなった。サバスンは、最高位のゴーストの一機である「イマル」によって光の戦士として奇跡の蘇生を果たす。記憶を失った状態で目覚めたサバスンだったが、生前の彼女の右腕であったウィッチたちが即座に彼女の元へ馳せ参じ、彼女を巨大な旗艦「ルアー」へとナビゲート。そこは、生前から数万年をかけて緻密に組み上げられていた「記憶と光の強奪計画」を、寸分の狂いなく実行するための巨大な仕掛け舞台であった。

2. 決意の刃

トラベラーを内包するゴーストたちは、サバスンが光の担い手となったことで発生した、言葉では説明できない強力な「光の引力」を感じ取り、引き寄せられるようにして彼女の精神世界「サバスンの玉座の世界」へと一斉に集結した。かつてオリックスの襲撃によって汚染されていた彼女の玉座は、トラベラーの光のエネルギーが周囲の空間全体を激しく引き裂き、白亜の宮殿と眩い庭園へと「再構築」されるという驚異的な変容の最中にあった。この光に満ちた玉座の世界に集められた、戦死したハイヴの亡骸の前にゴーストたちが寄り添った時、歴史上最も恐るべき光の異形部隊「ルーセントブルード」が産声を上げた。

3. 連携の刃

光の力を得てからの最初の日々において、サバスンは自身と自らの血の群れにみなぎる因果超越の力をより科学的・魔術的に深く理解しようと試みた。彼女は、ハイヴの兵士たちの固有のクラス(ナイト、ウィザード、アコライト)によって、光に伴う各属性への親和性がどのように異なるかを冷酷に観察・実験した。アコライトは空間を焼き尽くすソーラー(刃の雨)。ウィザードは電磁の嵐を呼び起こすアーク(ストームトランス)。ナイトは絶対的な防壁と盾を構築するボイド(センチネルの盾)を手にした。

4. スパラグモス

目撃者が自身の監視役として送り込んできた最初の門弟ルラク。サバスンは光の力を手にする直前、自らの玉座の世界の広大な沼地の底に沈んでいたルラクの漆黒のピラミッド艦に対し、強力な光の結界術を展開。ルラクを彼自身の船ごとピラミッドの内部へ完全に幽閉し、目撃者の目と手足を一時的に封じ込めることに成功していた。

5. 到来

大崩壊の再現によって暗黒の艦隊に飲み込まれ、宇宙から消失していたはずの火星が、突如として太陽系に異常な形で帰還を果たした。バンガードのイコラとエリスは、火星の「揺りかご」付近の地表に、大嵐と共に埋もれているのが発見された未知の黒きピラミッド構造物の極秘調査を開始する。しかし、火星の周囲には「過去の黄金時代の時間軸」や「崩壊の瞬間」がパッチワークのように物理的に露出する異常な時間歪曲現象が多発。さらに、カイアトルの正規軍が火星に巨大な地対空大砲を組み立て、上空に潜行しているサバスンの透明化されたハイヴ旗艦に照準を合わせているという一触即発の状況を受け、ガーディアンが電撃出撃。

ガーディアンはハイヴの旗艦「ルアー」へ突入を試みるが、エリアを封鎖していたカイアトルのカバル兵士たち(シャドウリージョンではない離反派など)から激しい誤射・攻撃を受ける。カバルの大砲のエネルギーを強奪してルアーの船内へ不時着したガーディアンは、そこで信じられない光景を目撃する。ハイヴの兵士たちの周囲を、ボイドの光を放つ奇妙な「光の蛾」が飛び交い、さらにはサバスン自身が空間のポータルへと逃げ込む瞬間であった。その直後、ガーディアンの前に、ボイドの光の盾を構えたナイトが召喚される。激闘の末にナイトを倒した瞬間、空間に一機のゴーストが出現し、ナイトの肉体をその場で瞬時に完全蘇生させた。驚愕と戦慄に包まれるゴーストの制止を振り切り、ガーディアンは敵の蘇生を阻止するため、歴史上初めて「その右手でハイヴのゴーストを物理的に握りつぶして完全消滅」させた。何が起きているのか理解できないまま、ガーディアンはサバスンを追ってポータルへダイブし、白亜の玉座の世界へとエントリーする。サバスンは「お前は、同じ光の戦士とそのゴーストを殺す覚悟を、どうやって決めた?」と嘲笑混じりの問いを投げかける。戦闘の末にサバスンの幻影を撃破するも、ガーディアンは彼女の強力な結界呪文によって肉体を縛られ、火星の地表へと力技で追放され、現地に到着したイコラと合流する。

6. レリック

イコラはガーディアンに対し、火星のピラミッドの最奥で発見された、時間と物質を再構成する奇妙な黄金時代の施設「レリック」の調査を依頼する。その施設は、ガーディアンがサバスンのルアー船内から回収していた「歪んだアーティファクト」から放たれる暗黒の共振エナジーと完全に同調していた。ガーディアンがレリックの作業台にアーティファクトを配置した瞬間、ピラミッドの底から強烈な暗黒(ディープサイト)が融合・噴出。物質の過去の記憶を読み取り、現在の形へと強制固定化する暗黒の武器形成システムがオンラインとなり、ガーディアンは自身の手で新たな近接兵器「グレイブ」を無から鋳造・覚醒させた。

7. シナプス・スピア

イコラはガーディアンに対し、ハイヴが光を強奪したという最悪の危機を前に、ザヴァラがカイアトルを公式に招聘し、緊急の軍事同盟会談を執り行うことを伝える。イコラは、カバルの高度なサイオニック技術と、シティの光の工学を融合させて開発された特殊な対ハイヴ用決戦投擲兵器「シナプススピア」をガーディアンに手渡す。ガーディアンはこの最新兵器を携え、火星の残存調査を終えた後、両陣営の運命を決めるタワーの最高首脳会談へと向かった。

8. 調査

サバスンの玉座の世界へと再潜入し、ハイヴたちがどのようにしてガーディアンと完全に同質の「光」を操るに至ったのか、その科学的・魔術的証拠を探るガーディアン。要塞の深部を探索中、突如として自身のプライベート通信に「おい、頼むから今すぐそこを離れてくれ!ルーセントブルードに見つかったら終わりだ!」という、非常に焦った情けない声の通信が入る。ゴーストが信号の発生源を追跡。レリックで覚醒させた「物質の隠された過去の記憶を視覚化する」新たな暗黒の能力「ディープサイト」を初めて実戦投入したガーディアンは、サバスンの砦の目に見えない足場を実体化させて脱出。要塞の外の沼地において、信号の主である「フィンチ」と合流する。

驚くべきことに、フィンチの正体は、ハイヴを蘇生させるためにサバスン側へ寝返ったハイヴのゴーストそのものであった。しかし、フィンチはルーセントブルードが光を使って行おうとしている凄惨な計画に倫理的な耐え切れなさを感じ、自身のパートナーであったナイトを意図的に蘇生させず、仮死状態のまま沼地に放置していた。フィンチは自身の贖罪のため、バンガードの「公式の協力者」となることを申し出る。

9. 徹底的に叩け

ガーディアンがタワーのバンガード司令室に到着した時、室内は極限の緊張感に包まれていた。カイアトルは、火星の大砲要塞において、状況を理解していなかったとはいえ自身の誇り高きカバル兵士たちがガーディアンによって殺害・駆逐されたことに対する激しい怒りを、サラディンとザヴァラの目の前で爆発させていた。しかし、ハイヴが「トラベラーの正統な光」を操っているという火星の決定的な証拠を突きつけられたザヴァラは、種族間の小競り合いを即座に凍結。火星の出来事は一度不問とし、サバスンの玉座の世界の外、すなわち地球圏全域の僻地へ進出し始めているルーセントブルードの侵略行動を、両軍の総力を挙げて「徹底的に叩く」ことを全員に要請した。

10. エルブルス作戦

ガーディアンは H.E.L.M. のカバル戦術通信テーブルを通じてカイアトル、および前線指揮を執るサラディンと対話する。女帝はサバスンの脅威の深刻さを考慮し、今回に限り火星での兵士たちの死を赦すが、「二度目は私の軍の誇りに懸けて絶対に無い」と冷酷に警告。カイアトルは、ガーディアンが携えるシナプススピアの真の機能と、今回の共同作戦「エルブルス作戦」の概要を説明した。ガーディアンは地球のEDZやコスモドロームの「サイオニック戦場」へ出撃し、侵略を展開するルーセントハイヴの光の戦士たちと激突。激闘の末、精神世界へとダイブしたガーディアンは、シナプススピアの超因果の雷を叩き込み、ハイヴの精神と光を「無傷のまま」物理的に完全遮断・刈り取る。

光の防壁や寄生するワームのエネルギーを完全に絶たれたハイヴの指揮官は、抵抗する力を失い、カバルの高速転送ポッドによって H.E.L.M. の医療エリアへと仮死状態のまま強制拉致される。そこに待機していたカイアトルのサイオンたちが、仮死状態のハイヴの脳細胞へ直接精神侵入を展開。サバスンが地球圏で行おうとしている真の計画を抽出し始めた。前線からの報告により、ルーセントブルードは地球の経験の浅い若きガーディアンたちを各地で組織的に襲撃・拉致し、彼らのゴーストから光のエナジーを刈り取り、儀式の結晶へと集めているというおぞましい事実が判明。彼らはその強奪した光を用いて、地球のシティの全防壁を一撃で崩壊させる「大魔術儀式」を水面下で完成させようとしていた。

11. ヴォクス・オブスキュラ

カイアトルからバンガードに対し、火星のフリーホールドの近郊にある、放棄されたカバルの巨大軍事要塞基地から、カバル語の極めて不穏な「サイキック暗号通信」が絶え間なく銀河へ向けて発信されているという緊急の報せが入る。そのメッセージの正体は、暗黒の艦隊に魅了されたカバルの反逆者たちが、カイアトルの軍隊に所属するすべてのサイオン兵士たちに対し、女帝を裏切って「シャドウリージョンへと寝返るべし」と呼びかける、極めて危険な精神的扇動(プロパガンダ)であった。カイアトル自身が身内の反逆者に対して正規軍を動かせば、カバル帝国内の全面的な内戦に発展するリスクがあったため、ガーディアンが派遣される。ガーディアンはカバルの戦車を操って基地の強固な防壁を物理爆砕し、内部に立てこもっていた反逆者のサイオン・フレイヤーたちとカバル部隊を完全殲滅。サイキック放送局をシャットダウンし、暗黒の艦隊への兵力流出を水面下で阻止した。この際、基地のメインフレームから、後にケイド6の復活や最終決戦の舞台となる「トラベラーのペイルハート」、そして「目撃者による大崩壊の真実」に関する不気味な暗号ビジョンが回収された。

12. ゴースト

フィンチからの非常に重要な内部リークにより、調査は一気に加速する。フィンチは、かつてサバスンがシティを騙し討ちにする直前、月の地下でオリックスの力を強奪した際、その傍らにあったオシリスの最愛のゴースト「サギラ」が爆散した際の「シェルの残骸」を、自身の玉座の世界の奥深くに築いた神殿に保管していることを明かした。ガーディアンはサギラの遺骸を回収するため寺院へと突入するが、彼らの前に、目撃者の新たな指揮官の旗の下、サバスンの玉座の世界へ怒涛の勢いで強行侵略を開始してきたスコーンの軍勢が立ち塞がった。スコーンたちは目撃者の命令により、サバスンの遺産を強奪しようとしていた。激しい三つ巴の死闘の末、ガーディアンはサギラの砕けたシェルを回収することに成功。その瞬間、シェルに残存していた光の記憶の残滓が、サバスンの不気味な声で「目撃者が来る」という戦慄の囁きを周囲の空間に響かせた。

13. 交信

サギラのシェルに焼き付いている「生前のサバスンの記憶」をディープサイトの能力で限界まで引き出し、正しく立体映像化するためには、ガーディアンは暗黒のピラミッドが持つ「記憶の触媒」と交信し、この新たな能力をさらに極限まで習熟・熟練させる必要があった。その目的のため、エリスはガーディアンを再び、木星の衛星エウロパの氷の下に佇むピラミッド艦へと送り込む。ガーディアンがピラミッドの内部へエントリーした瞬間、カイアトルからの通信が入る。ピラミッドの内部には、女帝の絶対の命令を無視し、暗黒のテクノロジーを独断で強奪・調査しようとする「カバルの離反者・裏切り者部隊」が先んじて侵入していた。カイアトルは「私の命令に背き、暗黒に惑わされた者にカバルとしての居場所は無い。一人残らず排除せよ」と冷酷に宣言。離反者たちはピラミッドの心臓部に鎮座するベールに包まれた暗黒の彫像(クラリティ)を物理的に爆破・解体し、その力を持ち去ろうとしていた。それを許せばディープサイトの能力の成長が完全にストップしてしまうため、ガーディアンはカバルの離反者部隊を全滅させ、彫像を死守。ピラミッドとの深い「交信」を経て、自身の精神領域を拡張したガーディアンは、新たなディープサイトの力を試すため、再びサバスンの玉座の世界へと舞い戻った。

14. 鏡

イコラ率いる隠密組織「潜みし者」の徹底的なデータ解析により、ガーディアンがサギラのシェルに結びついた「完全な過去の記憶」を視覚的に顕現・再生できる可能性のある、玉座の世界の形而上空間「鏡の祭壇」の座標が特定された。現地へのアクセスを完全に封鎖・ハッキングしていたスコーンの妨害部隊をストランドや光の猛火で一掃したガーディアンは、これまでの玉座の世界には存在しなかった、時間が停止した奇妙な空間(祭壇)へと足を踏み入れる。

祭壇の中央でサギラのシェルをかざし、ディープサイトの力を解放した瞬間、空間にサバスンの生々しい過去の「記憶のホログラム」が顕現した。それは、サバスンが悠久の時の果てに、自身を苛む虫の神の飢えを終わらせるため、暗黒の根源の意志である「目撃者」の嘘と真の正体に完全に気づいた瞬間。そして、彼女が大崩壊の真実を探るため、瀕死のオシリスの肉体を乗っ取り、衣服から声帯に至るまで完璧に「オシリスに成り代わってシティのタワーの最高中枢へ潜入していた期間」のすべての欺瞞の記憶であった。シティの人々がオシリスとして信頼していた男の正体が、サバスンその人であったという決定的な証拠が、ここに完全に実体化した。

15. 光の刃

フィンチは、ルーセントハイヴがなぜトラベラーの光を手にする資格を得られたのか、その最大の中枢に迫るための「別のオブジェクト」が、玉座の世界の隔離された沼地の奥深く、「オリックスの寺院」に厳重に保管されているという驚異的なリークをもたらす。ガーディアンが暗黒が漂う水路を進み始めると、サバスンの光によってルーセントハイヴの最強のナイトとして復活を遂げた「光の刃アラークハル」が強襲してくる。

アラークハルは強烈なアークを振り回し、ガーディアンの光を消滅させようと猛攻を仕掛けてくる。彼が一度撤退した後、ガーディアンはフィンチのナビゲーションに従ってカバルの放棄されたボートを乗りこなし、沼地の最奥にそびえ立つオリックスの寺院へと到達。玉座の部屋にて、アラークハルと完全な死闘を展開。彼のゴーストが周囲を飛び交う中、ガーディアンはアラークハルの巨体を物理的に粉砕。彼のゴーストは空間の狭間へと逃げ延びたが、ガーディアンは寺院の最奥から、サバスンが生前にオリックスの玉座から強奪していた絶対の遺物「破滅の石版」の回収に成功する。この石版を手に、ガーディアンが再び「鏡の祭壇」へと戻りデータを顕現させた時、戦慄の真実が浮かび上がった。サバスンが光の力を求めたのは、人類を滅ぼすためではなく、目撃者の手からトラベラーを「物理的に護る」ためであり、彼女は自らの玉座の世界の中にトラベラーそのものを巨大な光の結界で引きずり込み、永遠に封印・隔離しようとしていたのである。

16. 狡猾

フィンチは再びガーディアンの元を訪れ、この強大な光の謎を解き明かすための「最後のミッシングリンク」となるオブジェクトの存在を提示する。それはサバスンとしての姿ではなく、彼女が数万年前に郷地の海で脆く弱いクリル族の王女として生きていた頃の本名、「サソナ」の時代にのみ捧げられた、世界の誰も知らない極秘の地下神殿であった。その寺院は、サバスンの遺産を根こそぎ破壊しようとする目撃者のスコーンによって完全に包囲されており、さらに侵入者を拒絶するためにサバスン自身が生前に仕掛けた何重もの「光の幾何学結界」によって覆われていた。ガーディアンは周囲のスコーンを殲滅し、ディープサイトの糸でサバスンの結界を次々と解除・クラッキングしながら地下神殿の最深部へと潜行。

その最奥の祭壇において、ガーディアンは、悠久の昔に先駆者の裏切りによって狂気に陥ったサソナの父親が持っていた、そしてサソナを深海へと導きハイヴへと変貌させた全ての元凶「虫の神のワームの抜け殻」を発見する。回収しようとした瞬間、神殿の空間が激しく歪み、現実を捻じ曲げるアハンカーラの姿を模したサバスンの「最後の幻影」が出現。通路全体に猛毒の暗黒エナジーが満たされる中、ガーディアンは制限時間内に毒の回廊を駆け抜け、命からがらワームの残骸の回収に成功した。しかし、このオブジェクトの持つ「過去の質量」があまりにも巨大すぎたため、鏡の祭壇に持ち込もうとしたガーディアンは強烈な拒絶反応によって空間の外へと弾き飛ばされてしまう。ガーディアンは火星の司令部へと戻るが、現地ではサバスンの調査の方針を巡って、イコラとザヴァラが激しい口論を展開していた。自身の倫理観とバンガードの未来に深く悩んだイコラは、ザヴァラとエリスに火星の現場の指揮権を一時的に委ね、潜みし者のネットワークを使い、次のステップを単独で思考するためにその場を離脱した。

17. 最後のチャンス

エリスはかつて、マラの悪魔祓いの儀式の最中にサバスンを物理的に縛り、彼女が脱出する直前に粉砕された「サバスンの水晶の牢獄の欠片」を回収するため、ガーディアンをサバスンの白亜の要塞の最奥エリアへと送り込む。その水晶には、サバスンがトラベラーに対して「自らを虫の呪いから解放し、光を与えたまえ」と要求した際の、生前の最後の瞬間の生々しい記憶が焼き付いている可能性が極めて高かった。ザヴァラは、この調査の決定的な糸口が、バンガードに多くの隠し事をしてきたマラの遺産から来ていることに強い懸念を抱き、さらにこの謎を解き明かすためにガーディアンがレリックの「暗黒」を繰り返し行使しなければならない現状に対し、強い嫌悪感と警戒感をあらわにした。

ガーディアンはルーセントブルードの激しい迎撃を退け、彼女たちが新たに見出した光の力を植物の交配によって実験・培養していたサバスンの薬草園へと突入。最奥の祭壇から水晶の欠片を入手する。ガーディアンがこの水晶を火星の「鏡の祭壇」へと持ち込み、暗黒のディープサイトを全解放した瞬間、ついに銀河の歴史を覆す「絶対の真実」が白日の下に晒された。

サバスンが光を得るために行ったのは、光の強奪でも、トラベラーへの魔術的なハッキングでもなかった。彼女の光の覚醒のプロセスは、「すべてのガーディアンが目覚めた瞬間と、完全に同じ」であった。彼女は悪魔祓いの直後、シティの郊外の丘で虫を失った肉体の寿命により一度完全に死亡していた。そこに、トラベラーの明確な意志によって遣わされたゴーストのイマルが現れ、彼女の死体を光によって正当に蘇生させたのである。トラベラーは、ハイヴを拒絶していたのではなく、自らの意志でサバスンを光の守護者として選んでいたという真実。ガーディアンが衝撃で立ち尽くしていると、祭壇の空間の霧が晴れ、本物のサバスンが光の翼を広げて姿を現した。彼女はガーディアンを見つめ、満面の笑みを浮かべながら語りかけた。「ありがとう、愛しいガーディアン。光の戦士として目覚めた私は、トラベラーのルールによって『生前の記憶』をすべて失っていた。だけど、お前がディープサイトを使って私の過去を熱心に調査し、この祭壇に記憶を実体化させてくれたおかげで、私は失われたすべての記憶と、目撃者に対抗するための全計画を完全に取り戻すことができた」という。ガーディアンのこれまでの調査は、すべてサバスンの記憶を完全復活させるための計画に利用されていたのである。

18. サバスンの敗北

記憶を完全に取り戻したサバスンは、即座に最終フェーズへと移行。玉座の世界の天空に巨大な光の魔法陣を展開し、地球のタワーの上空から、トラベラーそのものを自身の玉座の世界の内部へと物理的に引きずり込み、目撃者の手が絶対に届かない空間へと永久に封印・隔離する「大儀式」を開始した。トラベラーが消失すれば、地球の人類は光を失い、完全に滅亡する。ザヴァラとイコラは、サバスンの意図がどうあれ、トラベラーの喪失を阻止するため、全ガーディアンにサバスンの玉座の世界への総攻撃を命令。ガーディアンは白亜の宮殿の至る所でルーセントブルードの猛火を潜り抜け、天空の儀式の間へと到達、サバスンの本体と最後の全面戦争に突入する。

光を連射してくるサバスンに対し、ガーディアンはエリスの発案に基づき、彼女の父親の使い魔であった「ワームの抜け殻」に隠されていた決定的な記憶のビジョンを戦場に顕現させた。それは、数万年前に三姉妹がハイヴになる直前、虫の神々から「郷地に大波が来てクリルは滅びる」と言われたあの言葉が、実は「目撃者が、トラベラーがクリルを光で祝福するのを阻止するために仕組んだ、完全な嘘」であったという、ハイヴという種族の根源を揺るがす真実のビジョンであった。数万年間、目撃者の嘘の奴隷として殺戮を強いられていたというあまりの衝撃と絶望に、サバスンの光の精神コントロールが一瞬にして激しく動揺・崩壊。その一瞬の隙を突き、ガーディアンはありったけの火力を叩き込み、ついにサバスンを討ち倒した。崩れ落ち、死の間際にあったサバスンは、ガーディアンを見つめながら最後の不気味な警告を言い残した。「ゲーム盤の駒はもう揃った。目撃者が、もうすぐそこまで来ている」。ガーディアンが彼女の完全な復活を阻止するため、イマルをその手で破壊しようとした瞬間、魔法陣が霧散。トラベラーは自らの意志を表明するように激しい光を放ち、サバスンの遺体を置いて地球へと一瞬で帰還。その光のシールドに守られるようにして、イマルは空間の彼方へと逃げ遂せた。サバスンの肉体は、バンガードによって厳重に回収され、タワーの極秘施設へと封印された。

19. パラサイト

サバスンは死んだが、彼女の遺産にはまだ解明すべき巨大な謎が残されていた。マラはガーディアンを招聘し、かつてサバスンの体内に数万年間宿っており、悪魔祓いの際に摘出された後、サバスンの呪いによって死にかけていた「サバスンのワーム」の命を救う極秘計画を始動させる。このワームは、大崩壊の真実と目撃者の弱点を握る最重要の生体アーカイブであった。ガーディアンはワームを一時的に自身のゴーストの光で延命させながら、玉座の世界の各所に眠る暗黒のエネルギー源を巡り、ワームの生命維持装置を構築。しかし、ワームの精神の肥大化とエネルギーの拒絶反応により、通常の肉体への移植は不可能となった。

マラは高度な魔法工学を駆使し、このワームの意識と生命維持システムを一丁の重厚なグレネードランチャーの内部へと強制的に宿らせるという前代未聞の処置を敢行した。こうして、自身の体からワームの弾丸を直接射出する未知のエキゾチックウェポン「パラサイト」が誕生した。新たな「鉄の宿主」という屈辱的な環境に激しい憤怒の声を上げながらも、ワームはマラとの契約に従い、数万年前の大崩壊の夜の衝撃的な真実を語り始めた。「あの崩壊の夜、私の宿主であったサバスンは、目撃者の艦隊の先頭に立ちながらも、トラベラーが完全に破壊されるのを防ぐため、目撃者を裏切った。彼女はベイルを盗み出して海王星へ隠し、門弟ネザレクを奇襲して殺害することで、暗黒の艦隊の進軍を内部から完全に狂わせ、人類の絶滅を水面下で阻止したのだ」と。大崩壊の真の救世主が、皮肉にもサバスンであったという歴史の裏真実が、ここに証明された。

20. 門弟の誓い

サバスンが死亡し、彼女の玉座の世界のエネルギーバランスが激しく乱れたことにより、沼地の底でルラクを何世紀も縛り付け、封印していたサバスンの光の拘束呪文が急激に弱まり、完全崩壊した。マラは、この破滅的な門弟が太陽系にこれ以上の壊滅的な被害をもたらす前に、ピラミッドの内部へ突入して彼を討伐するよう、選りすぐりの6人のガーディアンからなる精鋭レイド部隊を派遣する。ピラミッドの内部へエントリーしたチームは、ルラクの圧倒的な暗黒の共振エネルギーに晒されながらも進軍。船内の各所には、ルラクがダークエーテルとレディオラリア液、そしてハイヴのワームを掛け合わせて新たな「スコーンの超変異種」を生み出そうとしていた非人道的な生体実験の凄惨な痕跡が遺されていた。

ピラミッドの最上層において、チームはルラクがピラミッドの巨大な暗黒共振兵器「アップエンド」を起動させ、その一撃を以てサバスンの玉座の世界、および地球のシティを空間ごと完全に消滅させようとしている最悪の作戦行動を阻止する。最奥の決戦場にて、四本の触手を背負い、強靭な肉体と巨大な暗黒のグレイブを操るルラクと激突。ルラクはガーディアンを「目撃者の大いなる計画の前に倒れる羽虫に過ぎない」と激しく見下し、自身の周囲に即死の暗黒の境界線を展開。しかし、ガーディアンたちは彼の放つレーザーを自身のシールドに吸収・変換して「共振の力」を逆に奪い取り、彼の無敵のバリアを物理的に破砕。全火力をその肉体へ集中させた。死の直前、ルラクは自身の傲慢さを捨て、絶叫しながら目撃者へ向けて許しを乞い、その肉体から不気味な暗黒の棘が爆発的に噴出して死亡、アップエンドは永久に沈黙した。門弟の誓いは破られ、ピラミッドの機能は完全停止した。

21. 保存

ルラクが死亡した直後、最高指導者を失ったサバスンの沼地のピラミッド周辺において、制御を失ったスコーンの軍勢が、ピラミッド内の暗黒の残遺データを強奪しようと狂乱し始めた。マラは、スコーンたちが暗黒の艦隊の破片からこれ以上の破滅的な力(共振のテクノロジー)を引き出して太陽系を汚染するのを防ぐため、ガーディアンにピラミッド内の残党排除とデータの防衛を要請。ガーディアンはピラミッド内へと再潜入し、スコーンの侵入プログラムを完全にデリート。防衛を完遂した施設のアーカイブから、ルラクがかつて自身の母星ルブレイを自らの手で粉砕し、目撃者と出会って門弟へと至った凄惨な人生の全記憶(データログ)を回収。バンガードの隠密データベースへと保存し、次なる暗黒の艦隊との全面戦争へ向けた貴重な戦術データとした。

甦生のシーズン

トラベラーの光を宿したサバスンの出現と、火星の異常な復活により、ハイヴの中でも特にサバスンに仕える一派が光を手に入れたことが判明する。これにより、死してなお復活する「光の使徒」としてのハイヴが出現し、ガーディアンたちと対峙する新たな敵勢力となる。サバスンの力が頂点に達する中、人類側は戦略的な連携の必要性に迫られる。

この脅威に対抗するため、ザヴァラは女帝カイアトルに援助を要請する。カイアトルはこれに応じ、ガーディアンにシナプススピアを授け、共闘体制を築く。これがきっかけとなり、「バンガード=帝国連合」が正式に形成される。カイアトルはまた、サイオンのテクノロジーを利用した精神空間作戦を提案し、ガーディアンがルーセント・ハイヴの指揮官とその光を結びつけて捕縛する任務を可能にする。

1. エルブルス作戦 II

ガーディアンは再びサラディン卿に召集され、コスモドローム内におけるハイヴの作戦行動について知らされる。カイアトルは、ここがハイヴがガーディアンから奪った光を蓄積している場所だと考えている。そのため、サラディンはガーディアンを派遣してハイヴを排除し、彼らのリーダーを捕らえて、サバスンがこの光で何を計画していたのか、次のステップを探ろうとする。クロウはルーセントブルードに対する我々の行動に嫌悪感を示し、このように彼らを捕らえて精神を抽出することは、ハイヴを不必要に拷問していることだと主張する。しかし、ひとまずサラディン卿の命令には従う。

2. エルブルス作戦 III

サラディンはハイヴの作戦を妨害し、カイアトルのサイオンのためにさらに多くの指揮官を捕獲するべく、ガーディアンを再び戦場へと送り出す。ガーディアンが戦闘に奔走している間、サラディンはカイアトルのサイオン部隊と次のステップについて話し合っていた。

3. エルブルス作戦 V

ハイヴの最終計画が明らかになる。彼らはサバスンの玉座の世界を地球の月に召喚するため、膨大な量の光を蓄積していた。ガーディアンは、最終儀式を執り行っているハイヴ・ウィザードを終わらせるために派遣される。しかし、その勝利の喜びはすぐに冷や水を浴びせられる。帰還後、ガーディアンとサラディンは、クロウが尋問作戦を急いで終わらせようとした結果、カイアトルのサイオン工作員を誤って死なせてしまったことを知る。カイアトルはこれに激怒し、代償としてクロウの死を要求する。その代わりに、サラディン卿が自らの命を差し出すと名乗り出る。カイアトルはクロウの命を助けることに同意するが、サラディンは彼女の軍事会議の一部として、永遠にカバルの兵士となることを条件とした。去り際、サラディンはクロウに別れの助言を与え、自身の鉄のメダリオンと鉄の戦斧を託す。

幻影のシーズン

元カバル皇帝カルスが目撃者の門弟として登場し、月の軌道上に古代の巨大船「リヴァイアサン」を再配置する。カルスは月の地下のピラミッドとの交信に成功し、そこに封印されていたナイトメアを解き放つ。このナイトメアたちは、月のピラミッドの守護存在として作られていたが、今やカルスの支配下にある。

ナイトメアたちは、生者の最も痛ましい記憶と罪悪感に宿り、精神を蝕む存在であり、ザヴァラ、クロウ、カイアトルら主要人物たちの過去を象徴する姿で出現する。エリスはナイトメアを制御するため、「ナイトメア・ハーベスター」と「悲哀の冠」を組み合わせ、ガーディアンと共に儀式に乗り出す。この儀式は、ナイトメアの根源である「心の傷」と向き合い、それを受け入れ、昇華することで乗り越える試みである。

すべてのナイトメアが解放された後、カルスの意識は完全にピラミッドと一体化する寸前であり、エリスは最終儀式の準備を急がせる。クロウ、ザヴァラ、カイアトル、そしてガーディアンが一堂に会し、最終決戦に挑む。リヴァイアサンの最奥の礼拝堂にて、ハーベスターを用いてカルスを誘き出し、彼の意識をピラミッドから切り離す戦いが繰り広げられる。最終的に彼の精神は破れ、ユルドレン、サフィヤ、ガウルのナイトメアたちも静かに消滅する。カルスの影響力は排除されたが、目撃者の来訪が迫る中、それは単なる序章に過ぎないとエリスは警告する。

8月、カルスはH.E.L.M.のウォーテーブルにメッセージを送り、目撃者への忠誠と「再会の約束」を宣言する。このメッセージはシティ中に投影され、ザヴァラはカルスの次なる動きに備え始める。

1. 秘密

エリスはサバスンの遺体を研究・解剖するために受け取る。サバスンの頭蓋骨の中には、「悲哀の冠」を縛る印があった。その後、エリスは放浪者と協力し、暗黒の艦隊のすべてのピラミッドの間に繋がりがあることを突き止める。それは今のところ、太陽系から遠く離れた源へと繋がっている。

2. リヴァイアサンの帰還

リヴァイアサンが月の表面上空に出現した。皇帝がそうであったように、永遠に姿を変えて。ガーディアンが戻ると、カルスの快楽の船は、かつてグリコンで遭遇したエグレゴアの菌類に寄生されていた。カルスは彼の「目撃者」と交信し、月面に埋もれたピラミッドと接続することで自らを昇華させる準備をしている。ガーディアンはリヴァイアサンの探索を続ける前に撤退を余儀なくされる。かつて月でよく見られたナイトメアの幻影が、今やリヴァイアサンの広間を徘徊しているため。

3. 結合と切断

エリスは、リヴァイアサンに蔓延するナイトメアに対処する計画を思いつく。彼女はクロウとザヴァラのナイトメアを、自分自身とガーディアンに結びつける。これにより、リヴァイアサン船内のあらゆる幻影を狩り出し、そのエネルギーを「悲哀の冠」に封じ込める任務に就くガーディアンを保護することができる。

4. 恥辱

エリスはガーディアンとクロウをリヴァイアサンに送り込み、リヴァイアサンを月のピラミッドの暗黒から切り離す作戦を開始する。ガーディアンとクロウが快楽の船の下層を進む中、クロウはユルドレンのナイトメアに付きまとわれる。それは彼が最初の人生で犯した過ちに対する「恥」の具現化であった。最後の儀式用増幅器が設置され、ガーディアンたちが切断の儀式を始める準備が整うと、フィクルルのナイトメアが召喚されガーディアンに襲い掛かる。クロウが自身の恥辱を退けることができず、儀式は未完に終わる。

5. 和解

エリスは、ガーディアンが2度目の儀式に挑むための新たなアプローチを用意した。前回同様、ガーディアンとクロウはリヴァイアサンの下層を進み、前回設置した儀式用増幅器を再起動しなければならない。そして前回同様、クロウは耳元で囁くユルドレンの言葉に悩まされるが、今回はエリスの導きにより、その言葉に対する心の準備ができていた。儀式を始める時が来ると、今回クロウはナイトメアに対する準備を整えており、ガーディアンが再び現れたフィクルルのナイトメアを打ち倒す中、クロウは自身の人生をユルドレンのそれと和解させることに成功する。儀式が完了すると奇妙な現象が起き、ユルドレンの残酷なナイトメアは、光り輝くユルドレンの「記憶」へと変貌を遂げる。これにより、リヴァイアサンとピラミッドの繋がりは弱まった。

6. カルスの精神

かつてのカバルの皇帝に何が起きたのかをより深く理解するため、エリス・モーンはその真実を明らかにするべく、ガーディアンを彼の精神世界の深淵へと送り込む。ガーディアンは、カルスが皇帝に即位した経緯、追放の真実、そして目撃者の前での昇華について知ることとなる。

7. 悲嘆

ガーディアンの次なる儀式に向け、ザヴァラが同行し、準備を始める。クロウの時と同様に、司令官もまたナイトメアの囁きに付きまとわれる。彼のナイトメアは、シティができる前の暗黒時代に愛した女性、サフィヤだった。ナイトメアがザヴァラを追い詰め、彼女の名前だけでなく息子のハキムの名まで口にさせたことで、儀式は成功裏に完了することができなかった。その後エリスは、ザヴァラが司令官になる前の物語――サフィヤとの出会い、息子の悲劇的な死、そしてその時に失ったザヴァラの深い悲しみについて語る。

8. 赦し

ザヴァラとガーディアンは、切断の儀式をやり直すため再びリヴァイアサンの下層へと戻る。ザヴァラはより力強く立ち上がり、サフィヤのナイトメアと再び向き合う覚悟を決めていた。最後の増幅器が設置され、ザヴァラは再び切断の儀式を始める準備が整う。そして今回、彼は自らの人生を前に進めるため、自分自身への赦しを見出すことに成功する。これにより、サフィヤのナイトメアは、ユルドレンの具現化の時と同じように、サフィヤの「記憶」へと変貌を遂げる。H.E.L.M.に戻ったザヴァラはガーディアンに通信を入れ、ガーディアンの義務に終わりはあるのか、不死の人生の責任を人はどれほど長く背負い続けられるのかと思いを巡らせる。エリスは、我々はついにカルスとピラミッドの繋がりを真に断ち切る準備が整ったと語るが、まだ見ぬ何かが進行しているのではないかと懸念している。

9. 憤怒

カイアトルがエリスのもとを訪れ、父親を月のピラミッドの影響から切り離す手助けをしたいと願い出る。そのため、彼女もリヴァイアサン船内で切断の儀式を行うことになる。エリスは、カイアトルがザヴァラ、クロウ、ガーディアンと行った結合の儀式に参加していないため、儀式に成功できないのではないかと懸念する。カイアトルはガーディアンに連絡し、この儀式に干渉しないよう要求する。これは彼女とガウルのナイトメアとの間の「証明」となる。カイアトルがリヴァイアサンに到着した後、エリスは女帝の意向に反し、彼女を見つけ出して可能な限り援助するようガーディアンを送り込む。ガウルのナイトメアは、カイアトルの女帝としての統治に対する疑念、彼女が本当にその権威を自ら持ち、彼の遺産に見合っているのかという疑念でカイアトルを攻撃する。ガーディアンがガウルのナイトメアと戦う中、彼女はナイトメアの言葉を克服することができず、エリスの要請により撤退。その後、エリスとガーディアンは、儀式が行われている間に、カルスが自身の新たな主である「目撃者」のために、数人の兵士をサイキック・ブリッジとして使い、自身の精神を月のピラミッドへ移送していたことを発見する。

10. 決意

エリスはガーディアンに、カイアトルを「悲哀の冠」との共有された儀式の絆に招き入れたことを伝え、カルスが月のピラミッドの暗黒と完全にリンクするのを防ぐために必要な、最後の切断の儀式に再挑戦する準備が整ったと知らせる。シティと連帯してカバルの未来を再構築するという女帝カイアトルの決意により、彼女はガウルのナイトメアに立ち向かうことができ、それは新たなガウルの「記憶」へと変貌を遂げる。彼女はガーディアンに、かつて自分にとってガウルがどのような存在であったか、そしてその偶像化がどのように今の自分を形作ったかを語る。しかし今、彼女は自立し、カバルと共に平和な新たな帝国を築き上げる準備ができている。エリスは懸念を抱く。この切断の儀式によってカルスの計画は終わったはずだが、追放された皇帝からは何の反応もないからだった。

11. 手遅れ

カルスと暗黒の艦隊の繋がりが構築された。ガーディアン、エリス、クロウ、ザヴァラ、そしてカイアトルは、カルスと月のピラミッドの統合を阻止するため最後の必死の試みを行うが、彼らにできるのは不可避の事態を遅らせることだけであり、カルスは徐々に目撃者の勢力と結びついていく。二度目の大崩壊の先触れが、間もなく我々に迫ろうとしている。

12. H.E.L.M. セキュリティロックダウン

サイキックの具現化がH.E.L.M.内とシティ全域に現れ、目撃者のもとでの新たな地位を誇示する。そして、彼の声を聞くすべての者に、訪れるべき終わりの不可避性を受け入れるよう誘い、もしそれでも抵抗を続けるなら、ガーディアンを迎え撃つ準備があると告げる。

宙賊のシーズン

目撃者がエラミスをステイシスの牢獄から解放し、再びガーディアンたちの前に彼女を立たせる。

解放されたエラミスは、暗黒の力を宿したレリックを回収するため、かつてのエリクスニーの宙賊団を再結集させるよう目撃者から命じられる。一方、放浪者はガーディアンに、エウロパに囚われた資産の奪還を依頼する。それはかつての裏社会の黒幕、スパイダーであった。スパイダーは自身のケッチを取り戻すためガーディアンに協力を要請し、最終的にはハルシクス(狙撃手)、SCUR-V(サービター)、スキフブレード団といった仲間たちを加えてガーディアンの私設クルーが形成される。

ミスラックスとエラミスの一騎討ちを迎える。エイドは両者に争いをやめるよう懇願し、エラミスはケッチで逃亡。すべてのレリックが揃った後、エイドはそれらを用いる方法を研究するが、遺物に秘められた「呪い」の存在も仄めかされる。

11月、ガーディアンがエリクスニー・クォーターの復興を支援する中で、ミスラックスはネザレクの遺物から悪を浄化する儀式を完成させる。それにより生成された混合物を、長らく昏睡状態にあったオシリスに与える。これによりオシリスは目覚め、セイント14に自らがサバスンに乗っ取られていた期間に見た「海王星の幻視」について語るのだった。

1. エラミスの目覚め

エラミスを閉じ込めていたステイシスの結晶が砕け散った。彼女は目撃者から、大崩壊以降に失われた強大な力を取り戻す任務を与えられる。エラミスはこの意志を拒むことができず、暗黒時代の古い海賊団を呼び集め始める。この動きは、スパイダーをシティへ密輸するために放浪者がガーディアンをエウロパに呼び寄せた際に発覚する。

2. スパイダー、シティに到着

シティに到着したスパイダーは、エリクスニー居住区に新たな拠点を構える。そこでハウス・オブ・ライトの書記官エイドが彼を迎え入れる。彼女は、エラミスが狙う遺物の収集を阻止するこの冒険に参加できることに興奮している。エイドが去った後、スパイダーはガーディアンを脇に引き寄せ、当面は彼のケッチを引き続き使用してよいと伝える。

3. 船泥棒の船出 I

ガーディアンにとって初めての海賊活動が始まる。ミスラックスはガーディアンに手順と新しいキャプテン・アトラスの扱い方を教える。これは、かつての海賊王たちがエラミスの探している遺物を隠した場所へとガーディアンを導き、先回りしてそれらを奪取するためのものである。ガーディアンに最初に倒される海賊王は、カバルの離反者ヴァルアウグ。海賊を倒したことで、ガーディアンはエラミスが探していた遺物の一つを含め、彼女の隠れ家の宝を自由に手に入れる。エイドは父親と共に、エラミスが目撃者のために何を集めようとしているのかを突き止めるため、その遺物の調査を開始する。

4. 船泥棒の船出 II

ミスラックスから、ガーディアンが海賊の隠れ家から回収した遺物についての通信が入る。彼によると、それはエリクスニーの伝説の品であり、彼らがこの星系に到着した際に争奪戦を繰り広げた恐ろしい暗黒の力に満ちているという。彼はガーディアンに、エラミスがこれ以上遺物を集めるのを阻止してほしいと懇願する。次にガーディアンが差し向けられる海賊王はイリクスである。隠れ家を一掃した後、ガーディアンはもう一つの遺物を確保する。ミスラックスは、エイドが遺物の研究ではなく、ガーディアンの遺物収集の任務に同行することに難色を示す。ガーディアンがシティに戻ると、ちょうどミスラックスとスパイダーが会合しているところだった。スパイダーは自分たちの利益のために遺物を要求すべきだと主張するが、ミスラックスは彼を厳しく一蹴する。

5. 船泥棒の船出 III

ミスラックスから、遺物を探して星系内を移動するエラミスの動きについて通信が入る。彼はガーディアンに対し、娘のエイドをこれ以上遺物収集に巻き込まないよう要求する。彼女にこのような暴力を目の当たりにしてほしくないのだ。次の標的となる隠れ家は、タグハルとタグハルンという二人の海賊王のものである。彼らを倒し、ガーディアンはまた一つ暗黒の遺物を確保する。作戦の報告中、エイドがスパイダーとガーディアンの会話に割り込み、なぜ自分が除外されているのか理由を求める。ガーディアンがエリクスニー居住区に戻ると、エイドがスパイダーに対し、なぜ父親が自分を遺物に関わらせたがらないのか尋ねている場面に出くわす。そこへミスラックスが現れ、彼女がそれ以上知る前に会話を終わらせる。その後、エイドは古いバンガードの報告書を発見する。そこには、遺物の真の姿が強烈な暗黒を放つ身体の部位であることが記されていた。

6. 船泥棒の船出 IV

エイドからガーディアンに通信が入り、父親の懸念にもかかわらず、暗黒の遺物の捜索を引き続き支援すると告げられる。次にガーディアンが襲撃する隠れ家は、アラークスとカバルのウォービーストの群れのものである。隠れ家で戦いを進めるうち、ガーディアンは到着する前にすでに別の勢力によって襲撃されていたことを発見する。海賊王は生き延びていたが、それもガーディアンが彼らを見つけ、所持していた遺物を奪うまでのことだった。放浪者とスパイダーは、他に誰が遺物を探しているのかと怪しむ。ミスラックスは今後の展開を危惧し、これらの遺物についてガーディアンに秘密にしていたことを認めるが、詳細を話すまで少し待ってほしいと懇願する。

7. 船泥棒の船出 V

エイドがエラミスに交渉を求めるメッセージを送った。そしてエラミスが非暴力の合意を守らないのではないかと警戒している。会合が行われるまでの間、ガーディアンは別の海賊王の隠れ家から新たな遺物を回収しに出発する。遺物を入手した後、エイドはエラミスから交渉の申し出を受け入れるという通信を受け取る。ガーディアンはミスラックスの要請によりこれに同行。会合の席で、エラミスは遺物に関する真実と、何世紀も前にミスラックス自身が海賊王としてそれらに関わっていたことを暴露する。エイドはミスラックスの欺瞞に激怒し、その場を立ち去ってしまう。これらの遺物が砕け散ったネザレクの身体であることを知ったエイドは、この謎に包まれた門弟についてさらに調査を始める。

8. 船泥棒の船出 VI

放浪者からガーディアンに通信が入り、この遠征が始まった当初から彼自身もこれらの遺物の正体を知っていたことを認め、絶対にエラミスの手に渡らせてはならないと念を押す。遺物が眠る次の隠れ家に到着したガーディアンは、アラークスの隠れ家を襲撃したのがサバスンのルーセント・ブルードであったことを知る。ハイヴの光の戦士たちがなぜネザレクの遺物を狙うのかは不明。ガーディアンがエリクスニー居住区に戻ると、父親の嘘によって傷ついたエイドの心を放浪者が慰めようとしているのを耳にする。その後、ミスラックスから通信が入り、彼自身がもはやかつての残忍な海賊王ではないことをガーディアンと自分自身に証明すると誓う。

9. 船泥棒の船出 VII

放浪者から、別の海賊王の隠れ家への次の遠征を前に警告の通信が入る。ガーディアンは海賊王イシクスを無事に排除し、その隠れ家から遺物を回収する。その後、ラキス(スパイダー)からエリクスニー居住区に来てほしいと要請があり、彼がどのようにしてスパイダーになったのかについて語り、ミスラックスもかつての自分を忘れないでほしいと願う。エラミスはエイドにエリクスニーの未来について通信し、もし次に道が交差することがあれば、それが最後の出会いになるだろうと警告する。

10. 船泥棒の船出 VIII

エラミスと彼女の船員たちの通信が途絶えた。ガーディアンは、場所が特定されている最後のネザレクの遺物を回収するために派遣される。海賊の隠れ家に到着したガーディアンは、ハイヴが遺物を奪いに来ただけでなく、エイド自身も来ていることを発見する。ガーディアンとミスラックスはエイドに合流するため、サバスンの群れの中を死に物狂いで戦い抜く。ハウス・オブ・ライトの若き書記官は、最終的にエラミス自身によって救われる。エラミスがエイドから遺物を奪う前にミスラックスが到着し彼女に決闘を挑み、最後はエラミスがその場から逃走する形で終わる。

11. 満ち潮

目撃者の手から無事にネザレクの遺物を確保した今、ミスラックスはこれらをどうすべきか考え始める。彼がその可能性の探求に専念する間、ガーディアンとスパイダーにハウス・オブ・ライトのケルとしての職務の一部を監督するよう頼む。海賊団や太陽系各地から得た資金と資源を利用し、スパイダーはシティ内のエリクスニー居住区の改修を指揮する。

12. 不死鳥の飛翔

ミスラックスはネザレクの遺物に宿る原初の暗黒の力を吸い出す方法を発見し、それを使って一杯の茶を淹れる。セイント14がその恐ろしい薬湯を眠り続ける愛する人に飲ませると、サバスンに憑依されて以来昏睡状態にあったオシリスが目を覚ます。彼の精神はサバスンから奪い取った秘密の知識で満ちていたが、それについて語る時間は後で十分にある。今はただ、祝杯を挙げるのみだ。

熾天使のシーズン

目撃者が太陽系へ到達しつつあるという脅威に晒される中、再び目覚めたオシリスが提案する。彼はアナに、彼女の祖先でありラスプーチンの設計者であるクロビス・ブレイ一世の知識を頼るよう勧める。アナは複雑な思いを抱きながらも、ガーディアンをエウロパへ派遣する。ブレイ・エクソサイエンス内部には、シヴ・アラスの勢力が足場を築いており、エリクスニーの一派をラスボーンへと堕落させていた。

ガーディアンは数多のラスボーン兵を排除し、クロビスのAIを発見。彼はラスプーチン復活に必要な「サブマインド」の回収を命じる。まずは月の塹壕でマラハヤティのサブマインドを、次に火星でシャルルマーニュを回収する過程で、かつての暗黒の軍勢やスコーン、シヴ・アラスのナイトたちと交戦する。また、戦略衛星ネットワーク“ウォーサット”が敵勢力に乗っ取られる可能性も浮上し、時間との戦いが始まる。

ラスプーチンの分析により、シヴ・アラスの地球侵攻を阻止する唯一の手段は、彼自身の“自己犠牲”であると判明する。目撃者の命令でエラミスが発動したプロトコル「忌まわしき指令」は、トラベラーを撃墜する最終兵器であった。ガーディアンはラスプーチンをセラフ施設にアップロードし、エラミス、シヴのナイトとの戦いを経て、彼の自己犠牲によってすべてのウォーサットは破壊される。

これにより、地球侵略は未然に防がれるが、トラベラーはシティ上空から離脱し、目撃者の目前へと飛び立つ。最後にラスプーチンは、アナに残されたメッセージの中で“ネオムナ”と“ベイル”という未知の力の存在を明かす。ガーディアンは太陽系の運命がかかる最終決戦に備え、海王星への旅を開始する。

1. オシリスへの不信

海王星にある都市についてのオシリスのビジョンに基づき、複数の偵察部隊が派遣されたが、何も発見されなかった。イコラはオシリスの状態を問い詰め、彼の肉体的および精神的な健全性を判断しようとする。このビジョンがサバスンに捕らえられていた間に得た唯一の成果であり、もはや誰も自分を信じてくれないと感じたオシリスは、落胆を深める。

2. 決死の賭け

オシリスは、人々からの不信の中で自分がどれほど苦しんでいるかを打ち明けるため、アナのもとを訪れ、ある頼み事と計画を持ちかける。海王星のビジョンを証明できる者が太陽系にいるとすれば、それは暗黒の艦隊の帰還時に失われかけたラスプーチンしかいない。彼を復活させるため、オシリスはクロビス・ブレイのAIに助けを求めることを提案する。

3. 階層

エウロパへ向かう途中、アナはクロビスが包囲されているため、ディープストーン・クリプトの防衛システムが厳戒態勢にあることに気づく。クロビスはシヴ・アラスのラスボーン軍による攻撃を受けていた。シヴ・アラスはクロビスを自軍に組み入れようとしていたが、ガーディアンはディープストーン・クリプトから侵略者を撃退することに成功する。現地が安全になると、アナとオシリスが降り立ち、クロビスにラスプーチンを再構築する計画を説明する。クロビスはH.E.L.M.で一行に加わることになる。

4. 単なる武器じゃない I

アナがH.E.L.M.に持ち込んだ実験的なエクソのフレームにクロビスがインストールされると、彼はウォーマインドを再構築するための次のステップの概要を説明し始める。回復策として、ラスプーチンは自身のコードを自律的なサブマインドに分割していた。それらのデータを収集し、アナが回収したAIコアに再統合することで、ラスプーチンのコードは自己修復を始めるはずだ。マラからガーディアンに、シヴ・アラスの軍勢が月にあるウォーマインド施設に集結しているとの報告が入る。そのバンカー内にはサブマインドのマラハヤティが存在している。基地内のスコーンを排除した後、ガーディアンはサブマインドからデータを回収することに成功する。マラは、襲撃を指揮していたスコーンがハウス・オブ・サルベーションの出身であることに気づき、彼らが蘇生されたのは、エラミスへの罰の一種であると結論づける。その後、ガーディアンはラスプーチンの回復に役立つAIカーネルのデータを収集するため、ディープストーン・クリプトの深部にあるAIカーネルを目指して再びエウロパへ向かうことになる。

5. 作戦コード:アルキメデス

ラスプーチンの再構築の準備として、ガーディアンはシティの郊外に派遣される。これは、AI-COMの準備が整った際に、地球軌道上の熾天使ステーションからラスプーチンを軍事衛星ネットワークに再インストールできるようにするため、軍事衛星バンカーを確保することが目的である。ハイヴを一掃した後、アナがガーディアンはただの記録探しに来たように見せかける中、ガーディアンは施設に電力を供給するリアクターを再起動する。クロビスが施設の起動プロトコルを準備しようと試みると、ラスプーチンが彼に対するコードを変更していたことが判明する。この任務は日を改めることになった。

6. 単なる武器じゃない II

ラスプーチンの再構築を続けるためH.E.L.M.に戻ったガーディアンは、ブレイ姉妹の口論の終わりに立ち会う。クロビスは、ラスプーチンを再構築するためにより多くのサブマインドのデータを取得する計画を思いついていた。彼は、火星が時間的異常に覆われた状態で星系に帰還し、ラスプーチンのマインドラボがその異常の内部にあることを知る。遠い過去において、そのステーションにはシャルルマーニュ・サブマインドが収容されており、これがガーディアンの標的となる。ガーディアンがシヴ・アラスの軍勢と戦いながら進む中、ブレイ家の人々はウォーマインドが完全に再構築された後、彼をどう扱うかについて議論する。アナはラスプーチンが今後も自律性を維持することを望んでいる。ハイヴはマインドラボ内にハイヴの霊を宿らせるため、ケルゴラスを送り込んでいた。しかし、ガーディアンは再びこのナイトを排除し、ラスプーチンのためのさらなるデータを確保することに成功する。

7. 監視者のスパイア

火星の古い前哨基地が、地表の時間的乱れによって再起動した。エラミスの導きにより、ソル・ディバイシブがスパイアを侵略する。オシリスは調査を望む。イコラはガーディアンを派遣し、そこで何が発見できるかを調査させる。この基地はクロビス・ブレイ社とイシュタル・コレクティブの共同作戦であったことが判明する。ガーディアンは、ベックスがスパイアを使ってラスプーチンのサブマインドを幽閉するのを阻止することに成功する。オシリスは、この施設に海王星のビジョンに新たな光を当てる可能性のある知識が含まれていることを知り、喜びを露わにする。その後まもなく、アナはオーガーマインド・ソーテリアの過去を知るため、スパイアへの遠征を指揮する。

8. 作戦コード:ディオクレス

再び、ガーディアンはンケチのカットにある熾天使ステーションへと派遣される。ハイヴがガーディアンが以前使用したバンカーの入り口を封鎖したため、アナは屋上の通気口から入るよう指示する。ガーディアンが内部に配置された古代のハイヴを排除すると、クロビスは施設の起動システムを確保することに成功するが、起動コードの解読には時間が必要となる。それまでの間、アナは他の複数のバンカーに通信を送ることで、ガーディアンの足跡を隠蔽する。

9. 単なる武器じゃない III

クロビスはガーディアンに、エルシーがウォーマインド再構築の取り組みに参加することを伝える。今週はラスプーチンは稼働しないが、エルシーはガーディアンを地球周回軌道上の熾天使ステーションへと送り出す。アナもまた、熾天使ステーション内にある古い武器の記録を発見しており、ガーディアンがそこにいる間に回収してくるよう依頼する。宇宙ステーション内では、シヴ・アラスがネットワーク制御を確保するため、エラミスと彼女のスプライサー、さらにラスボーンとスコーンの兵士の分遣隊を送り込んでいた。ガーディアンがステーション内部にさらに潜入するために降伏を装った後、今やスコーンとなったプラクシスと対峙する。スコーンを排除したガーディアンは、我々がラスプーチンを再構築するまで誰も軍事衛星ネットワークにアクセスできないようにするウイルスをアップロードすることに成功する。

10. 隠された形

フェンチャーチとして知られる潜みし者のエージェントと協力し、熾天使ステーションで発見されたライフル「リビジョン・ゼロ」の製造に隠された秘密を解き明かす。その結果、黄金時代のハッケがこのライフルを開発するために、火星のレリックの技術を研究していたことが判明する。

11. 単なる武器じゃない IV

ラスプーチンのコードはまだ自己修復できておらず、エングラムに新しいデータを提供するためのAI-COMの場所も尽きてしまった。アナはある計画を持ってガーディアンのもとを訪れる。彼女は、フェルウィンター卿がラスプーチンの失われた息子の遺体から作られたことを知ったのだ。もしガーディアンがそのゴーストを入手できれば、ラスプーチンはその中のデータを使って目覚めることができるかもしれない。

12. 作戦コード:土星の息子

ガーディアンはコスモドロームの鉄の神殿に到着するが、アナの通信を傍受したハウス・オブ・サルベーションもまた、フェルスプリングのシェルを入手するために神殿に侵入していた。ガーディアンはバルス・サラディン・フォージの軍団「鉄のウォービースト」と共に戦い、侵略を押し返す。自身のゴーストであるフェルスプリングにアクセスしたことで、ラスプーチンは目覚める。彼はウォーマインドに対するクロビスの設計の真実を暴露する。ラスプーチンはトラベラーを抹殺し、クロビスの設計した機械の神としてトラベラーに取って代わるために作られたのだと。その欺瞞が露見したクロビスAIは、再びエウロパの地表に幽閉されることになる。

13. よい子プロトコル

「リビジョン・ゼロ」を手にしたガーディアンは、熾天使ステーション内の隠された研究室にアクセスできるようになり、「アーチー」と名付けられたロボット犬を発見する。ガーディアンはその犬を撫でるためにH.E.L.M.へと連れ帰る。

14. 単なる武器じゃない V

ラスプーチンはガーディアンに、自身は稼働しているものの、そのコードはまだ軍事衛星ネットワークに再統合される準備が整っていないと告げ、自身のコードをさらに再構築するために、サブマインドの保管庫からデータ収集を続けてほしいと頼む。オシリスはガーディアンと語り合い、かつて「ネフェレ要塞」であったものに関する知識において、ラスプーチンがサバスンから受け取ったビジョンの鍵を握っているかもしれないと推測する。ガーディアンがサブマインドの保管庫から戻ると、エルシーから通信が入る。彼女はアナの振る舞いがクロビスに似てきていることに不安を覚えつつも、アナが正しい行いをしてくれると信じたいと語る。ラスプーチンはより多くのデータを統合していくにつれ、そのデータが自身のパーソナリティ・マトリックスを変化させ、かつて自分が何者であったかという視点を与えていることに気づく。

15. 単なる武器じゃない VI

軍事衛星ネットワークに対してシヴ・アラスがどのような計画を抱いているかが明らかになる。自身と自らの軍勢を太陽系に召喚するためには、彼女は恐るべき破壊行為を必要としているのだ。マラは、ラスプーチンであれシヴ・アラスであれ、誰が軍事衛星ネットワークを使用しようとも、引き起こされた破壊がシヴ・アラスの太陽系侵略への入り口を開くことになると推測する。今やラスプーチンは、地球上空に集結する目撃者の軍勢を破壊するために軍事衛星ネットワークを使用することなく、ただそれを保持し続けなければならない。他に手が打てるようになるその時まで。

16. 単なる武器じゃない VII

ラスプーチンは、軍事衛星ネットワークを発射することなく人類を保護するための計画を策定し始めた。それは地球の人々を、上空からの抹殺から永遠に安全な状態にする計画である。しかし、それが実現する前に、ラスプーチンは安全を確保するために自身のネットワークから物理的に隔離(エアギャップ)されているコスモドローム内の隠しファイルを回収するようガーディアンを派遣する。

17. 作戦コード:サンカス

ガーディアンはコスモドローム内の古いバンカーに到着する。ラスプーチンが要求したデータを回収するためバンカー内を戦い進む中、ウォーマインドは自身の過去の専制的な行為について物思いにふける。実行寸前まで行った行為の一つに、トラベラーを動けなくすることを意図した攻撃があった。しかし、アナのおかげで、彼は当時その発射シークエンスを中止したのだ。ガーディアンはデータを回収することに成功し、ラスプーチンはそのデータを自身のネットワークにアップロードするのではなく、バンガードに保管するよう求める。

18. 忌まわしい命令、始動

最悪の事態が現実となった。エラミスは、軍事衛星ネットワークの制御を防いでいたウイルスをバイパスすることに成功し、目撃者の監視のもと「忌まわしい命令」を発動させた。軍事衛星ネットワークはトラベラーの上空の射撃位置へと移動を開始するが、トラベラーは何世紀にもわたって初めて、人類を守るためにシティの上空から移動する。ラスプーチンの計画が明らかになる。オーロラの犠牲である。ラスプーチンが軍事衛星ネットワークに再接続された後、アナは彼のAIを完全かつ永久に削除しなければならない。エラミスがウォーサットを発射する中、アナはラスプーチンの命を終わらせる。トラベラーは軍事衛星ネットワークから救われた。

19. 最後の贈り物

ラスプーチンがコスモドロームから回収を求めた情報には、オシリスが探していた証拠が含まれていた。ネフェレ要塞の存在と、それが隠している秘密である。「ベイル」――トラベラーと結びついた、強大な超因果の力を持つ物体である。

光の終焉

地球軌道に到達した目撃者の軍勢は、アマンダ・ホリデイを含む多くのパイロットの命を奪う激戦を経て、トラベラーの内部へと通じる「ベイル」の存在を探知する。目撃者は海王星に眠るその存在を求め、門弟カルスに回収を命じる。オシリスはこれを察知し、カルスの艦隊を追って海王星へ向かう。

ガーディアンはオシリスの後を追い、「ネオムナ」に到達。ここで新たな守護者、クラウド・ストライダーのロハンとニンバスと出会う。探索の中でガーディアンは新たな暗黒の力「ストランド」に触れ、それを使ってシャドウ・リージョンと戦うことになる。

ガーディアンはストランドの力を極めていき、クラウドアークを回復し、ベックスとシャドウ・リージョンの連合を撃退していく。そしてついにベイルの封印が破られ、カルスとの最終決戦に挑む。ガーディアンはカルスを打倒するが、目撃者はゴーストを通じてベイルと接触し、トラベラーに切り込みを入れる。

その瞬間、目撃者は「最終形態」に向けて準備を開始し、トラベラーの内部「ペイル・ハート」への門を開いて消える。ガーディアンはネオムナの復興を支援しつつ、ロハンの残したデータをたどり、ベイルの秘密を追い始める。

1. 地球での戦い

艦隊が地球上空でトラベラーを包囲するが、光のテラフォーミングの力をもってしても、接近する目撃者を止めることはできない。目撃者はトラベラーの精神に触れることで海王星にあるベイルの場所を突き止め、新たな力を得た門弟カルスを派遣する。タイフォン・インペラトルが海王星に降下しようとする中、ガーディアンとオシリスはその後を追う。

2. ファーストコンタクト

ガーディアンはオシリスと共に、カルスの旗艦に続くカバルの船の1隻に密航して海王星の軌道へと向かう。船内でガーディアンは、カルスが目撃者の門弟へと昇り詰める過程で集めた「シャドウリージョン」と初めて遭遇する。船を破壊した後、オシリスとガーディアンは船から脱出して海王星の表面に不時着し、そこでひとつの文明を丸ごと発見する。ガーディアンがオシリスの場所へ向かう途中、この都市のクラウドストライダーであるロハンとニンバスから通信が入る。オシリスの場所に到着したガーディアンは、迫り来るシャドウリージョンを撃退するために使用する、暗黒の奇妙な織り糸(ストランド)を発見する。シャドウリージョンを片付けた後、二人のガーディアンはクラウドストライダーたちと合流する。

3. 故郷での戦い

カルス自身は海王星にいて、ベイルをその安置場所から発掘しているかもしれない。その一方、マラは、暗黒の艦隊のピラミッド内にシャドウリージョンによって捕らえられた囚人を救出するため、シティの援助に駆けつけた。これを行うため、マラは自身の強大な超因果の力をガーディアンの指令を通じて送り込み、彼らが暗黒の艦隊の刑務所を突破できるようにする。アマンダが刑務所のひとつから救難信号を発信し、ガーディアンは彼女と他の捕虜を救出するために送り込まれる。

4. 包囲網

クラウドストライダーたちと会った後、ガーディアンはネオムナにあるベイルの場所へと出発する。シャドウリージョンは防衛線を張っており、ガーディアンはまず、ガーディアンの既知の属性スキルを無効化するパラコーザル・ディスラプターなどの防衛設備に対処しなければならない。ガーディアンは行く手を阻む兵士たちを片付けることには成功するが、シャドウリージョンはベイルの周辺地域を確保することに成功する。ゴーストは再び目撃者の声に乗っ取られ、ガーディアンは目撃者とカルスの会合を観察する。そこで彼らは、皇帝がラジアルマストと呼ばれる遺物をベイルに接続し、ベイルを破壊しようとしていることを知る。

5. 転落

ガーディアンはラジアルマストを探すため、タイフォン・インペラトルと呼ばれるカルスの旗艦を強襲する。要塞に入ると、ゴーストが奥深くに光のエネルギーの源を感じると指摘し、オシリスはそれがラジアルマストであると特定する。ガーディアンはマストに到達することに成功するが、カルスの軍勢から逃走を余儀なくされる。カイアトルと彼女の軍団の到着により、ガーディアンは旗艦からの脱出に成功する。

6. ブレイクネック

ラジアルマストの入手に失敗したガーディアンは、シティ内でのベックスの攻勢を阻止するため、ニンバスとロハンから派遣される。ベックスはネオムナのクラウドアークから電力を奪おうとしており、クラウドストライダーたちはガーディアンに、クラウドアークこそがネオムナのほぼすべてを管理しているものであり、それを守ることでベイルをカルスの手から安全に保つことができると伝える。ガーディアンがリアクターへ向かって戦い進む中、彼らは以前に遭遇したストランドに再び遭遇する。ガーディアンがリアクターからベックスを一掃した後、シャドウリージョンがガーディアンを殺すために施設を強襲する。シャドウリージョンとカルスのトーメンター数体を排除した後、ガーディアンはネオムナの至る所で目にしてきたストランドの力を使って施設から逃走することに成功する。

7. 瀬戸際

ニンバスはガーディアンとオシリスに、ガーディアンがネオムナで発見したストランドの力をよりうまく訓練するために行ける場所について心当たりがあると伝える。ガーディアンはこの力を使って近くのベックスを排除することで操る練習をするが、戦闘のたびに絶えず疲労困憊してしまう。オシリスは痛みに耐えて限界を超えるようガーディアンに促し、この能力を習得しなければカルスを倒すことはできないと言う。ガーディアンのストランドを操る能力は向上するものの、負担なしにその使用を極めることはできない。

8. 時間がない

カルスはラジアルマストをベイルに接続するために動き出している。ガーディアンとクラウドストライダーたちは、そうなる前にシャドウリージョンを阻止すべく出撃し、ガーディアンはストランドの力を使って、過去に能力を阻害したパラコーザル・ディスラプターを克服することに成功する。この新たな力と、ニンバスが提供した盗まれたドレイク・タンク数台により、ガーディアンはロハンと共にラジアルマストに到達する。ガーディアンがストランドでベイルを破壊する前に力が彼らを疲弊させてしまい、ロハンはラジアルマストを破壊するために自身のコアを爆発させる以外の選択肢を失う。

9. ハイパーネット電流

ロハンを悼む時間もないまま、ニンバスはネオムナの防衛を妨害しているベックス・ネットワークへのシャドウリージョンの侵入を調査するため、ガーディアンを送り出す。ガーディアンがベックスの領域に入る前、ニンバスは最近ネオムナの市民がネットワーク内で奇妙な声や悪夢を報告していると伝える。ガーディアンは宿られた兵とベックスと戦いながら、自らその声を発見する。ネットワークの領域から敵対勢力が一掃されると、その声は目撃者の門弟であるネザレクであることを明かす。

10. 急がれし事

ニンバスとカイアトルがカルスへの最終攻撃の準備を整える中、ガーディアンはストランドの力を真に習得するためオシリスと協力する。ガーディアンは、ストランドを力として支配しようと奮闘する中で、自分たち自身の目標と戦っていたことに気づくようになる。ストランドの繋がりを力で押さえつけるのではなく、それと共に流れることを学ぶことで、ガーディアンはベックスを軽々と引き裂きながら、この暗黒の力を真に自分のものにすることができるようになる。

11. 苦肉の策

カルスはカイアトルとガーディアンの軍勢に対して最後の攻勢をかける。彼は娘のカイアトルを退けた後、ベイルを自ら確保するために旗艦から降下する。ネオムナの都市の地下深くで、ガーディアンはカルスと対峙する。新たに習得したストランドの力により、目撃者の門弟カルスは討ち取られる。しかし勝利は短命に終わる。目撃者が再びガーディアンのゴーストに憑依し、それを利用してベイルと接続したことが明らかになる。地球の表面の上空で、目撃者はトラベラーの前にゲートウェイを切り開き、その「ペイルハート」へと入っていく。

12. 残されたもの

カルスの死と目撃者によるベイルへの接続成功に続き、ガーディアンたちは従うべき計画を失ったまま取り残される。ニンバスはガーディアンに、ベックスがかつてベイルのコピーを作ろうと試みたことがあるとロハンが言っていたのを聞いたことがあり、ロハンの古いメモを集めればベイルの機能についてもっと学べるかもしれないと伝える。ベイルの再現の試みとは、実はほぼ10年前にガーディアンが破壊した「ブラックガーデンのブラックハート」であったことが明らかになる。ハートは破壊されたかもしれないが、ベックスはまだそこから回収可能なデータを持っているかもしれない。ガーディアンがブラックハートを調査する間、オシリスはニンバスにネオムナに残るよう頼む。ガーディアンがブラックガーデンで捜索を始めると、ニンバスがオシリスの要求に従わなかったことが明らかになる。ブラックガーデンの内部で、ガーディアンとニンバスはロハンの古い武器の1つを回収し、ニンバスは失われた師を悼んでからネオムナへと戻る。ガーディアンは宿られた兵が破壊する前に、コンセプチュアル・マインドからデータを回収することに成功する。オシリスは彼らが見つけたものを調べる時間が必要となる。

抗戦のシーズン

目撃者の来襲とカバル帝国の新たなる弟子、エラミスによる地球侵攻の始まり。シティが戦場となる中、多くの市民がシャドウリージョンによって捕らえられ、地球軌道上や地上に点在するピラミッドに収監されていく。

ガーディアンは、マラ、ミスラックス、デヴリムの指揮のもと、「女王の近衛兵」として戦うことになる。マラから託されたアセンダント・セプターを駆使し、亜空間を通じてピラミッドのバリアを突破、囚人たちを救出する作戦が展開される。初の救出任務では、捕らえられていたアマンダを解放することに成功するが、彼女が誤ってクロウを敵と認識し発砲する。

1. 影の湖:抗戦

目撃者の暗黒の艦隊が太陽系へ襲来したことで、地球のEDZでは、かつてない規模で宿られた兵が爆発的に再増殖し、貴重な水源を汚染し始めていた。ガーディアンは、デヴリム・ケイと再び共闘。かつて暗黒のピラミッド艦から奪取・解析した超因果的な爆発物を前線へ投入する。ガーディアンは、宿りの汚染源にこの爆発物を直接叩き込むことで、汚染を物理的に爆砕・消滅させ、シティの生命線を死守した。

2. 新・武器商人

シャドウリージョンに対し、地球上で大量のクローン兵器や重火器を供給している不穏な武器密売ルートが浮上した。ガーディアンはデヴリムと協力し、その製造・供給拠点である巨大揚陸艦を強襲する。この任務には、地球圏でバンガードとの同盟を維持するカイアトルも独自の精鋭部隊を派遣していたが、一部のサイオンたちがシャドウリージョンに捕らえられていた。ガーディアンは船内で捕虜となっていたサイオンたちを解放。人類とカバルの共同戦線により、かつての悪名高き武器商人の名を継承した新たなる「ブラカス・ザーン」を激闘の末に討伐。敵の地球における兵器供給網を根本から破砕した。

3. 我らは屈せず立ち向かう II

シャドウリージョンの地球侵攻により、各地で民間人の大量拉致が横行していた。EDZの最前線でガーディアンに救出されたアマンダ・ホリデイから緊急通信が入る。彼女はコスモドロームにおいて、さらに多くのシャドウリージョンが地球人を檻に詰め込み、捕虜を集めているという防衛網の隙を突いた報告をもたらした。ガーディアンは即座にコスモドロームへ急行し、敵の防衛部隊を殲滅して監獄を解放。タワーへ帰還する際、デヴリムが通信ネットワーク越しに、最前線で戦う者たちへ静かに語りかける。目撃者がなぜこれほどまでに執拗かつ残虐な地上攻撃を行うのか――それは我々の「結束」と「希望」を内側から打ち砕くための精神攻撃であり、カバルやエリクスニー、人類が手を取り合って立ち向かう今、その試みは完全に失敗しているのだと、自らの揺るがぬ意志を表明した。

4. オクルージョン

目撃者が海王星においてベイルに接続し、宇宙の理を歪めるリンクを確立した直後。ネオムナの記録保管担当(アーキビスト)であるクイン・ラガーリからの要請を受け、ガーディアンはベックスの電脳攻撃によって破壊・データ改ざんされた歴代の「クラウドストライダーの墓(メモリアル)」の修復作業に従事する。火星やエウロパで覚醒させたストランドを駆使し、墓碑のデジタルデータを紡ぎ直していくガーディアン。その過程で、歴代のクラウドストライダーたちが数百年もの間、クラウドアークの底に命がけで秘匿し続けていた絶対の機密「オクルージョン」の存在が暴かれる。

オクルージョンの正体は、黄金時代にクロビス・ブレイ社によって開発され、大崩壊の直前に海王星へと逃げ延びた航行予測AI「ソーテリア」の、歴史から抹消されていた純粋な意識の断片であった。この高度なAIの遺産を完全にデータ補完しようと迫るベックスの侵命プログラムを、ガーディアンはストランドで完全に消滅させる。隔離状態から目覚めたオシリスの古き知識にも通じるそのAIは、ガーディアンに対し、かつて大崩壊の津波で失われ、現在は目撃者の黒きピラミッド船によって異次元へと引きずり込まれているはずの衛星タイタン、そしてそこに潜む「目撃者の真の敵(古の生物アーサ)」について調査を促す不可解な暗号メッセージを遺した。

5. 可変

EDZの深い森の奥、ベックスの現実改変エナジーが漏れ出す奇妙な空間異常から、黄金時代のデータコード「AVALON」を含むベックス・ネットワークの防衛ノードが検出された。ガーディアンがノードのセキュリティシールドを物理的にクラッキングして内部の電脳空間(ベックス・ネットワーク)へとダイブすると、その超常的な通信を感知したミスラックスが、ナビゲーターとして通信で合流する。ミスラックスは、ネットワークの最奥から、ベックスの冷酷な計算ロジックとは明らかに異なる「極めて感情的かつ不規則な暗号信号」が発信されているのを検知。ガーディアンは信号の根源を目指し、ベックスのデータシミュレーションによって再誕したブラキオンの幻影と対峙する。

激しい電脳戦の末にマインドを撃破したガーディアンは、そのデータコアの隠れ家から、完璧な純度を持つベックス・データのグレイブ「ベックス・カリバー」を回収した。週を追うごとにネットワークの深層へと戻り、データのパズルを解き明かしていく中で、あの不規則な信号の正体が、アシェル・ミルの、デジタル化された意識そのものであることが判明する。アシェルはベックスの膨大な演算能力を内側から乗っ取り、目撃者が狙うベイルの物理的座標と真実を突き止めるため、自らの肉体をレディオラリアへと完全に捧げてデジタル存在へと変貌していた。再誕したブラキオンを3度目に討ち取った瞬間、アシェルはベイルの核心的なデータをシティへ転送することに成功。しかしその代償として、彼はベックスの巨大な群体意識のコアへと完全に同化・吸収され、自身の強固なエゴを喪失し、データの海の彼方へと完全に消滅した。

6. ナイトメアの根源

目撃者がトラベラーの地表へ「切れ込み(ポータル)」を刻んだ際、トラベラーが放った強烈な超因果的防御光が、目撃者のピラミッド船を直撃した。そのピラミッドの内部には、かつて大崩壊の際にサバスンによって殺害され、呪われて封印されていた門弟「ネザレク」の頭蓋骨と遺骸が収められていた。トラベラーの「無秩序な生命創造の光」が、最悪の形でピラミッド内の暗黒の残滓と融合。ネザレクの肉体は、植物のような瑞々しい白い根と暗黒の結晶が不気味に絡み合う異形の姿で、意図せずして「再誕・蘇生」を果たしてしまった。

完全に目覚めたネザレクの狂気的な精神波は、海王星のクラウドアークの仮想空間にまで到達。ネオムナの市民たちの意識に、凄惨な悪夢を植え付け、彼らの精神を内部から破壊し始めた。このネオムナ市民への精神支配と恐怖を終わらせるため、6人のガーディアンからなる精鋭レイド部隊が、テラフォーミングの光に浸食された美しくも禍々しいピラミッド艦「エッセンス」へと突入する。チームは、光の屈折と暗黒の共振のエネルギーを正確にノードへ接続しながら進み、惑星の質量そのものを操る巨大な門弟の番人「エクサール」を撃破。

最奥の「特異点の庭園」にて、二振りの巨大な鎌を構え、ボイドの悪夢のエナジーを撒き散らすネザレクの本体と激突。ネザレクはガーディアンたちの光を「最高の恐怖のスパイスだ」と嘲笑し、精神を崩壊させる全画面の衝撃波を放ってきたが、ガーディアンたちは光と暗黒のセーフティ・オーラをフィールドに構築してこれを完全無力化。ストランドの糸で彼の巨体を拘束し、ありったけの重火器とスーパーチャージの猛火をその胸のコアへ叩き込んだ。

7. パーティション:ハードリセット

シャドウリージョンの精鋭クラッキング部隊が、クラウドアークの最重要データ領域へ侵入した。ガーディアンはサイバー空間の防衛のため、ベックス・ネットワークの深層へと送り込まれる。敵が狙っていたのは、数百年前にベイルの研究を行い、ネオムナの創設者の一人でありながら、後に人類の悪夢(ベール近縁のカルト)を生み出すきっかけとなった科学者「マヤ・サンダレシュの極秘の音声日誌」であった。ガーディアンはアーク内の時限爆弾を解除し、リージョンの爆弾処理班をストランドで完全排除。創設の裏に隠された不穏なデータを無事に保護・隔離した。

8. パーティション:バックドア

数ヶ月にわたり、ネオムナのデジタル仮想空間に深刻なラグと接続障害を引き起こし、市民の意識の生命維持システムを絶えず脅かしていた未知のベックス・マインド。ニンバスからの直接の要請を受け、ガーディアンはネットワークの裏口(バックドア)から侵入。時空のループを発生させてデータを遅延させていた高次元のベックスを瞬時にデリートし、システムを正常化させた。

9. パーティション:オードナンス

カバルとベックスの同時サイバー侵攻に対し、ネオムナの防衛線を強化するため、ガーディアンはデータ技術者サム・モレインと協働。ネオムナの周囲に展開するベックスのポータルゲートのリンクを内部から物理的にクラッシュさせるため、高度な「対ベックス用論理ウイルス」をシステムへインストールする。ガーディアンは迫り来るデトネーション・マインドの猛攻からダウンロードバーを守り抜き、ミッションを完遂した。

10. ベイル・スペクトロメーター

火星での修行、そしてエウロパでの暗黒の探求を経て、ストランドの力を完全に手中に収め、その因果の糸の織り方を習得したガーディアン。この未知の精神エネルギーを、物理的な銃器(兵器)として物質化できないか模索し始める。ニンバスの技術的アドバイスと、ネオムナの地下に眠るベイルの収容施設の防壁から削り出された特異な超伝導素材を融合させることで、ガーディアンはストランドの弾丸を高密度で連射する新型エキゾチック兵器の鋳造に成功。暗黒の精神力を物理的な破壊力へと変換する新たな手段を確立した。

11. 我らは屈せず立ち向かう III

マラ・ソヴは、地球のシャドウリージョンの防衛ラインを根底から突き崩すための、極めて大胆な反撃計画をガーディアンに提示する。リージョンは地球の軌道上(衛星軌道)に、外壁を完全に超因果シールドで覆った「空中要塞・巨大刑務所」を建造し、地上から拉致してきた無数の民間人を収容していた。カバル側は「このシールドがある限り救出は絶対に不可能だ」と高を括っていた。しかし、ガーディアンが女王の怒りとマラの「アセンダントの魔法」の波長に深く同調・習熟したことで、物質世界の防衛網を完全に無視し、「亜空間を直接歩行して刑務所の内部へと直接テレポート(侵入)する」という業が可能となった。

パトロールの目を完全に迂回し、要塞の心臓部へ出現したガーディアンは、監獄のロックを解除してすべての地球人捕虜を救出。作戦成功後、前線基地 H.E.L.M. の奥地へ帰還したガーディアンは、メカニックとして武器の整備を行っていたアマンダがミスラックスに対し、かつて自分の両親が地球の荒野でフォールンに殺害され、自身がシティへ命がけで辿り着いた悲惨な「身の上話」を語っているのを耳にする。アマンダは「昔はあんたたちの種族を心の底から憎んでいた。でも、今のハウス・オブ・ライトが私たちのために血を流して戦ってくれているのを見て、何かが変わった」と告げ、二人の間には、種族の壁を越えた本物の戦友としての固い握手が交わされた。

12. 作戦コード:ジェイルブレイク

EDZの最奥、カバルの揚陸艦が沈みゆく島の沖合に構築した、最も堅牢な地下捕虜収容所から、最重要の救難信号がバンガードへ届いた。これを受け、ガーディアン、ミスラックス、そして自身の戦闘機と重火器を携えたアマンダの3人は、湿ったトンネルへと足を踏み入れた。内部には、目撃者から直接シャドウリージョンへ配備されていたトーメンターが待ち受けていた。ガーディアンの光の爆発とミスラックスのブレード、そしてアマンダのショットガンが炸裂し、凄惨な激闘の末にトーメンターを撃破。

しかし、敗北を悟ったカバルのAIシステムが基地の「完全ロックダウン」を起動し、揚陸艦全体の自爆シーケンスが開始された。電子隔壁が次々と閉鎖され、民間人たちが檻の中でパニックに陥る中、アマンダはコンソールを力技でクラッキング。捕虜の拘束をすべて解き、彼らを脱出ポッドへと滑り込ませることに成功した。しかし、その瞬間、制御室のメインジェネレーターが過負荷によって大爆発を起こした。アマンダが脱出するための時間は、もう残されていなかった。激しい黒炎が彼女を飲み込み、通信は完全に途絶した。彼女の遺体は、崩壊した要塞の瓦礫の中からミスラックスとガーディアンによって無言で回収され、かつて彼女が愛し、守り続けたシティのタワーの丘へと厳かに埋葬されることとなった。バンガードの誰もが、その早すぎる死に涙した。

13. ゆるがぬ決意 V

シャドウリージョンから地球の民間人を救出・保護する作戦が戦線で継続される中、タワーの静かな一角において、アマンダの小規模な葬儀が執り行われた。ザヴァラ、イコラ、そして彼女と賭け仲間であったケイド6の形見を持つケイドの古い友人たちが集まった。アマンダは「光を持たないただの人間」でありながら、誰よりも勇敢にタワーの船を操り、ガーディアンたちを荒野から支え続けた。彼女の遺品となった工具と、彼女の愛機のパーツの前に立ち、ザヴァラは「彼女は人類の最高の模範であった」と弔辞を述べ、復讐ではなく「彼女の遺志を継ぎ、都市を絶対に守り抜く」という、バンガード全体のゆるがぬ決意が新たに誓われた。

14. 報復

アマンダを失ったバンガードとリーフの怒りは、即座に圧倒的な軍事行動へと変換された。ガーディアンは、マラが自身の全魔力を解放して開いた「超長距離・亜空間ポータル」へと突入。自身と、アマンダの死に人一倍の激しい激昂を燃やすクロウ、そして彼女と固い誓いを交わしたばかりのミスラックス、地上の砲撃を要請するデヴリムの4人の意識を、地球上空の雲海を飛行するシャドウリージョンの超巨大フラッグシップのブリッジへと直接転送した。

クロウの放つゴールデンガンが敵のコマンダーを消滅させ、ミスラックスの電磁ブレードがカバルの重装甲兵を次々と両断。ガーディアンはストランドの糸で船内の全エネルギーパイプを搦め取り、最奥の動力炉へと到達。ありったけのヘビーウェポンの火力を炉心へと叩き込み、エンジンを大爆破した。

深淵のシーズン

タイタンが再出現したことで、ガーディアンはその海底で発されたスロアンからの救難信号を受け、ザヴァラ指揮の下、セイント14、サラディン、そして放浪者の協力を得て探索に赴く。深海の亀裂と朽ち果てたリグを進む中、クラーケン海に眠るスロアンと再会。彼女は宿りの汚染を受けながらも、アーサという黄金時代の深海知性体と精神的な繋がりを形成していた。アーサは、目撃者に対抗する存在であり、彼女から真実を引き出すためには、エグレゴアサンプルの回収が必要であるとされる。

ガーディアンはスロアンと共に、宿られた兵とハイヴの襲撃をかわしながら、黄金時代のテクノロジーを用いてサンプルの抽出任務「ディープダイブ」を遂行していく。深海にて宿られた兵の配下であるクダザドやケルゴラスと対峙しながら、アーサとの精神交信を重ねることで、ついに目撃者の正体が明かされる。

1. タイタンの帰還

ガーディアンが、目撃者によるベイルへの接続とトラベラーとのリンクを阻止できなかった後、すべては失われたかに見えた。しかしそこに、土星の衛星タイタンが未知の手段によって太陽系に帰還した。

2. スローン副司令官とアーサ

タイタンが太陽系に帰還すると同時に、スロアンからの救難信号が即座に受信された。ガーディアン、ザヴァラ、セイント14、そしてサラディンはスロアンを故郷に連れ戻すため、直ちにタイタンへと出発した。道中、放浪者もほぼ同じ目的でやって来ていることが判明する。全員が恐怖したことに、環境都市全域にシヴ・アラスの声が響き渡った。ハイヴの戦神が到着したのだ。彼女の軍勢を退けた後、ガーディアンは波の下1キロメートルの深海へ潜り、部分的に宿られた状態のスローンを発見する。彼女は自分自身のためではなく、郷地のプロト・ワームである「アーサ」のために救難信号を送っていたのだ。アーサは、目撃者に関する必ず聞くべき秘密の知識を持っているという。

3. 深淵へ

放浪者は、アーサとスロアンの絆を強化し、2人の間でより多くのコミュニケーションを可能にする方法を思いついた。この任務を達成するため、我々はタイタンの波の下へ潜り、精神的な繋がりを作り出す能力を持つエグレゴアの珊瑚を発掘しなければならない。

4. 深淵へ I:作戦コード:サンダーボルト

アーサはバンガードに対し、自身とスロアンの精神的な繋がりを強化するために利用できるエグレゴアの珊瑚が、タイタンの深海にあることを伝えた。海底で戦いを進めるガーディアンは、タイタンが星系外にあった間に移り住んできたシヴ・アラスの軍勢とも戦わなければならない。ラスボーン・サービター「J4W-S」を打ち倒すことで、ガーディアンは珊瑚の回収に成功する。

5. 深淵へ I

回収されたエグレゴアの珊瑚をアーサが食すると、彼女は目撃者についての物語を語り始める。「砂漠のオアシス。希望の種…砂の下に埋もれた…遊牧民…放浪者…旅人たち。彼らの旅は終わる…最初に深淵の手に落ちた者…最初に目撃者の犠牲となった者…」

6. ベイルを分かつもの

ニンバスから奇妙なベックスの活動について知らされたオシリスは、ベックスが何を企んでいるのか調査するためにガーディアンを派遣する。彼らが、クラウドアークに接続されていないネオムナ内のデータサーバーにアクセスしようとしていることが判明する。尽力の結果、オシリスはベックスがベイル収容施設内のシステムへのアクセスを試みていたと断定し、ガーディアンを深部へと調査に向かわせる。オシリスは、ベイルとの対話が増えるにつれて、自身の精神にサバスンの名残の影をより強く理解するようになったと語る。ゴーストにデータマイニング・アプリケーションをインストールさせた後、大崩壊時の海王星への到着に関するチオマの音声ログが回収される。ガーディアンが休む間もなく、施設はトーメンターに侵略される。ガーディアンは侵略者を粉砕し、オシリスはチオマの記録の続きを聞くために後日戻ってくるよう求める。

7. 研究ログ2

ガーディアンがベックス収容施設に戻ると、次の音声ログが解読され、聞くことができるようになる。このログは、マヤのベイル・サイトへの到着について語っている。彼女は自分自身の声の囁きを聞き、それがベイルの名前を告げ、救済を約束するという。それは対象物に触れようと送られた全員を殺し、インディゴ号のエクソの乗組員たちに心理的ストレスを引き起こしている。オシリスは、目撃者のピラミッドへの強襲でネザレクから奪った記録とこの情報を照合し、ベイルが海王星にあるのは確かにサバスンの仕業であったことを確認する。

8. 深淵の亡霊

環境都市の深部で、降り立ちし邪神オリックスの遺体が発見される。エリアを探索するうち、ガーディアンはハイヴの降霊術とゴーストの光を組み合わせることでオリックスを強制的に復活させようとするルーセントブルードの陰謀を暴く。オリックスの遺体にはそれらの訪問の記憶が残されており、シヴ・アラスもしばらくの間この疑似的な墓を訪れていたことが判明する。

9. 邪神の遺体回収

降り立ちし邪神オリックスの強制復活にルーセントブルードが失敗した後、イコラは潜みし者のファイアチームを派遣して現場を調査させ、オリックスの遺体をより安全な場所へ移送した。奇妙なことに、遺体自体は未だにある種の生命反応を示しており、暗黒に満ちていた。

10. 釣りへ

ガーディアンはロッドとリール、そしてタックルボックスを渡され、リラックスして鯉を釣る時間を過ごす。

11. 深淵へ II:メーデー、メーデー

ザヴァラは、タイタンが目撃者に誘拐されて以来の出来事についてスロアンに最新状況を伝えている。彼は、スロアンが任務のために感情をどれほど切り離しているかを心配しており、彼女がこの戦いで一人ではないことを思い出させるようガーディアンに頼む。数名のガーディアンが珊瑚の抽出サイトの1つからメーデー(救難信号)を発信する。ガーディアンが海底で戦う間、セイント14はスロアンの様子を伺うために連絡を取ろうとするが、彼女はまだ心を開きたがらない。ガーディアンは発掘チームを救出することはできなかったものの、任務を完了し、彼らを殺した者たちへ復讐を果たすことはできた。珊瑚を携えてH.E.L.M.に戻ったガーディアンは、ザヴァラ司令官とセイント14がバンガード司令官として過ごした時間について語り合うのを聞く。

12. 深淵へ II

再び、アーサがエグレゴアの珊瑚のサンプルを食してスロアンと接続し、物語を続ける。「光の都市…繁栄する庭園…沈黙の神は…より深い真実を隠し持つ。答えの出ない問い、あぁ…叶わぬ…切望。空が…暗くなり…新たな旅が始まる。」

13. 研究ログ3

次に回収された研究ログは、ベイル周辺での海王星への入植活動の初期について語っている。エクソダス号に搭載されていたSIVAテクノロジーは、入植地そのものだけでなく、ベイルの格納容器のインフラも構築した。悲劇的なことに、それは最後のエクソの乗組員が脳死に陥る前のことだった。ニンバスは、この記録が現在のネオムニに知られている歴史と一致しないことに懸念を抱く。

14. 深淵へ III:作戦コード:フルグライト

サラディンからガーディアンに通信が入り、孤独の重み、そして再び仲間が隣を歩いてくれることの喜びについて彼の視点から語られる。彼は、ガーディアンがスロアンと共にタイタンの深淵を歩む際、そのことを心に留めておくよう頼む。スキャンの結果、タイタンの海の最深部にエグレゴアの珊瑚の棚が発見された。ガーディアンがシヴ・アラスの軍勢と戦いながら進む中、放浪者はスロアンと、海底での生活がどのようなものであったかについて語り合う。彼は後戻りできない岐路に立たされており、何かに完全に献身するとはどういうことか、スロアンの見解を求める。タイタンの深淵で、ガーディアンは再び、今や「骨から宿られし者」となったケルゴラスと戦闘になる。このハイヴ・ナイトを再び打ち倒し、ガーディアンはエグレゴアの珊瑚を回収する。H.E.L.M.に戻ると、サラディンと放浪者が光の戦士としての長い人生について語り合っているのを耳にする。

15. 深淵へ III

珊瑚を食し、アーサは目撃者の物語を続ける。「…暗黒に包まれ。何か更なるものへの約束…長く分かたれた…ひとつの全体を成す二つの半面。彼らの間の…分裂。再会。その先を垣間見る…始まりへと…」

16. 研究ログ4

次の研究ログは、生まれたばかりのネオムナに対するベックスの初期の攻撃に関するものである。ベックスは海王星という惑星とその歴史を作り変えようと努力しているにもかかわらず、何かが彼らによる入植地の境界の変換を妨げている。チオマはこれがベイルの影響だと考えている。ベックスは海王星の大気にシミュレーションを挿入し、シティの発見を防ぐと同時に彼らを孤立させている。チオマが記念日を忘れてしまい今夜は一人で過ごすことになったと語るのを聞き、オシリスはマヤに対して奇妙な親近感を覚える。

17. 深淵へ IV:H.E.L.M.への帰還

放浪者はガーディアンに連絡し、スロアンとアーサの通信を助けるための装備を改良するために必要な機材を回収すべく、サバスンの玉座の世界の深部へ行くよう依頼する。その後は、さらなる珊瑚を求めて再びタイタンの深淵へ。ガーディアンがこの遠征から戻ると、生き残るためにしなければならなかった事について、スロアンと放浪者が会話しているのを目撃する。

18. 深淵へ IV

珊瑚を食し、アーサによる目撃者の物語は続く。「破門…災厄! それは絶対に起きてはならない…言葉なき拒絶。逃げ惑う神。裏切り…そして逃亡。追求…最終形態を求めて…」

19. 研究ログ5

今週の研究ログは、ベイルに曝露した後のエクソダス・インディゴのエクソの乗組員に関するものである。マヤはエウロパでの経験から、エクソの頭脳の基となる精神の流体は、ディープストーン・クリプト内のアーティファクトから発せられる「クラリティ」に曝露したベックスのレディオラリア液で作られていることを知っていた。そして、ベイルも同じ効果を生み出し、エクソの乗組員の精神を消去したことから、ベイルはそのアーティファクトと関連があると結論づける。彼女は、同じプロセスを使って精神を創り出せるのではないかと思案する。オシリスはニンバスに、クラウドストライダーがどのように創り出されたか知っているかと尋ねる。

20. 深淵へ V:目撃者の起源

数週間にわたってタイタンの深淵からエグレゴアの珊瑚を集めた結果、アーサとスロアンの繋がりはかつてないほど強固になった。この日、アーサは「目撃者」として知られる存在の真の歴史をすべての人に明かし、これから起こるであろうことへの警告を発する。

21. 研究ログ6

今週の研究ログは、エクソダス号が必要とした資源を構築するために使用されたZIVAのナノテクノロジーに関するものである。ベックスの技術との比較が行われており、マヤとチオマは、機能停止したベックスや死んだエクソの部品を組み込むことで、このナノテクノロジーをさらに進化させようと試みている。ニンバスは、これは彼らが部分的にベックスであり、彼らのように時を越えられるということなのかと思案する。

22. 深淵へ VI:気圧外傷

サラディンからガーディアンに深刻な緊急事態の通信が入る。ガーディアンが潜水から戻る途中、シヴ・アラスがアーサを攻撃したのだ。アーサは負傷しながらも、儀式を阻止するためにその場へと向かっており、サラディンはガーディアンに合流を求める。ガーディアン、ザヴァラ、サラディン、セイント14、そしてスロアンは、タイタンの海底にある儀式場へと急ぐ。その儀式は、シヴ・アラスが原初のワームの神を我が物にするためのものだった。ガーディアンが儀式の背後にいるウィザードたちを排除することで、アーサは救われる。ガーディアン、スロアン、そしてザヴァラ司令官がアーサの無事を確認するために浮上すると、シヴ・アラスがスロアンを乗っ取ろうと最後の一押しをかけてくる。スロアンはザヴァラの助けを借りてシヴ・アラスの支配を押し返し、アーサと接続してワームからの最後のメッセージを聞き取る。「真の道は覆い隠されている。しかし彼女は道を知っている。欺瞞の中に…真実を隠す者。ウィッチクイーンが…蘇らねばならない。」

23. 研究ログ7

イシュタルのチームがベイルをさらに調査するために使用できるインターフェースの開発に関するものである。それは、精神的な負荷を全員に分散させるために多数の精神のクワイアを繋ぎ合わせることで機能し、コンダクターがベイルから意味のある情報を引き出せるようにするものである。チオマはこの装置によって命が失われる可能性を懸念しているが、マヤは計画を推し進めると主張する。以前と同じように、オシリスはマヤの姿に痛ましいほど自分自身を重ね合わせ、かつて自分も彼女のようであったことを自覚する。

24. ウィキッド・インプリメント

釣りをしながらリラックスする時間の中で、ガーディアンは太陽系各地から折れたハイヴの剣を数本集めることに成功していた。ガーディアンはその折れた剣をタイタンの深淵へと持ち込み、それらを通じて海底に隠された失われた寺院へのアクセス権を得る。ガーディアンがシヴ・アラスの軍勢と戦うにつれ、彼女はガーディアンを寺院の奥深くへと扇動していく。トーメンターを討ち取ったガーディアンは、覆われたベイルの像を通じてシヴ・アラスから武器を授けられる。ガーディアンが自身を研ぎ澄ますための、「ウィキッド・インプリメント」である。

25. 研究ログ8

次に解読された研究ログは、前週のベイル・インターフェースに関する議論の続きである。そのプロセスは実験に関わった全員を死に至らしめたが、マヤの目には貴重なデータポイントが集められたようにしか見えていない。オシリスは、このベイル・インターフェースの試みと、最近アーサが明かした「目撃者」を生み出した儀式との間の関連性に気づき、マヤも同じ道を辿っているのではないかと危惧する。

26. 研究ログ9

ガーディアンもよく知る顔、ラクシュミIIに関するものである。マヤが数十体の死んだエクソの体をベイル・インターフェースに接続し、それを自身の精神を通して逆行させ、そのうちの1体の体へ流し込むという実験を行ったことが明らかになる。その結果として生まれたのが、マヤの声で話し、彼女の記憶の一部を持つラクシュミIIである。ニンバスはなぜオシリスがその名を知っているのかと戸惑い、オシリスはクラウドストライダーに対し、彼女がシティで何者であったかを説明する。

27. 研究ログ10

ベイルに関するものである。マヤは人間の精神を殺すことなくベイルに接続することに成功した。チオマは、ベイルがベックス・ネットワークに似た意識のウェブであると断定する。もしベックスがベイルを手に入れることができれば、超因果のシミュレーションさえ行えるようになるかもしれない。チオマは喜べたらよかったのにと願うが、この瞬間に至るまでのすべての出来事を前に、彼女にできるのはかつての妻であった女性を悼むことだけだった。オシリスはニンバスに対し、自分がかつてマヤを捕らえたのと同じ執着の犠牲になりかけたことを語る。

28. 研究ログ11

チオマの個人的なものである。マヤが死んだ。チオマは、ベイル・インターフェースの指揮者の椅子で独り座るマヤの遺体を発見した。彼女はまだ発達段階にあるラクシュミ2にこれをどう説明すべきか途方に暮れており、当面の間彼女を隔離している。

29. 研究ログ12

地球でのウォーマインド・ラスプーチンの再起動を扱っている。軍事衛星ネットワークを使用して、ラスプーチンはコロニー船エクソダス・インディゴの位置を特定し、それを「ネフェレ要塞」と分類して入植地への遠隔接続を試みる。チオマはそれが完了するのを防ぐため、スターゲイザーを地球へと派遣する。その道中、クラウドストライダーはラクシュミIIを一緒に連れて行き、彼女をシティから、そしてチオマの視界から遠ざけることになっている。この情報により、オシリスはラスプーチンのデータからネフェレ要塞の記録を消去したのが誰であったかを特定することができる。

30. 研究ログ13

チオマがベイルに関するすべての研究成果と、彼ら全員に降りかかった数々の恐怖を隠し去る決断をした時のことについて語っている。オシリスはここでのチオマの決定に同意できるか確信が持てない。ニンバスが現れ、クインがこのログに「MSund12」というデータシグネチャがあることに気づいたと伝える。

31. 研究ログ14

チオマからの最後の研究ログで、彼女は自分とマヤがかつて金星でベックス・マインドに閉じ込められた時のこと、そして今の自分が置かれている地獄に比べれば、あの日々がまるで天国のように感じられると語る。彼女はネオムナの外にいるベックスと接触しており、自身の最期を迎えるために彼らの元へ向かうつもりだ。オシリスは、この数ヶ月間でこれらの研究ログから得ることができた知識を要約する。

魔術のシーズン

イマルは、サバスンをよみがえらせる前に、戦神シヴ・アラスを倒すことが先決だと語り、ガーディアンに「アコライトの杖)」を授ける。サバスンの玉座の世界を再訪したガーディアンは、エリス、イコラ、イマルとともにサバスンのスパイアを解放し、彼女の実験施設や光を操るテスト被験体と戦う中で、魔術的儀式を完成させる。

やがて、エリス・モーンが「復讐のハイヴ神」へと変貌し、シヴ・アラスを打ち倒すためには、ハイヴの「剣と血の魔術」に則った「捧げもの」が必要だと明かされる。ガーディアンは「召喚の祭壇」と「囁きのデッキ」を用いて捧げものを集めていく。エリスはついに最後の捧げものを得ると、ガーディアンと共に「剣の祭壇」で決戦の儀式を開始。そこへイコラがサバスンの死体を持って登場し、イマルに復活を命じる。イマルはこれを受け入れ、サバスンは蘇生される。

サバスンは、ハイヴの姿を得たエリスを称賛しながら近づくが、エリスは彼女を即座に殺害し、その力を奪う。彼女はサバスンのワームを持たない状態での死という条件により、そのすべての神格を引き継ぎ、史上最も強大なハイヴ存在となる。しかし彼女は力で戦うのではなく、シヴ・アラスを玉座の世界から追放するという方法で勝利する。玉座を失ったシヴ・アラスは不死性を喪失する。力を使い果たしたエリスは倒れ、サバスンは再び蘇る。イコラとエリスは、目撃者の後を追う方法を問い詰めるが、サバスンは「既に教えた」と答え、イマルを置いて高笑いしながら飛び去っていく。

時を経て、サバスンが残した「最後の贈り物」として、ガーディアンは再びインバル・エンジンを訪れ、3つの火鉢に火を灯す。すると扉が開き、宿りの力の影響を受けていないアハンカーラの卵、すなわち「リベンの純粋な卵」が現れる。イコラの命により卵は運ばれる。H.E.L.M.でエリスと再会したガーディアンは、サバスンの翼に刻まれた紋様のスケッチを見せる。それは、「最後の望み」――すなわち目撃者を追うための道を示すものであった。サバスンは約束を果たしていたのだった。

1. 復讐の神

トラベラー上のポータルを通って移動するために、ガーディアンはサバスンの知識を必要とする。彼女の要求する代価は、妹であるシヴ・アラスの死だ。その目的を果たすため、エリスはイマルと計画を練り合わせた。彼女はハイヴのパンテオン(神々)の4番目の偉大な神として加わり、シヴ・アラスを打ち倒す。こうして彼女は立ち上がる。

2. 研究ログ15

目撃者が作ったポータルへ入るための鍵がサバスンであるということを知るため、ガーディアンがエリスに協力している間、オシリスは数ヶ月前にガーディアンが倒したコンセプチュアル・マインドのデータコアをハッキングすることに成功する。その中で、オシリスは光と暗黒の性質に関する衝撃的な発見をする。これら二つの力はかつて一つに結びついていたのだ。このデータを使って、オシリスは目撃者がどこへ行ったのかを計算する。目撃者は今、トラベラーの中心部にいる。トラベラーが不活性になったのは、彼女が自分の内部に力を注いでいるためだと彼は推測する。

3. 刃の道 I:発動

エリスはサバスンのスパイアの地下で異常を検知し、イコラはガーディアンに、イマルが「忘却牢」と呼ぶ場所を調査するよう依頼する。その部屋の中で、ガーディアンはエリスへの供物として殺されるべき敵を呼び出すため、サバスンの召喚の儀式を行うことができる。ガーディアンが呼び出された多くの敵の骨と胆汁を引き裂くにつれ、エリスは自らの力を高める苦痛の喜びに浸る。イコラは大虐殺が繰り広げられるのを恐怖と共に見つめるが、イマルはこれはまだ始まりに過ぎないと言う。

4. 刃の道 II

ガーディアンがエリスと会うと、彼女はハイヴの姿に変身した感覚について打ち明け、ガーディアンたちに当面の間、自分の名の下に虐殺と供物の捧げを続けるよう求める。剣の論理がハイヴの哲学であろうと、その実践によって得られる力は非常に現実的なものだ。エリスは今、絶望のためではなく、敵が彼女の目の前で殺されるのを見るためにその力を振るっている。ガーディアンがエリスのためのいくつかの儀式を終えてH.E.L.M.に戻ると、放浪者とエリスが彼女の変身について会話し、彼がすべてが終わった時には彼女の側にいると約束しているのを目にする。その直後、イマルからガーディアンに通信が入り、我々がいかにサバスンの手のひらの上で踊らされているかを示すため、サバスンからの録音を再生する。

5. 刃の道 III

ガーディアンはアテネウムでハイヴの神となったエリスに会い、シヴ・アラスを倒した後にこの呪文を終わらせるという彼女の計画を再確認する。そして彼女は、地平線の彼方に何か危険なものが到来したのを感じたと警告する。光に守られていると信じられていたサバスンの玉座の世界に、ついにシヴ・アラスと彼女の群れが侵入し、その予言はすぐに成就した。彼女はエリスに、自分も軍勢を送るゆえにエリスも軍勢を送るよう求め、栄光の戦いで相まみえようと告げる。

6. 刃の道 III:召喚

イマルはガーディアンに対し、シヴ・アラスが敵の力を自らのものにするのを防ぐため、忘却牢に入り、できる限り多くの敵を排除するよう強く促す。ガーディアンがハイヴ、ベックス、スコーンの軍勢を殲滅する中、エリスとシヴ・アラスは互いに自分たちの神性を宣言し合う。シヴ・アラスの前にこれほど豊富な虐殺がもたらされたことで、彼女はガーディアンを、自身の最強の戦士である「郷地の偉大なリヴァイアサンを喰らう者」と戦うにふさわしいと見なす。ガーディアンは戦神の選ばれし者を退けることには成功するが、彼らを殺すことはできない。

7. 刃の道 IV

ガーディアンが供物を集め続け、シヴ・アラスに立ち向かうためにエリスを強化し続ける中、エリスが神聖なハイヴの姿をとるためにアーサと契約を結んでいたことが明らかになる。エリスが血塗られた供物の力で強化される一方、アーサはその病の重荷に耐えている。この儀式が長引きすぎれば、エリスとアーサはどちらも永遠に恐ろしいハイヴの怪物に変貌してしまうだろう。

8. 刃の道 V

ガーディアンたちがサバスンのスパイア内でハイヴの魔術を行使するにつれ、スパイアの新たな区画がガーディアンの探索に向けて開かれる。「インバル・エンジン」――忘却牢を統括する一連の隠し部屋であり、そこでガーディアンは自らの狡猾さを試される。ここでサバスンは、オリックスの論理に対する奇妙な再解釈である自身の「インバル(無知の力)」を収穫していた。

9. 刃の道 VI

ガーディアンたちが数週間にわたって敵や自分自身を虐殺し、その腐敗した供物を捧げることで、エリスの力は増大していく。ガーディアンが自らの儀式から戻ると、アテネウムでエリスとイマルが未来について話し合っているのを目撃する。エリスはまだ戦神を殺すのに必要な力を欠いているものの、必要な力を得るための計画を持っている。インバル・エンジンの中で、ガーディアンの「力」を試すための別の部屋がガーディアンの探索に向けて開かれる。

10. 刃の道 VII:分断

数ヶ月にわたり、ガーディアンたちが宇宙を駆け巡り、血塗られた供物をエリスに捧げ続けた後、復讐の神がその壮大な計画を実行するために必要としていたのは、ほんの少しの力だけだった。その目的のためにイマルはサバスンを再び蘇らせるが、彼女は即座にエリスに切り捨てられる。ハイヴ神が他のハイヴによって殺されるのは長らくなかったことであり、この壮大な死を通じて、エリスは最も強力なハイヴへと変貌した。彼女の神としての最後の行動は、シヴ・アラスと彼女の玉座の世界との繋がりを分断し、戦神を再び定命の者へと変えることだった。この後、イマルはサバスンを再び蘇生させ、トラベラーのゲートウェイを通って目撃者を追う方法を我々に語る。彼女は我々がすでに鍵を持っていると言い、もし我々が望むならサバスンの長い命を終わらせることができるよう、イマルを我々に預けて去っていく。

11. 刃の道 VIII

サバスンの次の計略が何であるかを解き明かすためにガーディアンたちが奔走する間も、彼らは魔術の訓練を続け、サバスンが二度と自らのスパイアを利用できないようにするため、スパイア内の敵をできる限り多く排除し続ける。そして再び、ガーディアンはインバル・エンジンの別の部屋のロックを解除する。それはガーディアンのナビゲーション能力を試すものだった。

12. 未来への願い

サバスンの玉座の世界を駆け巡った後、ガーディアンはついにサバスンのスパイア内にあるインバル・エンジンの最後の秘密を解き明かすことができるようになる。スパイアの内部には、宿られた兵の汚染を全く受けていないリベンの卵が置かれていた。それを持ち続けるのはあまりに危険であり、サバスンの手に残しておくのはさらに危険だ。ひらめきの中で、ガーディアンはサバスンが「準備ができた時に、あなたはそれを持っていることに気づくだろう」と言った意味を理解し、サバスンの翼に隠されたパターンを発見する。それは、夢見る都市の「願いの防壁」に入力することができるかもしれないパターンであった。

望みのシーズン

夢見る都市へのソル・ディバイシブによる侵攻が始まった。これは目撃者が「最終形態」の実行に向けて進行する一環であり、ガーディアンはこの阻止のためにリベンの遺体を訪れ、アハンカーラの歯を回収する。テクナウィッチたちはこれを用いてリベンの霊を呼び出し、「十五の願い」を叶える条件として、失われたリベンの卵の回収を課される。

初期の卵の発見と回収を経て、リベンはアハンカーラとアウォークンの関係性を語り始めるが、その探索は困難を極める。次第に、「ヘラルド(アウォークンの超兵器)」が必要だと判明し、ペトラはスターライト・ロードストーンの回収を指示する。

その後、揺り籠への潜入とロードストーンの調律を経て3番目の卵が発見される。ここでリベンは、かつてのクロウ(ユルドレン・ソヴ)によるスコーン創造への関与を嘲り、彼の内面に揺さぶりをかける。この間にもオシリスは、ベイルを通じた目撃者の接続を再現しようとするが進展は遅い。

ソル・ディバイシブはついに夢見る都市を超え、リベンの巣にガラスの間由来のオラクルとともに侵攻。ガーディアンは卵を回収するが、奪われてブラックガーデンへ転送されてしまう。リベンのかつての仲間タラニスの遺体の近くで卵を回収する過程で、タラニスが「十五の願い」を行使し、自らの命と引き換えにクラッチを散らしていたことが判明する。リベンは、ガーディアンにタラニスの遺志を継ぐ《願いの守り手》を託し、ブラックガーデンと夢見る都市の星座構造を解き明かさせる。最終的に、それがイシュタル・コレクティブのシンボルとベックス建築を示すものであると判明し、より深い宇宙の真実に繋がっていることが示唆される。エキゾチックミッション: 不運)

五番目の卵は宿りの力により汚染されており、ガーディアンはアセンダントの挑戦を経て宿りのエッセンスを取得し、願いに応じて卵を浄化する。このとき、リベンはついに「十五の願い」の真相を明かす。それは、「ただ1人のみペイル・ハートへ行ける」という条件付きの願いであった。これを隠していたことに激怒するマラだが、オシリスがストランドで彼女を制止する。

やがて最後の卵の所在が特定され、ガーディアンは託宣エンジンを再起動してソル・ディバイシブを排除。すべての卵が揃うと、ガーディアンは願いの防壁に十五の願いを刻む。この願いの代償として、リベンもまたタラニスと同じ運命を辿る。

別の探索では、クロウがヨーロッパ・デッドゾーンでスコーンの動きを発見した。彼は潜みし者にその最後の目撃情報を伝え、ガーディアンは雪に覆われた山岳地帯へ向かい、暗黒時代の城塞の遺跡にたどり着く。ヘフンド(アハンカーラ)は、スコーンによって利用された存在であると同時に、かつてナイームと深い絆を持っていた古代の力の一端を担っていたことが明かされる。ガーディアンがヘフンドの骨を回収し、その聖所であるヘフンドの丘へ到達。回収された情報はイコラ・レイに提出され、ヴァンガード内で今後の戦略に資する情報として保管されます。(迷宮: ウォーロードの旧跡)

1. 絶滅からの脱却

ガーディアンがペイルハートへのポータルを越える前に、まず扉の開け方を学ばなければならない。サバスンはガーディアンに、その偉業を成し遂げるための潜在的な機会を提供していた。リベンによって叶えられる「願い」を通じて、中に入る方法を見つけることができるかもしれないのだ。しかし、リベンは、自分を殺した者たちの願いを叶えるつもりなどない。彼女は生き残った自身の卵の救出と、太陽系全体でアハンカーラが再び生きるという保証を要求し、その時にのみこの最後の願いを叶えるという。マラとオシリスは疑念を抱いているが、現時点ではリベンがペイルハートへの唯一の手がかりである。

2. 最善の願い I

マラがリベンの魂と会って取引の条件を確定させた後、彼女はこれからについて話し合うためガーディアンをH.E.L.M.に呼び出す。彼女は、夢見る都市に不可逆的な呪いをかけた怪物の要求を未だに聞き入れなければならないことに激怒しているが、我々は目撃者を追わねばならず、その目的のためにガーディアンはリベンによってかつての隠れ家に送られ、そこにある卵を回収することになる。隠れ家内のベックスと宿られた兵を押し退けた後、ガーディアンが到着するとリベンの卵はどこにも見当たらなかった。

3. 最善の願い I:多義

ペトラは、リベンの失われた卵がレイライン全体に散らばっていることを発見した。現在、どのようにしてこれが発生したかは不明だが、卵をレイラインに移動させるために消費されたエネルギーから卵の軌跡をたどることができ、ガーディアンが「無視界の源泉」を再構成すれば、卵がどこに現れるかを特定することができる。レイラインが一直線に並ぶと、ガーディアンは再びリベンの隠れ家を駆け抜け、失われた卵が到着したところでそれを回収する。ガーディアンがH.E.L.M.に戻ると、オシリスとマラが竜の子供を取り戻す代わりの方法がないか話し合っているのに出くわす。

4. 研究ログ16

オシリスはチオマの研究から収集できた情報に基づいてベイルに関する研究を終え、ある理論を導き出した。大いなる暗黒の場所で目撃者が我々のゴーストを支配できる理由は、平行した繋がりを通じてゴーストとリンクできるからだという。さらに、そのリンクは一方通行ではなく、それを通じて目撃者にアクセスし返すことができるかもしれない。彼はさらに、目撃者がトラベラーの中にいる現在の状況下では、目撃者は我々の現在の行動に対して盲目になっていると推測している。

5. ヘフンドの復讐

ガーディアンはファイアチームを連れ、EDZにある放棄されたウォーロードの城へと続くスコーンの痕跡を調査する。そこにいる間、ペトラは少し前にこの地域にアハンカーラがいたと伝える。ウォーロード・ナイームの城の廃墟でスコーンと戦う中、アハンカーラ「ヘフンド」との彼女の過去、そしてハウス・オブ・キングスが罰せられるのを見たいという友の死に際の願いを叶えるため、ヘフンドがいかにして死を乗り越えて手を差し伸べたかが明らかになる。この目的のため、ヘフンドは宿られた兵を引き寄せ、そのエッセンスを吸収して自らを汚染し、ハウス・オブ・キングスの死体をスコーンとして蘇らせて虐殺させようとしていたのだ。城でのヘフンドのキメラ形態の破壊により、この物語は終わりを迎えた。懸念されることに、城内で発見されたスコーンの何体かは「ファナティック」ことフィクルの痕跡を帯びており、彼はこれらの新たに蘇ったスコーンを回収するために自身のナイトを地球に送り込んでいた。

6. 最善の願い II:同語反復

別の卵がまもなくレイラインからリベンの隠れ家へと移ってくる。リベンはガーディアンをマラから遠ざけようと揺さぶりをかけ、我々が今探している卵を追放したのはマラであるとほのめかす。ガーディアンが再び隠れ家から卵を手に戻ると、ペトラから、残りの卵の軌道は現在の経路のままでは決して我々の現実と一致しないと知らされる。マラの残されたハービンジャーを使えば、残りの卵を合流するように導くことができるが、まずガーディアンはマラがハービンジャーと交信するために使用するロードストーンを回収するために派遣される。

7. 最善の願い III:省略三段論法

ロードストーンが合流点に合わせられ、マラはハービンジャーにリベンの残りの卵を導いて持ち帰るよう命じた。再びガーディアンはリベンの隠れ家に入り、内部の定位置に移動してきた別の卵を回収する。ガーディアンがH.E.L.M.に戻ると、目撃者が辿ったのと同じ道を辿ることは不可能だと感じ、敗北感に打ちひしがれているオシリスに出会う。

8. 最善の願い IV:否定

リベンの隠れ家に別の卵が到着したことで、リベンは卵を散らしたのはマラではなく、別のアハンカーラの魔術であった可能性が高いと譲歩する。ガーディアンが再び隠れ家に入ると、クロウから、隠れ家がソル・ディバイシブのベックスに侵入され、彼らがガーディアンを隠れ家から切り離し、リベンの卵の収集を防ごうとしていると知らされる。ガラスの間の外にオラクルが出現したことの発見により、ソル・ディバイシブが自分たちのコードを暗黒の力に合わせることに成功したと思われる。ガーディアンはベックスを倒すことには成功するが、彼らがリベンの卵と共にブラックガーデンへ逃げ込んだ後だった。

9. 星の抱擁

リベンが提供した道を利用し、ガーディアンは卵を探してブラックガーデンに入る。ガーディアンが庭園を歩いていると、出所不明の囁きが至る所で聞こえてくる。リベンは、ブラックガーデンのこの区画が別のアハンカーラの隠れ家であることを明かし、そこを通り抜けるため、ガーディアンは残された超因果の火花を利用する。冷酷なマインドを打ち倒し、ガーディアンは盗まれた卵を、リベンが自身のつがいであるタラニスと認識した別のアハンカーラの残骸のそばで無事に発見する。クロウを通じて、タラニスの最期の言葉が聞こえてくる。残された卵を散らしたのは彼であり、自身の命を犠牲にして自らの願いを叶えたのだ。リベンはガーディアンにタラニスの願いを尊重し、卵の安全を確保するよう頼む。

10. 最善の願い V:錯綜

リベンはガーディアンを呼び出し、隠れ家内で宿られた兵が増加していることを警告し、彼らよりも先に隠れ家から次の卵を回収するために急ぐようガーディアンに求める。ガーディアンは竜の隠れ家で宿られた兵を殲滅することには成功するものの、卵に到達するのが遅すぎたため、卵は宿られた兵によって汚染されてしまっていた。しかし、マラが汚染された卵を浄化する計画を思いついたため、すべてが失われたわけではなかった。宿られた兵からのエッセンティアと、ガーディアンが行った「ささやかな願い」を用いて、卵は浄化される。この小さな奇跡に対して、リベンはこの取引が成立した時から知っていた秘密を明かす。サバスンが彼女のために作り上げた「願い」は、トラベラーのポータルを通れるのはたった一人だけだというものだった。マラはその欺瞞に激怒するが、オシリスは、たった一人の人物こそが我々が必要としているものかもしれないと彼女を説得する。

11. 最善の願い VI

ガーディアンは再びリベンと会い、最後の卵の軌道は特定されたものの、今日中には隠れ家に到着しないと告げられる。それでも彼女は、ガーディアンにそれまで隠れ家から侵入者を排除し続けるよう頼む。戻ると、クロウがガーディアンを呼び寄せてあるアイデアを提案する。サバスンの願いを利用してトラベラーに入るのは彼になるというのだ。マラとの絆を通じて、彼女はトラベラーのポータルを通る彼の道をたどり、すべてのガーディアンに通行を許可することができるだろう。女王は弟が再び危険に身を投じることを許すことに躊躇するが、弟を信じることにする。

12. 最善の願い VII:交差

ガーディアンが合流点の中心部から、リベンの残された最後の卵を回収する時が来た。最後の卵が確保されれば、リベンはサバスンの願いを叶え、トラベラーへの道を開く。合流点への道が開かれると、スコーンがリベンの卵を奪うために雪崩れ込んできた。彼らを殲滅し、ガーディアンはリベンとタラニスの最後の卵を確保する。

13. 最後の食事、最後の言葉、最後の願い

卵が無事に集められ、ガーディアンはサバスンの最後の願いを叶えるため、望みの防壁へと戻る。マラ、ペトラ、クロウがリベンの部屋に集まると、宇宙が揺れ、3人の前にトラベラーへのポータルが開く。ソヴ姉弟の間で短い別れの言葉が交わされた後、クロウはポータルへと真っ直ぐに飛び込む。リベンが最後の眠りにつく前、彼女はマラに自分の子供たちを見守ってほしいと頼む。マラとクロウの絆により、彼女はクロウがトラベラーのペイルハートへと旅立つのを感じることができる。

14. リベンの願い

ガーディアンがトラベラーの中心部にクロウが到着するのを待つ間、マラはリベンが最期を迎える前に残した一連の課題とクエストをガーディアンにもたらす。ガーディアンがこれらの任務を達成すれば、その努力に対して十分な報酬が与えられるだろう。

光の中へ

4月、バンガードがポータル通過の準備を進める中、目撃者はハイヴとドレッドをシティへ侵攻させる。この危機に際し、シャックスはかつて禁忌とされた武器群「BRAVEアーセナル」を復活させ、アーサイト99-40とともに防衛を指揮する。

5月、オシリスはソル・ディバイシブがベイルをブラック・ハートと置き換えようとしていることを突き止める。ガーディアンはブラックガーデンへ再突入し、ブラックハートの再創造を阻止すべく複数のアクシス・マインドを撃破。ついにこれを破壊することで、クロウはポータルを通過しペイル・ハートへ到達。彼はそこでケイド6と再会し、一時的な一騎打ちを経て和解する。オシリスは、クロウがペイル・ハートへ渡ったことを確認し、バンガードと連合軍も間もなく後に続くと予告する。こうして、最終決戦の扉が開かれた。

1. 光の中へ

ガーディアンがトラベラーの中心部へのクロウの到着の報を待つ間、暗黒の艦隊の軍勢はここ地球でテラフォーミング作戦を開始した。シャックスはガーディアンに対し、自身とエイダ1が開発したADUテクノロジーを用いて暗黒の艦隊を迎え撃ち、侵略者たちを粉砕するよう求めた。その見返りとして、バンガードはシャックス卿が自身の個人的な保管庫から、かつて使用を禁じられていた武器を新たに改良して再発行し、ガーディアンを武装させることを許可した。

2. 過去の囁き

エリスは目撃者への対抗準備においてガーディアンへの協力を申し出る。過去のイオでの宿られた兵との遭遇について瞑想することで、エリスはかつての遠征で手に入れたライフルを鍛え直すことができる。彼女の助けを借りて、ガーディアンがこれらの出来事に思いを馳せることで、ライフルはさらに強化されるだろう。

3. アーチーはどこにいる?

熾天使ステーションで発見されたロボットのアーチーは、自分を取り巻く世界に好奇心を抱き、彼自身の旅へと出発する。

・タワーをあちこち歩き回るのを追いかけるクエストがあった。

4. 資産保護

目撃者との対決に向けたさらなる準備として、ガーディアンはエイダ1と協力し、「パーフェクト・アウトブレイク」を再現するだけでなくその技術を改良し、戦場へ持っていくためのより完璧なライフルを作成する。数年前のエラミスによる強奪事件を再現するシミュレーション・エンジンに潜入することで、ガーディアンはブラックアーマリーのガンスミスが必要とするデータを回収することに成功する。

5. 中心への接近

クロウがペイルハートに到着したことで、オシリスがソヴ姉弟をベイルにリンクさせ、有志連合がトラベラーのポータルを突破して目撃者と対峙するための道を開く時が来た。だがその前に、ベイルがトラベラーに接続するのを防ぐため、ソル・ディバイシブが再びブラックハートを召喚した。ガーディアンは何年も前と同じように、このハートを止めるためにブラックガーデンを駆け抜ける。その破壊により、ついに道は開かれた。目撃者を終わらせ、最終形態の実現を阻止する時が来た。

最終形態

目撃者は「最終形態」の実現に向けて動き出し、最終局面の幕を開ける。最終形態とは、宇宙を「完全なる静止と意味の統一」へと変容させる計画であり、目撃者が長い時をかけて追い求めてきた目的の到達点であった。だが、トラベラーはこれに抗い、目撃者の影響で石化しかけた人々を救うという意志を示していた。マラの号令のもと、バンガードは「アハンカーラ作戦」を開始し、ペイルハートへのポータルを通過。分断されながらも、ガーディアンは目撃者の領域へと降り立つ。ここは恐るべき「思念の空間」であり、過去の記憶と存在の残響が具現化する迷宮であった。

ガーディアンはこの領域で、目撃者の創り出した「ドレッド」という新たな敵と交戦する。トーメンターをさらに進化させた「ウィーバー」や「グリム」が現れ、プレイヤーの五感や感情にまで干渉する攻撃を仕掛けてくる。この地において、ガーディアンは光と闇の力を融合させた「プリズム」の力を得る。この能力により、これまで打ち破れなかった敵の防御を超越することが可能となり、存在の「超越(トランセンデンス)」を体現する。

そして待っていたのは、ケイド6である。死を乗り越え、リベンの「十五の願い」によって蘇った彼は、記憶の迷路を彷徨うクロウを追う使命をガーディアンに託す。クロウはかつてユルドレンだった自身の罪と向き合い、目撃者が提示する「支配」か「自由」かという二項対立に直面する。彼は誘惑を退け、再びガーディアンとしての誓いを新たにする。

ガーディアンは続いて、瞑想の中で「銀翼の樹」と融合しかけたイコラと再会する。彼女は、目撃者がどのようにしてトラベラーに暗黒を注入し、最終形態を現実にしようとしているのかを明かす。その一方で、長年苦しみ続けたザヴァラは、過去と向き合う儀式として、かつて妻と暮らした記憶の家を訪れ、そこに顕現した目撃者の幻影に耐えつつ「解放」のきっかけをつかむ。光を絶対的な正義、暗黒を絶対的な悪だとしていたザヴァラは、自信のゴーストの喪失をきっかけにその認識を大きく変え、暗黒の力を受け入れる。この一連の出来事を経て、ガーディアンたちは自らの存在理由と、目撃者が描く宇宙像との間にある決定的な違い――「目的の自由と意味の選択」に気づき始める。

やがて、最初にゴーストに見つけられ、覚醒した場所、コスモドロームの幻影で、ガーディアンにトラベラーが新たな力を与え、目撃者へ向けた最終ルートが見えてくる。途中、光と暗黒の記憶のジオラマにより、ガーディアンに「門弟となれ」という誘惑を仕掛ける目撃者。そして彼の過去を見る。かつてトラベラーによって啓蒙された最初の種族の一つであり、「最初のナイフ」として自らを再定義する存在だったことが分かる。誘惑を退けた先、彼の精神世界に侵入し、古の反逆者たちの記憶(像)を「光の剣」で破壊することで、目撃者に物理的ダメージを与えることに成功する。その代償として、ガーディアンとゴーストは重傷を負い、撤退を余儀なくされる。希望は捨てず、ザヴァラ、イコラ、クロウ、そしてケイドたちを中心にすべてのガーディアンが結集し、最終決戦への準備を始める。

マラはコアリションの再編に着手し、カイアトル、ミスラックス、マイカ10らを集め、トラベラーの治癒と次なる戦いに備える。ガーディアンはルーセント・ブルードの陰謀を阻止し、ミスラックスと共に過去の因縁に決着をつけ、カイアトルと共に影の軍団の作戦を潰していく。また、マラとサバスンの間では緊迫した心理戦と協力が繰り返され、やがてルーセント・ブルードも戦いに加勢する。

その後、ガーディアンは世界各地に散らばったゴーストたちを集める旅に出る。月、ネッスス、火星、EDZ、夢見る都市、エウロパなどを巡り、それぞれのゴースト(ピーチ、リンク、アカシャ、ビーン、シトリン、ハイルングなど)を救出し、トラベラーのもとへ送り届ける。この過程ではナボタの復活、ネザレクの命令録音、そしてハウス・オブ・ダスクの陰謀など、様々な残響と因果が明らかになっていく。

準備が整ったガーディアンは、6人のファイアチームを率い、「救済の境界」と呼ばれるモノリスの最奥へと突入する。複雑な構造と敵の包囲を突破した末、目撃者と直接対峙。その肉体を破壊し、最終形態の発動を阻止することに成功する。

そして「切除」が開始される。ザヴァラ率いるコアリション(人類、ハイヴ、エリクスニー、カバル)は手を取り合い、総力を挙げ、目撃者の元へ突入。サバスンカイアトル、セイント14など、ガーディアンたちは支援を受けて、目撃者の護衛たるサブジュゲイターを打ち破りながら、ついにトラベラーの光を「ゴースト経由で直接」目撃者に向けて放射するという究極の手段を選ぶ。

これにより、ついに目撃者は完全消滅し、長きにわたる光と暗黒の戦いは終焉を迎える。ゴーストは光を使い果たして命を落としかけるが、ケイド6は自分の運命は自分で決めると言い、犠牲となって光を譲り渡すことでゴーストを救う道を選んだ。

戦いの終結は、シティに灯る無数の紙灯籠とともに静かに祝福される。ガーディアンたちにとっては約10年の道のりの節目となった。

目撃者の死により、ペイルハートのポータルから「ヴァレンス」と呼ばれるオーロラ状の放射が放たれ、光と暗黒の残滓が宇宙へと流れ出す。この過程で誕生したのが「残響」と呼ばれる結晶体であり、それはかつて目撃者によって滅ぼされた文明の記憶から生成されたものである。これらは太陽系各地へと散らばり、新たな始まりを予感させた。

1. アハンカーラ作戦

目撃者が最終形態を開始すると、地球はたちまち分断された彫像のように石灰化するが、トラベラーがすぐにそれをすべて元に戻す。この瞬間が過ぎ去り、バンガードはこれ以上待つことはできず、今すぐポータルに入らなければならないことが明白になる。ザヴァラ、イコラ、そしてガーディアンは、ゲートウェイを通って突撃を主導する。

2. 転生

ガーディアンたちがポータルを通って中に入ると、目撃者の軍勢からの砲火を浴びる。ガーディアンは現実の再現の中を戦い抜き、道を切り開くために光と暗黒の両方を同時に使い始める。敵軍の中には、ガーディアンが戦うべき新たな顔ぶれ「ドレッド」が立ちはだかる。ガーディアンがゲートウェイを通り抜ける際、トラベラーのペイルハートに入る前に、再びトラベラーからビジョンを与えられる。内部でガーディアンはプリズムのエネルギーの泉を発見し、目撃者の軍勢と対峙するためにその力を引き出し、最終的にガーディアンの内で光と暗黒が究極の融合を遂げる。光と暗黒の境界線は消え去った。目撃者の「征服者」の一人を倒した後、ガーディアンは風に乗ってハーモニカの音が聞こえるのに気づく。その音をたどってシティの預言者の部屋の再現に行き着くと、そこには帰還したケイド6がおり、何が起こったのかを伝える。

3. 誘惑

ケイドからの情報を頼りに、ガーディアンは行方不明になったクロウを追跡するためペイルハートへと出発する。久しぶりの再会を果たしたガーディアンとケイドは、トラベラーが具現化した光の鳥の一羽を追いかけ、クロウとはぐれたグリントを発見する。宿られた兵のバリアを解除した後、ガーディアンはクロウが降りていった洞窟に入ることができるようになる。ガーディアンが汚染されたトンネル網を進むと、目撃者が語りかけ、ガーディアンのゴーストを殺そうと試みる。ガーディアンは洞窟内のベールに包まれた彫像の近くでクロウを発見し、二人は外でケイドと合流するためにその場を離れる。

4. 釈義

トラベラーに何が起きているのかをより深く理解するため、ガーディアンたちはペイルハートにいるイコラを捜し出す必要がある。クロウはガーディアンに、彼が以前見過ごした墜落船を調べるよう送る。ガーディアンたちは皆、近くにあるイオの「揺りかご」の再現で合流することに同意する。目撃者の軍勢を一掃した後、ガーディアンは揺りかご内の木の下で再びイコラと合流する。彼女はここペイルハートで何が起こったのかについての仮説を共有し、ガーディアンたちのキャンプサイトに合流する。そこで彼女は驚いたことに、ケイド6との再会を果たす。

5. レクイエム

イコラと再会した後、ガーディアンたちはザヴァラ司令官と合流するために移動する。目撃者の軍勢の中に、涙を流しているように見えるベールに包まれた彫像があったが、ケイド6がザヴァラの信号を追跡している間、ガーディアンたちはひとまずこれを無視する。ガーディアンたちがトラベラーの汚染された傷跡の一つを進んでいくと、目撃者が再び彼らを説得しようとするが、ザヴァラのゴーストであるタージがそれに割って入る。ガーディアンは、暗黒時代からの自分の家族の家の再現を防衛しているザヴァラを発見し、目撃者の軍勢を撃退するのを手伝う。出発する前、ザヴァラは家の中にある妻サフィヤの彫像に別れを告げるため、少し一人にしてほしいと頼む。イコラが彼を見つける前、彼は見知らぬ声の苦痛に満ちた囁きを聞く。この経験に憤慨したザヴァラが外に出ると、ケイド6の姿を目にし、彼を抱きしめる。再会を果たした5人のガーディアン全員が焚き火の周りに座り、次の戦いに進む前に絆を確かめ合う。

6. 登頂

クロウ、ケイド、そしてガーディアンは、目撃者のモノリスへ通じる道を見つけるために近くの山を登る。道中、二人のハンターはザヴァラの精神状態の悪化について話し合う。ゴーストが、トラベラーはまさに彼が必要とされている時にケイドを連れ戻したようだと指摘すると、クロウはそのことについて話すためにケイドと二人で会いたいと頼む。クロウは、ペイルハートに入るときにケイドのことを考えながらリヴンに願いをしたかもしれないと明かし、それがハンターのバンガードが生き返った理由だと語る。ケイドは、今のところこの事は二人の間の秘密にしておくようクロウに頼む。目撃者の軍勢をさらに一掃した後、ガーディアンたちは雪を頂いた山の反対側にある見捨てられた谷に現れ、光の亀裂の上で見慣れた銀の鷹が待っているのを見つける。その中へ足を踏み入れると、ガーディアンはトラベラーの力で満たされ、目撃者の宿られた兵に雨のように降り注ぐ新たなスーパースキルを授けられる。戦闘後、バンガードは次にどうするかを決めるために集まる。ザヴァラは、暗黒の艦隊のベールに包まれた彫像から聞こえた奇妙な囁きを追及したいと願う。イコラはその計画に反対し、クロウはまずトラベラーに再び接触を試みるべきだと提案する。

7. メッセージ

トラベラーと交信するため、ケイド6はガーディアンを派遣し、以前のような光の亀裂をさらに見つけようとする。彼は、ガーディアンの交信後に亀裂が閉じる前、そこから何かが聞こえたのだ。ガーディアンがペイルハートの失われたセクターを探索していると、その中でサバスンのルーセントブルードに遭遇する。ブルーミング・ディープの中で、ガーディアンはルザクという名のハイヴ・ウィザードに出会う。彼女はガーディアンと戦うことを望まないハイヴのガーディアンである。彼女がガーディアンたちを銀の翼の木の苗木へと導くと、ケイドはトラベラーから彼のゴースト「サンダンス」のビジョンを受け取る。彼女は、ガーディアンの信条である「献身」「勇気」「犠牲」に関連する過去の瞬間を彼に見せる。サンダンスが最後の信条である「死」を口にする前に、ビジョンは目撃者によって断ち切られる。ケイドは見たものに動揺し、洞窟から立ち去る。ルザクは、トラベラーのために苗木を見守るべくここに残ると言う。

8. 境界

トラベラーのメッセージの曖昧さに激怒したザヴァラ司令官は、目撃者のモノリスへ続く道を守っている、近くにいる目撃者のトーメンターの痕跡を追うようガーディアンを送り出す。ガーディアンが目撃者の軍勢を押し退けて進む中、ザヴァラの怒りが彼の判断を曇らせていることは明らかだった。ガーディアンは近くにあるいくつかのアハンカーラの頭骨を利用して、アハンカーラのトーメンター「カタクシア」に到達するが、ガーディアンが攻撃する前に逃げられてしまう。すぐにガーディアンは未知の建築物を持つ町の再現に出くわし、ザヴァラはこれがここでの目撃者の過去の具現化に違いないと推測する。近くの目撃者の軍勢を排除した後、ベールに包まれた彫像は、求める答えを見つけるために我々自身を暗黒に委ねるよう手招きする。これらの明確な指示を受け、ザヴァラは軽率に行動しないよう求めるイコラの嘆願にもかかわらず、これが正しい道だと確信する。口論がさらに白熱する前に、ケイド6が仲裁に入り二人を落ち着かせる。トーメンターを倒した後、バンガードは再結集して次にどうするかを話し合う。ザヴァラは、トラベラーが残した謎ではなく、暗黒こそが従うべき正しい道だと決意している。彼はイコラとクロウの懇願の言葉を無視して立ち去っていく。

9. 不和

ザヴァラはタージを残し、目撃者の弱点が何であるかを知るために一人でキャンプを去った。ガーディアン、クロウ、ケイドはタージと協力してザヴァラを追跡する。タージは、ベールに包まれた彫像にザヴァラの場所についての導きを与えられないか尋ねるというアイデアを思いつく。これらの「離反者」は、目撃者が自らの意図の純粋さを保つために自身から切り離した、集合体の一部であることが明らかになる。その声は、暗黒の中以外では自由に話すことができないと言う。強力なスコーン、ドレッド、宿られた兵を幾つも片付けた後、イコラ、クロウ、ケイド、ガーディアンは目撃者のモノリスの麓に到着し、ザヴァラが暗黒の柱へと足を踏み入れるのを見る。暗黒の中で、目撃者はザヴァラ司令官にいかにして自分が作られたかを見せ、その間、異端者たちが彼ら自身のメッセージを挟み込む。最後に、異端者がザヴァラに目撃者が形成された場所で会おうと告げる中、目撃者はザヴァラが集合体に加わるだろうと告げる。これが起こる前にタージが現場に飛び込み、目撃者の言葉に反発する。ゴーストの光が燃え上がる中、目撃者はタージをその手で握りつぶし、ザヴァラをビジョンから強制的に追い出す。

10. 偶像打破

タージの死に動揺しながらも、ガーディアンたちは目撃者が作られた場所で目撃者を終わらせるために前進する。ペイルハートは、目撃者のモノリスの高い場所にある、異端者たちが語った儀式場を再現していた。ドレッド、スコーン、宿られた軍勢の攻撃を受けながら、ガーディアンは儀式場に向かって戦い進む。目撃者は再びガーディアンを説得し、自分たちに加わるよう試みる。ガーディアンが尖塔を登る中、マラが通信で入り、目撃者と戦うために有志連合艦隊の軍勢を連れてきたと宣言する。

すぐにガーディアンは儀式場に到着し、トラベラーの光の剣と盾を手にしたガーディアンは、かつてザヴァラがしたように暗黒の中に入ることができるようになる。内部で異端者たちはガーディアンに自分たちを破壊するよう告げる。そうすることで、何億年もの存在の中で初めて目撃者にダメージを与える。しかし目撃者を真に破壊するには、ガーディアンはまずトラベラーをその支配から解放しなければならない。この最後の言葉と共に、目撃者はガーディアンを暗黒から切り離し、ガーディアンとゴーストの双方に重傷を負わせる。トラベラーのイージスを利用してガーディアンはモノリスから逃走し、目撃者の軍勢に切り捨てられそうになったちょうどその時、マラに救出される。

儀式場に戻ると、目撃者がザヴァラ、イコラ、クロウ、ケイドの前に現れ、その側面からは黄金の輝きが血のように流れ出ているのが見えた。目撃者はガーディアンたちが理解してくれることを望んでいたが、説得をやめ、姿を変えて集まったバンガードに襲い掛かると述べる。目撃者が彼らをその手で握りつぶす直前、彼らはかろうじてH.E.L.M.に乗って脱出する。目撃者はこの戦いを生き延びたかもしれないが、戦争は続く。マラは目撃者との最終決戦に備えるため、ハウス・オブ・ライト、カイアトル帝国、そしてミカ10という名のハンターの軍勢を連れてきた。

11. 女王たち パート1

モノリスでの戦いの後、サバスンはガーディアンに連絡し、ここペイルハートで目撃者に対抗するための援助を申し出に来たと言う。ルーセントブルードはタワーの近くに儀式場を設置し始める。マラは、サバスンが何を企んでいるのか調査するためにガーディアンを派遣する。ルーセントブルードはタワーを攻撃する準備をしているようだ。ガーディアンが光を操るハイヴの兵士たちを切り裂きながら進むと、クロウは目撃者が依然として脅威であるにもかかわらず、サバスンがこれから何を得ようとしているのかと問い詰める。サバスンは質問をはぐらかし、もし自分の群れが彼らを粉砕するのに十分な力を持っていたなら、彼らには目撃者に勝つチャンスなどなかったはずだと言う。ガーディアンは再び漆黒の女王と戦うが、致命傷を与えられる前に彼女は逃亡し、彼女の軍勢もタワーから撤退する。マラは、クロウがバンガードと協力して目撃者を完全に倒すことに集中できるよう、この件は自分に任せてほしいと頼む。

12. 虚無

ガーディアンはイコラおよびミスラックスと協力し、揺りかごに集結しているハウス・オブ・サルベーションの軍勢を調査する。彼らはブルーミングで育つ木から超因果の力を吸い取ろうとしている。ミスラックスとガーディアンがハウス・オブ・サルベーションによって張られた超因果の障壁を打ち破った後、ミスラックスは彼らを率いているのが誰なのかを目撃する。「虚無のコルハ」だ。そのキャプテンはガーディアンが排除する前に逃亡し、ミスラックスはこの遭遇に激怒する。エウロパに場所を移し、ガーディアンとミスラックスはリースリボーン内でコルハを追い詰め、彼を排除しに来た。道中、ミスラックスはイコラとガーディアンに、自分の母イナーアスを殺したのはコルハであったと語る。テクノクラートの工場内でコルハはガーディアンとミスラックスに討ち取られるが、コルハ自身がすでに目撃者の心を持たない手下のもう一人になっていたようであり、その勝利は虚しいものだった。ミスラックスはイコラに対し、エイドがより優しい時代に育つことができるよう願っていると告げ、彼女を導く手助けをしてほしいと頼む。

13. 帰郷

ガーディアンはザヴァラやカイアトルと協力し、ペイルハート全体に重機を運ぶシャドウ・リージョンの部隊を追跡する。ザヴァラはタージと彼の光を失って以来、作戦に参加することに消極的だが、カイアトルはこの時期にザヴァラが背を向けて悲しみの中に隠れることを許さない。ガーディアンとカイアトルの軍勢は、シャドウ・リージョンの光の収穫機を破壊し、当面の間彼らの作戦を阻止することに成功する。ザヴァラは、クロウがペイルハート全体で同様の作戦についてのシャドウ・リージョンの通信を傍受したと知らされる。彼は作戦の指揮権をカイアトルに譲ろうとするが、彼女はそれを拒否し、ザヴァラこそがバンガード司令官であり、太陽系のすべてが従うのは彼だと述べる。その後、ディバイドの山頂で、ガーディアンは再びカイアトルと合流し、シャドウ・リージョンの軍勢を再び強襲する。ガーディアンが近くのシャドウ・リージョンの指揮官たちを終わらせる中、カイアトルは依然としてザヴァラ司令官に寄り添い、その陰鬱な態度を振り払おうとする。山を降りると、ガーディアンはザヴァラの昔の家の周りにシャドウ・リージョンが陣取っているのを発見する。戦闘が終了した後、ザヴァラとカイアトルは語り合い、彼女は、自分たちは失敗によって残された傷跡以上の存在であることを知るべきだと彼がかつて彼女に言ったことを思い出させる。

14. 女王たち パート2

再びサバスンがペイルハート内でその存在感を示し、マラはガーディアンを派遣して彼女の群れを追跡させる。サバスンからのいくらかの挑発の後、マラは啓示を受け、ガーディアンに近くの宿られた兵を排除し、可能な限りそのエネルギーを解放し始めるよう指示する。ガーディアンが彼らのエネルギーによって完全に力を得ると、マラはガーディアンをほとんど宿られた状態にまで導き、ガーディアンが彼らと同じように世界を移動できるようにする。これにより、ガーディアンはペイルハートの通常の現実とは位相のずれた光の亀裂を発見することができ、宿られた兵の群れがガーディアンを襲う中、それを利用してトラベラーを助けることができる。しかし、宿られた兵を押し返すためにルザクが援護に駆けつける。

15. ワイルドカード

ガーディアンはクロウやケイドと協力し、ペイルハートでダークエーテルを実験しているスコーンの分遣隊を調査する。道中、クロウが調査の先頭に立つにつれ、彼が彼なりのリーダーへと成長していることがますます明白になる。ガーディアンたちが実験的なダークエーテルを集めていると、シャンクの部隊がやってきて、集めたエーテルを奪い去ってしまう。クロウとケイドは共に戦い、近くの洞窟網の奥深くにいるスコーンからそれを取り戻す。最後に、ケイド6はクロウに次のハンターのバンガードとして自分の後を継ぐよう頼み、新しいクロークを授ける。ケイド6はまた、二人が共に過ごした時間の記念として、ガーディアンのために新しいライフルを作成していた。

16. 静かなる狩り / 新たなバンガード

イコラは、ハンターのバンガードとして復帰しないというケイドの意向と、後継者としてクロウを指名した彼の決定について、ザヴァラに連絡する。二人のガーディアンは、クロウがその職務を引き継ぐ準備が十分にできていることに同意する。会話が終わる前、ザヴァラは目撃者との来るべき戦いに備え、ステイシスの使い方を教えてほしいとイコラに打ち明ける。

17. 失われたゴースト

カイアトルとミスラックスが来るべき戦いのために自分たちの軍勢を連れてきた一方で、ミカ10は、ここペイルハートで目撃者に対する戦局を変えるかもしれないのは、彼女の元に集まるゴーストたちであると信じている。彼女の群れの多くは行方不明となり、ペイルハートには辿り着けなかったが。彼女はガーディアンとケイド6に、星系中から彼女の失われた群れを集め、彼らが何を学んだかを確認するために協力してほしいと頼む。

18. 回復

ペイルハート内でパートナーのいないゴーストが何体か行方不明になり、ガーディアンはミカ10を助け、トラベラー内の奇妙な世界全体で彼らを追跡する任務を負う。ガーディアンは迷子のゴーストの一体を見つけることができるが、彼らは重傷を負っている。トラベラーの光に晒すことでゴーストたちは癒やされることができ、それがひいてはトラベラーを癒やすことになる。計画が整い、ガーディアンは迷子のゴーストを見つける手助けをするためにペイルハートの探索を始め、目撃者の影響とトラベラーの双方を癒やすために、彼らをトラベラーからの光の亀裂へと連れ帰る。

19. ミクロコスモス

すべての準備が完了し、ガーディアンは自分たちの中にある光と暗黒の力を一つの首尾一貫した力に完全に統合し終えるため、聖域へと戻る。儀式場内で、ガーディアンはトラベラーの光を放つ異端者の一人の彫像を発見し、目撃者に対して再び振るうためにトラベラーから光の剣を要求する。

20. エルゴ・スム / 救済の境界

暗黒の神と対峙し、トラベラーをその支配から解放するため、ガーディアンはチームを率いて目撃者のモノリスの頂上へと登る。目撃者が最終形態をもたらす崖っぷちにいる中、ガーディアンたちは暗黒と光の力を使って尖塔の頂上へと駆け上がる。最後に、ガーディアンたちは目撃者を尖塔から引きずり下ろし、トラベラーをその手から解放することに成功するが、戦いはまだ終わっていない。

21. 切除

目撃者のトラベラーの光に対する支配が打ち砕かれた直後、ザヴァラは人類、エリクスニー、カバル、そしてハイヴの連合軍を率いて目撃者の軍勢と対峙し、最終形態の脅威を完全に終わらせる。目撃者のモノリスを強襲したガーディアンたちが激戦の最中に到着し、カイアトル、ミスラックス、サバスンと共に戦い、目撃者に再び終止符を打つ。

トラベラーの光が解放された今、ガーディアンたちは再びトラベラーの剣を携え、内部に残るベールに包まれた先駆者たちをすべて破壊することに献身しながら、暗黒の中に入ることができる。しかしそれだけでは十分ではなく、勇気ある行動として、ゴーストは目撃者を破壊するために、トラベラーの光の全力を自分を通して注ぎ込むようガーディアンに頼む。創造されて以来初めて、目撃者が孤独と混乱の中で死を迎え、戦いは勝利に終わる。

すでに傷ついていたゴーストを通して押し出されたこの力が大きすぎたため、この勝利は短命に終わり、彼は死んで地面に倒れ落ちる。ゴーストは目撃者を終わらせるために命を犠牲にしたのだ。その後、ガーディアンはトラベラーの光に囲まれながら、ゴーストを生き返らせてほしいとトラベラーに懇願する。ケイド6が到着し、自分が何をするために連れ戻されたのか分かっていると説明する。彼は自分の内なる光を注ぎ込み、ゴーストを生き返らせる。「自分の運命は自分で決める。お前は俺のお気に入りだ」と言い残し、姿を消した。

22. 余波

シティでの祝賀会の後、ガーディアンとゴーストはH.E.L.M.の船体に座り、トラベラーを見つめていると、ペイルハートへのポータルから3本の光の束が勢いよく飛び出してくる。ガーディアンは、目撃者の死が残された忠誠者たちの間に権力の空白を残しただけでなく、トラベラーがポータルから光と暗黒を宇宙空間へと放出し始めたことについて、クロウがザヴァラに連絡しているのを聞く。それが何を意味するのかは、まだ誰にも分からない。クロウはトラベラーから噴出した光の束の一つをネッススまで追跡し、ハンターたちを派遣して調査させている一方、フィクルルを追跡してスコーンが何を企んでいるのかを突き止めるつもりだと述べる。

23. 運命の二人

残存する目撃者の軍勢を排除し、トラベラーの回復を助けるためにガーディアンたちが協力する中、サバスンが裏で何かを企てていたことが判明する。フィールドで彼女の光の戦士であるハイヴを排除した後、ガーディアンたちはドレッドが集結している「屈折」へと引き寄せられる。サバスンは、ドレッドが何を企んでいるのかをガーディアンが調査するのを見守りながら、光と暗黒のルールを一緒に破ろうとガーディアンたちを誘う。

エピソード: 残響

最初の残響が、かつてハイヴと黒き艦隊によって絶滅した「クグ」の記憶を宿し、人々を操る力を与える媒体としてネッススの地下に墜落した。この残響を回収したのは、意識のみの存在となっていたマヤ・サンダレシュだった。彼女はこの力を利用し、ベックスのレディオラリアを支配して自らのエクソ体を構築させる。彼女が選んだ姿は、かつてのフューチャー・ウォー・カルトのリーダー、ラクシュミIIに酷似したもので、自らを「指揮者(コンダクター)」と名乗るようになる。

マヤはこの力でネッススのベックスを掌握しする。ベックスに個性を芽生えさせるという未曽有の進化を与えた彼女は、人類に新たな黄金時代をもたらすことを目的に、失われた恋人チオマ・エシをベックス・ネットワーク内で探し始める。

ガーディアンはイコラ・レイの指令で調査に派遣され、フェールセーフ、オシリス、セイント14と共に墜落地点のデータアレイを修復。オシリスはフェールセーフをH.E.L.M.のメインフレームにアップロードし、彼女は残響によって構造が変異したレディオラリアの存在を明かす。セイントはベックスの計画を通じて太陽系の外へ探査を始めたいという願いを語る。

ガーディアンはフェールセーフのB.R.A.I.N.モジュールを使い、惑星内で収集したレディオライトのサンプルを預けながら調査を継続。一方で、ハウス・オブ・サルベーションがフェールセーフのメインフレームへ侵入を試み、パイキス率いる部隊がネッススに出現する。これを撃退したのち、セイント14が通信不能となり、ガーディアンが向かう。そこでは、セイントがマヤに洗脳されかけていたが、自力でその支配を打ち破る。セイントは、自分がコピーであると指揮者に囁かれたことに揺れるが、オシリスとイコラに支えられる。彼はなおもその囁きを感じるが、決意を新たにする。

残響の力が危険であると悟ったガーディアンは、ネッススの地中奥深くへと潜入する。ハウス・オブ・ダスクのバロン、カリクス率いるエリクスニーも残響を追っており、地表のレディオラリアは地下の"惑星核"へ流されている。ガーディアンはカマリアンやアンティオプテスなどのベックス・マインドを撃破しながら進み、フェールセーフのナノボットで奥部へ進入。地下で建造中のベックス都市に入り込む。その後、シミュレーション領域を通じてセイントの体験や記憶を辿り、オシリスとの愛を再確認したセイントは指揮者の居場所を追うことを決意する。三人は指揮者と対面し、彼女がマヤ・サンダレシュであることを知る。

マヤは、黄金時代の科学者であり、エクソ技術やベックスの研究に深く関わっていた人物である。彼女はラクシュミIIの意識の残響を模したエクソ体を用い、レディオラリアを制御していた。彼女の目的はただ一つ――ベックスの力を借りて、チオマ・エシの理想像を再構築することだった。

マヤは、自分の行動の真意を明かす。彼女は単に、自身の"チオマ・エシ"を見つけ出したいがためにベックスを操っていたのだった。ガーディアンはネッススの惑星核の座標を入手し、コンダクターの実験室へ突入。そこでは、マヤがチオマのコピーを次々と作り出し、忠誠試験を課していた非人道的な実験の痕跡を目撃する。やがて複数のベックス・マインド(パロドス、スタシモン、エクソドス)を倒し、マヤと再び対面。

セイントが残響の影響を完全に振り払ったことで、マヤはベックス・ネットワークへと逃走する。彼女は依然として残響を保持しているが、ガーディアンは惑星核に残された彼女の記憶断片に触れ、マヤ・サンダレシュという存在の真実――科学と愛に狂わされた、かつての人類の知性の象徴がいかにして歪み、孤独の中で暴走していったのかを知るのであった。

エピソード: 亡霊

ナ・ヴェスキリスク──それは、かつてリースを大嵐にさらわれる以前のエリクスニーたちの記憶を封じ込めた「リースの残響」がもたらした新たなる恐怖だった。フィクルルはその残響を手中に収め、その力で生きたエリクスニーたちを変質させ、新たなスコーンの種族、すなわちレベナント・スコーンを生み出した。彼の狙いは古の預言を実現し、ケルの中のケルとなること。その野望に対し、ハンター・バンガードとなったクロウは、ヨーロッパでの異変への対応をガーディアンに託す。

リース=リボーンにおいて、ガーディアンは捕らえられたエリクスニーと、かつてステイシスを授かった場所でフィクルルと対峙するエラミスの姿を見る。彼女は逃走するが、ガーディアンはトーテムを破壊し、蘇るレベナント・バロンを討伐することで、その脅威に一矢報いた。しかし、H.E.L.M.への帰還途上、フィクルルが襲撃を仕掛け、ケッチ内のハウス・サルベーション構成員をスコーンへと変貌させる。墜落したケッチは最終的にシティのマーケット区画に非常着し、そこでエイドが開くトニックショップを訪れる。彼女は、ネザレクの呪いに侵されたミスラックスを救う術を探っていた。

ミスラックスは自身の病を抱えながらも、スレイヤー・バロンの称号をガーディアンへと授け、フィクルルの野望から民を守るよう命ずる。こうして、トニック・カプセルと薬袋を携えたガーディアンの戦いが始まる。やがて彼らは、リーフに存在する旧サルベーションの拠点にて、クロウとともにフィクルルと再会。交渉は失敗して撤退することとなる。

同時期、モーニングスターの残骸がベスパー・ステーションへ衝突し、眠れるAIを目覚めさせる。AIは堕落したエクソの身体を依代とした。彼は避難してきたエリクスニーたちを自身の意識に取り込み、ステーション外にアノマリーを構築、宇宙への通信を試みる。これに対し、ガーディアンのファイアチームはスパイダーの指令で現地調査に赴き、アストレアという本来のAIと接触。最終的にアストレアはクロビスの制約を脱し、アノマリーを封印することを誓う。(迷宮: べスパーの宿主)

11月、ミスラックスはフィクルルが今や廃墟と化したエルダーズプリズンに狙いを定めたと知る。ガーディアンはプリズンに赴き、様々な勢力と交戦。フィクルルはそこにて、残響の力でかつてのスコラスを復活させていた。だが、バリクスからの情報により、この残響は記憶の実体であることが判明し、スコラス復活にも不満を抱いていた。スコラスと戦い一時退けるも、フィクルルは彼を再び蘇らせて逃走。ミスラックスの衰弱を受け、エイドはエラミスの釈放を提案。スパイダーへの黄金時代の書物献上により、彼女は解放される。

翌年1月、フィクルルはスコーン・バロンを復活させ、スコラスに指揮を任せる。エラミスは残響がエーテルの極性を変化させる力を持つと明かし、その応用でミスラックスを救える可能性を示す。一方、ガーディアンはエイドから託されたフレームをもとに《スレイヤーの牙》を製作。リベナントの要塞へと突入する。そこで彼らは残響の力で生まれた鏡像世界に入り込み、玉座の間でフィクルルと対峙。リクシス・ヴァーンとの戦闘を経て退却し、エイドは最後のトニック"エーテル清澄の秘薬"を完成させる。

そして、ガーディアンは注射器を用いてフィクルルをエリクスニーの姿へと戻す。だが、ネザレクに一時的に憑依されたミスラックスとエラミスがそれを見届ける中、残響はエラミスを新たな適格者と認める。彼女はミスラックスを救うためその力を使うよう願うも、彼は辞退。結果として、ミスラックスが真のケルの中のケルとして選ばれる。エラミスは太陽系からの撤退を決意し、ガーディアンは再びエルダーズプリズンへ向かい、復活したスコラスを討ち果たすのだった。

エピソード: 異端

第三の残響がドレッドノートに落着し、オリックスが降りたちし邪神として台頭した直後から子供たちを持つまでの記憶を帯びていた。この残響の影響により、ドレッドノートから太陽系各地に「異端の錨」と「不吉な宿られた兵」が出現。ガーディアンはエリスと放浪者の要請で地球EDZの異端の錨を調査、ドレッドノートとの繋がりを発見。

ガーディアンは亜空間を経てドレッドノートで戦闘中のエリスと放浪者と合流。「ケイト=エール」との戦闘で、エリスは命を落とす。ガーディアンは「破滅の石板」を取得し、探索を始める。途中、「目」に遭遇し、「息詰まる恐怖」に侵されるも、儀式を阻止し放浪者のエリスへの哀悼を目撃。彼女の住居を訪れ、エリスの残したメッセージを受け取り、スロアンから任務を継承。

ドレッドノートの防御が強化され突破不能となると、スロアンは夢見る都市への移動を指示し、そこで「決意の道」の教義を授ける。異端の錨への干渉を通じて力を高め、「欲望の書」を取得。次なる異端の錨をサバスンの玉座の世界で発見するが、彼女からの警告を無視して潜入。ドレッドノートでハイヴの死体を用いて内部の生体兵器と接触すると、残響が語りかけてくる。魂の間にて残響と対面し、そこにシヴ・アラスとサバスンも現れる。残響を巡り両者の思想が対立し、ガーディアンは襲撃を受けつつ撤退。スロアンは放浪者の離脱を知りつつも調査の継続を促す。

目撃者によって与えられた形態に満足できない「ドレッド」の一派が、力を求め沈んだピラミッドへ侵入。内部のハイヴ勢力と共闘し、ルラクの保管庫の秘密を解明しようとする。ガーディアンは潜みし者の指示で潜入。数々の謎解きと迷宮を突破し、ドレッド改造シュリーカーを撃破。保管庫内部でケレヴを倒し、最終的にオリックスが破滅の石板を刻むのに使った「彫刻用のノミ」を発見。潜みし者が警戒のため監視線を張る。(迷宮: 経典の遺滅)

エリスはサバスンを倒し、シヴ・アラスの王座から彼女を追放したことで、自身の玉座の世界「ハイヘラシー」を創造。ガーディアンにウィルブレイカーの断片の回収を依頼し、「高き戦争」の資格を問う残響と対峙。ガーディアンはドレッドノートからの信号を辿り「野心の道」を学ぶ。月面での儀式中、残響とサバスンの対話を盗み聞きし、目撃者の嘘が明かされる。エリスは残響を囚えようとし、スロアンはこれに反対。最終的にケイト=エールに殺された地点での儀式により残響を捕獲。その後、スロアンはドレッドノート奥深くからの奇妙な信号を察知。オッセオス・フラグメントの収集により、宿られた兵とドレッドの衝突を目撃。信号は「ディープ」由来と判明し、武器「バローダイアド」を取得。異形の存在と交戦するも、ディープによって変容され、撤退を余儀なくされる。

ハイヴの神々が残響奪取を開始。まずシヴ・アラスが侵攻を開始し、ガーディアンを瀕死に追い込む。ドレッドノートでの儀式を阻止し、宿られた「オバク=ハル」を撃破しウィルブレイカーの柄を回収。次にサバスンが動き、マロックの死体から最後の断片を回収。スロアンはドレッドノートでウィルブレイカーを再鍛造するが、ディープの誘惑に抗う。

そして、エリスが残響の監視を続ける中、ガーディアンが再び残響と対峙。サバスンの投影、シヴ・アラスの声、そしてケイト=エールとの戦闘を経て、ウィルブレイカーで残響を完全に破壊。エリスとスロアンは勝利を祝うが、サバスンは気を悪くした。

運命の境界

イコラ・レイは地球の辺境で奇妙な干渉を感知し、ガーディアンを太陽系外縁天体ケプラーへ派遣する。調査の結果、ケブラーは小型の特異点を内包する天体であり、そこにはフォールンのハウス・オブ・エグザイルと、長らく地球と断絶していた人類の末裔 「アイオン」が共存していた。ガーディアンとイコラは現地で「ロディ」と名乗る男に出会う。彼は後に“時の狭間から来た人間”であることが明かされる。一方、アイオンの指導者レベッカは、彼らの文化と言語を通じてガーディアンと協力関係を築こうとする。

ガーディアンとロディは協力して、エグザイルが運用する巨大エーテル発電施設を破壊する任務に挑む。ロディは和平を模索するが、交渉は決裂。ガーディアンが施設を停止させる。やがて、地球の「ナイン」のであるIII (スリー)が、ガーディアンをケブラーへ誘った存在であることが判明。エグザイルのアルコン 「レヴァスク」は、特異点への入信(吸収)を目指す狂信者であり、ガーデイアンは彼らのプライム・サービターを破壊して一時的に勢力を鎮める。

イコラはケブラー各地で見つかる時間超越物に注目し、それらが並行世界のものではなく、“我々の過去の時間”からのみ出現していると指摘する。ロディは時間逆行の可能性を問うが、イコラはそれを否定。ロディは自分がどの時代から来たのか、徐々に記憶を取り戻していく。ガーディアンは現地の学者フィヨラ教授やマルサス史学者と協力し、アイオンが黄金時代以前に地球を離脱した人類の末裔であることを掴む。

ベックスが特異点の観測を開始し、現地に干渉を始める。アイオンの研究施設が襲撃され、ガーディアンは救出任務にあたる。イコラは、アイオンたちが大崩壊以前、もしくは黄金時代の前にケプラーへ移住した可能性を提示。この時代差により、ロディは数千年単位で未来へ飛ばされた存在であることが暗示される。同時に、ベックスの攻撃が激化し、特異点の中心に向けた“呼び声”が強まっていく。

ロディは自らの体にナインの意識が侵入していることに気づく。特に「II (ツー)」が彼を通して実験を行い、彼の精神を“媒介体”として利用していた。ガーディアンはダークマター由来の菌類を採取し、その過程でロディが時空の断片を見る能力を得る。ベックス、フォールン、ナイン、そしてアイオンがそれぞれ異なる目的で特異点を研究していることが明らかになり、イコラとオリンは倫理的葛藤に直面する。

ロディは自らの存在の異常性を悟り、「自分は何のために呼ばれたのか」を問う。ガーディアンが最後のストレンジレットを集める過程で、ナインの「II」 が語る―― 「かつて、ナインは“イコラ・レイとなる女”を一度殺した」。イコラが問いただすと、ロディは彼女を「ネラ・デイヴィス」として知っていたと明かす。これは、ナインと人類の過去が交錯していることを意味していた。

ガーディアンとオリンは、特異点の中心へ進むためにベックスの防衛線を突破。その過程でナインの目的が明確になる。「ガーディアンを“武器”とし、ロディを“使者”とする」こと。オリンはナインの残響と会話し、かつてナインがガーディアンを蘇生させた存在であることを知らされる。

ナインの評議会が招集され、ロディとガーディアンの運命が議題となる。投票結果、ガーディアンは「武器」として正式に定められ、ロディは3の答えを求めるため、ケプラーの中心へと向かう。

ガーディアンは特異点の最深部に到達し、そこでIIIがすでに死亡していることを知る。その死体はレヴァスクに利用され、特異点を増大させる装置として機能していた。最終戦でガーディアンはレヴァスクを撃破するが、IIIの死は避けられない。放浪者は「ホール」 をIIIの遺体へと吸収させ、意識を一時的に蘇らせる。IIIは最後の言葉を残す: 「我が死こそ、絶滅への始まり。生き延びたければ、 ナインを縛れ」。ロディは正式に新たなナインの使者となり、ガーディアンに時を越えて呼ばれた武器「グラビトン・スパイク」を再構築させる。

その後、ベックスがIIIの遺骸をネットワークへ取り込もうとする事態が発生し、シミュレーション空間内でマヤ・サンダレシュとチオマ・エシの幻像が再会。彼女たちはガーディアンに、“コンダクター”と呼ばれる新たな知性体の陰謀を警告する。

ケプラーの特異点は安定を取り戻すが、ナインの構造は崩壊寸前となる。ロディは時間の狭間へと消え、ガーディアンは新たな“武器”としての宿命を背負う。

反響

2023年に最後から2つ目となる拡張コンテンツ「光の終焉」を配信した時点では、Steam版の最大同時接続数が31万人をこえ、わずか1日で最大同時接続数の最高記録を更新したという[4]

2026年5月、公式より2026年6月10日のアップデートにて、Destiny 2のライブサービス継続のためのコンテンツアップデートの終了がアナウンスされた。その後、ブルームバーグによる報道などから「Destiny 3の開発はされていない」「Destiny 2の開発終了後にBungieはレイオフを計画している」などの情報が出回ると、またたく間に「Petition Sony to develop Destiny 3(ソニーにDestiny 3の開発を請願しよう)」と、ソニーへのオンライン著名活動がはじまった。このオンライン著名活動は、開始一週間で30万人以上が賛同している。さらに、最後のアップデート「勝利の記念碑」の配信日にゲームの過去最高同時ログイン数を目指すべく、プレイヤー間での呼びかけがSNS上で盛んになっている。Xでは「#WeWantDestiny3」というハッシュタグをつけたポストが次々に投稿されたり、英語声優のユルドレン・ソヴ役のブランドン・オニールや、オリックス役のジョシュア・デビッド・キング、ロディ役のブライアン・ヴィラロボスが支持するコメントを公表した。

脚注

注釈

  1. バンガード作戦など一部のコンテンツは、PlayStation PlusXbox Game Passに加入していないとプレイ不可であり、一部のストーリークエストやサイドクエストは加入していないと進行不可に陥る。

出典

  1. Posted 2019年9月20日18:18, by重田雄一 (2019年9月20日). 日本でもPS4版『Destiny 2』の基本プレイ無料対応がアナウンス!10月2日よりSteam版も配信予定”. IGN Japan. 2022年1月24日閲覧。
  2. Destiny 2 Officially Revealed, Confirmed For PC (英語). kotaku (2017年3月30日). 2017年3月30日閲覧。
  3. PS4®『Destiny 2』の日本国内の発売日を9月6日に変更”. SIE (2017年6月13日). 2017年6月13日閲覧。
  4. 三ツ矢 (2023年3月1日). 『Destiny 2』新拡張コンテンツ「光の終焉」配信開始!一日足らずでSteam最大接続数を更新する怒涛の勢い”. Game*Spark. イード. 2023年10月14日閲覧。

外部リンク


Destiny 2

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/21 01:02 UTC 版)

ネッスス (小惑星)」の記事における「Destiny 2」の解説

ゲーム内ロケーションとして扱われるベックスという機械の体をした生命体侵食している。

※この「Destiny 2」の解説は、「ネッスス (小惑星)」の解説の一部です。
「Destiny 2」を含む「ネッスス (小惑星)」の記事については、「ネッスス (小惑星)」の概要を参照ください。

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