たて座デルタ型変光星とは? わかりやすく解説

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たて座デルタ型変光星

(Delta Scuti variable から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/24 05:39 UTC 版)

たて座δ型変光星(たてざデルタがたへんこうせい)は、脈動変光星の一種で、恒星表面における動径脈動及び非動径脈動の両方の原因によって光度が変化する変光星である。

通常、数時間のうちに0.003から0.9等級の範囲で明るさが変動するが、変動の周期や幅は恒星によって大きく異なる。スペクトル型はA0からF5の巨星準巨星または主系列星である。ヘルツシュプルング・ラッセル図ではこと座RR型変光星と主系列の間に位置するが、こと座RR型変光星が種族IIの年老いた星なのに対し、たて座δ型変光星は種族Iの若い星である。

この種類の変光星のプロトタイプは、たて座δ星であり、4.65時間の周期で+4.60から+4.79まで明るさが変化する。この種類の変光星として他に有名なものには、ベガアルタイル、しし座β星(デネボラ)、カシオペヤ座β星とも座ρ星等がある。

出典

  • Samus N.N., Durlevich O.V., et al. Combined General Catalog of Variable Stars (GCVS4.2, 2004 Ed.)
  • AI Velae Star at scienceworld
  • AI Velorum star at The Encyclopedia of Astrobiology, Astronomy, and Spaceflight

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