DXVA 2.0の実装:ネイティブとコピーバック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 04:10 UTC 版)
「DirectX Video Acceleration」の記事における「DXVA 2.0の実装:ネイティブとコピーバック」の解説
DXVA 2.0の実装には、ネイティブとコピーバックの2種類がある[要出典]。 ネイティブ実装では、デコードされたビデオは表示されるまでGPUメモリにとどまる[要出典]。ビデオデコーダは、中間処理フィルタを通さず直接ビデオレンダラに接続する必要がある[要出典]。さらに、ビデオレンダラもDXVAをサポートしている必要があるため、レンダラの選択の自由度が低くなる[要出典]。 コピーバック実装では、デコードされたビデオはGPUメモリからCPUメモリにコピーされる[要出典]。この実装では上記の制限はなく、通常のソフトウェアデコーダと同様の働きをするが、GPUがGPUメモリからCPUメモリへのコピーを実行するのに十分高速でない場合、ビデオのカクつき(スタッタリング)が発生する[要出典]。 ネイティブモードは、CPUにおける追加処理が必要でない限り負荷軽減という意味でコピーバックモードより有利である。CPUにおける処理を可能にするためにコピーバックモードで実行されるVRAMからメインメモリへの処理結果のコピーバック操作はGPUのメモリ負荷を増加させることになる。 DXVAよりも後に同様の機能が統合されたDirect3D 11の場合、システムの性能評価に基づきネイティブとコピーバックが自動的に切り替えられる仕組みになった。 GPUは以下の条件を満たす必要がある。 AMD: Radeon HD 6xxx 以降 NVIDIA: GeForce 500 シリーズ以降 Intel: Intel HD Graphics 2000 以降
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