DTPモデル
【英】Distributed Transaction Processing model, DTP model
DTPモデルとは、分散トランザクション処理を実現するためのソフトウェアの概要と、インターフェースを表した参照モデルのことである。DTPモデルは、UNIX関連技術を標準規格を策定する団体のX/Openによって定義された。
DTPモデルには、トランザクション処理を発行するアプリケーション(AP)の仕様のほか、トランザクションを監視しその一貫性を保つ役割を担うトランザクションマネージャ(TM)、データベース管理システムなどリソースを監視するリソースマネージャ(RM)の3つと、それぞれの機能や通信方法が規定されている。この通信方法のうち、アプリケーションとトランザクションマネージャとの通信規格をTXインターフェース、トランザクションマネージャとリソースマネージャとの通信規格をXAインターフェースと呼ぶ。
このようにインターフェイスの仕様を標準化することで、DTPモデルを盛り込んだ製品であれば、異なるメーカー同士の製品であっても連携は可能である。
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