DFVのライバル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 04:57 UTC 版)
「フォード・コスワース・DFVエンジン」の記事における「DFVのライバル」の解説
DFVは1968年から1974年までの7年間ドライバーズとコンストラクターズのタイトルを独占し続けた。この間ほぼ唯一の非DFVコンストラクターであるフェラーリはグランプリの隅に追いやられ続けた。1960年代を通してフェラーリは経営が悪化しフィアットの傘下に入るなど最も低迷した時期になった。 フェラーリがDFVに対してコンペティティブになれたのは、1970年代に入って180度V型12気筒エンジン、ティーポ015 3.0リットル、通称ボクサーの開発に成功してからだった。以降1970年代の終わりにルノーがターボエンジンを持ち込むまでボクサーのみがDFV唯一のライバルであり続けた。1974年にニキ・ラウダがフェラーリに加入すると、翌75年にはドライバーズとコンストラクターのタイトルを奪回することに成功した。これに対抗するため、細部の仕様変更(マグネシウム鋳造パーツの採用等含む)を施した発展型DFVが1977年にマクラーレン、ロータス、ティレル、ウルフに供給された。
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