Concerto for piano and orchestra No. 2 Op.44とは? わかりやすく解説

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チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第2番 ト長調

英語表記/番号出版情報
チャイコフスキーピアノ協奏曲 第2番 ト長調Concerto for piano and orchestra No. 2  Op.44作曲年: 1879-80年  出版年1881年 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 Mov.1 Allegro brillante 2130秒 No Image
2 第2楽章 Mov.2 Andante non troppo 1630秒 No Image
3 第3楽章 Mov.3 Allegro con fuoco 8分00 No Image

作品解説

2007年12月 執筆者: 和田 真由子

チャイコフスキーには、3曲のピアノ協奏曲がある。その中で圧倒的に人気を誇る第1番対し、この第2番は、演奏される機会もほとんどなく、あまり知られていない1879年から1880年にかけて作曲された。友人、ニコライ・ルービンシテインに献呈されたが、翌年1881年、彼は病気のため急死してしまった。よって初演は、1882年モスクワにてタネーエフピアノ、アントン・ルービンシテインの指揮行われたスケール大きさ華やかな演奏効果息の長い旋律など魅力多々あるものの、技巧的形式的な側面目立ち第1番比較すればやはり曲が与えインパクトは弱い。タネーエフは、この曲について、第1、第2楽章が長すぎること、第2楽章ヴァイオリンチェロ比重をかけすぎていることなどを指摘しており、これらの理由また、この曲があまり演奏されないことの要因になっているであろうか。

全3楽章から成る
第1楽章 ト長調 4分の4拍子 アレグロ・ブリランテ:弦とピアノ重厚な和音が曲の堂々した雰囲気強める。ピアノヴィルトゥオーゾ的な見せ場も多い。演奏所時間は約20分。
第2楽章 ニ長調 4分の3拍子 アンダンテ・ノン・トロッポ:終始穏やかに奏されるヴァイオリンチェロによる二重奏中心になっており、ピアノ出番あまりない長いわりには盛り上がり欠けとりとめのない印象与えがちであるかもしれない演奏所時間は約7分半。
第3楽章 ト長調 4分の2拍子 アレグロ・コン・フォーコ力強さ軽やかな躍動感魅力的華麗なロンド楽章ピアノ管弦楽競うように協奏し、息をつく間もないほどのスリル面白い。演奏所時間は約7分。



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