CaOH2とは? わかりやすく解説

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物質名
水酸化カルシウム
慣用名
消石灰
化学式
Ca(OH)2
原子量
74.1
融点(℃)
580

個体溶けにくい。

水酸化カルシウム

(CaOH2 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/27 23:07 UTC 版)

水酸化カルシウム
識別情報
ECHA InfoCard 100.013.762
E番号 E526 (pH調整剤、固化防止剤)
CompTox Dashboard (EPA)
特性
化学式 Ca(OH)2
モル質量 74.0927 g mol−1
外観 無色結晶または白色粉末
密度 2.211 g cm−3, 固体
融点

580 °C, 853 K, 1076 °F (分解)

への溶解度 0.17 g / 100cm3(25℃)
熱化学
標準生成熱 ΔfHo -986.09 kJ mol−1
標準モルエントロピー So 83.39 J mol−1K−1
標準定圧モル比熱, Cpo 87.49 J mol−1K−1
危険性
引火点 不燃性
関連する物質
関連物質 水酸化マグネシウム
水酸化ストロンチウム
水酸化バリウム
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

水酸化カルシウム(すいさんかカルシウム、: Calcium hydroxide)は、化学式 Ca(OH)2 で表されるカルシウム水酸化物消石灰(しょうせっかい)とも呼ばれる。固体カルシウムイオン水酸化物イオンからなるイオン結晶である。水溶液は石灰水、懸濁液は石灰乳と呼ばれ、共に強いアルカリ性を示す。石灰水は二酸化炭素を簡易的に検出する試薬として多用されている。小・中学校の理科の授業でも使用されている。

天然には、ポートランダイト英語版(ポートランド石ともいうが、同名の岩石とは異なる)として産出する。

生産

酸化カルシウムに加水すると生成する。その水和熱は大きく、乾燥剤としてよく用いられる酸化カルシウム(生石灰)に水を加えることは危険である。



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