COMDEXデモ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/15 14:46 UTC 版)
ビジコープの Tom Powers (新しいマーケティング担当副社長)は、1982年秋の COMDEX でこのシステムのデモンストレーションを行わせた。まだ出荷できる品質でないことから社内からは心配する声もあったし、即座に出荷できないと顧客や販売業者が待ちくたびれるという懸念もされた。また、同じショーで VisiWolrd もリリースされる予定となっていて、混同されることを恐れる声もあった。Powers は強引に作業を進め、IBM も事前に鳴り物入りで新製品を発表することで発売するころまでに新たな市場を作ってきたではないかと主張した[要出典]。 COMDEX でのデモンストレーションは大成功を収めた。観客に対して、これがムービーなどではないことを説明しなければならなかった。ビル・ゲイツは、その PC が VAX などの他のマシンの単なる端末として動作しているのではないかと疑った。VisiOn は当時の業界の話題を独占した。しかし、この成功がいくつかの深刻な問題を引き起こすことになる。 まず、VisiOn の出荷日を知りたいという要望が多く寄せられ、ビジコープは 1983年夏のリリースであると発表した。しかし、その時点で開発者らはその時期の出荷が無理であると考えていた[要出典]。1983年初め、最大限に努力しても第4四半期のリリースがぎりぎりであることが明らかとなり、その時点で業界はこれがベーパーウェアであると判断していた[要出典](ただし、ベーパーウェアという用語は当時は一般化していなかった)。
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