CCtCAP契約選定に敗れた後の動き
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「ドリームチェイサー (宇宙船)」の記事における「CCtCAP契約選定に敗れた後の動き」の解説
CCtCAP契約選定に敗れた後、SNC社は選定結果の内容に不服だとして異議申し立てを行っている。NASAが2014年9月26日に発表したISSへの商業輸送契約CRS (Commercial Resupply Services) 2にもドリームチェイサーの無人型で入札する意向であることを表明している。 また、9月30日には、ドリームチェイサーのグローバルプロジェクトを発表した。これはドリームチェイサーをベースにした有人宇宙機をターンキー方式で顧客に提供するというプロジェクトで、機体は顧客のミッション要求に応じてカスタマイズ可能。有人機か無人機の選択も可能で、1回だけのミッションでも複数ミッション用にでも合せられる。対応するロケットも選択可能。同時に、ストラトローンチ・システムズの打ち上げシステムを使って低周回軌道へ3人乗りの有人機を投入する設計を進めていることも発表した。この宇宙機はドリームチェイサーを小型化した機体になる。この機体を無人機にすることも可能で、小型の貨物輸送機や、科学実験にも使うことができる。 2016年1月14日、NASAはCRS-2において、CRS-1で選定されていたスペースX社とオービタルATK社に加え、SNCのドリーム・チェイサーを選定したことを発表した。CRS-2では、ドリーム・チェイサー・カーゴ・システムと名付けられた補給船型の機体の使用が予定されている。 2021年5月、ドリームチェイサーの着陸施設使用契約を、フロリダ州政府の航空宇宙産業振興機関であるSpace Floridaと締結した。
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