C30型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 06:32 UTC 版)
1929年から30年にかけドイツのボルジッヒ、ホーエンツォレルン、ハノマーク社、オランダのウェークスポール社で製造された機関車で、戦前から西スマトラや南スマトラでも使われていた。インドネシアの鉄道史に詳しいヤン・デ・ブルーイン (Jan de Bruin) の『Het Indische Spoor in oorlogstijd』によれば、本線ではジャワから持ち込まれたこの型の機関車が少なくとも3台使われた。シロカ村に静態保存されている錆び付いたC30型機関車は本線で使われた1台だと言われている。日本の占領中、やはりジャワから同型の機関車がカンボジアに4台、「インドシナ」に7台送られたという記録がある。同型の機関車は1970年代まで現役で使用され、そのうちの1台、C3065は80年代まで使われ、現在はジャカルタのタマンミニに展示されている。南スマトラのルブックリンガウにもう1台 (C3082) が静態保存されている。
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