Bugey Nuclear Power Plantとは? わかりやすく解説

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ビュジェ原子力発電所

(Bugey Nuclear Power Plant から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/08 01:12 UTC 版)

ビュジェ原子力発電所
Centrale nucléaire du Bugey
種類 原子力発電所
電気事業者 フランス電力
所在地 フランス
アン県サン=ヴルバ
北緯45度47分54秒 東経5度16分15秒 / 北緯45.79833度 東経5.27083度 / 45.79833; 5.27083座標: 北緯45度47分54秒 東経5度16分15秒 / 北緯45.79833度 東経5.27083度 / 45.79833; 5.27083
1号機
出力 54万 kW
着工日 1965年12月
営業運転開始日 1972年7月1日
2号機
出力 91万 kW
着工日 1972年11月
営業運転開始日 1979年3月
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ビュジェ原子力発電所(ビュジェげんしりょくはつでんしょ、フランス語centrale nucléaire du Bugey)は、フランス共和国アン県サン=ヴルバ(fr:Saint-Vulbas)の南に所在する原子力発電所。施設はローヌ川の西岸にあり、リヨンから東北東へ35kmブール=カン=ブレスから南へ40km、スイスジュネーヴから西に110kmに位置している。

概要

1965年に最初の原子炉で天然ウラン黒鉛減速ガス冷却炉式であるBugey-1の建設が始まり、1968年にはフランス電力公社にBugey-1の建設を許可する法が成立する[1]。1972年4月15日に試運転を開始し、7月には営業運転に移行する。1969年、軽飛行機であるヨーデル D-140が発電所の右側を飛行し、ローヌ川を横断する送電架線を切断した。この機体は増水していたローヌ川に墜落し乗員4人が死亡している[2]

1972年には2号機の建設が始まり、1979年から営業運転を開始し、以後は残り3基の営業運転が1980年まで立て続いている。この内、2号機と3号機は冷却水をローヌ川から直接取水し、4号機と5号機は冷却塔を使用している。1984年4月14日、5号機はアクチュエータ制御システムの内2つの冗長系統のいずれかで停電、この障害で原子炉停止を伴う外部電源の一時的消失が発生した。一部の機器制御のため冷温停止状態に持ち込まれる[3]

1994年、黒鉛減速ガス冷却炉の1号機が廃止される。

2003年にヨーロッパ各地を襲った熱波は排水の温度上昇をもたらした。2011年には5号機の原子炉10年検査にあたっていた下請け業者を含む従業員7人について、放射線検出器が鳴動し軽度の汚染に晒された[4]

原子炉の特性

各原子炉の特性は以下のとおり[5]

原子炉名 格納容器形式
(原子炉形式)
容量(MW) 運用者 建造者 建設開始 送電網接続運転開始 営業運転開始 原子炉の運転終了
炉心熱出力(MWt) 定格出力(MWe) 平均出力(MWe)
Bugey-1 -
(CGR)
555 540 フランス電力 フラマトム 1965年12月1日 1972年4月15日 1972年7月1日 1994年5月27日
Bugey-2 CP0 2785 945 910 フランス電力 フラマトム 1972年11月 1978年5月 1979年3月 2019年計画
Bugey-3 CP0 2785 945 910 フランス電力 フラマトム 1973年9月 1978年9月 1979年3月 2019年計画
Bugey-4 CP0 2785 917 880 フランス電力 フラマトム 1974年6月 1979年3月 1979年7月 2019年計画
Bugey-5 CP0 2785 917 880 フランス電力公社 フラマトム 1974年7月 1979年7月 1980年1月 2019年計画

脚注

関連項目

外部リンク


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