BMWとグラース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/09/08 19:03 UTC 版)
「ハンス・グラース (自動車メーカー)」の記事における「BMWとグラース」の解説
1962年にBMWは新しいBMW 1500を発売した。この車は非常に高性能かつコンパクトにまとまっていたが、特筆すべきは4ドアモデルが設定されていた点であり、それはこの車が高い人気を得る大きな理由となった(それまでの西ドイツでは、奇妙なことであるが1500ccクラス以下の小型乗用車には慣習的に2ドア仕様しか設定されなかった)。多くの人々がこの車を購入し、経営難の続いてきたBMWは回復軌道に乗った。この成功によりミュンヘン工場の生産能力はすぐに一杯になり、経営陣はグラースを買収する決定を下した。 それまでグラースはゴッゴモビル、新しい設計のイザールとV8を生産していた。1960年代末にBMWはグラースを閉鎖し、全く新しい生産設備を導入してディンゴルフィンクは徐々に非常に重要な生産拠点となっていった。2008年の時点でディンゴルフィンク工場は世界中のBMWの工場の中で最大のものとなり、22,000人の従業員が5、6、7シリーズと共にロールス・ロイス向けのボディも製造している。
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