BATEボリソフとは? わかりやすく解説

FC BATEボリソフ

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/27 01:10 UTC 版)

FC BATEボリソフ
原語表記 ФК БАТЭ
クラブカラー 青と黄色
創設年 1996年
所属リーグ ベラルーシ・プレミアリーグ
ホームタウン ボリソフ
ホームスタジアム ボリソフ・アレナ
収容人数 13,126
代表者 アナトリ・カプスキ
監督 アリャクセイ・バハ
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

FC BATE(FCバテ、ベラルーシ語: ФК БАТЭ)は、ベラルーシ中央部の都市ボリソフに本拠地を置くサッカークラブである。BATEとは、クラブの母体企業であるボリソフ自動車トラクター電装品工場(Borisov Works of Automobile and Tractor Electric Equipment)の事である。UEFAチャンピオンズリーグのグループリーグ(2008-09シーズンと2011-12シーズン)とUEFAヨーロッパリーグのグループリーグ(2009-10シーズンと2010-11シーズン)に出場したことのあるベラルーシ唯一のクラブである。

歴史

1973年に創設され、ソビエト連邦時代はベラルーシリーグで3度の優勝に輝いたが、1981年にクラブ解散となった。1996年に経済学者のアナトリ・カプスキ会長が中心となってクラブが再建され[1]、1998年にベラルーシ・プレミアリーグ(1部)昇格を果たすと、1998-99シーズンには昇格初年度ながらリーグ優勝を果たした。若手の育成を重視し、アレクサンドル・フレブやビタリー・クツゾフなどのタレントを輩出しながら、常に上位争いに加わった[1]。いずれも予選1回戦から参加したUEFAチャンピオンズリーグにおいて、2000-01シーズンは予選2回戦敗退、2003-04シーズンは予選1回戦敗退であった。2006-07シーズンには再建後2度目のリーグ優勝を果たし、ビクトル・ゴンチャレンコ監督を登用した2007-08シーズンには2連覇を達成した。2008-09シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ予選ではヴァルルFC、RSCアンデルレヒトPFCレフスキ・ソフィアを倒し、ベラルーシのクラブとして初めての欧州カップ戦本選グループリーグ出場を果たした[2]。本選に出場する32クラブの中でUEFAランキングは最下位であり、グループリーグではイタリアのユヴェントスFC、スペインのレアル・マドリード、ロシアのFCゼニト・サンクトペテルブルクと同組となった。1勝もできずにグループリーグ最下位に終わったが、アウェーのゼニト戦とユヴェントスFC戦2試合に引き分けて勝ち点3を獲得した[3]。2009-10シーズンのUEFAヨーロッパリーグではポルトガルのSLベンフィカ、イングランドのエヴァートンFC、ギリシャのAEKアテネFCと同組となったが、グループリーグ敗退に終わった。2010-11シーズンの同大会ではオランダのAZアルクマールFCディナモ・キエフFCシェリフ・ティラスポリと同組となったが、D・キエフに次ぐグループ2位で決勝トーナメント進出を決めた。決勝トーナメント1回戦ではフランスのパリ・サンジェルマンFCと対戦し、アウェーゴール差で敗退した。

タイトル

国内タイトル

  • ベラルーシ・スーパーカップ : 8回
    • 2010, 2011, 2013, 2014, 2015, 2016, 2017, 2022
  • ソビエト連邦ベラルーシリーグ : 3回
    • 1974, 1976, 1979

過去の成績

シーズン ディビジョン ベラルーシ・カップ
リーグ 順位
1996 3部 1位 28 25 2 1 79 10 77
1997 2部 2位 30 24 3 2 92 15 78 ベスト32
1998 1部 2位 28 18 4 6 50 25 58 準々決勝敗退
1999 1部 1位 30 24 5 1 80 22 77 準決勝敗退
2000 1部 2位 30 20 4 6 68 26 64 ベスト16
2001 1部 3位 26 16 3 7 54 31 51 準々決勝敗退
2002 1部 1位 271 19 2 6 52 20 59 準優勝
2003 1部 2位 30 20 6 4 70 21 66 準々決勝敗退
2004 1部 2位 30 22 4 4 27 54 70 準決勝敗退
2005 1部 5位 26 12 11 3 42 27 47 準優勝
2006 1部 1位 26 16 6 4 47 27 54 優勝
2007 1部 1位 26 18 2 6 50 25 56 準優勝
2008 1部 1位 30 19 10 1 54 20 67 準決勝敗退
2009 1部 1位 26 19 5 2 55 16 62 準決勝敗退
2010 1部 1位 33 21 9 3 64 18 72 優勝
2011 1部 1位 33 18 12 3 53 20 66 ベスト16
2012 1部 1位 30 21 5 4 51 16 68 ベスト16
2013 1部 1位 32 21 4 7 61 25 67 ベスト16
2014 1部 1位 32 20 11 1 68 21 71 準々決勝敗退
2015 1部 1位 26 20 5 1 44 11 65 優勝
2016 1部 1位 30 22 4 4 73 25 70 準優勝
2017 1部 1位 30 21 5 4 61 19 68 準決勝敗退
2018 1部 1位 30 23 4 3 55 24 73 準優勝
2019 1部 2位 30 22 4 4 61 21 70 準々決勝敗退
2020 1部 2位 30 17 7 6 65 32 58 優勝
2021 1部 2位 30 19 8 3 61 27 65 優勝
2022 1部 3位 30 16 11 3 51 21 30 準優勝
  • 1 FC Neman Grodnoと勝ち点で並んだため、優勝プレーオフを行った。

欧州の成績

現所属メンバー

2023年4月1日現在

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
3 DF ザハール・ボルコフ
5 DF シディ・バネ
6 MF セルゲイ・ヴォルコフ
7 FW ニキータ・ネクラソフ
9 FW イリヤ・ヴァシレヴィッチ
10 FW ダムヤン・ドスタニッチ ()
15 MF ヴァレリー・ボチェロフ
18 MF ジニス・グリチカ
23 MF ヴァレリー・グロムイコ
24 DF シェリフ・ジモー
26 FW アレクサンドル・シェスチュク
29 MF ヤロスラフ・オレシケヴィチ
No. Pos. 選手名
35 GK アンドレイ・クドラベッツ
44 MF ヴラディスラフ・マルケヴィチ
50 MF シード・イスラモヴィッチ
51 GK ヴャチェスラフ・デルガチェフ
55 FW デニス・ラプテフ
62 DF マトヴェイ・シュヴィデルスキー
73 DF アレクサンドル・マルティノフ ()
80 FW アルテム・コンツェヴォイ
89 FW アレクサンドル・フランツソフ
90 FW ドミトリ・アンティレフスキ
97 MF ティモフェイ・シャルコフスキー

歴代監督

  • ルー・マズルケビチ 1973-81(前身時代)
  • ユーリー・プントゥス 1996-2004
  • イゴール・クルィシェンコ 2005-07
  • ヴィクトル・ゴンチャレンコ 2007-13
  • アリャクサンドル・イェルマコヴィッチ 2013-17
  • オレグ・ドゥルブ 2018
  • アリャクセイ・バハ 2018-19
  • キリル・アルシェフスキ 2020
  • アレクサンドル・リソフスキー 2020
  • ヴィタリー・ジュコーフスキー 2021
  • アレクサンドル・ミハイロフ 2022
  • セルゲイ・ゼネヴィッチ 2022
  • キリル・アルシェフスキ 2022-

歴代在籍選手

GK

  • セルゲイ・ヴェラムコ 2007-2011

DF

MF

FW

脚注

  1. ^ a b 「Group H BATEボリソフ」footballista Champions League 11-12 Special Guidebook、ソルメディア、92-93頁
  2. ^ “BATE make history for Belarus”. UEFA. (2008年8月27日). http://www.uefa.com/competitions/ucl/fixturesresults/round=15275/match=303834/report=rp.html 2008年8月28日閲覧。 
  3. ^ BATE undaunted by Steaua power”. UEFA (2007年8月15日). 2008年12月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月11日閲覧。

外部リンク


BATEボリソフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/30 03:57 UTC 版)

フィリップ・ムラデノヴィッチ」の記事における「BATEボリソフ」の解説

2014年1月FC BATEボリソフ3年契約結んだ報じられた。ベラルーシ・スーパーカップ決勝戦FCミンスク戦で移籍後初出場。この試合決めたクラブでの初ゴール決勝戦になり優勝果たした2015年9月開催されたチャンピオンズリーググループE・ASローマ戦で2得点挙げUEFA公式サイトで"チーム・オブ・ザ・ウィーク"に選出された。 リーグ戦では47試合出場し4得点10アシスト記録、左サイド主力選手としてリーグ2連覇貢献した

※この「BATEボリソフ」の解説は、「フィリップ・ムラデノヴィッチ」の解説の一部です。
「BATEボリソフ」を含む「フィリップ・ムラデノヴィッチ」の記事については、「フィリップ・ムラデノヴィッチ」の概要を参照ください。

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