Aidia henryi の記載およびタイプ標本
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 17:05 UTC 版)
「ミサオノキ」の記事における「Aidia henryi の記載およびタイプ標本」の解説
バシオニムである Randia henryi は1901年にドイツのエルンスト・ゲオルク・プリッツェル(Ernst Georg Pritzel)により新種記載された。タイプ標本(基準標本)はいずれも中国で採取されたもので、英国出身の園芸家A・ヘンリー(A. Henry)が採取した標本第8924番(キュー植物園所蔵: K000761825 (記事冒頭の画像); フランスの自然史博物館所蔵: P02274543(ミラー))と Bock von Rosthorn という人物が採取した第275番(オーストリアのグラーツ大学植物標本館所蔵: GZU-Rosthorn 00264303)および第282番(左に同じ: GZU-Rosthorn 000264302)の計3種が1世紀近くもの間シンタイプ(等価基準標本)の扱いとされていたが、Tirvengadum & Sastre (1986:270) によりヘンリー第8924番のうちキュー植物園に所蔵されているものがレクトタイプ(選定基準標本)に指定され、フランス国立自然博物館蔵のものはアイソレクトタイプ(副選定基準標本)とされた。 先述の通り、1970年に山崎敬が行った当時東アジア産でRandia属とされていた種の分類見直しの一環として、これがミサオノキにあたるとの認識がないままに Aidia henryi へと組み替えられた。
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