Adieu Printemps, Caprice-Étude Op.53とは? わかりやすく解説

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プリューダン:さらば春よ, エチュード=カプリス

英語表記/番号出版情報
プリューダン:さらば春よ, エチュード=カプリスAdieu Printemps, Caprice-Étude Op.53出版年1859年  初版出版地/出版社Paris: G. Brandus & S. Dufour 

作品解説

執筆者: 上田 泰史 

プリューダンの作品にはフラット系の作品が多いが、柔らかく穏やかな表現求めて彼は自然にこの種の調性選択しているようだ田園的・牧歌的な性格小品50年代創作多く見られる。プリューダンの友人音楽院教授となったマルモンテルは、魚釣り好んだというプリューダンの自然に対す親しみについて次のように述懐している。

プリューダンは、まさに性格小品においてこそ、いっそう独特な形でその個性明示している。描写的な音楽風俗画風の音楽はとりわけ詩的な音楽家として彼の気に入るところであった。夢の領域にある自然を熱烈に愛したプリューダンは、しばしば田園風の主題田園恋愛詩、牧歌から、非常に巧みに着想得た。[...]しかし、打ち解けた音楽について打ち明け話をしているときに私がこの芸術自身から聞いた著し逆説によれば、プリューダンは風景画家好まず大きな水平線称賛する平凡な人々には属していなかった。自然を模倣する和声、自然の甘美なざわめき彼の中に響いていた。

ロンド形式によるこの曲では、序奏部の短い下音型が心地よいそよ風思わせる主部エピソード十分に利用される




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