キウイフルーツ (鬼木天蓼)






●中国南部の長江流域が原産です。ニュージーランドに移入されて改良が進められました。蔓性で長さは4~5メートルになり、円形または広卵形の葉が互生します。雌雄異株で、5月から6月ごろ、葉腋に芳香のある白い花を下向きに咲かせます。果実は液果で褐色の毛に被われ、11月ごろに熟します。ハイワード種がおもに栽培されますが、酸味が強く、収穫後2~3週間の追熟が必要です。和名では「おにまたたび(鬼木天蓼)」とか「しなさるなし(支那猿梨)」と呼ばれます。写真下の品種は「香緑(こうりょく)」。
●マタタビ科マタタビ属の落葉低木で、学名は Actinidia chinensis。英名は Kiwifruit, Kiwi。
オニマタタビ
(Actinidia chinensis から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/06 06:49 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動オニマタタビ | ||||||||||||||||||||||||
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分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Actinidia chinensis Planch. | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
オニマタタビ(鬼木天蓼) シナサルナシ(支那猿梨) ゴールドキウイ ゴールデンキウイ | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
Chinese gooseberry Gold kiwi Golden kiwi |
オニマタタビ(鬼木天蓼、学名: Actinidia chinensis[1][2])は、中国原産の果樹・薬用植物[3]である。蜂によって受粉する。
別名はシナサルナシ(支那猿梨)。
生育地
野生状態では、オニマタタビは茂みや密な森、里山、低木林地で生育する。オニマタタビは斜面を好み、標高200 - 230メートルまでの峡谷での生長も好む。
起源
オニマタタビの起源は、長江峡谷北部であると推測されている。現在の中国では、オニマタタビは南東部全域に分散している。
植物体ではなくハーバリウム標本がイギリスのプラントハンターであるロバート・フォーチュンによって王立園芸協会へ送られ、そこからジュール・エミール・プランションが新属名を1847年のLondon Journal of Botanyで命名した。ヴィーチ商会のために植物採集を行っていたチャールズ・マリーズは日本でオニマタタビについて書き留めたが、西洋の園芸への導入は、1900年に湖北省で採集した種子をヴィーチ商会へ送ったアーネスト・ヘンリー・ウィルソンによるものである[4]。
利用
クルミほどの大きさの果実は食用となる。初めて商業的に栽培されたのはニュージーランドであった[4]。現在はActinidia deliciosa(キウイフルーツ)に取って代わられている。
脚注
- ^ Actinidia chinensis, ITIS 2007年10月13日閲覧。
- ^ Actinidia chinensis at USDA PLANTS Database
- ^ “Actinidia chinensis”. Plants For A Future. 2008年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月30日閲覧。
- ^ a b Alice M. Coats, Garden Shrubs and Their History (1964) 1992, s.v. "Actinidia".
- ^ http://books.google.com/books?id=ofONXILDKPsC&pg=PA353&lpg=PA353&dq=Actinidia+chinensis+traditional+chinese+medicine&source=bl&ots=DFceK2g7Yr&sig=Lrq9b2wqdkExUhpq7FdzQk_-PLo&hl=en&sa=X&ei=BvxxUdz9NdPG4AOAuIDwCQ&ved=0CEIQ6AEwAw
関連項目
- Actinidia chinensisのページへのリンク