933形(新幹線用レール研削車)
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「国鉄トキ15000形貨車」の記事における「933形(新幹線用レール研削車)」の解説
東海道新幹線の開業に先駆けてレール踏面の錆や汚れを落としてATCの動作を確実にするために、1964年(昭和39年)に国鉄浜松工場でトキ18792から台枠と台車枠を流用して改造された。車両の中央部に操作室と発電機を搭載した機械室が有り、その両端には水タンクが有る。台車間には4組の研削装置(両側で8個の砥石)が有り、これを空気圧でレールに押し付けた状態で機関車に牽引されて40km/hで走行して研削する。開業後もレールの波状磨耗の研削に使用される予定だったが、レール削正車が導入されたため実際には使用されなかった。1979年(昭和54年)度廃車。
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