767-300BCF
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 05:15 UTC 版)
「ボーイング767」の記事における「767-300BCF」の解説
ボーイングの旅客型→貨物型への中途改修 (Boeing Converted Freighter) プログラムで、767-300ERの中古機を基に改修される。改修はシンガポールのSASCO(STアビエーション・サービス社)のシンガポール工場が担当する。 ローンチカスタマーは全日本空輸で、2005年に自社の中古機の767-300ERの7機をベースに発注(当初は3機発注、4機オプションだったがその後追加装備分も正式発注)した。 改修第1号となったJA8286の改修作業は2007年に開始した。改修内容は、旅客型の内部機材と内装の取り外し、メインデッキ周辺機材、および貨物口の側面設置、メインデッキ床の張り替え、耐9-G 貨物障壁、貨物処理新システム、最大離陸重量の改善、およびその他の装備・性能向上である。 完成後初飛行は2008年4月9日で、翌4月10日に試験飛行を兼ねてアメリカ、シアトルまでの無着陸飛行をしながら、各種試験項目を実施した。その後FAAから認証を得て、5月26日再びシンガポールのSASCO(STアビエーション・サービス社)への長距離飛行を行い、6月16日に全日本空輸に引き渡された。
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