5020・5070
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 08:59 UTC 版)
「わたらせ渓谷鐵道わ99形客車」の記事における「5020・5070」の解説
京王デハ5020、デハ5070を改造した車両である。この2両は別の会社向けに改造するため、京王での廃車後京王重機整備で保管されていたが、改造が中止となり、電気部品はクハ5720、クハ5770の車体と組み合わせて富士急行モハ1208・モハ1308となっていたこともあって解体寸前となっていた。無蓋貨車をトロッコ列車に改造する計画が不可能となったわたらせ渓谷鐵道が代替として有効長の制約から18 m級車体の車両を探す中、車両整備などで取引のあった京王重機整備からこの2両を紹介され、改造が実現した。 改造にあたっては種車の窓、車内、床下機器を撤去、車内には不燃性の木目調のテーブルと椅子が設けられた。5020と5070の間の貫通路は種車の1,250 mm幅のものをそのまま活用した。5010、5080との連結部はスハフ12にあわせて狭幅の貫通路に改造されている。台車は豊橋鉄道1900系モ1906・モ1956の廃車発生品であるDT21Bを使用した。豊橋鉄道では国鉄101系電車・国鉄111系電車の廃車発生品を入手し、名鉄5200系電車の車体と組み合わせて使用されていたものである。改造後も種車の車両番号5020と5070がそのまま使用された。塗装はわたらせ渓谷鐵道の気動車と同じ紅銅色となり、窓下に「やませみ」「かわせみ」のエンブレムが取り付けられ、金色の縁取りが入れられた。 5020
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