五百円硬貨
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五百円硬貨(ごひゃくえんこうか)は、日本国政府(財務省)が発行する貨幣で、額面500円の硬貨である。五百円玉(ごひゃくえんだま)、五百円貨[2]、五百円貨幣とも呼ばれる。
注釈
- ^ 通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律第七条に規定されている。21枚以上の使用については受け取り側は拒否することができ、その場合には支払い側が受け取るように強いることは出来ないが、双方の合意の上で使用するには差し支えない。
- ^ 登場当時、スイスの5フラン、ドイツ(旧西ドイツ)の5マルク、スペインの500ペセタ硬貨と並び、高価値の硬貨として話題になった。
ドイツやスペインでユーロが導入されて最高額面硬貨は2ユーロとなったため、現在はスイスの5フラン硬貨と並ぶ高価値の硬貨である(それぞれの硬貨の価値は各国の為替レートの変動による)。 - ^ 特に紙幣については、諸外国でも偽造防止対策として概ね10年から20年おきに刷新されることが一般的である。
- ^ C五百円券は五百円白銅貨の発行後もしばらく製造・発行されていた(C五百円券の製造停止は1985年(昭和60年)、日銀からの支払い停止は1994年(平成6年))。
- ^ この表裏は造幣局での便宜的な呼称で、明治時代の硬貨と異なり法律上の表裏の規定はない。
- ^ 各部分を単体で見ると、外縁部分は五百円ニッケル黄銅貨と同じ組成、中心の表層部分は五百円白銅貨と同じ組成である。
- ^ a b ルーペ等で拡大すると確認できる。
- ^ 五百円の臨時補助貨幣の形式等に関する政令(昭和56年7月3日政令第245号)
- ^ 通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律施行令の一部を改正する政令(平成12年1月28日政令第23号)
- ^ 通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律施行令の一部を改正する政令(令和3年1月27日政令第12号)
出典
- ^ 通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律施行令(昭和63年政令第50号)別表第1 8「五百円の貨幣のうち通常のもの」
- ^ 日本銀行サイト「日本のお金」、日本銀行
- ^ a b c d e f 渡部晶 2012, pp. 18–31.
- ^ a b 参考資料「独立行政法人造幣局」、首相官邸(独立行政法人改革等に関する分科会 第3ワーキンググループ(第1回)配布資料)
- ^ a b c 日本銀行金融研究所『日本貨幣年表』日本銀行金融研究所、1994年、106頁。ISBN 9784930909381。
- ^ “第94回国会 衆議院 大蔵委員会 第23号 昭和56年4月17日 臨時通貨法に五百円の臨時補助貨幣を追加する件について”. 衆議院. 2020年8月15日閲覧。
- ^ a b c 大蔵省印刷局 1994, pp. 181–182.
- ^ “第146回国会 衆議院 大蔵委員会 第3号 平成11年11月17日 五百円硬貨改鋳の件について”. 衆議院. 2020年8月15日閲覧。
- ^ 明治以降の貨幣<2000年8月現在> - 日本銀行金融研究所貨幣博物館
- ^ 川崎直之. “新500円硬貨のマイクロ文字見っけ”. 北海道大学大学院工学研究科電子情報工学専攻電子情報エレクトロニクス講座画像工学分野高井研究室. 2002年11月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月15日閲覧。
- ^ a b 『新しい日本銀行券及び五百円貨幣を発行します』(プレスリリース)財務省、2019年4月9日。 オリジナルの2019年4月9日時点におけるアーカイブ 。2020年8月15日閲覧。
- ^ a b “新しい五百円貨幣の発行開始日について”. 財務省. 2021年10月1日閲覧。
- ^ “新しい五百円貨幣及び記念貨幣を発行します”. 財務省. 2021年4月27日閲覧。
- ^ “新しい五百円貨幣の発行時期について”. 財務省. 2021年4月27日閲覧。
- ^ “新500円玉、造幣局で製造開始 出回るのは11月から”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞). (2021年6月21日)
- ^ a b c d e f 向山勇 2019, pp. 10–11.
- ^ “新500円硬貨は2色「真ん中は100円玉、周りは今の500円玉の色です」”. FNNプライムオンライン (株式会社フジテレビジョン). (2019年4月19日). オリジナルの2020年8月14日時点におけるアーカイブ。
- ^ “500円玉だけなぜ流通増える? 電子マネーと「使い分け」”. エコノ探偵団 (NIKKEI STYLE). (2011年10月31日). オリジナルの2020年4月11日時点におけるアーカイブ。
- ^ “【新500円玉】知ってた? 500円硬貨が新しくなる意外な理由とは”. オトナライフ (メディアソフト). (2019年4月10日). オリジナルの2019年5月3日時点におけるアーカイブ。
- ^ “第146回国会 3 変造外国硬貨等使用による自販機荒らしに関する質問主意書”. 衆議院. 2019年7月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月15日閲覧。
- ^ 『ATMでの硬貨のお取扱いの停止について』(プレスリリース)日本郵政公社、2005年2月3日。 オリジナルの2005年2月5日時点におけるアーカイブ 。
- ^ モノ・マガジン編集部 (2017年9月1日). “「自販機」を持つ人の知られざる儲けの仕組み”. 蘊蓄の箪笥 100章 (東洋経済オンライン). オリジナルの2020年3月5日時点におけるアーカイブ。
- ^ 岩城枝美 (2015年7月25日). “自販機あるある。硬貨や紙幣を何度投入しても、釣り銭口に戻ってきてしまう不思議”. tenki.jpサプリ (日本気象協会). オリジナルの2015年7月26日時点におけるアーカイブ。
- ^ “偽造五百円硬貨相次ぎ見つかる 新硬貨発行前の駆け込みか”. 産経WEST. (2020年12月25日) 2020年12月27日閲覧。
- ^ “現在発行されていないが有効な銀行券 五百円券”. 日本銀行. 2022年10月1日閲覧。
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