50リェート・パベードゥイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/13 08:01 UTC 版)
「アルクティカ級砕氷船」の記事における「50リェート・パベードゥイ」の解説
6番船は当初ウラル(Урал、「ウラル山脈」の意味)の名で1989年10月に起工されて、1993年12月に進水した。その後、ロシアの経済低迷により工事は中断したが、1995年5月9日の対独戦勝記念日50年を記念して50リェート・パベードゥイ(50 лет Победы、「勝利50年」の意味)に改名された。日本の旅行社の募集等では英語名の読み「50イヤーズ・オブ・ヴィクトリー」と表記されることがある。その後も建造は遅延を重ね、2001年11月に原子炉の搭載が行われた。2005年に就役という情報もあったが、2004年10月4日に竣工して、船名の由来になった対独戦勝50周年から12年も経った2007年3月12日に初の業務に就いた。 50リェート・パベードゥイは当初から北極点観光を目的に設計されており、就役後は「ヤマール」に代わって北極点到達旅行に運用されている。2013年10月には、ソチオリンピックの聖火リレーの一環として、史上初めて聖火を北極点に届けた。
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