5億円について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 21:19 UTC 版)
榎本三恵子は5億円がビール箱で運ばれ、受け渡しされたことを示唆した。現金の一回目の授受があったとされる1973年8月頃から榎本敏夫の金回りがよくなり、「一億円というのはビール箱一杯ぐらいになるんだ」と夫が話したという。それについて受け渡し中、人目についたら段ボール箱なら何かと詮索されるが、ビール箱だったらビールを運んでいるで済んでしまうからという説を披露した。お金の行方については「受け渡しはあったと思うけど、違う相手に行っているのではないでしょうか。だから田中さん自身、悪いことをしたという意識は全くないと思います」と言っており、その受け渡しの場所については、田中側はホテル、ニューオータニを事務所のように使っていたことから、路上ではなくホテルの駐車場ではなかったかと推測している。またその受け渡しを否定するため法廷で証言した代議士や国会議員は、榎本と古くからの付き合いのある人物ばかりで、中には恩義を感じている者もおり、「頼まれれば出ざるを得ない訳であって、義理や何やで証人に立たされた心情というものは気の毒だが、それらは嘘のアリバイで私にはショックで偽証に立ったことは許せない」と言っている。
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