400SSマッハII (S3)
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「カワサキ・マッハ」の記事における「400SSマッハII (S3)」の解説
1973年10月の東京モーターショーで発表された、それまでのS2に代わる400ccのMACHである。エンジンは、350S2のボアを4mm拡大し、400ccへ排気量をアップしたが、最高出力はS2より2馬力ダウンの42馬力になった。最大トルクは4.32kg-mへと強化された。後輪のスイングアームが延長され、ホイールベースが1365mmへ伸ばされた。車体が大きくなった結果、車両重量は159kgへ増加したが、エンジンがラバーマウントされるなど、振動軽減が図られ、扱いやすさが増した。またそれまで外部に露出していた、オイルタンクの給油口がシート下へ移動され、いたずら等の防止が図られた。 このS3から、H1/H2とデザインの共通化が図られ、タンク・サイドカバー・シートの形状、およびカラーリングが似たデザインへ変更された。 1975年には、カラーリングが変更され、250/500ccと同様のストライプが入れられた。 1975年12月に、マッハシリーズは名称をKHへ変更され、H1はKH500、S3はKH400、S1はKH250となる。750のH2は市販レーサーの、KR750を残し生産中止となった。 S3からKH400への主な変更点は、Fホイール、ブレーキ系が変更、点火性能の安定のためマグネトーCDI点火を採用した。最高出力の自主規制による吸排気系のデチューンの結果、最高出力は38馬力/7000rpm、最大トルクは3.9kg-m/6500rpmへダウンした。カラーリングはレインボーラインへ変更された。 この後、小変更を重ね、1980年2月にKH400は製造を終了したが、1982年頃まで販売されていた。
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