4端子回路の利得
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 08:39 UTC 版)
「利得 (電気工学)」の記事における「4端子回路の利得」の解説
入力として非反転入力と反転入力をもつ4端子回路における利得の用語について説明する。 差動利得(さどうりとく、Differential gain) 入力の非反転入力と反転入力の差をどれだけ増幅できるかを表すものである。オペアンプなどの差動増幅器の重要な特性のひとつである。現実のオペアンプでは入力する周波数によって変化する。 同相利得(どうそうりとく、Common mode gain) 入力の非反転入力と反転入力の差を 0 にして接地に対して電圧をかけたとき、出力端子と接地の電圧の比である。 同相信号除去比(どうそうしんごうじょきょひ、Common Mode Rejection Ratio、CMRR) 差動利得を同相利得でわったもので、オペアンプの性能を表す指標である。CMRR が大きければ大きいほど性能のよいオペアンプであり理想オペアンプでは無限大となる。
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