4ストロークと2ストローク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 05:53 UTC 版)
「ディーゼルエンジン」の記事における「4ストロークと2ストローク」の解説
@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}現在の中速、高速ディーゼルエンジン[要校閲]には4ストローク機関が使われ、大型船舶や大型発電には、低速2ストローク・ユニフロー掃気ディーゼルエンジンが使われている。2ストロークエンジンで新気をシリンダーに送り込むためには、何らかの過給が必要となる。ガソリンエンジンでは安価なクランクケース圧縮が使われているが、ディーゼルエンジンでは過給機と頭上排気弁を併用するユニフロー掃気ディーゼルだけが生産中である。 4ストロークサイクル・ディーゼルエンジンの各行程 吸入行程 - ピストンが下死点まで下がり、空気をシリンダー内に吸い込む 圧縮行程 - ピストンが上死点まで上がり、空気をシリンダー内で圧縮加熱する 膨張行程 - 燃焼室内の高温高圧の空気に燃料を噴射すると、燃料が自己発火し、膨張した燃焼ガスがピストンを下死点まで押し下げる 排気行程 - フライホイールの慣性や、他の気筒での膨張などによりピストンが上死点まで上がり、燃焼ガスをシリンダー外に押し出す 2ストロークサイクル・ディーゼルエンジンの各行程(ユニフロー掃気の場合) 上昇行程 - ピストンの上昇によって掃気ポート、排気弁の順にふさがれ、前半までに掃気が完了し、後半(過半)で圧縮が行われる。その後に圧縮上死点付近で燃料を噴射し点火する。 下降行程 - 前過半で膨張が行われた後、排気弁が開き、内圧が下がり、直後にピストンの下降によって掃気ポートが開き、吸気が排気を押し出す、掃気が始まる。
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