26号工場とは? わかりやすく解説

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26号工場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/27 02:11 UTC 版)

26号工場(26ごうこうじょう)は、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)北部、慈江道の道都江界市に所在するミサイル弾薬工場[1]。軍需工場であることを隠すために、江界トラクター工場(カンゲトラクターこうじょう)と偽装されることが多い[2][3]


注釈

  1. ^ 北朝鮮に駐在している外国の大使や賓客でも、江界への立ち寄りは許可されない[1]。また、北朝鮮における地下の軍事施設を訪問し、その様子を記した外国人となると、1973年4月に訪朝したエジプト軍参謀総長サアドッデン・シャーズィリーがわずかに知られる程度である[1]
  2. ^ ルイスによる特定が正確であったことは、脱北者の証言からも裏付けられている[1]
  3. ^ 北朝鮮が、地下に軍事施設を設けるなど「全国土の要塞化」を推し進めたのは、アメリカからの空爆の被害を抑えるためであった[1]
  4. ^ 爆発のすさまじい轟音に、江界の人びとは、敵国からミサイル攻撃を受けたのではないかと思ったという[5]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 北朝鮮のミサイル部品工場の地下施設(351号工場)”. 東京大学先端科学技術研究センター. 2022年1月16日閲覧。
  2. ^ 中川雅彦「軍経済と党経済 (分析リポート 朝鮮民主主義人民共和国の軍需工業 三)」『アジ研ワールド・トレンド』第204巻、日本貿易振興機構アジア経済研究所、2012年、46-51頁、doi:10.20561/00045813ISSN 1341-34062022年9月16日閲覧 
  3. ^ a b Remembering the Kanggye Tractor Factory incident of 1991”. DailyNK.com / Unification Media Group (2020年2月13日). 2022年1月16日閲覧。
  4. ^ The Kanggye explosion: a man-made disaster in North Korea - North Korea News”. NK News (2018年1月12日). 2022年1月16日閲覧。
  5. ^ a b 1000人死亡「ミサイル大爆発」事故も…金正恩氏の視察地”. 高英起 (2019年6月5日). 2022年1月16日閲覧。


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