2300系編入車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 03:34 UTC 版)
「山陽電気鉄道3000系電車」の記事における「2300系編入車」の解説
1998年のダイヤ改正に伴う4両編成運用の増加に対応するため、2300系の3両編成2本が3000系の付随車として改造編入された。この改造で3560 - 3565の6両が登場している。車番は3560番台で、形式は同じ3550形となっているが、3560形と分類する例もある。冷房化は2300系時代に実施されている。 改造・車番対照方向 ← 神戸 姫路 → 新車種(旧車種)T(M'c)T(M)T(Tc)新番号(旧番号)3560(2300) 3562(2301) 3564(2600) 3561(2302) 3563(2303) 3565(2601) Mc・Tc車は中間車となったが、乗務員室の本格的な撤去や客室化は見送られ、運転台の一部機器類の撤去に留められており、妻面扉と仕切り扉により乗務員室を閉鎖して貫通路を確保している。旧M車は2700系から2300系への高性能化改造の際に2700系時代の運転台を撤去、客室化済みである。 電装解除されたMc・M車の床下機器は主制御器と抵抗器が撤去され、付随車として必要なもののみが残された。台車は元M'c・M車が種車のKW-1Bを付随車用に変更したKW-2B、元Tc車は種車のままのKW-2Bである。 これらは2003年以降、4連運用の大幅な削減により全て編成から外れ、2004年末までに全車廃車となった。
※この「2300系編入車」の解説は、「山陽電気鉄道3000系電車」の解説の一部です。
「2300系編入車」を含む「山陽電気鉄道3000系電車」の記事については、「山陽電気鉄道3000系電車」の概要を参照ください。
- 2300系編入車のページへのリンク