2013年世界陸上競技選手権大会・女子100mハードルとは? わかりやすく解説

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2013年世界陸上競技選手権大会・女子100mハードル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/25 08:42 UTC 版)

2013年世界陸上競技選手権大会
女子100メートルハードル

優勝したブリアナ・ローリンズ
会場2ルジニキ・スタジアム
開催日8月16日 - 8月17日
参加選手数26か国 36人
スコア12秒44
メダリスト
   アメリカ合衆国
   オーストラリア
   イギリス
« 2011 大邱2015 北京 »
IAAF公式映像
2013年
世界陸上競技選手権大会

トラック
100m   男子   女子
200m 男子 女子
400m 男子 女子
800m 男子 女子
1500m 男子 女子
5000m 男子 女子
10000m 男子 女子
100mハードル 女子
110mハードル 男子
400mハードル 男子 女子
3000mSC 男子 女子
4×100mリレー 男子 女子
4×400mリレー 男子 女子
ロード
マラソン 男子 女子
20km競歩 男子 女子
50km競歩 男子
フィールド
走幅跳 男子 女子
三段跳 男子 女子
走高跳 男子 女子
棒高跳 男子 女子
砲丸投 男子 女子
円盤投 男子 女子
やり投 男子 女子
ハンマー投 男子 女子
混成
七種競技 女子
十種競技 男子

2013年世界陸上競技選手権大会・女子100mハードル(2013ねんせかいりくじょうきょうぎせんしゅけんたいかい・じょし100メートルハードル)は、2013年世界陸上競技選手権大会の種目の一つ。2013年8月16日から8月17日までロシアモスクワルジニキ・スタジアムで行われた[1]

予選と準決勝において、1位と2位に同じ顔ぶれが並んだ。アメリカ合衆国代表のブリアナ・ローリンズNCAA選手権で大会記録を更新し、当季をこの大会のために調整してきた。またオーストラリア代表のサリー・ピアソンはこの種目で前回の大邱大会およびロンドンオリンピックで優勝を収めていた。決勝では、まずピアソンが飛び出したが、ローリンズが当季の全成果を発揮して初優勝した。ローリンズは翌日に誕生日を控えており、1日早い自身へのプレゼントとなった[2]。ピアソンは今季最高のタイムを出して銀メダルを獲得、ティファニー・ポーターは自己新記録となる12秒55で北京オリンピックの金メダリスト・ドーン・ハーパー英語版をかわして銅メダルに輝いた。日本人選手は、佐賀県立三養基高等学校教員紫村仁美[3]が、予選1組に出場するも、2台目のハードルから遅れ始め、7位となり、準決勝進出はならなかった[4]

記録

今大会までの各種記録は以下の通り[5]

世界記録 ヨルダンカ・ドンコワ (BUL) 12秒21 ブルガリア スタラ・ザゴラ 1988年8月20日
大会記録  サリー・ピアソン (AUS) 12秒28 韓国 大邱 2011年9月3日
今季世界最高  ブリアナ・ローリンズ (USA) 12秒26 アメリカ合衆国 デモイン 2013年6月22日
アフリカ記録  グローリー・アロジー (NGR) 12秒44 モナコ 1998年8月8日
ベルギー ブリュッセル 1998年8月28日
スペイン セビリア 1999年8月28日
アジア記録  オルガ・シシギナ (KAZ) 12秒44 スイス ルツェルン 1995年6月27日
北中米カリブ記録  ブリアナ・ローリンズ (USA) 12秒26 アメリカ合衆国 デモイン 2013年6月22日
南アメリカ記録  マウレン・マギ (BRA) 12秒71 ブラジル マナウス 2001年5月19日
ヨーロッパ記録 ヨルダンカ・ドンコワ (BUL) 12秒21 ブルガリア スタラ・ザゴラ 1988年8月20日
オセアニア記録  サリー・ピアソン (AUS) 12秒28 韓国 大邱 2011年9月3日

参加標準記録

A[6] B
12秒94 13秒10

競技日程

ラウンド
2013年8月16日 9:45 予選
2013年8月17日 18:20 準決勝
2013年8月17日 19:50 決勝

時刻はモスクワ時間UTC+4JST-5)

結果

予選

通過条件:各組上位4着(Q)および記録上位4人(q[7]

風速:1組=−0.5 メートル毎秒、2組=−0.5 m/s、3組=−0.5 m/s、4組=−0.4 m/s、5組=−0.8 m/s.

順位 レーン 選手 国籍 記録 備考
1 5 5 ブリアナ・ローリンズ アメリカ合衆国 12.55 Q
2 2 7 サリー・ピアソン オーストラリア 12.62 Q, SB
3 2 6 シンディ・ビローフランス語版 フランス 12.71 Q
4 4 2 ティファニー・ポーター イギリス 12.72 Q
5 4 7 ユリア・コンダコワ英語版 ロシア 12.76 Q, PB
6 4 4 ドーン・ハーパー英語版 アメリカ合衆国 12.84 Q
7 1 6 アンジェラ・ホワイト英語版 カナダ 12.93 Q
8 2 3 アン・ザグレ英語版 ベルギー 12.94 Q
9 3 4 クイーン・ハリソン英語版 アメリカ合衆国 12.95 Q
10 3 8 アリーナ・タレイ英語版  ベラルーシ 12.99 Q
11 4 8 レイナ=フロール・オコリ英語版 フランス 13.01 Q
12 2 5 タチアナ・デクティアレワ英語版 ロシア 13.04 Q
13 5 4 ラボンヌ・イドレット英語版 ドミニカ共和国 13.06 Q
14 1 7 マルツィア・カラベリ英語版 イタリア 13.07 Q
15 5 7 シャーメイン・ウィリアムズ英語版 ジャマイカ 13.09 Q
16 3 3 ダニエル・ウィリアムズフランス語版 ジャマイカ 13.11 Q
17 3 6 ジェシカ・ゼリンカ英語版 カナダ 13.15 Q
18 1 3 ナディーン・ヒルデブランド英語版 ドイツ 13.16 Q
19 4 9 リナ・フロレス英語版  コロンビア 13.16 q
20 1 5 ニア・アリ アメリカ合衆国 13.19 Q
21 2 8 ブリジット・メルラノ英語版  コロンビア 13.20 q
22 2 9 アンドレア・ブリス(Andrea Bliss) ジャマイカ 13.20 q
23 2 2 ノーラロッタ・ネジリ英語版  フィンランド 13.23 q
24 1 2 ルチエ・スクロバコバ英語版  チェコ 13.24
25 3 2 マリナ・トミッチ英語版 スロベニア 13.26
26 1 4 呉水嬌 中国 13.29
27 3 7 アナ・プロチツゥナフランス語版  ウクライナ 13.30
28 5 2 アリーシャ・バーバー英語版 トリニダード・トバゴ 13.33 Q
29 5 3 ヴェロニカ・ボルシ英語版 イタリア 13.35
30 5 8 イザベル・ペデルセン英語版  ノルウェー 13.43
31 4 6 Kierre Beckles バルバドス 13.47
32 3 5 Noemi Zbären スイス 13.59
33 2 4 Gnima Faye セネガル 13.66
34 1 8 紫村仁美 日本 13.72
35 4 5 Anastassiya Soprunova カザフスタン 13.85
36 4 3 Salma Emam Abou El-Hassan  エジプト 14.38 SB
5 6 サラ・アーツ英語版 ベルギー DNS
WR 世界記録 | AR エリア記録 | CR 選手権記録 | GR 大会記録 | NR 国家記録 | OR オリンピック記録 | PB 自己ベスト | SB シーズンベスト | WL 世界最高(当該シーズン中)
| Q 順位による通過| q 記録による通過| DNS 欠場

準決勝

通過条件:各組上位2着(Q)および記録上位2位(q[8]

風速:1組=−0.6 m/s、2組=+0.2 m/s.

順位 レーン 選手 国籍 記録 備考
1 3 5 サリー・ピアソン オーストラリア 12.50 Q
2 2 4 ブリアナ・ローリンズ アメリカ合衆国 12.54 Q
3 3 4 ドーン・ハーパー アメリカ合衆国 12.61 Q
4 1 4 ティファニー・ポーター イギリス 12.63 Q
5 3 6 クイーン・ハリソン アメリカ合衆国 12.71 q
6 2 5 ユリア・コンダコワ ロシア 12.73 Q, PB
7 1 6 アンジェラ・ホワイト カナダ 12.76 Q
8 2 7 シンディ・ビロー フランス 12.78 q
9 3 7 アリーナ・タレイ  ベラルーシ 12.82
10 1 2 ニア・アリ アメリカ合衆国 12.83
11 1 7 ラボンヌ・イドレット ドミニカ共和国 12.91
12 3 8 タチアナ・デクティアレワ ロシア 12.91 SB
13 1 3 アンドレア・ブリス ジャマイカ 12.92
14 2 8 シャーメイン・ウィリアム ジャマイカ 12.93 SB
15 2 2 リナ・フロレス  コロンビア 13.01
16 1 8 ナディーン・ヒルデブラン ドイツ 13.04
17 2 3 ノーラロッタ・ネジリ  フィンランド 13.04 NR
18 1 5 マルツィア・カラベリ イタリア 13.06
19 2 9 ジェシカ・ゼリンカ カナダ 13.12
20 3 9 ダニエル・ウィリアムズ ジャマイカ 13.13
21 1 9 レイナ=フロール・オコリ フランス 13.15
22 3 2 ブリジット・メルラノ  コロンビア 13.22
23 3 3 アリーシャ・バーバー トリニダード・トバゴ 13.52
2 6 アン・ザグレ ベルギー DQ 168.7(b)[9]
WR 世界記録 | AR エリア記録 | CR 選手権記録 | GR 大会記録 | NR 国家記録 | OR オリンピック記録 | PB 自己ベスト | SB シーズンベスト | WL 世界最高(当該シーズン中)
| Q 順位による通過| q 記録による通過| DQ 失格

決勝

決勝は19時48分に始まった[10]

風速:−0.6 m/s。

順位 レーン 選手 国籍 記録 備考
7 ブリアナ・ローリンズ アメリカ合衆国 12.44
6 サリー・ピアソン オーストラリア 12.50 SB
4 ティファニー・ポーター イギリス 12.55 PB
4 5 ドーン・ハーパー アメリカ合衆国 12.59
5 2 クイーン・ハリソン アメリカ合衆国 12.73
6 9 アンジェラ・ホワイト カナダ 12.78
7 3 シンディ・ビロー フランス 12.84
8 8 ユリア・コンダコワ ロシア 12.86
WR 世界記録 | AR エリア記録 | CR 選手権記録 | GR 大会記録 | NR 国家記録 | OR オリンピック記録 | PB 自己ベスト | SB シーズンベスト | WL 世界最高(当該シーズン中)

脚注

  1. ^ Start list
  2. ^ ロリンズ、誕生日前夜に女子100mハードルで金メダル 第14回世界陸上”. AFPBB (2013年8月18日). 2013年8月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年8月28日閲覧。
  3. ^ ハードルで世界陸上に挑む「先生アスリート」 紫村仁美さん”. 鳥栖市役所総務部情報管理課広報統計係 (2013年6月25日). 2013年8月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年8月29日閲覧。
  4. ^ 100m障害紫村仁美が予選敗退/世界陸上”. ニッカンスポーツ (2013年8月16日). 2013年8月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年8月29日閲覧。
  5. ^ Records & Lists – 100 meters hurdles”. IAAF. 2013年8月7日閲覧。
  6. ^ IAAF World Championships Moscow 2013 – Standards, All Russia Athletic Federation, (2012), http://www.mos2013.ru/en/competition/team_manual/ 2013年8月8日閲覧。 
  7. ^ Heats Results
  8. ^ Semifinals Results
  9. ^ 故意のハードルなぎ倒し
  10. ^ Final Results

外部リンク




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