2008年1月:和平協議
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「キヴ紛争」の記事における「2008年1月:和平協議」の解説
ンクンダ側代表団は実際に協議の場に現れたが、構成員の一人が逮捕されかけたと主張して1月10日に一度協議の場から離れた。ただその後彼ら他再び協議に応じ、協議日程は1月21日終了に延ばされた。その後合意の見込みが立ったことから1月22日まで延期され、その後戦争犯罪の裁き方に対する合意を得るためさらに1月23日まで延びた。同日になってようやく和平協定に署名がなされ、即時停戦、反政府軍の北キヴ州からの完全な撤退、戦火を逃れた市民の帰還、ンクンダ側についた兵士たちの不処罰などが定められた。 和平協定に基づき、政府軍と国連平和維持部隊はルワンダ解放民主軍(FDLR)のキヴからの撤退を促した。しかし実際の手続きが不十分に終わり、難民の帰還も進まなかったため、対立する人民防衛国民会議(CNDP)は「FDLRが市民に対して残虐行為を行なっており、それを止めるため」という名目で戦闘を再開した。実はこの和平協定にはFDLRやルワンダ政府が関与しておらず、このことが協定の履行を困難にした。
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