17 Variations sérieuses Op.54 U 156とは? わかりやすく解説

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メンデルスゾーン:厳格な変奏曲

英語表記/番号出版情報
メンデルスゾーン厳格な変奏曲17 Variations sérieuses Op.54 U 156作曲年1841年  出版年1842年  初版出版地/出版社: Mechetti, Vienne 

作品解説

2009年6月 執筆者: 伊藤 萌子

1841年はじめ、ヴィーン出版社メケッティ依頼により作曲された。その依頼は、楽譜集「ベートーヴェン・アルバム」への新作提供するようにというもので、楽譜集売り上げボンベートーヴェン記念像建築資金あてられた。メンデルスゾーンの他に、ショパンチェルニーリスト当時人気作曲家たち十名が参加している。
メンデルスゾーン場合は、ベートーヴェンへのオマージュではなく自作主題に基づく大規模な変奏曲提供した
掛留や半音階によって特徴づけられた主題とそれに続く十七変奏コーダから成り調性第十変奏で同主長調(ニ長調)に転じる以外は、一貫してニ短調守っている。各変奏は、主に音型の多様な変形によって個性際立たせられている。その充実した筆致円熟期彼の真骨頂と言えるだろう。メンデルスゾーン自身作品出来満足したことが伝えられている。
なお、メンデルスゾーンが手がけたピアノのための変奏曲は、初期習作除けば本作品を含めて3曲あるが、いずれも1841年6月から8月までのわずかな期間に作曲されている(続く二曲は、《アンダンテ・アッサイ・エスプレッシーヴォ》変ホ長調 op.82及び《アンダンテ・トランクィロ》変ロ長調 op.83。彼の没後1850年出版)。
華麗技巧的変奏曲流行していたヴィルトーゾの間にあってメンデルスゾーン慎重さ窺えると言えよう。




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