154kV送電線の新設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 14:36 UTC 版)
前述の通り、泰阜発電所を起点とする送電線に名古屋近郊の日進変電所へと至る「泰阜日進線」が存在した。矢作水力社内では唯一となる送電電圧154kVの送電線であり、亘長は86.4キロメートル。泰阜発電所と同じく1936年1月使用開始となった。終端の日進変電所には名古屋火力発電所と連絡する77kV送電線と松平名古屋線(松平開閉所 - 名古屋変電所間)に接続する77kV送電線が接続、さらに大同電力の名古屋郊外を通過する送電線も引き込まれており、泰阜発電所から送電された電気は日進変電所で77kVに降圧された上で、大同電力へと売電されるか、自社送電線に連系されて名古屋方面への供給に充てられた。 泰阜日進線には、豊発電所とを結ぶ154kV送電線「豊支線」も接続した。また泰阜・豊両発電所に関連して、南向・立石・和知野・泰阜各発電所を連絡する線、和合発電所と豊発電所を結ぶ線(いずれも22kV送電線)も存在した。
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