12410系・30000系との相違点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 06:24 UTC 版)
「近鉄16000系電車」の記事における「12410系・30000系との相違点」の解説
車体デザインは当時製造されていた30000系・12410系に準じており、前面貫通幌にカバーを装着し、標識灯の形状や前面行先表示器も同一のものとしたが、側面行先表示器は設置されていない。塗り分けは、16000系と併結した場合の見た目の調和を考慮し、同系と同一とした。 最大幅は2,740 mmで16000系と同一だが、30000系などと揃えて屋根を高くして12400系と同様の連続冷房装置キセ(カバー)が採用されている。 車内設備は、内装色や荷棚こそ30000系などに準じたものが採用されたが、座席は乗車時間の短さを考慮し、10100系の廃車発生品を流用した回転クロスシート(リクライニング機能なし)をモケット交換の上で配置され、シートピッチも16000系と共通で運用することから同系と同じ935 mm、乗降口のデッキも当時の16000系と同様に省略されている。 主制御器は日立製作所MMC-HTB-10F電動カム軸式自動加速制御器、主電動機は三菱電機MB-3082-Aを搭載し、いずれも16000系と同一である。台車は新設計の近畿車輛KD-89・89A形シュリーレン式空気ばね台車が採用され、パンタグラフは下枠交差式の東洋電機製造PT-4811形を1基モ16011の連結面寄り屋根上に設置している。
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