1241.2型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 08:59 UTC 版)
「タランタル型コルベット」の記事における「1241.2型」の解説
詳細は「1241.2型国境警備艦」を参照 ソ連では、ソ連国家保安委員会(KGB)の管轄下に国境警備を任務とする国境軍海上局が存在した。ここでは、各地の沿岸海域で警備任務を実施する国境警備艦が運用されていた。1970年代になると、それまでの205P号計画型国境警備艦の代替が必要とされてきたため、1241.2号計画の一環となる新しい国境警備艦の発注がKGBにより出された。この派生型は、1241.2号計画「モールニヤ2」型国境警備艦(Пограничные сторожевые корабли проекта 1241.2 «Молния-2»)と命名された。NATOでは1241.2型に対するのと同じ「I」の識別番号が与えられ、「Pauk-I」、日本では「パウクI」または「ポークI」のコードネームで呼んだ。 1241.2型国境警備艦の1番艦PSKR-800は、当初海軍向けの小型対潜艦MPK-12として起工された。これが進水後にKGBに委譲され、国境警備艦に艦種変えされた。1番艦の起工は1976年で、ナホトカで実戦配備についたのは1980年のことであった。最終的に1241.2型は21 隻が建造され、1番艦を含む9 隻がヴラジヴォストーク造船工場で、残る12 隻がヤロスラーヴリ造船工場で建造された。基本装備は小型対潜艦型と同様である。
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