1090形時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/10 16:26 UTC 版)
「広島電鉄1050形電車」の記事における「1090形時代」の解説
1982年(昭和57年)8月に、1053と1054が1091、1092に改番。一旦廃車になっていた1051と1052の車体を利用し、同様の機器に交換して1093、1094として復活した。これまで元車が異なるために機器が異なっていたが、その改造で機器が統一された。1984年(昭和59年)に、ひろしまシティ電車に対抗する形で三菱MDA方式で冷房化改造され、高床車では唯一の冷房車となった。 しかし、宮島線の運用を直通車に統一する方針で、1990年(平成2年)に3900形が登場し、これに交代する形で1990年から1991年にかけて廃車となった。1090形の運行終了で1991年8月で宮島線に残った鉄道車両は消滅した。 1093、1094は冷房機器を3900形へ転用した後、長らく荒手車庫で保管されていたが、2002年にアメリカの博物館での車両(ポートランド・ルイストン・インターアーバン線のナルシサス号)復元に当たって台車を提供するために解体された。
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