武田信廉とは? わかりやすく解説

武田信廉(たけだ のぶかど) ????~1582

○孫六 信連 信綱 逍遙軒 刑部少輔
◇父:武田信虎 子:武田信澄
 甲斐・武田氏一族。兄信玄助け、主にその本守衛の任を担う。容貌信玄酷似していた為、その影武者務めたといわれた。また、文化人として優れた面を見せ多く絵画彫刻残っている。長篠の合戦にも参加するが、最期武田氏滅亡後捕らえられ斬首された。

武田信廉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/10 08:51 UTC 版)

武田 信廉(たけだ のぶかど)は、戦国時代から安土桃山時代武将甲斐武田氏第18代当主・武田信虎の六男。母は大井の方で、信玄や信繁の同母弟。後に出家して逍遙軒信綱(しょうようけんしんこう)と号す。武田二十四将の一人。一般に逍遙軒(しょうようけん)として知られる[注釈 1]


注釈

  1. ^ 号である逍遥軒の逍遥には遁世の意味合いが含まれる。
  2. ^ 『森家先代実録』によれば、逍遥軒は各務、豊前らが現れた時には刀を膝に置いたまま離さずに警戒した様子であった為、各務が一計を案じ、森長可所有の名馬「百段」を見せると偽って逍遥軒を外へ誘き出して一太刀を浴びせ、豊前が止めを刺したという。
  3. ^ 織田信忠が、信廉の身柄を預かっていた森長可に命じた。
  4. ^ 常盤山文庫にも画中の膝に「逍遥軒」の隠し落款がある「束帯天神図」(重要美術品)が所蔵されているが、信廉とは別人の逍遥軒作とする説もある[4]
  5. ^ 他にも身延町南松院に伝わる「穴山信友婦人像」が、画風の類似から逍遙軒筆の可能性が指摘されている[5]。信憑性はやや落ちるが、武田氏と縁が深い高野山成慶院には、信廉筆と伝えられる「十王図」や「十二天図」が残っている。

出典

  1. ^ 平山 2014, pp. 221–222.
  2. ^ 平山 2014, p. 222.
  3. ^ 平山 2014, pp. 239–240.
  4. ^ 神奈川県立歴史博物館 『常盤山文庫名品展』図録(神奈川県文化財協会、1983年)
  5. ^ 田沢裕賀『女性の肖像』至文堂〈日本の美術384〉、1998年。ISBN 978-4-784-33384-4 


「武田信廉」の続きの解説一覧

武田信廉(声:菅沼久義)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 23:13 UTC 版)

決戦III」の記事における「武田信廉(声:菅沼久義)」の解説

信玄の弟で史実では兄の影武者務めた武略より絵画を得意とした武将としても有名。長篠決戦敗戦後生き残り甲州征伐にも勝頼に従い戦う。

※この「武田信廉(声:菅沼久義)」の解説は、「決戦III」の解説の一部です。
「武田信廉(声:菅沼久義)」を含む「決戦III」の記事については、「決戦III」の概要を参照ください。


武田信廉(たけだ のぶかど)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 02:19 UTC 版)

センゴク」の記事における「武田信廉(たけだ のぶかど)」の解説

通称逍遥軒、甲州征伐以前法号の信綱(しんこう)を「のぶつな」と呼ぶかたちで登場していた。信玄の弟であり、勝頼にも信頼される一門衆三方ヶ原の戦い長篠の戦い主力軍を率いる。勝頼らが推し進める新体制にも理解示していたが、織田軍の甲州攻めでは大島城放棄して逃亡する

※この「武田信廉(たけだ のぶかど)」の解説は、「センゴク」の解説の一部です。
「武田信廉(たけだ のぶかど)」を含む「センゴク」の記事については、「センゴク」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「武田信廉」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「武田信廉」の関連用語

武田信廉のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



武田信廉のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
戦国武将覚書戦国武将覚書
Copyright (C) 2024 戦国武将覚書 All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの武田信廉 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの決戦III (改訂履歴)、センゴク (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS