4:湖底の恐怖
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「ダーレスとスコラーの合作作品」の記事における「4:湖底の恐怖」の解説
『湖底の恐怖』(こていのきょうふ、原題:英: The Horror from the Depths)。1931年ごろに執筆され、WT1940年10月号に掲載された。執筆から発表までの経緯は『潜伏するもの』『モスケンの大渦巻き』と同様。 ダーレス神話である。ダーレスが創造したオリジナル文献「告白録」と、旧神によって各地に封印された怪物達「クトゥルフの落とし子」にまつわる作品の一つ。また『モスケンの大渦巻き』と共に、ダーレスの独自アイテム「五芒星形の石」が初登場した作品である。 文献からヨーロッパの聖人に言及があるものの、本作品はアメリカが舞台となっており、キリスト教が成立するはるか以前の善悪の対立の延長にある。ラヴクラフトの善悪を超えた超越者たちとは異なり、怪物が邪悪として描写されているのもダーレスの特徴・個性となっている。 東雅夫は「B級怪獣映画を彷彿させる設定と展開は、このコンビならではの持ち味といえよう」と解説している。
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