1,2,4‐ブタントリオール
1,2,4-ブタントリオール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/27 14:35 UTC 版)
1,2,4-ブタントリオール | |
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Butane-1,2,4-triol
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別称
1,2,4-Butanetriol
1,2,4-Trihydroxybutane Triol 124 2-Deoxyerthritol |
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識別情報 | |
3D model (JSmol)
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ChEBI | |
ChEMBL | |
ChemSpider | |
ECHA InfoCard | 100.019.385 |
EC番号 |
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PubChem CID
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RTECS number |
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UNII | |
CompTox Dashboard (EPA)
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特性 | |
化学式 | C4H10O3 |
モル質量 | 106.12 g mol−1 |
密度 | 1.19 |
沸点 | 190 ~ 191℃ (18 torr) |
危険性 | |
GHS表示: | |
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Warning | |
H315, H319, H335 | |
P261, P264, P271, P280, P302+352, P304+340, P305+351+338, P312, P321, P332+313, P337+313, P362, P403+233, P405 | |
NFPA 704(ファイア・ダイアモンド) | |
引火点 | 112 °C (234 °F; 385 K) |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
1,2,4-ブタントリオール(1,2,4-Butanetriol)は、吸湿性、粘性、可燃性、不快臭のあるやや黄色がかった透明の液体の有機化合物である。アルコール性の親水性ヒドロキシル基を3つ持っており、グリセロールとエリトロールに類似している。この物質はキラリティーを持ち、1組のエナンチオマーが存在する。消防法に定める第4類危険物 第3石油類に該当する[1]。
用途
1,2,4-ブタントリオールはプロペラントとして重要なBTTNの製造に使われる。また、コレステロール抑制剤の前駆体、ポリエステルモノマー、そして溶媒としても使われる。
合成
1,2,4-ブタントリオールは、ヒドロホルミル化したグリシドールの還元、エステル化したリンゴ酸の水素化ホウ素ナトリウムによる還元、もしくはリンゴ酸の触媒による水素化といった方法で合成される[2]。
脚注
- ^ 法規情報 (東京化成工業株式会社)
- ^ Chemical & Engineering News, May 31, 2004, Volume 82, Number 22, pp. 31-34, "Biomass or Bust" Web version
1,2,4‐ブタントリオールと同じ種類の言葉
アルコールに関連する言葉 | ブタンジオール 1,4-ブチンジオール 1,2,4-ブタントリオール フッ素テロマーアルコール 2-フリルメタノール |
固有名詞の分類
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