黄金期 - 解散まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 02:01 UTC 版)
「ウェザー・リポート」の記事における「黄金期 - 解散まで」の解説
アルバム『ウェザー・リポート'81』が発売される前年の1981年暮れには、黄金期を築いたメンバーだったジャコ・パストリアスが自己のバンド結成のために脱退することになり、それに続きピーター・アースキンもジャコのバンド加入のため脱退してしまった。ジャコは自分のバンド以外にもジョニ・ミッチェルのアルバムやツアーをこなすなど、多方面で活躍するようにもなっていた。そして、ウェザー・リポートは新たなリズムセクションとしてオマー・ハキムとヴィクター・ベイリーを迎えて活動を続けることになった。そのころから世界的にはジャズ/フュージョンに対して1970年代後半のような盛り上がりを見せなくなってきており、混迷する時代へと入っていった時期でもあった。当然、ウェザー・リポートの音楽性もそれに応じて様々に変化し、ゲスト・ミュージシャンに「バードランド」を自分たちのアルバムでもカバーしていたマンハッタン・トランスファーを招くなど、よりポップな路線も見せ始め、新たなリズム・セクションによりジャズ面よりもフュージョン面が押し出たサウンドになっていった。そして、1986年、ジョー・ザヴィヌルとウェイン・ショーターが、新たなサウンドを求めてそれぞれのバンドを作ることとなり、ウェザー・リポートは解散することとなった。
※この「黄金期 - 解散まで」の解説は、「ウェザー・リポート」の解説の一部です。
「黄金期 - 解散まで」を含む「ウェザー・リポート」の記事については、「ウェザー・リポート」の概要を参照ください。
- 黄金期 - 解散までのページへのリンク