鹿児島県民の歌とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 鹿児島県民の歌の意味・解説 

鹿児島県民の歌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/18 09:26 UTC 版)

鹿児島県民の歌

県民歌の対象
鹿児島県

作詞 坂口利雄
作曲 山田耕筰
採用時期 1948年12月16日
言語 日本語
テンプレートを表示

鹿児島県民の歌」(かごしまけんみんのうた)は日本都道府県の一つ、鹿児島県が制定した県民歌である。作詞・坂口利雄、作曲・山田耕筰。8分の6拍子[1]

解説

映像外部リンク
鹿児島県民の歌(鹿児島県公式チャンネル) - YouTube

制定経緯

1947年昭和22年)4月の第1回統一地方選挙で当選し、民選初代知事に就任した重成格が「太平洋戦争で荒廃した県の再興に向けて県民の士気高揚を図り、希望を与える『復興県民歌』」として制定を提唱した[2]。歌詞の公募は県と南日本新聞社の共催により椋鳩十・栗川久雄らを審査委員に迎えて実施され、1948年(昭和23年)11月3日付の南日本新聞川辺郡笠沙町出身の中学校教員であった坂口利雄の応募作が入選したことが発表された[3]。 作曲は重成知事が岡山県出身だった縁で同県の養忠学校に一時在籍していた山田耕筰に依頼され[2]、同年12月16日付で制定。

歌詞は「復興県民歌」らしく、1番の「建設」や2番の「産業」など戦争で荒廃した県土の再建に向けた決意を力強く歌い上げるものとなっている。

現況

県主催の行事で演奏される他、県庁の始業および13時を知らせるチャイムに使用されている[2]。県の公式サイトで視聴可能なバージョンはクラウン混声合唱団の歌唱によるもので、1972年(昭和47年)に開催された太陽国体に合わせて日本クラウンから発売されたレコード(7LPR-181)に鹿児島国体の歌「ひかりあふれる」・鹿児島国体音頭「待っちゃげもした」・太陽国体行進曲「太陽のマーチ」と共に収録された。

旋律は2015年平成27年)12月31日著作権の保護期間を満了している。2020年令和2年)には、同年の開催予定であった燃ゆる感動かごしま国体に合わせて編曲した新録バージョンが県のYouTube公式チャンネルで公開された。

参考文献

脚注

  1. ^ 国民文化協会(1968), p253
  2. ^ a b c 中山(2012), p418。
  3. ^ 南日本新聞、1948年11月3日付2面「桜島煙はるけく……鹿児島県民の歌 入選作発表」。

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「鹿児島県民の歌」の関連用語

鹿児島県民の歌のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



鹿児島県民の歌のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの鹿児島県民の歌 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS