鳥飼茄子とは? わかりやすく解説

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鳥飼茄子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/05 17:08 UTC 版)

トリカイナス
分類
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱Magnoliopsida
亜綱 : キク亜綱Asteridae
: ナス目 Solanales
: ナス科 Solanaceae
: ナス属 Solanum
: ナス melongena
品種 : トリカイナス
学名
Solanum melongena
和名
鳥飼茄子、トリカイナス
英名
Torikai Eggplant

鳥飼茄子(とりかいなす、トリカイナス、鳥飼なす)は、ナス科ナス属一年草ナス品種である。また、その果実のこともいう。なにわ野菜の一種である。

発祥

大阪府摂津市鳥飼地区で江戸時代から栽培されている。1836年(天保7年)に作られた「新改正摂津国名所旧跡細見大絵図」にも、「鳥養茄子」の記載がある。[1][2]

大正から昭和にかけて、市内の栽培農家は60軒前後あったが、他のなすに比べて栽培に多くの水と手間を必要とし、連作ができないなどの理由から、次第に栽培農家が減少していった。[3]

伝統の野菜を守るため、大阪府は2024年(令和6年)に、鳥飼茄子の歴史や特徴、調理法などをまとめた「摂津市特産 なにわの伝統野菜 鳥飼茄子ア・ラ・カルト」を発行した。[4]

特徴

果皮は黒紫色で、柔らかい。果肉は緻密で独特の甘みと弾力がある。

丸茄子の一種で、京都賀茂茄子に似るが、やや下膨れである。大きさはソフトボールくらいにもなる。

夏から秋にかけて

脚注

出典

  1. ^ 鳥飼なす”. 2025年8月6日閲覧。
  2. ^ 摂津市特産 なにわの伝統野菜 鳥飼茄子ア・ラ・カルト”. 大阪府. 2025年8月6日閲覧。
  3. ^ なにわの伝統野菜「鳥飼なす」”. 摂津市 (2025年6月13日). 2025年8月6日閲覧。
  4. ^ なにわの伝統野菜「鳥飼茄子ア・ラ・カルト」”. 大阪府 (2024年5月20日). 2025年8月6日閲覧。

関連項目




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