高級「生」食パンの誕生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 08:00 UTC 版)
乃が美の「生食パン」が誕生したきっかけは、乃が美代表である阪上雄司と高齢者との交流であった。代表の阪上は2007年から大阪プロレスの会長を務めており、老人ホームへの慰問活動の中で、高齢者の楽しみは食べることと笑うことであることに気付き、高齢者の朝食はパンが多いが、パンの耳は硬くて食べにくいと感じていることを知ったという。食パンの耳を残す入所者が多いことにも着目をした。また、子供が卵アレルギーで卵不使用のパサパサのパンを食べていたこともあり、これらの背景から子供から高齢者まで喜んでもらえる耳までやわらかいおいしいパンを作ることをひらめいたという。阪上は長年飲食店経営の経験もあり、やわらかくて甘いものは流行るという傾向を自身の経験から掴んだが、パン作りに関しては全く未経験で、理想のパンが完成するのに2年の月日を要した。パン職人は最初から雇わず、独自に材料選定や焼き時間、こね方、こねる時間などを試行錯誤したという。
※この「高級「生」食パンの誕生」の解説は、「乃が美」の解説の一部です。
「高級「生」食パンの誕生」を含む「乃が美」の記事については、「乃が美」の概要を参照ください。
- 高級「生」食パンの誕生のページへのリンク