高浜弁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 04:42 UTC 版)
高浜弁(たかはまべん)は、大飯郡高浜町で用いられる若狭弁の一種である。高浜町は福井県最西南端にあって京都府(旧丹後国)に隣接するため、古くから京都の影響を受け、京言葉から高浜の言葉が生まれたとされる。江戸時代には武士・商人・農民・漁民・やくざなど、階層によってそれぞれ異なる言葉があった。明治時代になると役人は武士と商人の中間言葉を用い、伝統を守る商家はあくまで商人言葉を用いた。ただ農民と漁民だけが大正・昭和の初期まで地方独自の言葉を用いた。山間部と海岸部では多少の相違がある。交通が盛んになりラジオやテレビの影響もあって、また最近は特に観光地となっていることから、昔からの高浜弁はだんだんと用いられなくなった。
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