高校時代の投球過多
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 15:25 UTC 版)
2年生時の春の選抜大会において、3日連投を含む5試合で通算772球を投げたことについて、国内外で投げすぎ、あるいは登板過多であるとの議論を呼んだ。2試合で計391球を投げた時点でアメリカのメディアは「正気の沙汰ではない球数」と報じた。これに対し自身は、3試合目の準々決勝を投げ終えた時点で「投げすぎという印象はない」と反論している。大会後にはアメリカの野球専門誌「ベースボール・アメリカ」の電子版が、「酷使にあたり、メジャーリーグの投手なら5 - 6週間分に相当する球数」とした。 同年に安楽が、腕を痛めたのは、試合の投球過多だけではないとの証言もある。高校時代に主治医だった整形外科医の坂山憲史によると、痛める直前のある日、済美高校の選手たちが女の子の気を引こうと、ドラムセットを叩いた。安楽も、もの凄い勢いで叩いた。坂山は、「ひょっとしたら肘の痛みは、思春期の活発なホルモンが引き起こした無鉄砲な行為から生じたのかもしれない」と推測した。坂山は、安楽の脊椎のレントゲン写真を分析し、「超一流のスポーツマン、例えばウサイン・ボルトもそうであるように、彼も軽い側弯症があるんだ」とも分析していた。
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