驚き、困惑、発見、編集する『知のフルーツ』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 02:32 UTC 版)
「岡田淳」の記事における「驚き、困惑、発見、編集する『知のフルーツ』」の解説
『千夜千冊』で著名な編集者の松岡正剛も、グリムやアンデルセン、鈴木三重吉、小川未明、石井桃子といった巨匠を列挙した上で、「岡田淳というすばらしい童話作家がいる。」と絶賛。「『扉のむこうの物語』で赤い鳥文学賞をとり、次々に扉をあけていく物語絵で評判」となった岡田の著作の中でも、特に『こそあどの森の物語』に「ぼく(松岡)がはまった。」と述べている。 松岡は「童話は『文化の森や町』なのだ。」から「大人になってからこそ『童話の真実』や『童話の暗喩』に出会うべきなのだ」と主張。こそあどの森では「ちょっとした事件やおかしなこと」が「どこでも起こる」ので、読み進むうちに「たくさんの疑問符をつけていく」。結果、「何かに驚き、何かに困り、お題を見つけ、発見し、編集して、みんなでその『知のフルーツ』を分けあっていくその仕立てに、しばしば感心させられた」。 ちなみに松岡は、主なお薦めの岡田の本として『ふしぎな木の実の料理法』『まよなかの魔女の秘密』『はじまりの樹の神話』『だれかののぞむもの』『あかりの木の魔法』を、この産経新聞の取材の際に挙げている。
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