駒込大観音
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 04:21 UTC 版)
駒込大観音(こまごめおおがんのん)は、東京都文京区にある浄土宗寺院「光源寺」にある十一面観音像。初代の像は江戸時代前期の豪商丸屋吉兵衛の発願により建てられた。丸屋吉兵衛は大和国(現・奈良県)の長谷寺に参詣した。そこで木造十一面観音立像を拝し、「このような尊像を江戸にも勧請したい」という思いで建立したという。 1855年(安政2年)の安政大地震や1923年(大正12年)の関東大震災では、観音堂は大破したものの、観音像そのものは無事であった。しかし1945年(昭和20年)5月24日夜の空襲で堂宇もろとも焼失した。 戦後、大観音像が置かれた石の台座には小さな観音像を安置し、これを事実上の「駒込大観音」として拝していた。48年後の1993年(平成5年)に、ようやく2代目の大観音像が再建された。
※この「駒込大観音」の解説は、「光源寺 (文京区)」の解説の一部です。
「駒込大観音」を含む「光源寺 (文京区)」の記事については、「光源寺 (文京区)」の概要を参照ください。
- 駒込大観音のページへのリンク