駅名標
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駅名標(えきめいひょう)は、鉄道駅において、自駅名を記した識別系案内標識である。「駅名板」とも呼ばれる。
注釈
- ^ 分社化当時のJR東海社長 須田寬がスミ丸ゴシックの制作に携わっており、思い入れがあったからだという[1]。
- ^ 現在のJR各社で採用している駅名標の大半も、横長のものが基本となっている。
- ^ この様式の駅名標は国鉄が制定した規格でもあり、実際に『東海道新幹線工事誌』土木編にも、初代の駅名標をはじめ、ロール式の初代発車標や等級の書かれた初代の号車案内標などの図面が掲載されていた。
- ^ 国鉄やJR東海は政令指定都市にある駅では県名を省略し、区名を表記している。例:静岡駅では「静岡県静岡市」→「静岡市葵区」に変更されている。国鉄時代には「北海道」は乗客にとっては当たり前のことなので省略されていた。また、福知山線の道場駅(兵庫県神戸市兵庫区→北区)は政令指定都市である神戸市内に所在しているものの、「神戸市兵庫区」や「神戸市北区」とは表記されず「兵庫県神戸市」と記されていた。
出典
- ^ 渡部千春『これ、誰がデザインしたの?』美術出版社。ISBN 4-568-50269-1。
- ^ 昭和毎日「さよなら0系新幹線:東海道新幹線が開通 新しい鉄道時代の幕開け」内にある岐阜羽島駅の写真内[リンク切れ]毎日新聞社(2018年6月20日閲覧)。わずかではあるが「岐阜羽島 GIFU-HASHIMA」と書かれているその当時の東海道新幹線専用の独自仕様の駅名標が映っているのが確認できる。
- ^ 須田寬『東海道新幹線II 改定新版』(JTBパブリッシング 2010年4月20日発行)p.145に掲載の東京駅ホームの写真に「東京 TOKYO」と書かれているその当時の東海道新幹線専用の独自仕様の駅名標が映っている。
- ^ 写真特集:東北新幹線ヒストリー みちのくの夢乗せ、全線開通への四半世紀[リンク切れ]毎日新聞社(2012年6月18日配信、2018年6月20日閲覧)。東北・上越新幹線では在来線と同じ国鉄標準様式を採用。この写真内にある盛岡駅の駅名標が国鉄標準様式であることが検証できる。
- ^ 『鉄道ピクトリアル』1988年3月号(通巻492号)p.92
- ^ 『鉄道法規類抄 運輸通則(2)昭和61年7月10日現在』(日本国有鉄道総裁室文書課)pp.2103-2525
- ^ 『環境にやさしい駅をめざして』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2010年2月2日 。
- ^ 映画「きさらぎ駅」公開記念イベント開催とグッズ販売について②さぎの宮駅の駅名看板を一部「きさらぎ駅」に変更します 遠州鉄道(2022年5月27日)2022年7月29日閲覧
- ^ 八王子じゃなく「八玉子」駅です 来月2日まで JR駅名標 卵販売催し合わせ『読売新聞』朝刊2022年6月30日(都民面)
- ^ 駅名標キーホルダー「ご長寿セット」発売 四国新聞(2008年8月27日)2022年7月29日閲覧
- ^ 武雄温泉駅で発足25周年ストラップを配布 JR九州 佐賀新聞
- ^ 東急線全駅の「駅名標」がメモ帳に-パラパラ電車イラストも シブヤ経済新聞(2009年1月15日)2022年7月29日閲覧
- ^ a b 海外鉄道サロン編『ヨーロッパおもしろ鉄道文化』交通新聞社、2011年
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