馬場数馬(ばば・かずま)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 13:48 UTC 版)
「ダス・ゲマイネ」の記事における「馬場数馬(ばば・かずま)」の解説
東京音楽学校に通う自称音楽家の大学生。一度も試験に出席していないため、かれこれ8年も大学に在籍している。いつもヴァイオリンケースを持ち歩いているが、ヴァイオリンは入っていない。佐野次郎によるとその見た目は「シューベルトに化け損ねた狐」と語られている。甘酒屋で佐野次郎と知り合い、馬場数馬の親類である佐竹六郎、新人作家の太宰治らと共に雑誌『海賊』を創刊しようとするも、太宰治との仲違いが原因で白紙に戻る。ハンガリーのヴァイオリニストであるヨーゼフ・シゲティと親しく、銀座一丁目から銀座八丁目までのカフェを転々とし、才能を認められたと語るが、親類の佐竹六郎によると「出鱈目」と一蹴されている。また、滝廉太郎のペンネームで『荒城の月』を作曲し、有名な作曲家の山田耕筰に3000円で売りつけたと主張するが、これも佐竹六郎から「出鱈目」と語られている。
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