佐野次郎(さの・じろ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 13:48 UTC 版)
「ダス・ゲマイネ」の記事における「佐野次郎(さの・じろ)」の解説
主人公である25歳の大学生。語学(とりわけフランス語)が得意。本名は最後まで明かされず、甘酒屋で知り合った馬場数馬という個性的な東京音楽学校の学生から「佐野次郎」もしくは「佐野次郎左衛門」と名付けられた。ある時、娼婦に初恋を経験するも、なかなか会えず上野公園内にある甘酒屋で、その娼婦と顔がよく似た「菊(きく)」という女性を見て我慢している。その甘酒屋で馬場数馬と知り合い、彼に影響を受けて佐竹六郎や太宰治といった友人たちと雑誌『海賊』を作ろうと画策するも、馬場数馬と太宰治の仲違いから白紙に戻ることになる。その後、「自分は一体誰なのか?」といった念に駆られて電車に衝突して事故死してしまう。
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